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	<title>シェアワールド  |  ライトノベル作法研究所</title>
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	<description>おもしろい小説が書きたい！ラノベ、創作の研究サイト</description>
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	<title>シェアワールド  |  ライトノベル作法研究所</title>
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		<title>ラノベ研シェアワールド企画12</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/919/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:57:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
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					<description><![CDATA[戦乙女と石の守り手感想の返信の返信です。 (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; ねね 酔っ払った勢いのまま、感想書いてしまってました・・・＞＜。 &#62;「霊取り豚」のエピソードを読んで、 &#62;「 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>戦乙女と石の守り手感想の返信の返信です。 (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; ねね</p>
<p>酔っ払った勢いのまま、感想書いてしまってました・・・＞＜。</p>
<p>&gt;「霊取り豚」のエピソードを読んで、<br />
&gt;「ミラが予想以上の万能キャラになってるｗ」と笑わせてもらいました。</p>
<p>書き上がって読み返して、ミラえもんにしてしまったことを実は密かに反省しました。笑</p>
<p>[No.46594] 2014/10/18(Sat) 01:50:57<br />
Re: 石の巨人と風の魔王 (No.46592への返信 / 2階層) &#8211; 東湖</p>
<p>&gt; 勝手に、東湖さんの『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』の続きを書きました。<br />
・あんたは、天才か！？w<br />
またまた、見事に持ってイキおったw<br />
もう、そろそろ終わったかな、と思ったんですが、再燃したw</p>
<p>&gt; だって、ブン投げられたら、ブン投げ返すしかないじゃないでしょ！<br />
・これは、もしかしてぶん投げかえせという要望なのかw<br />
・右の頬を殴られたら、左の頬を殴り返せって婆っちゃが言ってたし…よし。</p>
<p>・次回！<br />
『火炎放射器先輩と悟りの境地！』<br />
あらすじ<br />
『第一次BOZE戦争後、火炎放射器先輩は己の無力さを噛みしめ、火炎の秘密を解き明かすため、宿敵であるBOZEの寺院《拝火殿》を訪れる。<br />
「GYA-TE-GYA-TE-HARA-GYA-TE」<br />
BOZEたちの《DOKYOU:読経》流れるなか、立ちはだかる《SO-HEI:僧兵》たちの魂切杖をくぐり抜けた先輩は《HONDEN:本殿》において水の中に封印された、伝説の火炎放射器《ZOROASTER-Mk2》と邂逅を果たす。<br />
《木火土金水》の五行を統べる火(カ)と水(ミ)の境で、火炎放射器先輩は内なるカミの声を聞く。<br />
陰と陽が交錯し、虚と実が相まみえるとき、相生は相克となって火炎放射器先輩に新たなる力を与える』</p>
<p>予定は未定！<br />
書けないかもしれないので、先に謝っとく。ごみん。</p>
<p>[No.46595] 2014/10/18(Sat) 02:16:44<br />
Re: 【改稿】秘密の魔研戦隊ゴースト・ファイターズの感想です。 (No.46583への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>サイラスさん、こんにちは！</p>
<p>目からウロコでした。<br />
そっか・・・、そっちが正解だった～。orz<br />
&gt;書いていている、俺って、変態？</p>
<p>さすがです！ラッキースケベ師匠って呼んでもいいですか？（´▽｀*）</p>
<p>サイラスさんの聖女のハサミのシーンで、なるほど！こういう風にラッキースケベって使うんだ勉強になるなと思っていたんですけど、その真髄を見た気が。 笑</p>
<p>せっかくなので、そういうのもりもり盛り込んだサイラスさんのお話、ぜひ読みたいです。</p>
<p>わたしも、正しい使い手目指します！<br />
いつも細かいコメントありがとうございます！<br />
自分では気づけないご指摘、めちゃくちゃ、助かります。</p>
<p>サイラスさんの次のお話も楽しみに待ってます♪</p>
<p>[No.46600] 2014/10/18(Sat) 11:28:27<br />
二人が倒れたら、地獄に変わった……-魔法研究所最大の危機- (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; サイラス</p>
<p>どうも、サイラスです。何とか間に合った問題作、投下します。</p>
<p>ー始ー</p>
<p>とある世界の某所にある『魔法研究所』。<br />
今、ここは最大の危機に瀕していた。<br />
「やばい、間に合わねぇー！う、うわぁぁぁぁ！！」<br />
「誰か！手を貸してくれ！！」<br />
各研究室が爆発し、それに伴う負傷者が続出。負傷者の救出や治療で、研究所の各所が混乱していた。<br />
また、別のところでは<br />
「お、おい、メシ……まだかぁー」<br />
「ヒャハッハハー！これは俺のもんだ！！」<br />
「うるさい、汚い手で触るな！！これは、俺のだ！！」<br />
昨日まで、研鑽し合っていた仲間が、道具や食料の取り合いをし、魔法を使った戦闘にまで発展し、周りでは、敗者が横たわり、各々、自分が欲しいものを、呪詛のようにつぶやいていた。<br />
このように、研究所内は、傷つくもの者、奪い合う者。それに耐えきれず発狂する者が入り乱れ、地獄そのものと化していた。その原因は、魔蟲でも、魔法阻害粒子でも、BOZEの襲来でもなかった。</p>
<p>「片桐君、ベットで寝ることがこんないいものとは、思いもしませんでした……」<br />
「そうですね。カーネルさん……」<br />
とある病室のベット。老紳士と青年が大の字に寝転がり、バカンスを楽しむかのように、呟いた。<br />
純研究派の片桐広人。食堂派のカーネル＝ブライトン。ここ最近の、魔蟲の襲撃をはじめとする一連の騒動による過労で、運び込まれ、ここで療養していた。<br />
「ここ最近、走馬灯が見えるほど忙しかったなぁー。次から次へと、作れ！直せ！と依頼が、飛び込んできましたからね。」<br />
「そうですね。魔蟲討伐や捜索隊の食事の準備や周辺地域への炊き出し、まったく、もう妻や孫達のところに召されるかと思うくらい多忙でしたから……」<br />
そういい、広人とカーネルはため息をつきながら、外の騒ぎを聞いていた。そう、今回の地獄の門が開らかれた原因は、この二人が倒れたことにあった。この二人が、過労で倒れたため、二人が担当する業務が滞ってしまい、その結果、研究所は、混乱を通り越して、ハルマゲドンが起きてしまったのであった。<br />
「それにしても、何をやっているのでしょう……純研究派。片桐君、一人倒れただけ、魔法道具の製造や修理が滞るとは、いったい、どんな研究していたのですかね？」<br />
カーネルのボヤきに、僕とキイス達を除いて、『ヲタク』ですから、と広人が苦笑いで、答えつつ、<br />
「これを機に、他の技術や知識に触れて勉強してくれて、少しでも変わってくれればいいです。さすがにそこまで、馬鹿じゃないですから……」<br />
と言い終わった途端、病室の壁が揺れる。<br />
『また、何か壊したんかい！』<br />
と広人は心の中で、ツッコみとため息をした。<br />
純研究派は、元々は、魔法道具の専門家を育成する派閥だ。しかし、広人が、『ヲタク』というほど、自分の興味や関心以外の知識を持ち合わせていない魔術師が多いのが、今の純研究派であり、広人のような道具全般に通じる魔術師がいなくなった途端、魔法道具の製造や修理といった研究所の必須業務ができなくなるという問題が噴出してしまったのである。そのために、今、研究所や、魔法道具の破損や暴走に混乱を収拾できず、混乱を加速させたのだった。<br />
「恥ずかしいですよ。若造数人にオンブに抱っこの派閥って……」<br />
「それをいったら、うちの派閥も似たようなもんですよ……」<br />
そう愚痴る広人に同調するかのように、今度は、カーネルがため息を漏らした。<br />
「最近、私や数人の料理人が担当でないと、誰も食堂に寄り付かなくなりましたから」<br />
「厨房が、実験室と化していますもんね」<br />
「『魔薬派』と呼ばれても、何とも思わない輩が多くて、嘆かわしいですよ。まったく!」<br />
カーネルが怒りを覚えるほど、食堂派は、『魔法薬』至上主義者の独壇場と化していた。うまく新しい魔法薬ができれば、莫大な金と名誉が手に入る、そのため、食堂派内で、魔法薬の製造が流行し、『丹』も今では、魔法薬と同義と化し、それの製造に没頭する食堂派を一部では、『魔薬派』と呼び、蔑視していた。<br />
「そのためですかねぇー、最近、食堂の料理は不味いし、当番もサボる、挙句に、研究者の風上に置けない輩まで出てきてしまった。」<br />
「無断で、料理に『丹』を混入させて、人体実験を行う……そんなのわかったら、誰も、食堂で、飯なんか食べたくありませんもん。」<br />
広人が言うように、手っ取り早く結果が知りたい輩は、研究所の許可なく、人体実験を行なおうとする。その方法が、自分が料理当番の日に、『丹』を混入させ、摂取させるという方法だった。そんな一部の身勝手が、原因で、集団中毒や爆発事故が後を絶たず、食堂派の料理に対する信頼を地に落としたのだった。<br />
「そうでなかったら、カーネルさんが倒れるほど、業務が集中しないし、あなたの評判に、「セーフティー」なんてつきませんもんね。」<br />
「料理とは、食材と技術と想いの、三味一体。その想いを捨てたから、今日のような騒ぎが起きてしまい、魔薬派は収拾できていないでいる。自業自得です！！」<br />
とカーネルが吐き捨てるように、窓の外を見つめた。そこでは、調理されていない食材を、魔導士達が取り合い、そのままかじっている姿が繰り広げられた。まるで、餓鬼道の世界だ。もし、食堂派がまともだったら、皆、食堂派の作る食事を口にしているなのに<br />
「けど、そういう私も何もできなかった……こうなることを防ぐことも、正すことも。」<br />
外の光景を涙を流しながら、震えているカーネル。その姿は、自分が知っている偉大な職人ではなく、己の無力さに苦しむ自分とどこか同じだと、広人は感じてもいた。<br />
「だったら、今日は、のんびりしましょう。カーネルさん。」<br />
といい、広人は蒲団をかぶりなおした。<br />
「片桐君！？」<br />
「カーネルさん、外の光景を何とかしたいっすよね。なら、まずは、ここを出られるように、体力を戻さないと……」<br />
広人の、行動や言葉の真意を測りかねているのか、布団の塊になった、広人を黙って見続けた。<br />
「休むのも、職人としての義務ですよ。フラフラの腕で、ヘボい仕事をしちゃ、魔薬派やヲタクと変わりませんよ」<br />
「片桐君……」<br />
「だから、今日は、休みましょ？明日、英雄になれるように……」<br />
といい、広人は、そのまま眠ってしまった。相変わらず、言葉が下手だなと、思いつつ、カーネルは、表情が緩まっていた。広人のいうように、自分は、食堂派の職人だ。焦って、休むという仕事を放棄していている自分を嗤うとともに、それを、気づき、正してくれた目の前の青年の成長に、喜びを感じていた。<br />
「そうですね。私も柄にもなく焦りすぎましたね。」<br />
といい、カーネルも布団をかぶり直し、少し眠ることにした。きちんと休んで、この事態を収拾を図る。それを一秒でも早く、早めるためにも……</p>
<p>しかし、その時間は、５分も与えられなかった。</p>
<p>「み、ミラ！！しっかりしろぉぉー！！」<br />
その悲鳴に、二人は目を覚ました。<br />
「えっ！？」<br />
「ミラさんが……」<br />
二人は、通路に視線をやる。すると、キイスが寄り添うように、ミラの横たわるストレッチャーの後を追っていた。<br />
「大丈夫だよ、キイス……それより、起きたら、き……」<br />
「遺言めいたこと、いうんじゃねー！！」<br />
ストレッチャーが通り過ぎた途端、二人は、嫌な予感を感じていた。</p>
<p>「モーナ様、しっかり！！モーナ様ぁぁぁー！！ベレルを独りにしないでください！！モーナさまぁぁぁー！！」<br />
今度は、小さい女の子が、泣きながら、すっかり禿げあがっている中年の男性の横たわったストレッチャーの後を追う。<br />
「モーナさん！！」<br />
「管理官……」<br />
カーネルがそう呟い他途端、部屋の温度が、下がったように感じた。</p>
<p>「じゅ、ジュリアぁぁ！！」<br />
「泣くなよ……それに、あたしの名前は、ゴンザブ……」<br />
「お前は、女だ！！頼むから、おネエに堕ちるなぁぁぁ！！」<br />
やけに、むさ苦しくなったジュリアを乗っけたトレッチャーに、女物の服を着たコウ＝サトーが、付き添っていた。<br />
ストレッチャーが通り過ぎると、二人の背筋は震えていた。それに耐えきれなくなった二人は、示し合わせたかのように、ベットから起き上がり、ふらふらとした足取りで、病室を出ようとした。<br />
「カーネルさん、休んでいる場合じゃないすっね」<br />
「ええ、物流（ミラ）、魔法管理（求愛の管理官（モーナ））、外界との窓口（ジュリア）の業務の中心者が、倒れてしまった以上、この騒ぎ、我々が、収めないと……」<br />
「まったく、ここまでお粗末な組織なんて、ギャクですよ。まったく……」<br />
と愚痴る二人は、病室を出入り口に差し掛かった。その二人を、本来なら、静止させなきゃいけない、医術士や看護術士が、敬礼をし、見送っていた。</p>
<p>こうして見送られた二人の職人（マイスター）は、雄叫びを挙げながら、自分達の業務を片付けていき、なんとかハルマゲドンは阻止することに成功し、そのまま集中治療室に運ばれた。この時、二人を運ぶストレッチャーを、皆、敬礼しながら、見送ったという。</p>
<p>この事件以降、魔法研究所の危機管理リストには、こう記載されるようになった。</p>
<p>「我が、研究所の最大の敵、何万匹の魔蟲の襲来や禁書の紛失よりも、恐ろしいものがある。それは、日常業務が滞ることである。」</p>
<p>ー終ー</p>
<p>業務が滞った時の、ドタバタ劇と、この研究所の急所と思えることを書こうと思い、書きましたが、いつの間にか、純研究派、および食堂派の悪口になってしまいました。申し訳ございませんでした。<br />
また、求愛の管理官を、今回は、ジジさんが、仮で読んでいた。「モーナー」に切り替えてみしたので、悪しからず。</p>
<p>謝辞</p>
<p>雷さんへ</p>
<p>ミラとキイス、チョイ役ながら、お借りしました。なお、ミラは、あの騒動の途中、無事に退院しましたので、ご心配なく……</p>
<p>たなかさんへ</p>
<p>ベレルをお借りしました。なんか、求愛の管理官が、運ばれても、一人だと、ちょっとネタにしづらいので……</p>
<p>どあのぶさんへ</p>
<p>BOZEを名前だけ借りました。ギャクは、ないです。はい。</p>
<p>ねねさんへ</p>
<p>ジュリアとコウを借りました。ジュリアが野郎と化したため、入れるのやめようかと思ったのですが……彼女（彼？）が窓口的な役割を持っていたため、入れてみました。ジュリアが女に戻ったか、オネエに堕ちたかは、想像にお任せします。</p>
<p>以上です。では。</p>
<p>[No.46605] 2014/10/18(Sat) 15:47:54<br />
Re: 二人が倒れたら、地獄に変わった……-魔法研究所最大の危機- (No.46605への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>サイラスさん</p>
<p>こんばんわ！</p>
<p>みなさんの設定を上手くいれこみつつの、裏事情に、<br />
あ～こういうのもありだ～と嫉妬。 ( &#8211; ゛-) ｼﾞｯｰ</p>
<p>構成下手過ぎて、みなさんの設定を上手く組み込めないので、<br />
そういうのができる方は、羨ましいです。<br />
それから、すごく申し訳ない気がしたので、ちょびっとジュリアをサイラスさんの続きな感じで軌道修正してみます。。。</p>
<p>「うっ……今にも死にそう……もう駄目っ！でも、治療ついでに体を女に作り変えてくれたら、なんとか生き伸びれるかも！更についでにナイスバディーの激カワ仕様だったら、一瞬で全開間違いないです！」<br />
オネェ色全開でクネクネしながらジュリアは訴える。<br />
「なにバカなこと言ってんの。そんな場合じゃないでしょう？」<br />
呆れたように女医が言う。<br />
「外界との調整のスペシャリストのわたしがいなくなったら、どーなるかわかってんのか(ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ！」<br />
一瞬素となったジュリアがドスを利かすも、そんなことで怯む女医ではなかった。<br />
「こっちもね、超激務なの。今はそんな場合じゃないわけ」<br />
「ううっ……わたし、心は、女の子なんです。こんな体でこれ以上生きるのはもう辛いんです。わたしの心も助けて下さい、先生……」<br />
脅しが通じないとわかると、サッサと泣き落としに方向転換するジュリア。<br />
知りたくないことまで知ってしまったコウには全部わかっていた……。<br />
そんな見え透いた泣き落としが通じるはずが……<br />
「わかったわ！わたしもまだまだね。あなたの心が救えなくちゃ体を救ったって意味がないわよね」<br />
瞳をうるませながら、女医は、ぎゅうっとクマ男ジュリアの手を握りしめた。<br />
「ウチに全部まかせんしゃーい！」<br />
「ファッ！？」</p>
<p>すみません、なんかほんとすみません……。orz<br />
でもこれで身も心も女の子になって、めでたし、めでたしです！（えっ</p>
<p>[No.46611] 2014/10/18(Sat) 23:37:03<br />
中庭とアイニッキの研究室 (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>アイニッキは、この季節が嫌いだった。<br />
「はあ、上下派の連中が酒盛りする時期になっちゃったなあ。ミラ帰ってきたらしいし、キイスの所に行ってみるか」<br />
そう呟くと彼女は自分の研究室を出た。</p>
<p>＊</p>
<p>「出て行ったな。さあ、お前らさっさと準備するぜ。ヒャッハー！」<br />
「赤さんに続け！」<br />
「ウイエーーーイ！」<br />
赤鮫率いる上下派のメンバーが中庭に荷物を運び込む。<br />
「せっかく中庭に面した場所に研究室持ってんのに、アイニッキ」<br />
上下派といるのはミラだった。<br />
「アイツとお知り合いで？」<br />
赤鮫が尋ねる。<br />
「ええ、面白いマジックアイテム仕入れてないか、よく聞きに来るもん」<br />
ミラは中庭と研究室を隔てるドアを開けて、中に入って行った。アイニッキがいたら文句を言って追い払われるので、こんな方法を選んだのだ。<br />
「お、良いね。準備進んでんじゃん」<br />
現れたのは食堂派の女。<br />
「バッチリですぜ、ノエルの姉さん」<br />
「よしよし。お、これはワームドラゴンの肉じゃない。さすがミラ、こんな高級肉用意するなんて」<br />
ノエルは腕程もあるナイフとフォークをかち鳴らした。<br />
