テンプレなのにポイントが取れていない小説の特徴「褒めが足らない」

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なろうでテンプレを使っているのにポイントが取れていない小説の特徴「主人公への褒めが足らない」

なろうでテンプレを使っているのにポイントが取れていない小説の特徴

最大の理由は、主人公への褒めが足らない!

書籍化されたプロの作品を読むと、ありとあらゆる角度から主人公を褒めています。
能力を褒める、人格を褒める、努力を褒める。

主人公とは読者の分身です。
読者は主人公になりきって小説を読むので、主人公を褒めれば読者は気持ち良くなってくれます。

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主人公にとっては何でもないことで、ベタ褒めする

「他の領主様は平民のために魔法を使ってなどくれません!」
などという感じで、主人公にとっては何でもないことで、ベタ褒めするのが上手な人のやり方です。

異世界転生などは、現代日本人にとっては当たり前のことやゲームの知識(ゲームの世界に転生するのがテンプレのひとつ)を披露するだけで、すごい知識をお持ちですね! 賢者様だ! と褒められます。

アニメ化された大ヒット作「はめふら」は、ヒロインは素で行動しているだけなのに、王子や家族、友達から好かれます。
公爵令嬢なのに飾らない性格が好き! という感じです。

これもの自分がみんなから愛されるという、うまいやり方です。

なろうやラノベ読者は現実逃避の妄想として小説を読むので、とにかく気持ちよくなりたいのです。

いわば、なろう小説とはキャバクラです。登場人物は、すべて主人公をヨイショするために役割を与えて配置し、上手に褒めて読者を気持ちよくさせてあげなくてはなりません。

あらゆる角度から、主人公を褒めて褒めて褒めまくるのです。

戦闘シーンは褒めポイント。最強は褒められるための手段

なろう読者とは漫画「刃牙道」に登場する宮本武蔵だと考えています。
この武蔵が最強を目指すのは褒められたいからです。
以下、武蔵のセリフの引用です。

「出世したいのだ!!誉め讃えられたいのだ!!
褒められて、褒められて!
逃げも隠れも出来ぬ身となりたいのだ!」

なろうの戦闘シーンは、主人公すげぇと言われるためにあります。

戦闘シーンではなく、無双シーンを書くのがコツです。
主人公を褒めるポイントとして戦闘シーンが存在しているのです。

漫画の場合は、戦闘そのものを楽しむために戦闘シーンがありますが。
なろうは、主人公を持ち上げるポイント。
読者に爽快な気分になってもらうために存在しており、意味合いが異なるのです。

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