小説の書き方。時代はチョロインを求めている。リアリティのある恋愛はNG

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無条件で承認してくれる魅力のある異性を物語に求めているのです。

チョロインとは特に理由もなく主人公を好きになってくれるヒロインのこと。

現代人はリアリティのある恋愛などではなく、自分を無条件で承認してくれる魅力のある異性を物語に求めているのです。

これは男女ともに同じです。

例えば、女性向け小説の大ヒット作「わたしの幸せな結婚」(2019年1月刊行)を読むと、ヒロインがヒーローに朝ご飯を作ってあげただけで、相手から溺愛されます。

女性向けなろう小説では、イケメンの父親から溺愛。
特に交流もない王子から求婚される。
がテンプレで男性向けのチョロインとほぼ一緒です。

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リアリティのある恋愛は求められていない

恋愛対象と徐々に仲良くなっていく展開を描こうとすると、冗長になって、おいしさが弱くなるため、現代ではウケません。

出会ってすぐに相手が自分のことを評価し、好きになってくれる。
が男性向けでも女性向けでもウケます。

恋に落ちる理由は「相手を助けてあげた」が最も多いです。

現代では以下のような小説は即バックです

  • 冒頭のおいしさが弱い
  • 本題になかなか入らない
  • 描写、説明が多くて展開が冗長

読者が楽しいと思える要素を、次々に盛り込んでいくのが鉄則です。

徐々に仲良くなっていく展開など、おいしさが弱くて、まどろっこしいのです。
恋愛対象は男性向け女性向け問わず、チョロインが求められていると言えます。
チョロインは正義!

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