「お水汲んで来たし、バーベキュー始めますか」<br />
バケツを持ったミラが研究室から出て来た。</p>
<p>「ヒャッハー！　飲むぜ、食うぜ、騒ぐぜ野郎共！」<br />
「じゃんじゃん焼くわよ！」<br />
「ノエル、キイスの分取っておいてよ」<br />
「分かってるって、ミラ」<br />
「タレは？」<br />
「そこの箱」<br />
上下派の一人がビンを取り出す。ややピンクがかったクリーム色のタレが入っていた。一口舐めてみる。<br />
「なんだあ、このタレ。全然美味くねえ」<br />
「アンタ、それ高級食材使ってんだけど」<br />
ノエルが睨む。<br />
「活きの良い人の脳みそって、なかなか手に入らないんだから」<br />
ノエルを除く全員が吐いた。<br />
「うげ」<br />
「テンション、マジ下がる」<br />
上下派のモヒカンが力無く垂れる。<br />
「ああ、もう！　普通のタレもあるから、それ使えば良いでしょ。せっかく、人を操る丹の実験ができると思ったのに」<br />
「ノエル、何か言った？」<br />
「いや？」<br />
声が少し上擦る。<br />
「ば、場所代えてやり直そう！　ね、ねっ！　ほら上下派のみんなも」<br />
そして、彼らはどこかに消えた。</p>
<p>＊</p>
<p>しばらくして部屋の主が戻る。<br />
「ミラいなかったな。マジックアイテム仕入れてないか聞きたかったのに」<br />
アイニッキが研究室の窓を開ける。<br />
「臭っ！」</p>
<p>そんな彼女が真相を知る事は無かった。</p>
<p>[No.46612] 2014/10/19(Sun) 00:07:28<br />
冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ２ (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>――呪食同源</p>
<p>じゅしょくどうげん、と読むらしい。<br />
《ヘスティアの大厨房》の壁にかかげられた大きな額。そこに太く黒々とした線で書きなぐったような文字らしきものが、のじゃババとノエルを見下ろしている。なんでも異国の古い《象形文字》なのだと言う。<br />
「今日は、何をつくっておるのじゃ？」<br />
純白のコックコートをまとったノエルの背中に、のじゃババが声をかけた。<br />
「筑前煮です」<br />
「チクゼ……また、どこぞの古代料理か？」<br />
軽やかな音を立てて具材をきざむノエルの背中を、のじゃババは目をほそめて見つめた。<br />
「そうしている時だけは、昔のおぬしと変わらんの。ほんに楽しそうじゃ」<br />
ノエルの趣味なのだ。古い文献を読みあさり、古（いにしえ）の料理を再現してみることは。<br />
「知っておるか？　皆が《冥府の料理人》のおこもりを、どれほど怖れておるか」<br />
「怖れている？　何をです？」<br />
「食堂派の派閥長さまが、時折り、たった一人で大厨房にとじこもり熱心に何かを作っている。いったい何を企んでいるのか、もしや御法度中の御法度たる蠱毒の術でも用いているのではないか。そう囁きあって怯えているのじゃ」<br />
「私が蠱毒を？　バカな」<br />
ノエルは一笑に付す。<br />
蠱毒とは毒をもつ蛇や虫を同じ器に入れて殺し合いをさせ、生き残った一匹を用いて行う悪しき呪術であり、厳しく禁じられているのだ。<br />
「仮に私がそのような術に手を染めるとしたら、噂など微塵も立てずにやりますよ」<br />
「おぬしなら、さもあろうの」<br />
のじゃババは知っていた。実は蠱毒はノエルが秘かに研究しているライフワークの一つであること。その成果のほんの一部が、例のアンポン丹に応用されていることを。<br />
知っていたが、口にはしなかった。<br />
食堂派の長の地位をノエルにゆずって以来、のじゃババは、つとめて彼女のやりかたに口出しをしないようにしてきた。<br />
ノエルには才気があり、困難をのりこえる力を持っていると、のじゃババは見ている。多少危うい面もチラつかせるが、道を踏み外すことはない冷静さも備えているようだ。<br />
「ノエルよ」<br />
のじゃババは、若い愛弟子に語りかけた。<br />
「おぬしに長の座をゆずったワシの目に狂いはなかった。このところのおぬしの働きは見事なものじゃ」<br />
「……めずらしいですね。先代が褒めてくださるなんて」<br />
ノエルは美しい眉を少しひそめて、疑り深そうにのじゃババを見つめた。<br />
（こういうところも、この女子（おなご）らしいの）<br />
ノエルは猜疑心が強く、人を信じようとしない。野心家で、気位が高く、容易に心を開くことがない。かなり高慢で、軽んじている相手には虫けらでも見るような視線を向けることもある。だから人望はなかった。<br />
今だって、のじゃババは本心からノエルを称賛したつもりだったのに、素直に喜ばない彼女の態度にいくらか不愉快な気分になった。<br />
（このワシでもムッとするくらいだから、他の者はなおさらじゃろうよ）<br />
が、それも口に出さず、おだやかに語りかける。<br />
「のう、ノエルよ」<br />
「なんでしょうか？」<br />
「そのなんとか煮やらオッパイプルプルを作っておる時のおぬしは、カワユイものなのじゃがな」<br />
「オッパイ……ッ！　先代、ロッシュに何をふきこまれましたか？！」<br />
冷静ぶったノエルの表情が、急にくずれた。いくぶん顔を赤らめてさえいる。<br />
（ほほう。ツボにはまったようじゃな？）</p>
<p>――ノエルさん？　なんかオッパイプルプルとかいう変な料理を嬉しそうにこさえてましたよ。<br />
――オッパイ……なんじゃ、それは？</p>
<p>純研究派の生意気な少年との会話。そんな料理名があるかよと思ったが、何となく印象に残っていたのだ。<br />
そして、ロッシュから聞いたと容易にわかる言葉に敏感に反応したノエルの態度が興味深かった。<br />
あまり目にしたことのないような《冥府の料理人》の狼狽ぶりに、のじゃババは内心ほくそえむ思いだった。してやったりという感じだ。<br />
「気になるかの？　ロッシュのことが」<br />
「だ、誰があんなクソの役にも立たない性悪ガキのことなんか！　どうせあることないこと私の悪口を言いふらしているのでしょう？」<br />
（ほっほお～～）<br />
のじゃババは、もう一度、興味シンシンな気持ちでノエルの顔をしげしげと見つめた。<br />
（こやつ、女子にしか興味がないのかと思っておったが、なかなかどうして）<br />
そして、もう一つ。<br />
のじゃババは、ノエルの口汚いののしりを聞いて、最近会った別のある娘のことを思い出した。</p>
<p>――ふん、お前らクソの役にも立たない生き物だなっ！</p>
<p>風で乱れたモヒカンを手櫛で整えながらうそぶいた娘の口調は、楽しげでさえあったのを思い出す。<br />
その娘は、ミラでさえ手こずった巨大な魔蟲を、何と一瞬で葬りさってのけたのだ。</p>
<p>「何をニヤニヤなさっているのですか、先代？」<br />
「ちっちっち」<br />
いぶかしげに問いかけるノエルに、のじゃババは指を一本立てて左右にふってみせる。<br />
「実はの、おぬしに性格のよく似た女子に先だって出会ったんじゃよ」<br />
「私に似てる？　誰です、そいつは？」<br />
「第七のヴァルキリー、ジェシクとかいいう小娘じゃ」<br />
「第七のヴァルキリー？　上下派のはねっかえりバカ娘でしょう、それ？　話はきいてます。私に似てるって？　バカバカしい。不愉快ですね」<br />
ノエルはそれきりそっぽを向いて黙ってしまったが、のじゃババにとっては収穫の多い会話だった。いくぶん興奮気味に、思考をめぐらせる。<br />
（今、気がついたわ。あの妙な小娘とノエルは似ているところがある。胸の奥にくすぶる不遜きわまる矜持、とでも言うかの？　使いようによって毒にも薬にもなる危険な心根を、この二人は持っておる）<br />
それはまことに危うい夜叉の心ではあったが、この世界に禍々しい滅びの影がしのびよる今、なくてはならぬ力なのではないかと思いあたったのだ。<br />
（《蟲の七日間》がふたたび迫っておる。二人の心が闇の力（ダークサイドフォース）に吸い寄せられることを阻止し、むしろ戦力として育て上げることじゃな。それこそが、ワシと聖女様の役割なのかもしれぬのう）<br />
その時。</p>
<p>扉が開き、一人の少女がずかずかと入ってきた。<br />
《冥府の料理人》ノエルの聖域たる《ヘスティアの大厨房》に気ままに足を踏み入れることのできる者が三人だけいるという。<br />
そのうち二人は、のじゃババとロッシュ。<br />
そして、もう一人は。</p>
<p>「ちょいと、腐れ料理人さんさぁっ。七番目のヴァルキリーのこと聞いた？　ジェシクなんて胸クソ悪い名前のヤツがこの世に二人もいるだなんて、知らなかったわよ！　けっ、ぺっ……あら、のじゃババ様もいらしたんですか？」</p>
<p>両手を腰にあて、両足を大きく開いてノエルにまくしたてたリナは、傍らののじゃババの姿に気づいて慌て顔になった。<br />
＊　　　＊　　　＊</p>
<p>今回は、たなか様ののじゃババ様をお借りしてみました。</p>
<p>このミニ企画もそろそろ潮時なのかなという気もしますが、ジェシクとリナが再会するキッカケだけは作ってやろうかと。一作目でけっこうひどい扱いをしてしまったキャラたちを、他の方が拾って育ててくださったようです。ちょっと不思議な感覚を経験させていただきました。</p>
<p>流れとしては、</p>
<p>『魔王になりたかった少年』（拙作）<br />
『腐女と喪女と僕』（東湖様）<br />
『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』（東湖様）<br />
『石の巨人と風の魔王』（雷様）<br />
『冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ―または、管理官の秘密』（拙作）<br />
本作</p>
<p>というシークエンスを意識して書きました。</p>
<p>[No.46614] 2014/10/19(Sun) 08:19:02<br />
挨拶 (No.46612への返信 / 2階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>まずは、雷さま、わをんさま、東湖さま、どあのぶさま、キャラをお借りしました。ありがとうございます。</p>
<p>あー、やっと自分らしいネタ書けた。すっきりした。皆さんのおかげです。ありがとうございます。</p>
<p>尚、火炎放射器で肉を焼くネタは、火事になる危険性があったので中止になりました。ありがとうございます。<br />
使用した食材は、後でスタッフ全員でおいしく頂きました。中庭も綺麗に清掃した事をご報告いたします。<br />
では、あらためて、出演者のみなさま、協力をいただいたみなさま、関係者さま、ありがとうございました。</p>
<p>[No.46617] 2014/10/19(Sun) 10:49:01<br />
Re: 石の巨人と風の魔王 (No.46595への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>&gt; &gt; 勝手に、東湖さんの『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』の続きを書きました。<br />
&gt; ・あんたは、天才か！？w<br />
もっと誉め称えよ（←調子に乗るな・殴）</p>
<p>せっかくなので、自作の中で張っていた伏線も回収させていただきました。<br />
ありがとうございました。</p>
<p>&gt; ・次回！<br />
&gt; 『火炎放射器先輩と悟りの境地！』<br />
&gt; あらすじ<br />
&gt; 『第一次BOZE戦争後、火炎放射器先輩は己の無力さを噛みしめ、火炎の秘密を解き明かすため、宿敵であるBOZEの寺院《拝火殿》を訪れる。<br />
&gt; 「GYA-TE-GYA-TE-HARA-GYA-TE」<br />
&gt; BOZEたちの《DOKYOU:読経》流れるなか、立ちはだかる《SO-HEI:僧兵》たちの魂切杖をくぐり抜けた先輩は《HONDEN:本殿》において水の中に封印された、伝説の火炎放射器《ZOROASTER-Mk2》と邂逅を果たす。<br />
&gt; 《木火土金水》の五行を統べる火(カ)と水(ミ)の境で、火炎放射器先輩は内なるカミの声を聞く。<br />
&gt; 陰と陽が交錯し、虚と実が相まみえるとき、相生は相克となって火炎放射器先輩に新たなる力を与える』</p>
<p>どんだけ風呂敷を広げるんすか（笑）</p>
<p>[No.46619] 2014/10/19(Sun) 20:23:49<br />
Re: 二人が倒れたら、地獄に変わった……-魔法研究所最大の危機- (No.46611への返信 / 3階層) &#8211; サイラス</p>
<p>&gt; こんばんわ！</p>
<p>こんばんわ、サイラスです。</p>
<p>&gt; みなさんの設定を上手くいれこみつつの、裏事情に、<br />
&gt; あ～こういうのもありだ～と嫉妬。 ( &#8211; ゛-) ｼﾞｯｰ<br />
&gt;<br />
&gt; 構成下手過ぎて、みなさんの設定を上手く組み込めないので、<br />
&gt; そういうのができる方は、羨ましいです。</p>
<p>お褒めのお言葉、有難うございます。<br />
ただ、改めて見直すと、純研究派（広人）から食堂派（カーネル）のどちらかに絞って、書いたほうが良かったと考えています。<br />
そうすると、 仲間が事態の収拾に奮闘するシーンを描き、その仲間の危機に広人、カーネルが戻ってくるという熱い展開に持っていける。<br />
また、今回の書き方だと、広人やカーネルが少々、高慢にも見えて、読み手によっては、不愉快な印象を与える為、それを緩和するという意味では、広人か、カーネルのどちらかに絞った書き方が良かったなというのが、あります。</p>
<p>&gt; それから、すごく申し訳ない気がしたので、ちょびっとジュリアをサイラスさんの続きな感じで軌道修正してみます。。。</p>
<p>いいですけど、この方法での話の追加はルール上、問題ないですよね。ジジさん……</p>
<p>&gt; 「うっ……今にも死にそう……もう駄目っ！でも、治療ついでに体を女に作り変えてくれたら、なんとか生き伸びれるかも！更についでにナイスバディーの激カワ仕様だったら、一瞬で全開間違いないです！」<br />
&gt; 　オネェ色全開でクネクネしながらジュリアは訴える。<br />
&gt; 「なにバカなこと言ってんの。そんな場合じゃないでしょう？」<br />
&gt; 　呆れたように女医が言う。<br />
&gt; 「外界との調整のスペシャリストのわたしがいなくなったら、どーなるかわかってんのか(ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ！」<br />
&gt; 　一瞬素となったジュリアがドスを利かすも、そんなことで怯む女医ではなかった。<br />
&gt; 「こっちもね、超激務なの。今はそんな場合じゃないわけ」<br />
&gt; 「ううっ……わたし、心は、女の子なんです。こんな体でこれ以上生きるのはもう辛いんです。わたしの心も助けて下さい、先生……」<br />
&gt; 　脅しが通じないとわかると、サッサと泣き落としに方向転換するジュリア。<br />
&gt; 　知りたくないことまで知ってしまったコウには全部わかっていた……。<br />
&gt; 　そんな見え透いた泣き落としが通じるはずが……<br />
&gt; 「わかったわ！わたしもまだまだね。あなたの心が救えなくちゃ体を救ったって意味がないわよね」<br />
&gt; 　瞳をうるませながら、女医は、ぎゅうっとクマ男ジュリアの手を握りしめた。<br />
&gt; 「ウチに全部まかせんしゃーい！」<br />
&gt; 「ファッ！？」<br />
&gt;<br />
&gt; 　すみません、なんかほんとすみません……。orz<br />
&gt; 　でもこれで身も心も女の子になって、めでたし、めでたしです！（えっ</p>
<p>この展開だと、<br />
①ジュリアから苦しみと解放すると称して、安楽死させ（られかけ）る。<br />
②女体は、手に入ったが、魔法を使うと、ハチに扮したコスプレ、武器は、レイピアになっている。（手術は、黒タイツ、覆面のあれが請け負いました。）<br />
③無事に女の体にめでたし、めでたし。</p>
<p>[No.46621] 2014/10/19(Sun) 21:51:17<br />
Re: 二人が倒れたら、地獄に変わった……-魔法研究所最大の危機- (No.46621への返信 / 4階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>&gt; &gt; それから、すごく申し訳ない気がしたので、ちょびっとジュリアをサイラスさんの続きな感じで軌道修正してみます。。。<br />
&gt;<br />
&gt; 　いいですけど、この方法での話の追加はルール上、問題ないですよね。ジジさん……</p>
<p>ルール無用がルールですのでなんでもありです。<br />
他人のキャラを勝手に殺しても、そのキャラがなぜか別作品で生き返っても、性格が変わっても性別が変わっても設定が歪んでも、すべてはルール内なのです。</p>
<p>[No.46622] 2014/10/19(Sun) 22:34:35<br />
Re: へろりんさん作『永久凍庫の秘密』への感想です (No.46581への返信 / 2階層) &#8211; へろりん</p>
<p>あまくささんへ</p>
<p>へろりんです。<br />
返信が遅くなって申し訳ありません。<br />
丁寧な感想ありがとうございます。<br />
いただいた内容がシェアワールドとそれ以外のとがありましたので、<br />
前半でシェアワールドについて、後半でそれ以外についてお返事します。</p>
<p>■シェアワールドについて</p>
<p>まずは楽しんでいただけたようでよかったです。<br />
群を抜いていたとかそんなことないです。<br />
皆さんそれぞれ個性的で面白いです。<br />
楽しく読ませていただいています＾＾<br />
あまくささんの作品だと『魔王になりたかった少年』が切なくて残酷でよかったです。</p>
<p>掌編の長さで作品を書いたのは、ホント久しぶりだったので四千字に収めるのに<br />
苦労したのですがシェアワールドの設定に魅かれたのと、お世話になったジジ様に<br />
ちょっと絡みたかったのとで書かせていただきました。<br />
この設定って、最初の見本が割と軽いノリだったので、ライト感覚の作品が多い<br />
ようですが、設定自体はホラーにも向いていると思います。</p>
<p>他の方の作品に絡んでないのは、実はストーリーを考えたのがスレが立った当日で<br />
書き始めたのが翌日だったので、絡みようがなかったのです。<br />
そんで、中々進まず一週間以上経ってから投稿したときには、皆さんの作品が投下<br />
された後だったというわけです＾＾；</p>
<p>上下派のローテンションは、設定を見て真っ先に思いついたものです。<br />
設定では上下派が一番マッド率が高いとありましたが、食堂派もナニゲに高いと<br />
思います。<br />
食を追及するあまり、カニバリズムに走るってお話を、シャルロッテさんに焦点を<br />
当てて書こうかとも思っていたのですが、ちょっと時間がとれそうにないです＾＾；<br />
本作でのシャルロッテの、食べちゃいたいわって台詞は、その伏線だったんですけど<br />
ね。。。</p>
<p>本作の『永久凍庫』の設定は、自分でも割と気に入っています。<br />
代金さえ支払えばなんでもかんでも冷凍保存してくれる倉庫って、色んなものが<br />
預けてありそうです。<br />
事件の匂いがしますね。</p>
<p>■それ以外について</p>
<p>拙作『二人目のヘレネ』『偽りの玲子』と本作が相似形であるというご指摘を受けて<br />
あ、ホントだー。<br />
『偽りの玲子』はラストが『二人目のヘレネ』と似過ぎてるなーという自覚はあった<br />
のですが「勝気な女性に侮られる」って共通点があったとは！<br />
自分では気がついていませんでした。<br />
