- 名作に触れて感動する
- 書きたいシーンを先に書いてつなぎ合わせる
- 褒めてもらう
- ファミレスで書く(場所を変える)
- 一日一行を目標にする。習慣化
- うまく書こうとしない。初稿は25%の完成度で十分
- 通勤電車中にセリフだけ書く
- 締め切りを設定する
- セリフの途中など執筆をキリの悪いところで中断する
名作に触れて感動する
創作の最大原動力は、名作に触れて感動することです。
優れた小説、漫画、映画などに触れて感動した人が物語の書き手となり、誰かを感動させる側にまわり、そこからまた書き手になる人が生まれるという連鎖反応で、世界にポジティブな感情が増えていきます。


あなたのバイブルとなっている名作にもう一度触れて感動したり、名作だと言われている小説、漫画、映画を見て回って、感動成分を注入することで、もう一度、書きたいという気持ちが生まれます。
書きたいシーンを先に書いてつなぎ合わせる
書きたいシーンから書いてしまうのもオススメです。
小説は何もエピソードの順番通りに書く必要はありません。
もっとも楽しいと思える場面から書いてしまい、後でシーン同士をつなぎ合わせるというやり方も有効です。
誰かに褒めてもらう


プロ作家に話を聞くと、自分の小説を褒めてくれる友人や家族がいたから書き続けられた、という人が多いです。
アメリカのベストセラー作家、スティーブン・キングもデビュー作を妻に褒められたから、ボツにせずに最後まで書けました。
小説は絵と違って、質が作者には客観的にわからないので、おもしろいと信じて書き続けるのが難しいです。
褒めてくれる人がいると、自分の小説はおもしろいのだと信じられるので非常に強いです。
ファミレスで書く(場所を変える)
ファミレスで小説を書いているプロ作家さんは多いです。以下のような利点があります。
- 誰かに邪魔されない環境である
- 人間は適度な雑音があった方が集中力が上がる
- 一人で入った場合、小説を書くこと以外、特にやることがない!
- お金を払ったのだから、その分、がんばらねば!という気持ちになる
- 場所を変えることで気分転換になる。


仕事から帰ってくると、疲れてしまって、とても小説の執筆ができません。どうしたら良いですか?


仕事帰りにファミレスやカフェによって一時間だけ書くようにすると良いです。家に帰ると意識がお休みモードになります。
以上の二人のやり取りは、実際に会社員をしながらプロ作家を兼業でしている方に聞いた話です。
仕事が終わって家に帰ると休みたくなるので、仕事帰りにファミレスに寄って1、2時間、小説を書くということを続けているそうです。
一日一行を目標にする。習慣化
あるプロ作家さんから聞いた小説を完結させるコツ。


一日一行書くことを目標にすること
一行書くともう一行書ける。あとはこれを毎日続けて習慣化するのがコツだそうです。
脳の仕組みとして、やる気がなくても行動するとやる気が出てくる、というのがあります。
何でもよいから一行を書くと、若干やる気が出て、次の一行を書くことができます。
さらに脳は毎日同じ行動をすることを好むので、習慣化させてしまえば、がんばらなくても書けるようになります。
うまく書こうとしない。初稿は25%の完成度で十分
作家兼編集者のお魚1号さんによると、「小説を完結させるコツは、最初から完璧を目指さないこと」だそうです。
「初稿は25%の完成度」を目標に、凝った地の文やクライマックスのシーンなどは後回しにして、屋台骨になる部分だけを最後まで書ききってしまうそうです。


通勤電車中にセリフだけ書く
会社員として働きながら、年間、3,4冊も小説を出版している兼業作家さんに、どうやって小説を書く時間を捻出しているのか聞いたところ、


通勤電車の中で、スマホで書いています
荒くスマホで初稿を書いて、後でパソコンで仕上げるそうです。
これかなりオススメです。
仕事が終わった後は、開放感から小説の執筆が進みます。
溜まったフラストレーションを電車内で解放する感じです。
締め切りを設定する
甲賀忍法帖などで知られる作家の山田 風太郎は、「発想の最大原動力は締め切りである」と語っています。約束した以上は書かねばならないという切迫感から、アイディアが出てくるそうです。
専業作家は時間を自由に使えるので、怠けないために、締め切りという強制力が必要なのですね。
セリフの途中など執筆をキリの悪いところで中断する
あるテレビ番組で、受験に成功した大学生に彼らの勉強法を聞いてみたところ、多くの人が、勉強をやめるときは、問題集の途中などキリの悪い中途半端なところでやめていたことがわかりました。
こうすることで、続きが気になってしまうので、ごく自然にまた勉強を再開することができるのです。
小説の場合も、執筆をセリフの途中など、あえてキリの悪いところで中断することで、続きが書きたくて、たまらなくなります!
これはツァイガルニク効果と呼ばれ、実際にプロ作家やシナリオライターの中にも、このやり方をしている人がいます。
ラノベ作家・小鈴危一さんへの質問。
「 執筆のモチベーションを保つために、どのような工夫をされていますか?」
小手先の技術としては、常に中途半端なところで筆を置くというのがあります。
そうすると次の日などに作業を再開する際スムーズに始められます。ただ、私はわかっていてもキリの良いところまで書いてしまうことが多いです(笑)