小説の書き方講座。キャラは少なければ少ないほどキャラが立つ。

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キャラは少なければ少ないほどキャラが立つ。

理由は簡単で、キャラをたくさんだせば、それぞれの出番が少なくなり、個々の印象が薄くなるからです。

なろうの年間ランキング10位以内の書籍化作品は、最初は主人公とヒロインの二人パーティが多いです。
これは主要人物のキャラを立たせるため。

キャラが少なければ少ないほど、キャラが立ちます。

その後、徐々に仲間が増えていく構成です。

以下、例。

  • 黒鳶
  • チートコード
  • お荷物テイマー
  • パリィ
  • 剣聖幼馴染ざまぁ

すべて同じ構成になっています。

創作初心者の場合は逆で、いきなり大勢のキャラを登場させがちです。
これをすると、キャラの把握が大変になって、読書意欲が低下します。

Appleの製品ではないですけれど、不必要な要素を除いて、重要な部分にだけ注力することで、小説の質はアップします。

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主人公視点でキャラを絞って書くのがコツ

270万部突破の大ヒット小説「君の膵臓をたべたい」を読んですごいと思ったのは、主人公視点で、ヒロインとのやりとりだけで後半までストーリーが進んでいく点です。

他のキャラも登場しますが、ふたりの話にずっとフォーカスされるので、ふたりのキャラが立ちます。

あっちこっちに視点が飛んだり、キャラが多いのは逆効果になりがちなのです。

上で取り上げた、なろう年間ランキングトップクラスの小説は、

・基本、主人公視点
・視点が移る場合は、ヒロイン視点で主人公をヨイショするか。ざまぁ対象視点で、ざまぁする場合だけ

というのが特徴です。
ヒロインのキャラを立たせつつ、主人公をヨイショ。
ざまぁという読者ニーズに応える場合だけ、視点移動をします。

主人公のキャラを立たせたいなら、序盤は不要なキャラを出さず、ずっと主人公視点で書くのがコツです。

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