いやー、そういうシチュエーション好きなんですよね。それが思わず出ちゃった<br />
みたいです。<br />
舞台は三作品とも違いますが、描き方が似ちゃったみたいですね。<br />
『勇者さまのお仕事』だけ違うっていうのは、一人称と三人称の違いもあるかも知れません。</p>
<p>趣きの違うストーリーというか、展開の異なるストーリーはいっぱいあります。<br />
元々掌編で書いた十本を改稿して連作短編にまとめた長編があるのですが、いろいろと<br />
忙しくて出しそびれています。<br />
ダークファンタジーです。<br />
そのうちに出すかも知れません。</p>
<p>『偽りの玲子』はあまくささんからいただいた感想でもありましたが、自分でも凝った<br />
作品だと思います。<br />
ただ、ラ研換算で五十ページの足かせがありましたので、好きに描けなかったという面も<br />
あります。<br />
現在、枚数の制限をとっぱらい、公募に向けて改稿中です。<br />
それで忙しくてシェアワールド向けの作品が書く時間がないのです。<br />
タイミングが悪い＾＾；</p>
<p>もし、冬企画があれば、違った趣きの作品を書くかも知れません。<br />
ではでは。</p>
<p>[No.46623] 2014/10/19(Sun) 23:21:03<br />
Re: 二人が倒れたら、地獄に変わった……-魔法研究所最大の危機- (No.46622への返信 / 5階層) &#8211; サイラス</p>
<p>&gt; おつかれさまです。</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>&gt; ルール無用がルールですのでなんでもありです。<br />
&gt; 他人のキャラを勝手に殺しても、そのキャラがなぜか別作品で生き返っても、性格が変わっても性別が変わっても設定が歪んでも、すべてはルール内なのです。</p>
<p>了解です。<br />
あと、これは、ちょっとした興味なんですが、このシェアワールド、皆の作品を見て、どのようなことを感じますか？</p>
<p>[No.46626] 2014/10/20(Mon) 20:54:16<br />
Re: 二人が倒れたら、地獄に変わった……-魔法研究所最大の危機- (No.46626への返信 / 6階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; 　あと、これは、ちょっとした興味なんですが、このシェアワールド、皆の作品を見て、どのようなことを感じますか？<br />
自分が用意したわずかなキーワードを元に、皆様が私では思いつかない展開やキャラクターを生みだし、いくつもの物語を紡いでいくのは本当におもしろいものです。<br />
仕事でも似たようなことをやってはいるのですが、仕事にはない「楽しみ」の要素があるのは興味深いです。</p>
<p>もともとは掲示板で、参加者が同じ目線で交流できないか？　気軽に参加できて、物語づくりの練習を楽しくできないか？　というところから考えた企画でしたので、この進展も興味深く感じています。</p>
<p>[No.46628] 2014/10/20(Mon) 21:29:52</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画11</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/915/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:55:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=915</guid>

					<description><![CDATA[「シェアードワールド的なもの」３ (親記事) &#8211; ジジ そろそろ落ち着いてきたかなと思いますが、とりあえず３本めのツリーを植えさせていただきます。 【世界設定】 どこかの世界のどこかの場所にある『魔法研究所』 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「シェアードワールド的なもの」３ (親記事) &#8211; ジジ</p>
<p>そろそろ落ち着いてきたかなと思いますが、とりあえず３本めのツリーを植えさせていただきます。</p>
<p>【世界設定】<br />
どこかの世界のどこかの場所にある『魔法研究所』。<br />
魔法を使う者の寄り合い所として作られたこの施設には、いろいろな場所から魔法を研究するため、さまざまな者が集まっています。その研究と人員の生活空間確保のため、施設の外周では常に改築と新築が行われています。</p>
<p>【研究所の派閥】<br />
この世界において、魔法はけっこう普通に使える代わり、理論体系は確立できていません。魔法を使うための条件が、人によってちがうからです。<br />
その中で、研究所の者たちは研究を進めるため、条件が近い者同士で派閥を作っています。まあ、派閥と言っても政治やら権謀術数やらが飛び交うような生臭いことは一切なく、派閥同士で協力しあう、互助会のような感じです。</p>
<p>派閥は大きく分けて４つあります。<br />
●純研究派＝普通に魔法実験や呪文開発、魔法発動の段取り研究などしている派閥です。見た目も行動もごく普通。常識的な者が多いです。ゆえに外の世界との橋渡しの役職に就き、苦労する者も。<br />
●食堂派＝魔法と融和性の高い食材の調理法を研究している派閥です。そこで開発された食べ物や飲み物はすべて「丹」と呼ばれます（相撲のちゃんこと同じ感じです）。副産物であるダイエット丹で超モデル体系を手にする者、味見の日々によってむっちり化する者の２タイプに分かれます。<br />
●上下派＝テンションを極端に上げることでエッジの立ったキレる魔法を使う派閥です。派生系に、テンションを極端に下げることで圧縮率が高く重い魔法を使う者もいます。その派閥傾向からマッド率が高く、また公式髪型としてモヒカン刈りが推奨されています。<br />
●代償派＝超越的存在に代償を差し出すことで、世界救済規模の大魔法を使う派閥です。非常に強力ですが、失うものがあまりに大きいため、派閥としては最小になります。</p>
<p>【研究所の有名人】<br />
今のところ決まっているのは、代償派のふたりだけです。<br />
・無垢の聖女＝「壁なるツイナ」という古い存在と契約しており、最大で世界の１／４の範囲を守護できる防壁を生み出すことができます。<br />
ただ、その代償として「心の年輪」を１枚ずつ剥がされてしまうため、18歳でありながら10歳程度にまで知性を落とされています。<br />
彼女には師を同じくする仲の良い弟弟子がいますが、彼のことを、弟様をさらに縮めた「おとうさま」と呼び、慕っています。<br />
・求愛の管理官＝「ベレルの舌」という邪神と契約している中年男性。攻撃魔法から治癒魔法まで、必要に応じてなんでも使うことができますが、その代償は「愛する妻の、彼への愛情」。ちなみに彼の妻は研究所の大スポンサーの娘なので、妻の愛がゼロになって離婚されると研究所は解散の危機に陥ってしまいます。<br />
研究所は便利な彼をできるかぎり温存しようと気づかい、彼は彼で冷めていく妻の愛をわずかでも取り戻すため、妻に尽くす毎日を送っています。<br />
【物語のルール】<br />
このシェアードワールドの目的は、「ひとつのシチュエーションを完結させる練習」です。小説はこのシチュエーションをより合わせてひとつの物語を作っていくものなので、そのいちばん小さな単位を作る練習をしましょうというわけです。</p>
<p>ですのでルールは、<br />
●物語は4000字（原稿用紙換算で10枚）以内で完結<br />
●明示されている設定は固定ですが、それ以外にどんな設定やキャラを出しても自由<br />
●誰が作った設定でもキャラでも著作権フリー（応募作や商用への転用は禁止）</p>
<p>他の方の作品を読んで、感じ入ったキャラや設定を持ってくるも自由ですし、それはそれとしてパラレルなものを書いても自由、別設定をかぶせて潰しに行くも自由です。<br />
この研究所で言う掌編の練習用お題なので、練習のためなら手段は選ばない方向で。</p>
<p>創作の合間の息抜きに、または作品づくりのための練習に、よろしければご参加ください。</p>
<p>[No.46572] 2014/10/16(Thu) 22:49:16<br />
ご投稿はこの上にお願いします (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; ジジ</p>
<p>ご投稿くださる方は、こちらのレスではなく、上の【「シェアードワールド的なもの」３】へ直接レスしてくださいますようお願いいたします。</p>
<p>[No.46573] 2014/10/16(Thu) 22:50:46<br />
へろりんさん作『永久凍庫の秘密』への感想です (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>へろりんさんの『永久凍庫の秘密』への感想です。<br />
が、「シェアードワールド的なもの」２ のツリーがだいぶ育っているので、お目にとまるかどうか少し不安なものの、こちらに書き込んでみることにしました。</p>
<p>まず。<br />
面白かったです。毒を含んだ独特の余韻を楽しむことができました。<br />
このミニ企画の投稿作は、長い物語の最少単位としての断片から一作として読めるものまで様々ですが、纏まった掌編としては本作が群を抜いていると思いました。文章もストーリー運びも巧み、仄暗い雰囲気、そして他の方の作品にまったく絡まないところも「一人孤高に立つ」という感じで、へろりんさんらしいです。</p>
<p>ただ本作、この一作だけ読ませていただいたとしたら文句のつけようがない出来栄えかと思うのですが、一つだけ気になった点があります。<br />
それは、『二人目のヘレネ』『偽りの玲子』と本作、すべて同工異曲と感じてしまったことです。（『勇者様のお仕事』だけ、ちょっと異質でした。個人的にはあれが一番好きなのですが）<br />
一見、純朴そうに見えて、うちに狂気を秘めた主人公。彼らには顕著な共通点が一つあります。「勝気な女性に侮られる」という設定です。<br />
女性たちは主人公に好意を抱いているように見えるのですが、実は「この子はどう見ても人畜無害。危険はなさそう。ちょっと、からかってやろうかしら？」という感じの本音が透けて見えるんですね。そうして面白半分に近づいて、大変な目にあうという。三作とも、そういう話でした。</p>
<p>似ているからいけないというものでもないのかもしれませんが、趣きの違うストーリーを手がけた時にはどういう作品を書かれる方なのかな？　と気になるところではあります。<br />
≪補足≫<br />
『偽りの玲子』の女性キャラ（あえてヒロインとは言いません）は、ストーリー上「主人公に好意を寄せているように見える」「侮っている」ということに当てはまらないのですが、三作並べて読むと何となく似ていることに気づくという感じです。<br />
そういう点で、『偽りの玲子』は、作品としての加工が洗練された秀作なのかもしれません。</p>
<p>[No.46581] 2014/10/17(Fri) 20:46:13<br />
どあのぶさん、感想の返信です。 (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; サイラス</p>
<p>&gt;こんばんは！どあのぶです。</p>
<p>&gt;前スレを上げるわけにもいかなかったので、こちらで失礼します。</p>
<p>こんばんは、サイラスです。どあのぶさん、感想有難うございます。</p>
<p>&gt;片桐さんの苦労人オーラが、いい味出してますね！<br />
&gt;これからも聖女様に振り回されるんだなーと微笑ましくなりました。</p>
<p>今、作っている作品も苦労しています。ただ、聖女には、振り回されていません。<br />
また、このまま振り回されるのも、考えもの……一歩間違えば、カ……してしましそうで……</p>
<p>&gt;所々次話に繋がりそうな伏線が出てきただけに、続きが気になります。</p>
<p>本当は、続きはあるのですが、広人もカーネルも、そのネタはしたくないと、拒否したため、断念しています。</p>
<p>&gt;あと、キマイラ弁当の味が全く想像もつかなくて、地味に興味が……。<br />
&gt;キマイラ、……入ってるんでしょうか（汗）<br />
世界観をもっと見たいと思える作風も魅力的でした。</p>
<p>これ、適当につけたんですけどね……(汗)<br />
ただ、中身は、キマイラの肉で作った、肉巻きおにぎりと、山菜のおかずが入ったものです。<br />
味は、キマイラだけに、どれとして同じ味はないものの、スタミナはかなりつきます（上下派が、ショ糖以外に食べる数少ない食品のひとつだとか）。<br />
また、これは、今、思いついたのですが、ハーブやマンドレイクと一緒に一晩つけて焼いたものは、接種者に、一時的ですが、毒や呪詛に対する耐性がつく『丹』ともなり、遠征隊のマストおかずにもなっています。</p>
<p>&gt;はさみ描写はお色気に必須ですし、難しいところですね……。<br />
&gt;私がもっと可愛くする！といったデザイナーごっこや、切った布地で聖女様がリボンティアラを作る描写とかあれば、違和感少ないかもと思います。<br />
&gt;更にそれを、聖女様がドヤ顔で片桐さんに見せに来るシーンがあったら、萌えとエロスで二度おいしいと思います。微笑ましいシーンのはずが、格好はアブナイわけで……。</p>
<p>&gt;にぎやかな、いい作品でした。ありがとうございました。</p>
<p>今作っている作品完成したら、改稿しようかな……と思っています。ちゃんとあの話で、終わるように……</p>
<p>では。</p>
<p>[No.46582] 2014/10/17(Fri) 21:54:18<br />
【改稿】秘密の魔研戦隊ゴースト・ファイターズの感想です。 (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; サイラス</p>
<p>こんばんは、サイラスです。ねねさん、改稿版も読ませてもらいました。</p>
<p>話自体は、展開がはっきりしていてよかったのですが、後半の成仏のシーンで、悪霊（？）が抵抗していないところが、気になります。そう簡単に成仏しないから退治を行う必要を出させるようにしないと、「人畜無害ならほっときゃいいじゃん」と読者は突っ込みます。<br />
また、上とも関連するのですが、悪霊との抵抗の際、ジュリアとコウの衣服、特にスカートや胸部あたりを破壊しておくと、こういう展開もできます。<br />
ジュリアや性転換中の自分の体（正確には、破けたところから見える下着や膨らみ）を見て、コウが鼻血を出す。→なんとか、悪霊を成仏させる。→性が浄化される。→自分が見て、興奮していたものが、実は、キャン○入りのハイグレや、熱い胸板だったショックを覚える（しかも、コサブロウが、それを、勘違い）。そのほうが、シュールに笑える気がします（書いていている、俺って、変態？）。</p>
<p>では。</p>
<p>[No.46583] 2014/10/17(Fri) 22:07:21<br />
石の巨人と風の魔王 (No.46572への返信 / 1階層) &#8211; 雷</p>
<p>石の巨人と風の魔王</p>
<p>「お姉ちゃん」と呼ばれても、はじめはワケが分からなかった。<br />
ミラは、目の前に立つモヒカン女性をしげしげと見つめる。<br />
7番目の末娘『魔王』ジェシク。<br />
彼女はそう名乗った。<br />
そういえば、自分にも「姉」と呼ぶ人がいる。<br />
血よりも固い絆で結ばれた、同じ使命を背負った5人の「姉」が。<br />
「もしかして、あなたは7人目の戦乙女？」<br />
「そのとおり！　俺はジェシク。“無垢の聖女”と契約し、シールド石の守護者として心も体も生まれ変わったのさ！」<br />
テンションの高い受け応えと、頭のモヒカンからして、間違いなく上下派だろう。<br />
ジェシクは、こちらの様子をうかがっているテストステロン級の魔蟲の群れを一瞥してから、ミラや火炎放射器先輩と彼の部下を見回した。<br />
「情けねえなあ。これから俺の力を見せつけてやる味方が、たった十人ちょっとかよ。観客が少ねえと、張り合いがねえじゃねえか」<br />
「まさか一人で、あの魔蟲の大群とやりあうつもりじゃないだろうな」<br />
火炎放射器先輩は驚きを隠さなかった。<br />
「だとすれば、おまえは相当にキレてるぜ」<br />
「だろう？　性別の壁すら軽く飛び越えちまったこの俺に、不可能はねえのさ」<br />
ジェシクが自信たっぷりに言ったとき、何の前触れも無く、大地が震えた。<br />
魔法阻害粒子に覆われて砂漠のようになった地面を割って、巨大な魔蟲が姿を現した。さきほどジェシクが倒したブラジキニン級の2倍、いや3倍の大きさだ。<br />
あまりの巨体に、ミラも火炎放射器先輩も、開いた口がふさがらない。<br />
ジェシクが歯を見せて笑った。<br />
「最高にイカシてるぜ。いきなり、こんなでっかいヤツが相手とは、俺のデビュー戦にぴったりの晴れ舞台じゃねえか！」<br />
ジェシクの足元から、再び風が巻き起こる。<br />
「イクぜえ、気合ぶっこんでくぜえ！　シク、ヨ、ロ……？」<br />
唐突に、ジェシクはがくりと膝をついた。<br />
肩が振るえ、呼吸が乱れている。<br />
（リバウンドだ！）<br />
ミラはあわててジェシクに駆け寄った。<br />
“無垢の聖女”と契約して戦乙女になった人間は、強大な力を持つ“不可視の獣”を魂に寄生させ、その力を操ることができるようになる。だが、戦乙女になったばかりのときに力を乱用すれば、その反動で、心身に異常を来すことがある。<br />
魂に寄生した獣が、宿主である戦乙女の魂を喰らうのだ。<br />
ミラにも同じような経験があった。<br />
「ミラ、ジェシク、逃げろ！」<br />
火炎放射器先輩が叫んだ。<br />
テストステロン級の魔蟲の一匹が、体が動かなくなったジェシクに飛びかかってきた。<br />
ミラはとっさにジェシクに覆いかぶさって、背中でかばった。<br />
魔蟲のハサミが、ふたりに向かって振り下ろされる。<br />
瞬間、ミラたちと魔蟲のあいだに、巨大な岩が立ちはだかった。<br />
強固な岩のカタマリが、飛びかかってきた魔蟲をはじき返した。<br />
「まったく、上下派のバカどもは後先を考えんから、いつも苦労させられるのじゃ」<br />
幼い声に、ミラは顔を上げる。<br />
見た目は10歳ほどの女の子が、尊大な面構えでこちらを見下ろしていた。<br />
「のじゃババ様……」<br />
ミラは呆然とする。<br />
食堂派の筆頭である重鎮が、どうしてここにいるのか。<br />
「あたしたちを助けてくれたんですか？」<br />
「わしは、まだ何もしとらんよ。その岩は、石っ小僧の仕業だ」<br />
のじゃババが指差した方から、青年がひとり駆けてきた。<br />
「キイス！」<br />
「ミラ、無事かい!?」<br />
「無事かどうかは分からないけど……」<br />
ミラは傷だらけになった自分の手足を見る。<br />
「いちおう生きてはいるよ」<br />
「良かった。遅れてしまって、ごめん」<br />
キイスは安堵の表情を浮かべながら、ミラを抱きしめた。<br />
突然のことに、ミラは体が固まってしまう。<br />
「ほんとうに良かった」<br />
「……ええと、その、どうしてキイスと、のじゃババ様がここに？」<br />
「わしは、その小娘に、この丹を飲ませに来たのじゃ」<br />
言いながら、のじゃババは懐から取り出した錠剤を、意識が朦朧としているジェシクの口にむりやり突っ込んだ。<br />
「わしが特別に作った回復丹じゃ。じきに体の痙攣はおさまり、呼吸も落ち着く」<br />
ミラは内心で首を傾げた。あまりに用意がいい。まるでジェシクがこうなることを分かっていて、丹を作って持ってきたようじゃないか。<br />
「さすらいの魔女、おまえさんの考えは正しいよ」<br />
のじゃババが、まるでミラの心を読んだように言った。<br />
「“無垢の聖女”が、わしに言ったのさ。新しい戦乙女のために、丹を作ってほしいとね。なんでも6人目の戦乙女が、はじめて力を使ったときに体を壊して、再起不能になりかけたそうじゃないか」<br />
のじゃババはミラの頬を優しく撫でた。<br />
