カクヨムでは、1話から10話までの間の読者継続率が60%以上だったら、成功だと言われています。
読者の離脱が序盤で起きるのは、作者に対する信頼度が失われるためだと思います。
この信頼度とは『この作品を読み進めたら、自分の求める快感というリターンが確実に得られる』という確信のことです。
信頼度の低下は以下の5つによって主に引き起こされると考えています。
- 作者が読者ニーズに応える気がないと思われる。
- 序盤の設定渋滞。説明が多い。
- 人間心理のリアリティの無さ。
- 設定の矛盾、細部の詰めの甘さ。
- これから楽しい展開が来るという期待感の喪失
1を回避するためには、冒頭1話は流行のテンプレにすることが重要です。これだけで、1話から2話への離脱率はかなり抑えられます。
そうしないと、読者からこの作者は読者ニーズに応える気がない、と思われます。
その後は、細かいミスをしないように書いていきます。
小説の読者は実は、かなり優しく。漫画の場合だと、1話から2話への継続率が7割以上だったら、成功です。
かなりの数の読者が序盤がおもしろくないと、そこで見切ってしまいます。
コミカライズを視野にいれる場合は、小説も特に序盤の展開については、工夫しないといけないなと考えています。
サブタイトルの重要さ
読者の継続率を上げるためには、各話のサブタイトルも読者ニーズに合わせて工夫して、おもしろそうと思ってもらうことが重要だと考えています。
というのも、ざまぁ回はカクヨムでもそこだけPVが伸びるからです。
読者は1話1話、続けて読んでいる人だけでなく、おもしろそうな回だけ、摘み食い的に読んでいる人もいます。
なので、サブタイトルも工夫して、中身がおもしろそうだと感じてもらう努力が必要です。