「聖女は、おまえさんと同じ苦しみを、この小娘に味わせたくなかったのさ。さて――」<br />
のじゃババは、キイスの背中を思い切り叩いた。<br />
「抱き心地がいいからって、いつまでそうしてるつもりだい、石っ小僧！」<br />
「いてて。のじゃババ様、すこしは手加減してくださいよ」<br />
「ふん。好き合ってる者同士、あとで思う存分ちちくりあえばいいさ。じゃが今は、目の前の敵を排除することに専念しろ」<br />
のじゃババの苦言に、キイスはミラを抱きしめていた腕をほどいて、立ち上がった。<br />
よろしい、と頷いて、のじゃババは超巨大魔蟲を見上げた。<br />
「それにしても、ここまで大きいのを見るのは、『蟲の七日間』以来かの」<br />
「まさか、ふたりでヤツらを相手にするんですか」<br />
火炎放射器先輩が、表情を堅くする。<br />
「このあたり一帯は大量の魔法阻害粒子が散布されていて、あらゆる魔法が完全に無効化されます。俺たち火炎放射器部隊や戦乙女ならともかく、のじゃババ様や、石の魔法使いでは……」<br />
「わしらをナメるんじゃないよ、火の小僧」<br />
のじゃババがすごみをきかせる。<br />
「気合頼みの魔法とは違う、理論と理屈に裏付けされた戦い方を見せてやる」<br />
のじゃババは、また懐から錠剤を取り出した。<br />
「何にします？」とキイスが尋ねた。<br />
のじゃババは、もういちど超巨大魔蟲を見上げた。<br />
「これだけ体格差があるから、成長丹は無意味じゃ。『力丹』と『すばやさ丹』にするとしよう。錠剤の魔法成分を体内に取り込んでしまえば、魔法阻害粒子の影響を受けずにすむ」<br />
のじゃババは選んだ錠剤をごくりと飲み込む。<br />
「では、メインディッシュは、のじゃババ様に譲ります」<br />
「うむ。ザコは石っ小僧に頼んだぞ」<br />
「任せてください」<br />
突然、さきほどミラとジェシクを敵の攻撃からかばった岩のカタマリが、ぐらぐらと動き出した。<br />
岩は、一体の石の巨人に姿を変えた。<br />
同時に、何十体もの石の巨人が、砂に覆われた地面を割って姿を現した。石の巨人は目の前の魔蟲に襲いかかり、殴り蹴り、外殻を砕き、鳴き叫ぶ魔蟲の体を引き裂いていく。<br />
「あれは、キイスのゴーレム？」<br />
ミラは怪訝な表情を浮かべる<br />
ゴーレムは、魔法石を核にして、土砂と岩石から作り出される巨人だ。だが、このあたり一帯では魔法を使えないはず。なぜ魔法で作られた石の巨人が動くのか。<br />
「そうか、ゴーレムの表皮は分厚い岩盤そのものだ」<br />
火炎放射器先輩が手を叩いた。<br />
「だからゴーレムの体内にある魔法石が、魔法阻害粒子の影響を受けずに、ゴーレムをコントロールできるんだな」<br />
「そのとおりです。ちょうどタイミング良く、ゴーレムの核にするのに打ってつけの宝石もありましたしね」<br />
キイスは小さな空っぽのガラス瓶を懐から取り出して、ミラに見せた。<br />
もしかして、とミラはキイスを見返す。<br />
「せっかくミラがくれたルビーを、全部、ゴーレムを作るのに使ってしまったんだ」<br />
ゴーレムの核となる魔法石は、生命の活力を引き出すルビーが最適だ。<br />
だからキイスは、ありったけのルビーを魔法で精製して、ゴーレムの核にした。作り出したゴーレムのほとんどは、ここに連れてきた。残る数体は、研究所の外壁にあるシールド石の守りにつけてある。<br />
「……ごめん」<br />
「ううん、謝らなくていいんだよ」<br />
ミラは微笑んで、キイスの腕に抱きついた。<br />
「あたし、キイスの役に立てたなら、それでいいから」<br />
「こらっ」<br />
のじゃババが、また二人を叱った。<br />
「イチャイチャしておらんで、石っ小僧は、早く通り道を作らんか！」<br />
のじゃババが怒鳴ると、超巨大魔蟲の前に何体かのゴーレムが集まった。<br />
あたりの魔蟲を蹴散らしながら、ゴーレムたちはスクラムを組む。<br />
のじゃババが駆け出した。<br />
ゴーレムたちの背中を蹴って、のじゃババは空高く跳躍する。<br />
そのまま一閃。固く握りしめた拳を、超巨大魔蟲の脳天に叩きつけた。<br />
ぼこり、と魔蟲の外殻のあちらこちらが膨らみ、炸裂した。<br />
のじゃババの拳が与えた衝撃が、魔蟲の全身に伝わり、体内で暴発したのだ。<br />
超巨大魔蟲は地響きをたてながら倒れた。<br />
「ふむ、こんなところじゃな」<br />
のじゃババは地面に下り立つと、ふあぁ、とあくびをして、目元をこすった。<br />
「ねみゅい……」<br />
いくら外見年齢は10歳でも、実際は齢数百年とも噂される老婆なのだ。<br />
体を動かせば、疲れて眠くなる。<br />
「まだです、のじゃババ様！」<br />
キイスが叫んだ。<br />
脳天を割られ全身を粉砕されてなお、超巨大魔蟲は生きていた。<br />
魔蟲は、かろうじて形が残っている前足を振り上げて、のじゃババめがけて巨大なハサミを振り下ろす。<br />
のじゃババは、もういちど大あくびをした。<br />
眠気が強すぎて、魔蟲の攻撃に気づいていないのだ。<br />
「のじゃババ様――！」<br />
「かの敵一切合切討ち滅ぼせ!!」<br />
砂漠に響きわたった呪文が、風を呼んだ。<br />
風は渦巻き、刃となって、のじゃババの頭上に振り下ろされようとしていた魔蟲のハサミを両断した。<br />
風の刃は、そのまま魔蟲の全身を切り刻み、粉砕した。<br />
「ヒャッハ――！　あのクソでっかいヤツに、とどめを刺してやったぜ！」<br />
その場にいた全員が、声がした方を振り返った。<br />
ジェシクが、誇らしげにモヒカンを風になびかせていた。<br />
どうやら、のじゃババの特製回復丹が効いて復活したらしい。<br />
「おまえら、この7人目の戦乙女『魔王』ジェシクを誉め称えるがいい！」<br />
「マム、ヒャッハ――!!」<br />
火炎放射器部隊の面々が、勝利の雄たけびを上げた。<br />
砂塵は風に吹き飛ばされ、青空が頭上に広がっていた。</p>
<p>&#8212;&#8212;&#8212;-（終）&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>これで、ひとくぎりですかね。</p>
<p>勝手に、東湖さんの『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』の続きを書きました。<br />
だって、ブン投げられたら、ブン投げ返すしかないでしょ！</p>
<p>今回も、聖女様に引き続き、ジジさんの火炎放射器先輩をお借りしました。<br />
東湖さんの味付けを踏まえつつ。</p>
<p>たなかさんの、のじゃババ様は、わをんさんの『瓦礫の隣で』の要素も織り交ぜながら。<br />
ロリばばあって、いいもんだな。</p>
<p>あまくささんのジェシク君（ちゃん？）も、東湖さんの味付けを踏まえつつ。<br />
性転換させたままです。すみません。</p>
<p>[No.46592] 2014/10/18(Sat) 00:44:47</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画10</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/904/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:14:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=904</guid>

					<description><![CDATA[【改稿】秘密の魔研戦隊ゴースト・ファイターズ (No.46465への返信 / 2階層) &#8211; ねね 改稿してみましたが……。 上は文字の都合でまとめて、下半分はまるっと変更しました。 ************* [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>【改稿】秘密の魔研戦隊ゴースト・ファイターズ (No.46465への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>改稿してみましたが……。<br />
上は文字の都合でまとめて、下半分はまるっと変更しました。<br />
**********************************<br />
純研究派の優等生にして、委員長。状況を把握し、的確に対処できることで皆から頼りにされているジュリアには、実は秘密があった。<br />
「ゴーストアターック」<br />
乙女チック全開なステッキを振り回し、悪霊をばったばったと成仏させていく。――先端のハートモチーフが魔法を発動する仕様だ。<br />
レースで縁取った大きなリボンが、その下の今にもボタンがはちきれそうな胸と一緒に上下に揺れる。フリルたっぷりのチェック柄スカートをひらひらと舞い踊らせながら、ステッキを振り回す。<br />
時刻は午前2時。悪霊退治にはうってつけの時間だ。ここから1時間が勝負なのである。<br />
それにしても今日は数が多すぎる。これじゃ埒が明かない。ジュリアは途方にくれそうになる。<br />
でも放おってはおけない！<br />
キリっと表情を引き締めて、目の前の悪霊に集中する。<br />
事が事なだけに、誰にも秘密でジュリアは日々黙々と退魔を行ってきたのだったが……。<br />
秘密は、秘密のままにしておけないものなのである。<br />
「あれ、委員長？　こんなところで……っていうか、何、そのステッキ」<br />
「キャー！　サ、サトーさん！　ここここ、こんな時間に、どうしてここに？　こ、この格好は、その、あの。わわわわ、わたしには不似合いだってわかってるんですけど、本当はフリフリとか、可愛いい物が大好きで……は、恥ずかしい……」<br />
コウ・サトー。――某管理官のための委員会メンバーの一人だ。<br />
「外界に降りて、戻りが遅くなったもんだから、裏口から戻ったところ……って、ここ、やっばいなー。この時間ここには居ないほうがいいよ。部屋まで送るから。行こう」<br />
「あの、もしかしてサトーさんは視えるんですか？」<br />
「ああ、まあ。てことは委員長も？」<br />
「ちょっと、わたしの部屋へ来てください！」<br />
「いや……送るって言ったけど……部屋って。こんな夜中にいいのかな」<br />
いや、ダメな気がするなどと、ぶつぶつと呟くコウに、「いいから早く！」とジュリアは焦れたように腕を引っ張った。<br />
部屋に入ると、ほわんと灯がともる。<br />
夜中の2時過ぎ、薄暗い部屋で女の子と二人きり。<br />
今日のジュリアはいつも着けている眼鏡を外している。頭の上の方で一つにまとめているゆるい巻き髪を今は下ろしている。ちょっと変わった格好だなと思ったが、普段の飾り気のない大人っぽい格好とは違い、歳相応の少女らしくてなんというか……。<br />
（こんな、可愛かったっけ？）<br />
好意はあったけど、そういうんじゃなかったはずだったのに……思わずどぎまぎしてしまう。<br />
なんとも言えない胸の高鳴りは、しかし次の瞬間一気に吹き飛んでしまうのだったが。<br />
「……ちょっと待て。これっ……て」<br />
はいっと手渡されたものを見てコウは絶句した。<br />
「こんなに頼もしい相棒が身近に見つかるなんて思っても見ませんでした。これはわたしの予備ですが、遠慮は入りません！　使ってください！　そして、研究所の平和のためにわたしと一緒に悪霊退治しましょう！」<br />
「いや、無理だから。これ女物だろどうみても」<br />
「この服には霊力を跳ね返す魔法をかけてあります。伸縮性もあるので、問題なく着られるはずです」<br />
「いや、だから。俺男だから伸縮とかじゃなくて、女物とか無理」<br />
「やっぱり、そうですよね……。男物は用意がなくて……あ、でも！　いいものがあるんでした」<br />
にこりとジュリアは笑う。<br />
笑顔にクラっときたのもつかの間、コウを奈落の底へと突き落とす言葉をさらりと突きつける。<br />
「性転換丹」<br />
「せせせせ、性転換丹？」<br />
それはもちろん必要な人もいるんだろうが、自分には絶対に必要のないものだ。<br />
「わたし、外界との調整役もやってるんですけど、その関係で食堂派の方からもらったんです」<br />
「……どこのどいつだったく。余計なことを……一応確認のために聞くけど、何これ」<br />
「食べると女の子になれます」<br />
「やっぱりか！　聞いた俺がバカでした！」<br />
「うっ……あの、どうしてもダメですか？　ほんの1時間だけです。サトーさんの力が必要なんです。ステッキを使えば誰でも退魔はできるけど、視える人でないとヒットできないから誰でもいいわけじゃないんです」<br />
涙目でじっと見つめられて、コウは狼狽える。<br />
「……その、ごめん。怒鳴って悪かったよ。1時間だけ、なんだな？」<br />
「はい！　ありがとうございます！」<br />
コウは観念したように手を差し出す。<br />
「この性転換丹の効力はたぶん1日くらいだって言ってた気がするので、ちょっぴりで大丈夫なはずです」<br />
深いため息をつくと、コウはキッチリ等分できる魔法のナイフを取り出し24等分にしはじめた。<br />
「二人になったわけだし、名前があった方がなにかと便利ですよね。わたしたち悪霊退治チームの名前……“魔研戦隊ゴースト・ファイターズ”はどうでしょうか？」<br />
「……名前って誰に名乗るつもり？　悪霊に？　……でも、もうなんでもいいか。好きにしていいから、早く悪霊退治をすませよう」<br />
コウはやや投げやりに言う。<br />
仕方ない。この部屋にのこのこついて来たのが運の尽きだ。それには若干の後ろめたさもないわけじゃないし。<br />
深々とため息をつき意を決して、“性転換丹”とかいう怪しげなものを念のため2切れ口に放り込んだ。<br />
着替えを済ませ、ジュリアの部屋を出ようとしたそのとき、コウは姿見に映し出された自分の姿に思わず見入って足を止めた。<br />
（あれ。俺、意外と可愛くね？）<br />
落ち込みっぱなしだった気持ちが、なぜかやや持ち直した。</p>
<p>「サトーさん、霊たちをステッキで呼び寄せますから、気をつけてください！」<br />
この乙女チック過ぎる魔法ステッキ。退魔器具としてもなかなか優秀らしい。<br />
フリフリッと可愛らしく振り回すだけで、害虫駆除の団子だとか、某ホイホイ並みに半径50m以内にいる悪霊が集まってくるそうだ。――ここに来る間にジュリアからひと通り確認したところによると。<br />
不意にジュリアのステッキがピコーン、ピコーンと鳴った。すぐさまてっぺんのハートが、チカチカチカッとピンク色の眩い光りを放ちはじめた。<br />
「来ます！　わたしと向かい合わせでお願いします」<br />
コウは目だけで頷いて、打ち合わせ通りの配置につく。<br />
悪霊たちは、無秩序なようでいて、決まり事があるのだという。<br />
つまり、霊には霊の通り道があるのだ。そこを塞ぐようにして、二人は霊と対峙する。<br />
大きな黒い塊がこちらに向かっているのが視えた。<br />
「あれは……親玉です！小さな悪霊はあの親玉から分裂して生まれているんです！しょっぱなから大物引くなんて、サトーさん、憑いてます！　あれを一気に成仏させれば、小さいのを一匹一匹退治する面倒がなくなります！ “さっき言ったとおりに”お願いしますね。来ます！」<br />
「う、うん」<br />
コウはなぜかぎこちなく頷いた。<br />
「今です！　サトーさん！　例の除霊魔法を発動する台詞を！」<br />
「さ、彷徨える霊魂よ」<br />
コウはたどたどしく台詞を紡ぐ。<br />
「天への道標をいま」<br />
ジュリアが声を張り上げる。<br />
「「魔研戦隊ゴースト・ファイターズが指し示す！」」<br />
――台詞は、先ほどコウが着替えている間に急いでセットしなおしたらしい。因みに、二つのステッキにも何やら細工をしたのだと言っていたがよくわからなかった。<br />
二人はお互いのステッキを頭上に掲げて、重ねあわせる。<br />
ピンクとブルー。二色の光が混ざり合いながら迸る。<br />
親玉に向かって、二人はステッキを振り下ろす。<br />
浄化の光はまっすぐ親玉に突き刺さった。親玉を光が包み込む。その光はどんどん大きくなっていき……、ぶわぁあああっと一気に破裂した。<br />
大きな黒い塊は、ぷしゅーっと萎んでいき、小さな霊達がぶわぁああっと一気に散らばっていく。<br />
ステッキのハートがピコーンと鳴った。<br />
『35点』<br />
「まさか……失敗ってこと？」<br />
「平たく言うとそうです。サトーさん……声量小さすぎます。あと、決めポーズにキレがありませんでした。完璧でないと技が完成しないって言ったじゃないですか！」<br />
ジュリアの冷たい目がコウに突き刺さる。<br />
いや、だって。そんなの恥ずかしいじゃないか。とは思ったものの、この状況で口に出す勇気はない。<br />
「わ……悪ぃ」<br />
釈然としないまま、取り敢えず謝る。<br />
（だいたい何でそんな面倒くさい仕様なんだ。エイとか、ヤーとかで十分だろ）<br />
「一応先ほど霊を呼ぶ時に周囲を霊法陣で囲っておいたから良かったですけど。わたしが陣を使って小さい霊達を捕縛しますから、サトーさんは、“例のアレ”でとどめを！　大技はもうコレ以上打てないから、失敗は許されません！」<br />
ジュリアはくるくると回りながらステッキを振り回す。<br />
「尊き神よ、我が願いを聞き届け給え！」<br />
ジュリアの声に呼応するように霊法陣が浮かび上がる。きっちりポーズを決め「捕縛！」と声を張り上げる。<br />
今だ！というように、ちらりとジュリアがこちらを振り返った。<br />
コウは蠢く悪霊たちに向かって、やりゃいいんだろ！とヤケクソでキメ台詞を吐き出し、完璧に可愛いポーズを決めた。</p>
<p>「このあたしが、神様に代わってお仕置きしちゃうんらからぁっ もうお痛しちゃらめぇ！」</p>
<p>ピッ『10000点☆』</p>
<p>ふわり、と白く煙るような光は辺り一面広がっていき、コウの体も覆い尽くしていく。<br />
悪霊たちは、ぱっと一瞬光り闇の中に溶けこむようにして、つぎつぎ浄化される。<br />
「上手くいった、のか？」<br />
幻想的な光景をぼんやり眺めていると、不意に後ろからぎゅっと抱きしめられた。<br />
「10000点なんてはじめてです。決めポーズ、素敵でした……わたしもうわかってるんです……わたしもそうだから。もう隠さなくていいですから」<br />
コウは何か違和感を覚えて、ゆっくりと首を後ろにひねってギョッと飛び退った。<br />
「あ、あんた、誰ッ？！」<br />
クマみたいな顔の男がにこりと笑って、可愛くポーズを決めた。<br />
「ジュリア改め、本名ゴンザブロウDETH☆　サトーさんも、隠れオネェですよね？」</p>
<p>10000点の必殺技は、二人の転換された性別をも浄化してしまったのだった。</p>
<p>不幸にも男二人が抱き合っている姿を目撃してしまった“さすらいの魔女ミラ”は霊取り豚をそっと置くと、静かにその場を立ち去った。<br />
**********************************</p>
<p>このオチ、性転換丹のくだりで読めてしまいますか？<br />
その分、ゴンザブロウのディテールを大きくしてインパクトを出してみたのですが。<br />
それにしても、もっとサクっとできるかとおもいきや、4000文字に苦戦させられました。。。</p>
<p>ミラさんの出番が～</p>
<p>[No.46556] 2014/10/15(Wed) 23:38:56<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</p>
<p>こんばんは。ケスウ・ユジン・ヘイテと申します。</p>
<p>やっほう！　名前が挙がって嬉しいです！　創作掲示板では、雷さんのレスから色々教わっておりました！<br />
読みやすい文体で綴られる、王道の青春恋愛ファンタジーは、正統派という感じですね。シェアードワールドという事で、雷さんの作品の設定を、私も自作の参考にしています。ファンタジーに一家言持っているという感じで、好印象でした！</p>
<p>[No.46563] 2014/10/16(Thu) 00:48:05<br />
『奇妙な注文』、拝読しました！ (No.46449への返信 / 2階層) &#8211; どあのぶ</p>
<p>こんばんは！どあのぶです。<br />
前スレを上げるわけにもいかなかったので、こちらで失礼します。</p>
<p>片桐さんの苦労人オーラが、いい味出してますね！<br />
これからも聖女様に振り回されるんだなーと微笑ましくなりました。<br />
所々次話に繋がりそうな伏線が出てきただけに、続きが気になります。<br />
あと、キマイラ弁当の味が全く想像もつかなくて、地味に興味が……。<br />
キマイラ、……入ってるんでしょうか（汗）<br />
世界観をもっと見たいと思える作風も魅力的でした。</p>
<p>はさみ描写はお色気に必須ですし、難しいところですね……。<br />
私がもっと可愛くする！といったデザイナーごっこや、切った布地で聖女様がリボンティアラを作る描写とかあれば、違和感少ないかもと思います。<br />
更にそれを、聖女様がドヤ顔で片桐さんに見せに来るシーンがあったら、萌えとエロスで二度おいしいと思います。微笑ましいシーンのはずが、格好はアブナイわけで……。</p>
<p>にぎやかな、いい作品でした。ありがとうございました。</p>
<p>[No.46568] 2014/10/16(Thu) 19:36:11<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; どあのぶ</p>
<p>こんばんは！どあのぶです。<br />
御作拝見しました。</p>
<p>まさに、シェアワールドの本領発揮！といった作品ですね。<br />
いろんなキャラが一堂に会す場面はわくわくします。それだけにきちんとキャラを活かしきるのが難しいんですよね。雷さまは他の方のキャラも違和感なく書き上げていらして、感嘆しきりでした！<br />
また、和気藹々したり、からかったり、しんみりしたり……場の雰囲気が寸断されることなく、読み手も一緒にいるような不思議な感覚を味わいました。<br />
思うに個人的にまた読みたくなる作品は、読者との一体感が強い、雷さまの作風そのままでした。なので、今後ともこの作風のまま書いて頂けたら読み手としてはとっても嬉しいです。</p>
<p>&gt; アザースは、勝手に余分な設定を加えてしまいました。ごめんなさい。<br />
&gt; だって、思いついちゃったんだもん！</p>
<p>大丈夫だ。問題ない！　Σd<br />
設定をいじるのもシェアワールドの醍醐味だと思うので、大歓迎です。<br />
というか、いい≪DAJYARE・駄洒落≫なので、一本取られた気分になりました（笑）<br />
これを笑わずに言えるゲルトさんかっこいい……！<br />
拙作のキャラクターを使って頂きありがとうございました。</p>
<p>[No.46569] 2014/10/16(Thu) 19:42:29<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; わをん</p>
<p>こんばんは、雷さん<br />
『戦乙女と石の守り手』読ませて頂きました<br />
雷さんの作品はなんというか、ものすごく自然な形でキャラ分けされていて良いなって思います<br />
変に尖ってたり極端なキャラ付けがされていなくても、それが当然、みたいな感じで人物それぞれが自分の役割をこなしている気がします<br />
だからか、作品全体のムードが洗練されているんですよね<br />
今回は特に、キイスとゲルトという少々堅物な男たちの中で、どこか悠然としたフィアーセのキャラクターが光っていました。<br />
いいですよね聖女様、魅力的な人物だと思います</p>
<p>そして前回に引き続き、私のキャラクターを使って頂いてありがとうございます<br />
なんかもう恐縮するばかりです<br />
ゲルトのような大人の立場にある男性キャラというのは自分もあまり書く機会がなかったのですが、実際に書いてみるとなかなか楽しくて書いてよかったなあと思いました<br />
好きと言って頂けてすごくうれしいです</p>
<p>今回の作品も楽しく読ませていただきました</p>
<p>[No.46570] 2014/10/16(Thu) 20:52:54<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; サイラス</p>
<p>こんばんわ、サイラスです。</p>
<p>&gt; せっかくなので、もう一作（空気？　なにそれ、おいしいのｗ）</p>
<p>僕も、創作意欲がボルダンしたものの、雷さんの作品を見て、現在、鋭意制作中です。明日、明後日には、できるといいのですが……</p>
<p>&gt; ジジさんの“無垢なる聖女”にもゲスト出演していただきました。<br />
&gt; 聖女の「フィアーセ」という名前は、サイラスさんの、<br />
&gt; 夢をのぞき見る能力は、あまくささんのネタから。</p>
<p>あー、この名前もか……名付け親としては、複雑です。<br />
自分の技量不足を補うために、勝手に命名したものが、雷さんの作品やほかの方々の文章で、違和感なく定着してしまっている。<br />
子供っぽいところがありながら、聖女の名に相応しいところが表現できている聖女フィアーセ。<br />
雷さん、脱帽です。</p>
<p>[No.46571] 2014/10/16(Thu) 22:32:44<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>じわっと温かい気持ちになる、良いお話ですね！<br />
今回は、直接ミラさんは出てこないのですが、わたしはすっかりミラさんファンです。</p>
<p>ミラさんは、優しいお姉さんキャラだなという感じで、使わせていただきましたが、他の方のキャラを使わせていただくのは、とてもドキドキしました。<br />
でも、書いたあとに、このシーンにはこの人しかいない！という気持ちにもなりました。<br />
（同時にこんなハチャメチャでどうしようもない話に申し訳ない……とも思ったり。）</p>
<p>素敵なお話＆キャラをありがとうございます。<br />
次を期待して待ってますね♪</p>
<p>[No.46574] 2014/10/17(Fri) 00:36:49<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; 東湖</p>
<p>持ってかれた！！ヽ(´Д`；)ﾉｗ</p>
<p>前日譚ですね、素晴らしいです。<br />
ヘタレなので空気を、読んでしまって書き込みできなかったのですが、このところ新規投稿もないので、遅くなりましたが感想をば。</p>
<p>シールド石を守るミラを守る、石の魔法使い！<br />
胸が熱いな！</p>
<p>良作を、ありがとうございました。<br />
次回作、期待しております！</p>
<p>[No.46575] 2014/10/17(Fri) 14:58:35<br />
Re: 「妖蛆の秘密（De Vermis Mysteriis ）」 (No.46513への返信 / 3階層) &#8211; 東湖</p>
<p>ハンスくん、お借りしました。<br />
彼は、いいですね！<br />
ネタも、ひねってて興味深かったです。次回作に期待です！</p>
<p>&gt; ＞不誠実であるが故に、ハンスは誠実でもある。<br />
&gt;<br />
&gt; 　この言い回しが素敵です。<br />
&gt; 　今度使わせてもらいます＾＾<br />
・どうぞ！！</p>
<p>&gt; 　永久凍庫って、色んなものが保管してありそうですね。<br />
&gt; 　便利に使えそうです。<br />
・うん、海外ファンタジーでも、そんなのあった気がします。<br />
ナイスアイディアですね。</p>
<p>&gt;<br />
&gt; 　妖蛆のネタだけで、ホラー系の短編が何本か書けそうですね。<br />
&gt; 　いえ、長編とか贅沢言いませんから、短編で充分ですから。。。と煽ってみる＾＾<br />
&gt; 　自分も黒くてグロいの好きですので、期待してます！<br />
・いいんですか！？ヽ(´Д`；)ﾉ<br />
いいですよね、黒グロ(*^ヮ^*)</p>
<p>[No.46576] 2014/10/17(Fri) 15:03:29<br />
((((;ﾟ;Д;ﾟ;))))ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ (No.46495への返信 / 3階層) &#8211; 東湖</p>
<p>&gt; 　東湖さまの作品は、深い知識に裏打ちされているからこそ強度があるのだなと思わされました。<br />
・なに、ハリボテです。虎の張子です。須賀さまは、騙されておるのですよ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡</p>
<p>&gt; 　勉強させていただくべく、また興味を持って、穴の空くほど読ませていただきました。<br />
&gt; 　じろじろじろ。<br />
&gt; (◞≼◉ื≽◟ ;益;◞≼◉ื≽◟)<br />
・((((;ﾟ;Д;ﾟ;))))ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ<br />
こわいですってヽ(´Д`；)ﾉ</p>
<p>&gt;<br />
&gt; &gt;&gt;揺らめく炎のひらめきの中に、ミラはため息を投げ入れた。<br />
&gt; 　こういうさりげないところの描写がステキですね。<br />
須賀さんが、そう言ってくださるだろうと裏を読んで、須賀さんのために書きました！<br />
&gt;<br />
&gt; &gt;&gt;火が硬い、と『さすらいの魔女』ミラ思った。<br />
&gt; 　助詞抜けじゃないかと須賀思う。<br />
・そのとうりだと、東湖思う。<br />
一行目で、これはいたい！汗</p>
<p>[No.46577] 2014/10/17(Fri) 15:06:20<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46555への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>こんにちは。</p>
<p>&gt; いろいろな方の設定を使いながら、最初から雷さんの作られた物語のように自然に流れている筆致に感心しました。<br />
お褒めの言葉を、ありがとうございます。</p>
<p>&gt; フィアーセの描き方。個人的に好きな感じでした。けっこう難しいキャラだと思うんですね。だんだん幼くなるというジジさんの初期設定を読んだとき、ギャップから面白い展開を引き出そうというという狙いなんだろうなと推測しました。<br />
&gt; が、私としてはもう一つのイメージとして、無邪気そうなんだけど大物感を漂わせて何となく恐いみたいなキャラとしてふくらませるのもアリかなと。雷さんの聖女は、どちらかと言うとそっち寄りの雰囲気かなと感じました。<br />
僕は、聖女のことを書くとき、無邪気で幼稚な言葉づかいをさせながら、<br />
計り知れない、油断できない雰囲気をまとわせたいとも考えていました。</p>
<p>それが、あまくささんに、少しでも伝わったようです。</p>
<p>&gt; 物足りない点をあげるなら、雰囲気が落ち着きすぎて振幅が小さめな気がするところでしょうか？　暴走させるのがやたらに巧い東湖さんと対照的。<br />
これは、そのとおり（笑）<br />
ど～も、はっちゃけた物語を書くのが苦手なんですよね。</p>
<p>東湖さんがうらやましいです。</p>
<p>[No.46584] 2014/10/17(Fri) 22:30:49<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46563への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>こんにちは、雷です。</p>
<p>&gt; やっほう！　名前が挙がって嬉しいです！<br />
&gt; 読みやすい文体で綴られる、王道の青春恋愛ファンタジーは、正統派という感じですね。<br />
正統派王道ファンタジーは、僕の大好物です。<br />
&gt; ファンタジーに一家言持っているという感じで、好印象でした！<br />
いやいや、自分の嗜好に忠実なだけですよ（笑）</p>
<p>&gt; シェアードワールドという事で、雷さんの作品の設定を、私も自作の参考にしています。<br />
他の方の作品の設定やネタを拝借し、取り込み、味付けするのが、<br />
この企画の醍醐味だと、僕も思います。</p>
<p>今回の企画は、思っていた以上に楽しめましたね。</p>
<p>[No.46586] 2014/10/17(Fri) 22:46:09<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46569への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>こんにちは、雷です。</p>
<p>&gt; まさに、シェアワールドの本領発揮！といった作品ですね。<br />
&gt; いろんなキャラが一堂に会す場面はわくわくします。それだけにきちんとキャラを活かしきるのが難しいんですよね。雷さまは他の方のキャラも違和感なく書き上げていらして、感嘆しきりでした！<br />
他の方のキャラをお借りするときは、僕なりに、ネタ元の作品を読み込んで、<br />
キャラクターの性格やバックボーンを思い浮かべながら書くようにしました。</p>
<p>それが功を奏したようで、嬉しい限りです。</p>
<p>&gt; 和気藹々したり、からかったり、しんみりしたり……場の雰囲気が寸断されることなく、読み手も一緒にいるような不思議な感覚を味わいました。<br />
&gt; 思うに個人的にまた読みたくなる作品は、読者との一体感が強い、雷さまの作風そのままでした。<br />
これは、とても新鮮な意見でした。<br />
なるほど、そういう書き方を意識するのも面白そうです。</p>
<p>&gt; &gt; アザースは、勝手に余分な設定を加えてしまいました。ごめんなさい。<br />
&gt; 大丈夫だ。問題ない！　Σd<br />
&gt; 設定をいじるのもシェアワールドの醍醐味だと思うので、大歓迎です。<br />
&gt; というか、いい≪DAJYARE・駄洒落≫なので、一本取られた気分になりました（笑）<br />
そういってもらえて、ほっとしています（笑）</p>
<p>『上下派の天敵――≪BOZE・坊主≫襲来』は、<br />
「バカだ～」と笑いながら、楽しく読ませていただきました。<br />
ちなみに、僕の中では“毛脱者”のアザースは、モヒカン以外の髪型を推奨する、<br />
上下派の中でも独自の特徴を持つ小派閥を率いている、という裏設定があります。</p>
<p>そんな設定、使いどころがありませんけどね（爆）</p>
<p>[No.46587] 2014/10/17(Fri) 22:55:38<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46570への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>こんにちは。</p>
<p>&gt; 雷さんの作品はなんというか、ものすごく自然な形でキャラ分けされていて良いなって思います<br />
ありがとうございます（照）</p>
<p>&gt; 今回は特に、キイスとゲルトという少々堅物な男たちの中で、どこか悠然としたフィアーセのキャラクターが光っていました。<br />
&gt; いいですよね聖女様、魅力的な人物だと思います<br />
いいですよね、聖女様（笑）<br />
無邪気な笑顔で周囲を引っ掻き回す、小悪魔っぽいポジションもイケそうです。</p>
<p>&gt; 前回に引き続き、私のキャラクターを使って頂いてありがとうございます<br />
&gt; ゲルトのような大人の立場にある男性キャラというのは自分もあまり書く機会がなかったのですが、実際に書いてみるとなかなか楽しくて書いてよかったなあと思いました<br />
&gt; 好きと言って頂けてすごくうれしいです<br />
ゲルトは、最初のエピソードの、ひどくマジメで厳格な雰囲気と、<br />
『瓦礫の隣で』の、思慮深い、落ち着いた雰囲気を見て、<br />
「ああ、いいキャラだな」っと思ったんですよね～。</p>
<p>真面目な顔して年下をからかったりするような、遊び心のある大人だろうなと思いました。<br />
キイスとのやりとりは、そのあたりを踏まえています。</p>
<p>[No.46588] 2014/10/17(Fri) 23:08:21<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46571への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>こんにちは、雷です。</p>
<p>&gt; &gt; せっかくなので、もう一作（空気？　なにそれ、おいしいのｗ）<br />
&gt; 　僕も、創作意欲がボルダンしたものの、雷さんの作品を見て、現在、鋭意制作中です。明日、明後日には、できるといいのですが……<br />
You、投稿しちゃいなよ（ジジさん風味）</p>
<p>&gt; &gt; 聖女の「フィアーセ」という名前<br />
&gt; 名付け親としては、複雑です。<br />
&gt; 自分の技量不足を補うために、勝手に命名したものが、雷さんの作品やほかの方々の文章で、違和感なく定着してしまっている。<br />
個人的に、キャラ同士の「呼び名」って、物語の重要なファクターだと思ってるんです。</p>
<p>地の文では「フィアーセ」、台詞では「聖女様」という具合に、<br />
呼び名を使い分ける余地を与えてくれたサイラスさんに、感謝しています。</p>
<p>[No.46589] 2014/10/17(Fri) 23:20:20<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46574への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>&gt; 今回は、直接ミラさんは出てこないのですが、わたしはすっかりミラさんファンです。<br />
&gt; ミラさんは、優しいお姉さんキャラだなという感じで、使わせていただきましたが、<br />
&gt; 書いたあとに、このシーンにはこの人しかいない！という気持ちにもなりました。<br />
「霊取り豚」のエピソードを読んで、<br />
「ミラが予想以上の万能キャラになってるｗ」と笑わせてもらいました。</p>
<p>&gt; 素敵なお話＆キャラをありがとうございます。<br />
&gt; 次を期待して待ってますね♪<br />
需要があるだと!?（驚愕）</p>
<p>[No.46590] 2014/10/17(Fri) 23:25:16<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46575への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>&gt; 前日譚ですね、素晴らしいです。<br />
&gt; ヘタレなので空気を、読んでしまって書き込みできなかったのですが、このところ新規投稿もないので、遅くなりましたが感想をば。<br />
いやいや、空気を読むのも大切なことですよ。</p>
<p>&gt; シールド石を守るミラを守る、石の魔法使い！<br />
&gt; 胸が熱いな！<br />
東湖さんのネタから発展させました。<br />
『腐女と喪女と僕』や『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』では、<br />
ミラというキャラクターや、彼女とキイスとの関係性を、<br />
深化させるきっかけをつくっていただいたことに感謝します。</p>
<p>それにしても、ただの便利屋として設定したはずのミラが、<br />
とんでもないポジションについてしまったものです（笑）<br />
『妖蛆の秘密（De Vermis Mysteriis ）』でも、すっげえ気になる伏線張ってるし（爆）</p>
<p>&gt; 次回作、期待しております！<br />
まじで需要あるの!?（困惑）</p>
<p>[No.46591] 2014/10/17(Fri) 23:41:01<br />
[削除] (No.46590への返信 / 4階層) &#8211;</p>
<p>この記事は投稿者により削除されました</p>
<p>[No.46593] 2014/10/18(Sat) 01:48:54<br />
Re: 修正・恋する土の乙女 (No.46518への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。<br />
修正版のほうが構成がすっきりまとまっていていいですね。</p>
<p>個人的には、「研究の理由＝恋愛劇」の部分をエピソードとして読みたいかなと思いました。<br />
また、絶望感をさらにイヤな感じで高めるため、代償を命という失われたらそれまでのものにせず、継続して最悪な状態が続くもののほうがよいかなと（たとえば人形のパーツができあがっていくごとに、マールの体の同じ部分が粘土にすげ替えられる等）。</p>
<p>[No.46597] 2014/10/18(Sat) 09:22:55<br />
Re: 修正・恋する土の乙女 (No.46597への返信 / 4階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>&gt; おつかれさまです。<br />
&gt; 修正版のほうが構成がすっきりまとまっていていいですね。</p>
<p>まさか、返事をいただけるとは思わなくて、フリーズしてました。ありがとうございます。</p>
<p>&gt; 個人的には、「研究の理由＝恋愛劇」の部分をエピソードとして読みたいかなと思いました。<br />
&gt; また、絶望感をさらにイヤな感じで高めるため、代償を命という失われたらそれまでのものにせず、継続して最悪な状態が続くもののほうがよいかなと（たとえば人形のパーツができあがっていくごとに、マールの体の同じ部分が粘土にすげ替えられる等）。</p>
<p>安直なのは分かってて書きましたからね。<br />
丁寧に深く書くなら、ジジさんの提案された部分も入れられたのかな。そこは、手抜きと感じる方がいても仕方ないと思ってます。キャラの描き方が浅いですから。<br />
ただ、システマティックに笑いを取りに行くのが、自分の得意分野なんですよね。ある程度上手くまとまっていたなら、自分の中で及第点出せそうです。<br />
あらためて、ありがとうございました。</p>
<p>[No.46604] 2014/10/18(Sat) 15:42:26</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画9</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/900/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:12:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=900</guid>

					<description><![CDATA[Re: ★★インフォメーション★★ (No.46488への返信 / 2階層) &#8211; どあのぶ ジジ様、お疲れ様です。 キャッチコピーの方では大変お世話になりました、どあのぶと申します。 すみません。もしよろしけ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>Re: ★★インフォメーション★★ (No.46488への返信 / 2階層) &#8211; どあのぶ</p>
<p>ジジ様、お疲れ様です。<br />
キャッチコピーの方では大変お世話になりました、どあのぶと申します。</p>
<p>すみません。もしよろしければ、私の投稿作にもご講評など頂けないでしょうか?<br />
と申しますのも、掌編とはいえ、作品を完成させたのは本作が初めてでして、作品の完成度がとても気になるのです。<br />
特に、ギャグパートの出来、人称のブレがないか、軸は通っているか、読了後の印象などに不安があります。</p>
<p>タイトル；上下派の天敵――≪BOZE・坊主≫襲来<br />
（名前のある）キャラ一人／三人称／約4000字</p>
<p>お忙しいところ、お願いするのは大変恐縮ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。</p>
<p>[No.46499] 2014/10/14(Tue) 11:45:57<br />
サイラス様、ありがとうございました！ (No.46471への返信 / 3階層) &#8211; どあのぶ</p>
<p>サイラス様、お久しぶりです！<br />
その節は大変お世話になりました。おかげさまで執筆がはかどりました。</p>
<p>更にこの度は、ご感想まで頂いて誠にありがとうございます。<br />
ノリノリで書いていただけに、お褒めの言葉が大変嬉しいです！<br />
あと、ご指摘を受けて気付いたのですが、まともに名前のあるキャラが主人公しかいませんでした……orz<br />
あとのキャラは適当に決めましたし、≪≫もSSで見かけたのを使いたくて使い倒しました。読みづらいかと心配していましたが、「活きてい」たと言って頂いてとても嬉しいです。<br />
ご感想ありがとうございました！</p>
<p>[No.46500] 2014/10/14(Tue) 12:12:29<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46499への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>&gt; キャッチコピーの方では大変お世話になりました、どあのぶと申します。<br />
創作掲示板のほうでも同じようなことを述べましたが、キャッチーなネタづくりができるのはすばらしい才能だと思います。<br />
感性した長編を読んでみたいものです。</p>
<p>&gt; すみません。もしよろしければ、私の投稿作にもご講評など頂けないでしょうか?<br />
了解です。後ほどコメントします。</p>
<p>[No.46501] 2014/10/14(Tue) 16:46:22<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46488への返信 / 2階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>おつかれさまです。いい感じに盛り上がってきましたね。</p>
<p>投稿者間で刺激しあう流れができてきて楽しませていただいています。<br />
が、それはそれとして前スレへの私へのコメントに、「ラノベでは雰囲気で流す手法は通用しない」とのご意見がありましたから、今回、雰囲気を排除して書いてみました（つもり）。<br />
巧拙はまあアレですし、パロディで逃げているふしもありますが、よければ軽くご意見いただけると嬉しいです。</p>
<p>とまれ、楽しい土俵を作っていただき、ありがとうございました！</p>
<p>[No.46502] 2014/10/14(Tue) 18:10:41<br />
Re: 恋する土の乙女 (No.46494への返信 / 3階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>感想ありがとうございます。</p>
<p>＞　とりあえず、勢いで書いた感が凄いですね。<br />
そうですね。二本共さらっと書きました。仕上げが雑になった分、質が落ちたんでしょうね。反省です。</p>
<p>＞　内容なんですが、掌編に向いている内容ではないと思いました。<br />
はい。主役のバックボーンというか、ベースが書けていないのが致命的でした。指摘して頂いて気づきました。<br />
誤字も直しつつ、修正したいですね。</p>
<p>＞『会議はまわる、金がふる』は面白かったです。<br />
ありがとうございます。<br />
四人同時にキャラが出るので、書き分けできていたなら嬉しいです。</p>
<p>後ほど、感想書かせてもらいますね。</p>
<p>[No.46504] 2014/10/14(Tue) 18:41:33<br />
Re: 代償派になりたい！ (No.46436への返信 / 2階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>感想書きにきました。まーぶるです。</p>
<p>終始明るいノリと掛け合いが続く楽しい作品ですね。二人は良きライバルってとこでしょうか。一つのネタでこれだけ書けるものなのですね。</p>
<p>ただ、オチが上手く機能してない気がします。<br />
タイトルから、代償派がキーワードになっているのは伝わります。が、メインの掛け合いが代償派と全く関係ありません。なので、最後、急に代償派という言葉が出てきた感じになってるのかな、と。</p>
<p>あ、代償と大小をかけてたんですね。私、鈍すぎる。</p>
<p>ラスト分かりやすくするなら、私の場合セリフを以下のように変えます。</p>
<p>「夢のダイショウ派になれた事だし」　　代償→ダイショウ</p>
<p>「うっさーーーーい！」　→　「その大小じゃなーーい！」</p>
<p>全体的に明るい雰囲気の素敵な話でした。<br />
ではでは、これにて。</p>
<p>[No.46505] 2014/10/14(Tue) 20:38:17<br />
Re: 上下派の天敵――≪BOZE・坊主≫襲来 (No.46469への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。<br />
ネタ構成に関してはさすがです。出だしでおもしろそうな予感を醸し出せるのは非常に強い武器になりますので、さらに突き詰めていっていただきたいですね。</p>
<p>魔法ネタに関しては、もっと突き抜けてもよいかと思います。<br />
矢を尻穴で受け止め、「魔法がなければヤヴァイところじゃったわぁ！」。火炎放射器から火炎を放射しつつ「魔法使いはぬぇえぇっ！　夢も希望もガソリンだって魔法にできちゃうのじゃぁあぁあぁあぁ!!」。上下派はテンションが命なので、勢いだけで押し切るほうがネタ的には映えると思います。<br />
このストーリーはかなり設定をシステマチックに煮詰めているので、逆にノリきれない部分がありますし、やはりオチが弱くなってしまっています。これは非常にmottainaiです。ギャグをやるなら「振り抜く覚悟」。スベる予感があったとしても、思いきっていきましょう。</p>
<p>[No.46506] 2014/10/14(Tue) 21:21:08<br />
Re: 冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ―または、管理官の秘密 (No.46461への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。<br />
「キャラをはっきりさせる」ことに確かな成果を感じられる内容でした。<br />
ここに明確な形での心情描写が乗ってくると、さらによいかと思います。</p>
<p>ギャグ部分ですが、筆とネタが少し噛み合っていない感を受けました。前作で見せていただいたシリアス路線のほうが、作風としては映えるものと思います。</p>
<p>[No.46507] 2014/10/14(Tue) 21:39:47<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46502への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。<br />
コメントしましたので、ご確認ください。</p>
<p>&gt; とまれ、楽しい土俵を作っていただき、ありがとうございました！<br />
あとは運営を引き継いでくださる方が出てきてくだされば言うことなしです。</p>
<p>[No.46508] 2014/10/14(Tue) 21:41:03<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46508への返信 / 4階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>え？<br />
運営と言いますと？</p>
<p>[No.46509] 2014/10/14(Tue) 22:39:17<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46509への返信 / 5階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; え？<br />
&gt; 運営と言いますと？<br />
このスレのです。<br />
もともと、万が一でも盛り上がるようなことがあれば、他の方にお願いしたいと思っていましたので。</p>
<p>[No.46511] 2014/10/14(Tue) 23:58:14<br />
Re: 永久凍庫の秘密 (No.46498への返信 / 3階層) &#8211; へろりん</p>
<p>ジジ様</p>
<p>コメントありがとうございます。<br />
雰囲気作りはうまくいっていたようですが、展開や設定の練りがまだ甘かったようです。</p>
<p>ハンス君が代償として、愛するミーナの信頼を失っていくというのはいいですね。<br />
愛しているのに信じられないってこれほど残酷な話はありませんもの。<br />
これをネタに今回の話とは別に、ハンス君とミーナの恋物語が一本書けそうですね。</p>
<p>そしてそして、ジジ様のコメントを拝見していて、本作に重大な誤記発見！　『ミーナ』と『ニーナ』が混在してる！<br />
正しくは『ミーナ』です。。。orz<br />
速攻で修正しました。<br />
そんなこんなも含めまして、ありがとうございました。<br />
お目汚し、失礼しました。</p>
<p>[No.46512] 2014/10/15(Wed) 00:19:26<br />
Re: 「妖蛆の秘密（De Vermis Mysteriis ）」 (No.46482への返信 / 2階層) &#8211; へろりん</p>
<p>東湖さんへ</p>
<p>うじうじくんかー、くらいなー、グロいなー、くろいなー、こんなん好きーって、ぼーっと読んでたら、ハンス君が登場してる！<br />
しかも、いい感じに狂ってる！<br />
というわけで、ナニゲに嬉しかったです。</p>
<p>＞不誠実であるが故に、ハンスは誠実でもある。</p>
<p>この言い回しが素敵です。<br />
今度使わせてもらいます＾＾</p>
<p>永久凍庫って、色んなものが保管してありそうですね。<br />
便利に使えそうです。</p>
<p>妖蛆のネタだけで、ホラー系の短編が何本か書けそうですね。<br />
いえ、長編とか贅沢言いませんから、短編で充分ですから。。。と煽ってみる＾＾<br />
自分も黒くてグロいの好きですので、期待してます！<br />
ではでは～ﾉｼｼ</p>
<p>[No.46513] 2014/10/15(Wed) 00:36:18<br />
ジジ様、ありがとうございました！ (No.46506への返信 / 3階層) &#8211; どあのぶ</p>
<p>&gt; おつかれさまです。</p>
<p>ご講評ありがとうございます！<br />
また、インフォメーションの返信でも、過分なお言葉恐れいります。</p>
<p>&gt; ネタ構成に関してはさすがです。出だしでおもしろそうな予感を醸し出せるのは非常に強い武器になりますので、さらに突き詰めていっていただきたいですね。</p>
<p>お褒めの言葉、ありがとうございます。<br />
ヒャッハーな上下派の天敵は、感情フラットな仏教系しかないと思い立ったのが、このストーリーの原点でした。<br />
今後とも武器を磨くのを怠らずに、より一層精進したいと思います！</p>
<p>&gt;<br />
&gt; 魔法ネタに関しては、もっと突き抜けてもよいかと思います。<br />
&gt; 矢を尻穴で受け止め、「魔法がなければヤヴァイところじゃったわぁ！」。火炎放射器から火炎を放射しつつ「魔法使いはぬぇえぇっ！　夢も希望もガソリンだって魔法にできちゃうのじゃぁあぁあぁあぁ!!」。上下派はテンションが命なので、勢いだけで押し切るほうがネタ的には映えると思います。</p>
<p>勉強になります！<br />
確かに、上下派を題材に選びながら、勢いとテンションを落としてしまったのは本末転倒でしたね。<br />
ギャグも照れが邪魔して、突き抜けるだけの覚悟が足りなかったようです。自分としては、崖から一歩踏み出すくらいの勢いで書くのが丁度いいのかも……。<br />
今後の課題にいたします。</p>
<p>&gt; このストーリーはかなり設定をシステマチックに煮詰めているので、逆にノリきれない部分がありますし、やはりオチが弱くなってしまっています。これは非常にmottainaiです。ギャグをやるなら「振り抜く覚悟」。スベる予感があったとしても、思いきっていきましょう。</p>
<p>う、……痛いところを突かれました。<br />
今、長編を書いているのですが、確かにその傾向が強いです（ギャグではないです）<br />
つまり作品が、詰めた設定を見せるためのストーリーになってしまい、それ以外の持ち味が相殺されてしまう傾向があります。<br />
後半になるとその傾向は、更に顕著です。<br />
出だしの勢いがなくなる時分には淡々と起伏のない話がダラダラ続くことに……。<br />
一応、プロットを組んでテコ入れしているつもりなんですが、焼け石に水ですね。テコ入れ自体がつまらんという（汗）</p>
<p>……愚痴っぽくなって、申し訳ありません。<br />
掌編でもこの癖が出てくるってことは、設定が前面に出て来すぎるということなんでしょうね。他の要素の優先順位（本作ではギャグ）を上げて、設定くささを消そうと思います。</p>
<p>それでは、アドバイスを頂き、誠にありがとうございました！<br />
自分の良い点、弱点を教えて頂いて、自信と目標ができました。<br />
より一層執筆に励み、今度は長編でチャレンジできるように頑張ります。<br />
お忙しい中、本当にありがとうございました。<br />
またいずれ、お会いできますように。</p>
<p>[No.46516] 2014/10/15(Wed) 01:19:34<br />
ジジ様、ありがとうございます (No.46507への返信 / 3階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>＞筆とネタが少し噛み合っていない感を受けました。</p>
<p>はい。前回、創作の方に来ていただいた時、文章について「シリアスは読みやすければなんとかなるが、コメディは今感が強く問われる」という意味のことを仰っていましたね。<br />
私の場合、コメディ系（特に学園モノ）のラノベを書くのは少し厳しいのかもしれないと思わなくもありませんが、そのへん、どこまでやれるのか見極めておきたくて、色々ためしています。</p>
<p>それでは、お忙しいところ、ありがとうございました！</p>
<p>[No.46517] 2014/10/15(Wed) 06:28:44<br />
修正・恋する土の乙女 (No.46493への返信 / 2階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>マール、<br />
マール、<br />
迎えに来たよマール。<br />
やっと、研究してた物が完成したんだ。<br />
約束通り結婚しよう。<br />
さすらいの魔女ミラに用意してもらった指輪を見つめる。そうだ、研究を手伝ってくれたアイニッキにお土産を買わなきゃ。ボクは研究の日々を思い出していた。</p>
<p>＊</p>
<p>＜ロン、研究は上手くいってますか？　たまには、村に帰って顔を見せて欲しい。私の我が儘だってわかっているけど、やっぱり淋しいよ＞<br />
マールの手紙を読むと、大きく息を吐く。最近、手紙出してないな。<br />
引き出しに手紙をしまう。そこには、何十通もあるマールからの手紙が入っていた。<br />
「ロン、調子はどう？」<br />
アイニッキが部屋に入ってきた。マジックアイテムに詳しい彼女は、ボクの大切な研究パートナーだ。<br />
「うん、今、故郷の幼なじみからの手紙を読んでたんだ」<br />
「羨ましいね。ミラから指輪まで買ってさ。早く完成させて、君を故郷に帰してやらないと」<br />
アイニッキが、作りかけのマジックドールを手に取る<br />
それから間もなく、人形は完成した。</p>
<p>＊</p>
<p>あれ、なんで？　村がない。廃墟が広がるばかり。<br />
マール！　マール！　ボクのマール！<br />
彼女の家は、ボクん家の隣だ。思わず駆け出した。<br />
間もなく、崩れ落ちた思い出の家が現れた。<br />
マール、無事でいてくれ。祈る気持ちで瓦礫をどかす。<br />
「ロン」<br />
「マール！」<br />
「村、魔蟲来て」<br />
「わかった、わかったから」<br />
マールを抱きしめる。<br />
「おじさんも、おばさんも、必死に戦ったけど」<br />
「うん」<br />
ボクの両親は村一番の魔法使いだ。きっと、村を守ろうと。<br />
涙が止まらない。<br />
「ねえ、研究、完成したの？」<br />
「そうだよ。だから、迎えに来たんだよ」<br />
指輪と土人形をマールに渡す。<br />
「私、幸せだよ」<br />
マールがゆっくりと目を閉じた。<br />
「マール！」<br />
「我が名は、『恋する土の乙女』」<br />
「どうした、マール」<br />
マールの体を揺するが反応しない。<br />
土人形が喋っているのに気づく。<br />
「この娘の想いと土人形の魔力が合わさり私は生まれた。代償は、娘の命と、あなたの愛情を私に注ぎ続ける事。それで私は永遠にあなたの身代わり」<br />
目の前でマールの体が消え、土人形がマールの形になる。<br />
土人形のマールと見つめ合う。<br />
いつの間にか涙は止まっていた。</p>
<p>ーーー<br />
雷さま、わをんさまからキャラを、東湖さまからは魔蟲設定を拝借しました。<br />
あらためて御礼申し上げます。</p>
<p>[No.46518] 2014/10/15(Wed) 06:51:44<br />
戦乙女と石の守り手 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; 雷</p>
<p>戦乙女と石の守り手</p>
<p>「……できた」<br />
キイスはつぶやいて、銀に輝く指輪を掲げてみた。<br />
窓から射し込む陽の光にダイアモンドがきらめく。<br />
それは、ある人にプレゼントすると約束した指輪だった。魔法研究の論文を書いている合間に、すこしずつ作って仕上げたのだが、我ながら上出来だった。<br />
「その指輪は、誰にプレゼントするの？」<br />
とつぜん聞こえてきた声に振り返ると、キイスの後ろで、少女が椅子に腰かけていた。<br />
あいかわらず神出鬼没だな、とキイスは苦笑する。<br />
「びっくりさせないでくださいよ、聖女様」<br />
「ちっともびっくりしてないじゃない」<br />
「どこから塔に入ってきたんですか」<br />
「玄関から」<br />
ころころと笑いながら、フィアーセは部屋の出入り口の扉を指差した。<br />
見た目は18歳ほどだが、口調や表情はずっとあどけない。<br />
“無垢の聖女”とは、彼女にぴったりの二つ名だった。<br />
「キイスが指輪をつくるのに夢中だったから、黙って入ってきちゃった」<br />
「扉には、結界と封印術と防御魔法を重ねがけしてあったはずですけど」<br />
「ふつうに扉を開けて入れたよ～」<br />
フィアーセは、紙や木箱や実験道具が山積みにされている研究室を見回す。<br />
いま部屋にいるのは、ふたりだけだ。<br />
「ミラはお出かけしてるの？」<br />
「はい。研究所のみんなに届け物をしたり、注文を聞きに行きました」<br />
「せっかく旅のお話を聞きに来たのに」<br />
残念そうにしていたフィアーセは立ち上がると、キイスに近づいて、彼が持っている指輪をのぞき込んだ。<br />
「それで、その指輪は、誰にプレゼントするの？」<br />
「内緒です」<br />
「ミラにプレゼントするんでしょ」<br />
「僕かミラの夢をのぞき見したんですか」<br />
「そんなことしなくても分かるよ。キイスが何かプレゼントする相手なんて、ミラくらいしかいないでしょ」<br />
「なるほど、そうかもしれませんね」<br />
年下のフィアーセ相手に、キイスは丁寧な口調を崩さない。<br />
敬意をはらうべき相手だからだ。<br />
「どうして急に、ミラに指輪をプレゼントすることにしたの？」<br />
フィアーセがまた尋ねた。<br />
「あいつには、いつも世話になってますから、お礼に、お守りのアクセサリをプレゼントするって約束したんです」<br />
「指輪がお守りになるの？」<br />
「ええ。この石の魔力が、持ち主を病気や事故から守るんです」<br />
「この石は何？」<br />
「ダイアモンドですよ」<br />
「知ってる！」<br />
フィアーセは目をきらきらさせた。<br />
「ダイアモンドって、世界でいちばん硬い石なんだよ」<br />
「聖女様は物知りですね」<br />
「石言葉も知ってるよ。ダイアモンドの石言葉はね、純粋な愛と永遠の絆なんだって」<br />
にやにや、とフィアーセは笑う。<br />
「男の人は、結婚したい女の人に、ダイアモンドの指輪をプレゼントするんだって」<br />
「へえ、それは初耳です」<br />
すっとぼけるキイスに、むう、とフィアーセは頬をふくらませた。<br />
「キイス、いるか」<br />
扉をノックする音に、キイスとフィアーセは振り返る。<br />
「ゲルトだ。話しがある」<br />
「いま開けます」<br />
キイスは扉に歩み寄って、ドアノブに触れる。<br />
魔法が解けて、ゲルトが扉を開けて入ってきた。ゲルトは、眼帯がトレードマークの、研究所の中でも名の知れた高位の研究員のひとりだった。<br />
「おはようございます、ゲルトさん」<br />
「おはよう。おや、聖女様もいらしていましたか」<br />
「おっはよ～、ゲルト！」<br />
フィアーセは椅子に座りなおして、手足をぱたぱたさせている。<br />
キイスにすすめられて、ゲルトは椅子に腰かけた。<br />
「話って、なんですか」<br />
「大人のお話？」<br />
フィアーセが首を傾げた。<br />
「わたし、お外に出た方がいい？」<br />
「いいえ。むしろ、聖女様もいらした方が好都合です」<br />
言いながら、ゲルトは眉間のしわを、さらに深くする。<br />
おかげで、まだ三十そこそこだというのに、余計に老けて見えた。<br />
「最近、西の方が騒がしい」<br />
「魔蟲の出現が増えてるそうですね」<br />
「まだ数も少ないし、どの個体も小さいが、被害は確実に広がっている」<br />
魔蟲とは、昆虫や甲殻類の姿をした敵性生物だ。大型の魔蟲はドラゴンを捕食するほど強力で、人の体液を好んで摂取する。種類によって、形状も大きさも様々だ。<br />
「“ミーミルの目”には、何か見えましたか」<br />
キイスの問いに、いや、とゲルトは首を振る。<br />
「何も見えない。だが、いやな予感がする」<br />
ゲルトはフィアーセを見やった。<br />
「わたしは明日の幹部会で、研究所の守りを急いで固めるよう、進言するつもりです。“毛脱者（げだつしゃ）”のアザースも同じ意見で、のじゃババ様も賛成すると言ってくださっています。聖女様にも口添えしていただけると、ありがたいのですが」<br />
「いいよ～。研究所を守るのは、わたしのお仕事だしね」<br />
「それと、“さすらいの魔女”が帰ってきているというのは、確かか？」<br />
ゲルトに尋ねられて、「はい」とキイスは頷いた。<br />
「なら、彼女に伝えてほしい。シールド石の守りにつき、戦乙女の責務を果たすようにと。決して、魔蟲を研究所に侵入させてはならない」<br />
研究所内で“さすらいの魔女”と呼ばれているミラは、魔法生物を専門とする研究員だ。非常な変わり者で、いつも世界中を旅している。たまに研究所に帰ってきたときは、キイスの住むこの塔で寝泊まりするのが習慣だった。<br />
「さすらいの魔女のことだ。またいつ、ふらっと旅に出るか分からない。彼女を引き止めるのは、おまえが適任だろう。いくら自由奔放な女性でも、愛する夫の言うことなら聞くものだ」<br />
「待ってください」<br />
キイスは思わずゲルトの話を止めた。<br />
「誰が誰の夫ですって？」<br />
「キイスがさすらいの魔女の夫だという話だ。結婚したと聞いたが、違うのか？」<br />
「誰から聞いたんですか」<br />
「あちらこちらで噂がたっている。最初にその話を聞かせてくれたのは、上下派にいる知り合いで、ディアーヌという若い娘だ。聖女様もご存じですね？」<br />
「知ってるよ。このあいだ、遊び相手になってくれたお姉ちゃんでしょ」<br />
キイスは、じろりとフィアーセをにらみつけた。<br />
フィアーセはにこにこと満面の笑みを浮かべている。<br />
彼女が元凶だと、キイスは確信した。<br />
「わたしも半信半疑で聞いていたのだが、やはりガセネタだったのか？」<br />
ゲルトに尋ねられて、キイスは溜息まじりに応えた。<br />
「ガセですよ。僕とミラは結婚なんかしてません」<br />
「婚約はしたのか」<br />
「はい？」<br />
「キイスがさすらいの魔女に婚約指輪を贈ったと聞いた」<br />
「まだ贈ってませんよ。ほら、このとおり」<br />
キイスは手の中にある指輪をゲルトに見せてから、しまった、と後悔した。<br />
「ふむ。『まだ』ということは、これから魔女に指輪を贈って、そのときに結婚を申し込むということだな。プロポーズの言葉は決めてあるのか」<br />
「……話を戻していいですか？」<br />
キイスの声に怒気を感じとって、ゲルトはそれ以上踏み込むのをやめた。<br />
「ゲルトさんは、僕からミラにシールド石の守りにつくように言えとおっしゃいましたけど、それは、聖女様から直接言ってもらった方が――」<br />
「ミラは、わたしの言うことなんか聞かないも～ん」<br />
フィアーセはつんと口をとがらせたが、すぐにくすくす笑い出した。<br />
さすらいの魔女ミラは、無垢の聖女フィアーセ直属の戦乙女だ。6人いる戦乙女は、危急の際には、研究所の外部城壁に設置されているシールド石の守りにつく使命を負っている。<br />
だがミラは、しょっちゅう研究所を離れて旅に出ている。もし彼女が留守にしているときに研究所が外敵に襲われれば、全部で6つあるはずの盾が、まるまる1つ欠けることになる。<br />
それなのに、主人であるフィアーセも、同じ使命を負っている他の5人の戦乙女も、ミラの気ままな行動を少しもとがめようとしない。<br />
「さすらいの魔女が任務を果たさなければ、研究所を危険から守るのは困難です」<br />
「なにも怖がることはないよ」<br />
ゲルトのもっともな指摘を、フィアーセは笑い飛ばす。<br />
「だって“石の魔法使い”が、がんばってくれるもん」<br />
「なんで僕が――」<br />
「キイスは、ミラのことをどう思ってるの？」<br />
唐突な問いに、キイスも、横で聞いていたゲルトも面食らってしまう。<br />
「ミラのこと、好き？　嫌い？」<br />
「いまそんなことを聞いてどうするんですか」<br />
「ミラが戦乙女だから」<br />
フィアーセは寂しそうに笑う。<br />
「わたしが戦乙女にしたから、ミラは独りになった。上下派を出て、研究所からも離れようとした。わたしが背負わせた使命に押しつぶされて、心も体もぼろぼろになった。そんなミラを、キイスが助けてくれた。守ってくれた。だから、わたし、キイスにはいっぱい感謝してるの」<br />
キイスは黙って聞いている。<br />
「ミラにとって、キイスはすっごく大切な人なの。夢を見たから分かる。キイスから指輪をプレゼントしてもらえるって、喜んでた。キイスがどんなつもりで指輪をくれるのか分からないけど、それでも嬉しいって」<br />
「やっぱり、ミラの夢を見たんですね」<br />
「でも戦いが始まれば、きっとミラはまっさきに飛び出しちゃうよ。心も体もボロボロになるまで敵と戦って、研究所を守ろうとする。だから――」<br />
フィアーセは、まっすぐキイスを見つめる。<br />
「もういちど、ミラを守ってあげて」<br />
キイスは手の中にある指輪に目をやった。<br />
ただの金属の輪っかなのに、握りしめると温かかった。<br />
この温度は、ミラがキイスに与えてくれたものだ。<br />
暗い塔の中に引きこもって研究に明け暮れていたキイスに、陽の光の温かさを教えてくれたのはミラだった。冷たい石のように凝り固まっていたキイスの心を、温かく解かしてくれたのはミラだった。<br />
キイスにとっても、ミラはかけがえのない人だった。<br />
「僕は、何度だってミラを守りますよ」<br />
「さすらいの魔女を想う、おまえの気持ちは分かった。だが――」<br />
ゲルトが口をはさんだ。<br />
「シールド石を無防備にはできない」<br />
「大丈夫です」<br />
キイスは不敵な笑みを浮かべた。<br />
「僕はミラを守ります。ついでにシールド石も守ります。“石の魔法使い”という二つ名が飾りではないことを証明しますよ」<br />
「シールド石の守りが『ついで』か」<br />
苦笑したゲルトはフィアーセを見やる。<br />
フィアーセは満面の笑みを浮かべていた。</p>
<p>&#8212;&#8212;&#8212;-（終）&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>せっかくなので、もう一作（空気？　なにそれ、おいしいのｗ）</p>
<p>東湖さんの『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』の、直前のエピソードって感じで。<br />
ブン投げられたら、ブン投げ返すしかないじゃない！</p>
<p>東湖さんの戦乙女の設定をお借りしました。<br />
ていうか、この解釈であってるのだろうか……（汗）<br />
&gt; ミラちゃん、借りっぱさせていただいてます！　助かってます。いやぁ、彼女は有能ですねｗ<br />
そう言ってもらえて嬉しいです。</p>
<p>ジジさんの“無垢なる聖女”にもゲスト出演していただきました。<br />
聖女の「フィアーセ」という名前は、サイラスさんの、<br />
夢をのぞき見る能力は、あまくささんのネタから。</p>
<p>わおんさんからは、ディアーヌちゃんに続き、ゲルトさんにも登場してもらいました。<br />
彼は、けっこう好きなキャラです（爆）</p>
<p>どあのぶさんのアザース君と、たなかさんののじゃババ様は、名前だけの出演。<br />
アザースは、勝手に余分な設定を加えてしまいました。ごめんなさい。<br />
だって、思いついちゃったんだもん！</p>
<p>ケスウ・ユジン・ヘイテさん、ねねさん、まーぶるさん、<br />
ミラやキイスを使っていただき、ありがとうございました。</p>
<p>[No.46544] 2014/10/15(Wed) 21:23:21<br />
Re: 賢者の石は何を思う (No.46427への返信 / 3階層) &#8211; ものものも</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>練習ついでにと、気軽に隅をお借りしました。楽しんでいただけたとの言葉をいただき、感無量です。<br />
「完結を意識」とありましたので、謎を持つキャラを押し出すのは少し気が引けましたが、設定の選択が自由となっていましたので御題の魔法研究所のみ利用させていただきました。<br />
楽しい場を与えていただきありがとうございました。</p>
<p>[No.46546] 2014/10/15(Wed) 21:35:28<br />
Re: 代償派になりたい！ (No.46505への返信 / 3階層) &#8211; 名前はまだない</p>
<p>&gt; 感想書きにきました。まーぶるです。</p>
<p>まーぶるさん、感想ありがとうございます。</p>
<p>&gt; 終始明るいノリと掛け合いが続く楽しい作品ですね。二人は良きライバルってとこでしょうか。一つのネタでこれだけ書けるものなのですね。</p>
<p>ありがとうございます。私はこういったキャラ二人の掛け合いを書くのが好きです。なので、楽しいと思ってもらえたなら嬉しいです。</p>
<p>&gt; ただ、オチが上手く機能してない気がします。<br />
&gt; タイトルから、代償派がキーワードになっているのは伝わります。が、メインの掛け合いが代償派と全く関係ありません。なので、最後、急に代償派という言葉が出てきた感じになってるのかな、と。<br />
&gt; あ、代償と大小をかけてたんですね。私、鈍すぎる。</p>
<p>これは私の責任ですね。もしかしたら一回じゃ伝わらないかもしれないなっとは思っていたのですが、自分に甘えてしまいました。オチが機能しないとそれより前の文まで台無しになってしまいますし、もったいないですね。<br />
ジジ様にも指摘されましたが、もっと読者の事を考えるように心がけたいと思います。</p>
<p>&gt; ラスト分かりやすくするなら、私の場合セリフを以下のように変えます。<br />
&gt;<br />
&gt; 「夢のダイショウ派になれた事だし」　　代償→ダイショウ<br />
&gt;<br />
&gt; 「うっさーーーーい！」　→　「その大小じゃなーーい！」</p>
<p>具体案ありがとうございます。なるほど、確かにこれならかなり伝わりやすくなりますね。</p>
<p>&gt; 全体的に明るい雰囲気の素敵な話でした。<br />
&gt; ではでは、これにて。</p>
<p>そろそろちゃんとした名前を決めてこのサイトを積極的に使おうと思うので、機会があればお立ち寄りください。ありがとうございました。</p>
<p>[No.46553] 2014/10/15(Wed) 23:13:14<br />
Re: 戦乙女と石の守り手 (No.46544への返信 / 2階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>こんばんは。拝読しました。</p>
<p>いろいろな方の設定を使いながら、最初から雷さんの作られた物語のように自然に流れている筆致に感心しました。</p>
<p>＞ただの金属の輪っかなのに、握りしめると温かかった。<br />
＞この温度は、ミラがキイスに与えてくれたものだ。</p>
<p>こういうところ、巧いですね。丁寧な描写によってキャラの心情がしっかり伝わり、見習いたいと思いました。<br />
また、フィアーセの描き方。個人的に好きな感じでした。けっこう難しいキャラだと思うんですね。だんだん幼くなるというジジさんの初期設定を読んだとき、ギャップから面白い展開を引き出そうというという狙いなんだろうなと推測しました。管理官もそうですが、設定に波乱要素を仕込むという考え方みたいですね。<br />
が、私としてはもう一つのイメージとして、無邪気そうなんだけど大物感を漂わせて何となく恐いみたいなキャラとしてふくらませるのもアリかなと。雷さんの聖女は、どちらかと言うとそっち寄りの雰囲気かなと感じました。<br />
（あと、聖女については、この先もどんどん退行していって、心だけ胎児になってしまうなんて展開を妄想したりしていますが、書くかどうかは未定です）<br />
安定した実力をお持ちの方だなと思いましたが、強いて少し物足りない点をあげるなら、雰囲気が落ち着きすぎて振幅が小さめな気がするところでしょうか？　暴走させるのがやたらに巧い東湖さんと対照的。<br />
それにしても小説って不思議ですね。同じ設定を使ったこんな短い断片に、かなりそれぞれの方の個性が出ているのが面白いです。</p>
<p>[No.46555] 2014/10/15(Wed) 23:22:16</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画8</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/897/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:11:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=897</guid>

					<description><![CDATA[魔研戦隊ゴースト・ファイターズ (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; ねね あるときは純研究派の優等生、またあるときは委員長。状況を把握し、的確に対処できることで皆から頼りにされているジュリアには、実 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>魔研戦隊ゴースト・ファイターズ (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; ねね</p>
<p>あるときは純研究派の優等生、またあるときは委員長。状況を把握し、的確に対処できることで皆から頼りにされているジュリアには、実はもう一つ誰にも知られていない別の顔がある。<br />
「ゴーストアターック」<br />
自らが作成した魔法を発動するハートのモチーフが先端についた乙女チック全開なステッキを振り回し、悪霊をばったばったと成仏させていく。<br />
フリルたっぷりのチェック柄のスカートに、レースで縁取ったチェック柄のリボンが首元についたシャツ、それにニーハイソックス。頭には、王冠のような形の帽子という出で立ちで、スカートをひらひらと舞い踊らせながら、懸命に走る。<br />
時刻は午前2時。悪霊退治にはうってつけの時間だ。ここから1時間が勝負なのである。<br />
それにしても、ここ最近あきらかに霊たちが増えてきている。これじゃ埒が明かない。ジュリアは途方にくれそうになる。でも放おっておくわけにはいかない。キリっと表情を引き締めて、目の前の悪霊退治に集中する。<br />
事が事だけに、相談できる相手もなくジュリアは日々黙々と退魔を行ってきたのだったが……。<br />
秘密はいつかバレるものなのだ。<br />
「あれ、委員長？　こんなところで……っていうか、なに、そのステッキ」<br />
「キャーっ！　サ、サトーさんっ！　ここここ、こんな時間に、どうしてここに？　こ、このステッキとか、格好は、その、あの。わわわわ、わたしには不似合いだってわかってるんですけど、わたし、わたし、本当はフリフリとか、可愛いいものが大好きなんです―！　……恥ずかしいっ」<br />
コウ・サトー。――某管理官のための委員会メンバーの一人がそこに立っていた。<br />
「外界に降りて、戻りが遅くなったもんだから、裏口から戻ったところ……って、ここ、やっばいなー。この時間ここには居ないほうがいいよ。部屋まで送るから。行こう」<br />
「あの、もしかして、サトーさんは、視える、んですか？」<br />
「ああ、まあ。てことは、委員長も？」<br />
「ちょっと、わたしの部屋へ来てください！」<br />
「いや……送るって言ったけど……部屋って。こんな夜中にいいのかな」<br />
いや、ダメな気がするなどと、ぶつぶつと呟くコウに、「いいから早く！」とジュリアは焦れたように腕を引っ張った。<br />
部屋に入ると、ほわんと灯がともる。<br />
夜中の2時過ぎ、薄暗い部屋で女の子と二人きり。<br />
今日のジュリアはいつも着けている眼鏡を外している。頭の上の方で一つにまとめているゆるい巻き髪を今は下ろしている。ちょっと変わった格好だなと思ったが、普段の飾り気のない大人っぽい格好とは違い、歳相応の少女らしくてなんというか……とても可愛らしい。<br />
（こんなに、可愛かったっけ？）<br />
好意はあったけど、そういうんじゃなかったはずだったのに……、思わずどぎまぎしてしまいコウは戸惑っていた。<br />
なんとも言えない胸の高鳴りは、しかし次の瞬間一気に吹き飛んでしまうのだったが。<br />
「……ちょっと待て。これっ……て」<br />
はいっと手渡されたものを見てコウは絶句した。<br />
「こんなに頼もしい相棒が身近に見つかるなんて思っても見ませんでした。これはわたしの予備ですが、遠慮は入りません！　使ってください！そして、研究所の平和のためにわたしと一緒に悪霊退治しましょう！」<br />
「いや、無理だから。これ女物だろどうみても」<br />
「この服には霊力を跳ね返す魔法をかけてあります。わたしがつくった特性のコスチュームです。伸縮性もあるので、問題なく着られるはずです」<br />
問題なら大いにある！と思わず大声で意義を唱えたくなったが、そこはぐっと堪える。<br />
「いや、だから。俺が女に見える？」<br />
「あ……そう、ですよね。ごめんなさい。でも男物は流石に用意がないし……あ、でも！　いいものがあるんでした！」<br />
にこりとジュリアは笑う。<br />
笑顔にクラっときたのもつかの間、コウを奈落の底へと突き落とす言葉をさらりと突きつける。<br />
「性転換丹」<br />
「せせせせ、性転換丹？」<br />
それはもちろん必要な人もいるんだろうが、自分には絶対に必要のないものだ。<br />
「わたし、外界との調整役もやってるんですけど、その関係で、食堂派の方からもらったんです」<br />
「……どこのどいつだったく。余計なことを……一応確認のために聞くけど、なにこれ」<br />
「食べると女の子になれます」<br />
「やっぱりかーーー！　聞いた俺がバカでした！」<br />
「うっ……あの、どうしてもダメですか？　ほんの1時間だけです。サトーさんの力が必要なんです。ステッキを使えば誰でも退魔はできるけど、視える人でないとヒットできないから誰でもいいわけじゃないんです」<br />
涙目でじっと見つめられて、コウは狼狽える。<br />
「……その、ごめん。怒鳴って悪かったよ。1時間だけ、なんだな？」<br />
「はい！　ありがとうございます！」<br />
コウは観念したように手を差し出す。<br />
「この性転換丹は一つしかないし、効力はたぶん1日くらいだって言ってた気がするので、ちょっぴりで大丈夫なはずです」<br />
深いため息をついて、コウを胸元から魔法のナイフを取り出しキッチリと24等分にしはじめた。適当に等分してもなぜかキッチリわけてくれる優れもので、食堂派の必需品である。<br />
「二人になったわけですし、名前があった方がなにかと便利ですよね。わたしたち悪霊退治チームの名前は……えっと、あ！　“魔研戦隊ゴースト・ファイターズ”とかどうでしょうか？」<br />
「……名前って誰に名乗るつもり？　悪霊に？　……でも、もうなんでもいいか。好きにしていいから、早く悪霊退治をすませよう」<br />
コウはやや投げやりに言う。<br />
仕方ない。この部屋にのこのこついて来たのが運の尽きだ。それには若干の後ろめたさがないわけじゃないし。<br />
深々とコウはため息をつき観念して、先ほど切り分けた“性転換丹”とかいう怪しげなものを念のため2切れ口に放り込んだ。<br />
「わ！　だ、誰？」<br />
黒い人影が驚いたように、声をあげた。<br />
「あれ、ミラさんじゃないですか！」<br />
ジュリアは人影に近づく。<br />
「研究所に戻ってらしたんですね。こんな時間にどうしたんです？　その手に持っているのは……」<br />
さすらいの魔女ミラは、両腕で巨大な豚の置物を抱えている。<br />
コウは焦ったようにジュリアを見た。――なんでここに人がいるんだよ！<br />
ジュリアはそれには気づかない。<br />
ミラのことは知っていたが幸い知り合いではない。姿が変わっているし、バレるリスクは少ないはずだ。コウはなんとか落ち着きを取り戻す。<br />
「あ、なんだ～ジュリアか～、脅かさないでよ。あ、これね、“霊取り豚”だよ。外界で買ってきた蚊取り豚にちょっと細工したの。蚊のかわりに霊を退治できるようにって。ここだけうっかり設置するの忘れちゃってたみたい。それで余計にここに霊が集まっちゃってたんだと思う。ここにこんな時間にいるってことは、ジュリアも視えるんだよね？」<br />
「ええ、わたしも、実は視えるんです。ここで必死に退魔をしていたんですけど、キリがなくて。ミラさんはすごいです。そんな便利なものを思いつくなんて、さすが“さすらいの魔女”ですね！」<br />
「ジュリアも、いつか外を旅してみるといいよ。広い世界を見ることで得られることはたくさんあるから。で、そっちのあなたもジュリアと一緒に悪霊退治してたの？」<br />
コウはぎくりとする。黙りこんでいるわけにもいかず、「そう」と短く答える。<br />
「ふうん。わたし、こういう生業だから顔は広い方だけど、見たことないんだよね。どこの派閥？　名前は？」<br />
ギクギクとする。コウは焦りながらも、なんとか適当な返答でごまかす。<br />
「サ、サトコ。こ、ここに入ったばかりだから、派閥はまだ決めてない……の」<br />
「へえ、そうなんだ」「え？　サトコ？　ちがっもごっ」<br />
次の言葉を言わせまいとコウは、慌ててジュリアの口を抑えた。<br />
「仲いいんだね」<br />
にこりとミラが笑った次の瞬間、ビリビリビリと不吉な音が闇夜を駆け抜けた。<br />
コウの服が木っ端微塵に吹っ飛んだ。<br />
「「あっ！」」<br />
二人が目を丸くしてコウを見ている。<br />
すっかり男の姿に戻ってしまったコウは、羞恥の視線に耐えながら、どう言い訳したらいいのか必死に考えた。<br />
かろうじて下着は身につけてはいるが、乙女チックなステッキは持ったままだ。そして極めつけが、サトコという名前。<br />
（……しかも「決めてない“の”」ってなんだよ“の“って。あ～安請け合いした俺のバカ。丹の効力なんて不安定だし、体質で合う合わないがあるからこういうこともあるに決まってるのに！　つか、伸縮性はどうした！？）<br />
幸い相手は知り合いではないし、コウとは交流する相手が違うらしく滅多なことでは顔を見ることもない。<br />
こうなったらもうこれしかない！キリっと顔を上げると、サトコは二人にこう告げて、その場から走って逃げ出した。<br />
「こ、こんな姿見られちゃったら、もうアタシ、恥ずかしくて死んでしまう―！」</p>
<p>「あの、サトコさんてオネェだったんですね。今まで気づかなくてごめんなさい。親愛の印に、サトコさんのサイズでフリルたっぷりの可愛い服つくります、わたし。だから死ぬなんて言わないでください！」<br />
「ご、誤解だ！違うんだ、あれは！」<br />
「大丈夫です。誰にも言いませんから。二人だけの秘密です。安心してください。あ、丹は全部差し上げますね」<br />
「いや、丹はいいから！」<br />
「サトコさん、わたし……可愛いものが好きだっていいましたよね？　女の子になったサトコさん、可愛すぎです。ずるいです。好きにならないはずないですよ、あんなの……でも丹はもうこれしかないし、わたし、もうどうしていいかわからなくて」<br />
ジュリアは、ほんのり顔を赤らめて、うるうるとした瞳でコウを見つめる。<br />
「ジュリア、俺も好き。やっぱ、その丹、くれ」<br />
性転換丹の精製法を聞き出すために、コウは急いで食堂派の研究室に向かった。<br />
********************************************</p>
<p>本当は、管理官含めた戦隊の別のオチも考えたんですけど、インパクト薄いかなと思ってこんなかんじに。。。</p>
<p>戦隊というより、魔法少女的な？</p>
<p>ダメ出しもびしばし、お待ちしてます。</p>
<p>[No.46465] 2014/10/13(Mon) 12:19:56<br />
Re: 代償派になりたい！ (No.46440への返信 / 3階層) &#8211; 名前はまだない</p>
<p>&gt; おつかれさまです。</p>
<p>ジジ様、おつかれさまです。</p>
<p>&gt; キャラふたりとは思えないにぎにぎしさで、楽しく読ませていただきました。このスタイルの作品は、説明しすぎてくどくなりすぎたり、逆にすかすかになりやすいので、それを引き起こさずに密度を上げられるのは武器になると思います。</p>
<p>ありがとうございます。説明したい気持ちを抑えながら執筆するのは大変でした。でも、これも一つの武器になるなら伸ばしていきたいです。</p>
<p>&gt; ネタ的には、丹の効能がちょっと複雑なので、わかりやすい設定にできるとキャッチーですね。たとえば「量」が重要（たくさん食べると効果大、少量しか食べないから効果小）だと、女子ふたりが無意味に丹を食わせ合ったり、または食い合う展開にできたりします。</p>
<p>丹の効能については自分だけ分かったつもりでいたので、読者への配慮を忘れてました。反省します。<br />
量ですか、いいですね。豊胸丹とか太っ丹とかを無意味に食べまくって、ムクムクふくれてくのも面白そうですね。</p>
<p>&gt; また、聖女はこの作品内容だとあまり生きないので思いきってカットするか、使うなら、自分が捧げる（フランシスカにとってもっとも恐ろしい）代償としての丹を開発するお話にして、そこにジェシカの豊胸丹をからめる……という展開はひとつアリかなと思います。</p>
<p>私も聖女のカットは考えたのですが、フランが代償派に憧れる理由付けと、シェアードワールドで繋がった同じ世界にいますよっというアピールとして残しました。第三研究棟での火災は誰かがきっと起こしてくれます（投げ槍ですみません）。<br />
なるほど、その展開も面白そうですね。妄想の幅が広がりました。</p>
<p>自分はまだまだ素人なので下読みをやってらっしゃる方に感想やアドバイスを頂けるのはとても嬉しいです。今、忙しいので書けるかは分かりませんが、もしもう一作書けたなら、読んでいただき批評を頂けたらと思います。</p>
<p>最後になりましたが、私の作品を読んでくれてありがとうございました</p>
<p>[No.46467] 2014/10/13(Mon) 16:00:29<br />
Re: 魔研戦隊ゴースト・ファイターズ (No.46465への返信 / 2階層) &#8211; サイラス</p>
<p>どうも、サイラスです。</p>
<p>&gt; 本当は、管理官含めた戦隊の別のオチも考えたんですけど、インパクト薄いかなと思ってこんなかんじに。。。<br />
&gt;<br />
&gt; 戦隊というより、魔法少女的な？<br />
&gt;<br />
&gt; ダメ出しもびしばし、お待ちしてます。</p>
<p>ネタの言いだしっぺとしてですが、仕事が早いですね。</p>
<p>後半のやりとりは、なかなか面白かったです。ただ、もう少しコウ君を、悪霊と戦わせても良かったかもしれません。その成仏とともに、性転換の状態が解除され、それを、ミラに色々と誤解されるのも面白かったかもしれません。</p>
<p>[No.46468] 2014/10/13(Mon) 16:21:25<br />
上下派の天敵――≪BOZE・坊主≫襲来 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; どあのぶ</p>
<p>これは、まだ上下派の髪型・モヒカンが絶対視されていた頃の話。</p>
<p>ある日、窓から飛んできた何かが、昼寝中の上下派総帥のケツをえぐりながら壁に刺さった。<br />
矢文である。<br />
憤慨した総帥は、血まみれのケツを抑えながら乱暴に手紙を開く。<br />
そこにはこう書かれていた。<br />
『前略。近々、≪MIHOTOKE・御仏≫の教えを御派閥に広めに参ります。草々。≪BOZE・坊主≫』<br />
たったこれだけの短文。<br />
しかし総帥は、一読しただけで、恐怖と興奮のあまりケツから噴水のように血を吹きあげた。<br />
血まみれの総帥の口から、甲高い叫び声が漏れる。<br />
「……アカン。こりゃ戦争じゃあ!」<br />
まろぶように部屋から転がり出て、総帥は上下派の魔法使いを招集する。<br />
何人もの上下派魔法使いを改宗させた、≪BOZE≫を迎え撃つために。</p>
<p>◇</p>
<p>「先輩!いったい何が始るんスカ!?」<br />
「総帥が言ってただろ!　戦争だ!!　お前も気合入れてけ!」<br />
全く説明になっていない台詞を吐いて、先輩は忙しく戦の準備に駆けていく。<br />
（そうはいっても、新人の俺にわかるわけがないっつーの!?　なんだよ戦争って!）<br />
ついこの間、上下派に加わった新米魔法使いアザースは、これ以上ないくらい混乱していた。<br />
なんでも、これから異教の魔法使い集団≪BOZE・坊主≫が上下派本部を攻めに来るらしい。<br />
≪BOZE≫は、上下派の天敵だ。大魔法使い≪MIHOTOKE・御仏≫のご加護により、何事にも動じない鋼のメンタル≪SATORI・悟り≫を手に入れた僧侶系魔法使いの一派。研究所には属さず、呪文≪OKYOU・お経≫の布教を目的に各地を放浪している。<br />
しかし、なんでそいつらが攻めてくるのか。<br />
そこがどうしてもアザースには納得できない。完全に≪BOZE≫の言いがかりだったからだ。<br />
≪BOZE≫が言うには、上下派の世紀末感は、世界の終わり≪MAPPOU・末法の世≫を呼び起こすものらしい。それを防ぐには上下派が改宗して、派閥自体がいなくなればいいと……。<br />
（そんなん誰が信じるんだよ!……って先輩たち信じとるし。俺か!?　おかしいのは俺なのか……!?）<br />
モヒカンながら常識派を自認するアザースは、とりあえず泣きながら迎撃準備に入ることにした。そうじゃないと精神的にとても耐えられそうになかった。</p>
<p>◇</p>
<p>交戦地は、研究所外れの荒野。<br />
地平線の向こうから黒い僧服を着て、頭つるぴかの≪BOZE≫達が大勢をなしてこちらに向かってくる。<br />
（……なにこれ怖い）<br />
「いいか、アザース。奴らは、俺たちのテンションをガタガタにする魔法を使ってくる。上下派の天敵と呼ばれる由縁だ。絶対かかるなよ!」<br />
「気合でどうにかなるんですか!?」<br />
「うっさい! 他に方法はないんだよ!　あとな、モヒカンだけは死守しろ! あいつら剃刀でモヒカンを狙ってくる。俺たちは、モヒカンが命だ! つるぴかになったら、魔法が使えなくなるぞ!　さあ、いくぜー!ヒャッハー」<br />
そういって、先輩は≪BOZE≫の群れに突撃していった。<br />
アザースが出遅れている間に、すでに、あちこちで魔法戦が始まっていた。</p>
<p>直ぐ側でも、熾烈な戦いが繰り広げられている。<br />
アザースは慌てて走り寄った。隙をみて加勢するつもりである。<br />
しかし、目に入る光景はついこの間上下派に入ったアザースには、わけのわからないものだった。</p>
<p>「死に腐れ≪BOZE≫共!　汚物は消毒じゃあ!」<br />
赤モヒカンが≪BOZE≫を火炙りにしようと、火炎放射器から火を放った。<br />
（いやいや、それ魔法なのか!?）<br />
大丈夫だ、問題ない。この上なく魔法です。<br />
※灯油は、モヒカンの圧縮魔法で作りました。火炎放射器はOBからの寄贈品です。この場を借りて御礼申し上げます。<br />
狙われた黒い坊主は、数珠を片手に引っかけて拝み手を作る。<br />
そして、至極冷静に呪文を唱えだした。<br />
「絶対零度魔法≪DAJYARE・駄洒落≫　『布団が吹っ飛んだぁ!』」<br />
（いやいやいや、もうそれ魔法ですらないだろ!）<br />
真っ当なアザースの突っ込みに反して、現実は恐ろしいことになっていた。<br />
坊主の前に、氷の壁ができていたのだ!<br />
火炎放射器から噴き出した炎が遮られる。それどころか、火炎放射器自体が凍り付き始めた!<br />
（魔法じゃなかったー!大魔法だ、これー!）<br />
慌てだす、赤モヒカン!　氷を必死に払いだすが、なぜか動きが鈍い。<br />
実は、この≪DAJYARE・駄洒落≫は対上下派魔法使いのために開発された魔法である。この魔法を使われると上下派は、あまりのくだらな……寒さにテンションが下がり、魔法が使えなくなってしまうのだ。<br />
坊主は、弱った赤モヒカンを簡単に蹴倒すと、剃刀を閃かせた。</p>
<p>（ちょ、ちょっと待て!）<br />
本来の目的を思い出したアザース。混乱のまま、炎の妖精を召喚しようと試みる。<br />
この妖精はあまりの暑苦し……もとい火力で氷を解かすことができる上に、仲間のテンションを上げる効果があった。混乱しているにしてはナイスな選択だった。ちなみに炎の妖精の名前は「シューゾウ」という。由来は大人の事情で誰も知らない。<br />
しかし、混乱したままでは召喚は当たり前のように失敗する。<br />
アザースがまごついているうちに、赤モヒカンは上下派の象徴『モヒカン』を切り取られてしまった。<br />
――――これでは、赤モヒカンならぬただの赤さんである。</p>
<p>（あーあ……）<br />
モヒカンをなくした上下派は、他の派閥に移籍しなければならない。テンションを上げるのにモヒカンは最重要視されているからだ。事実、モヒカンをなくした上下派は常に意気消沈してしまい、上下派魔法を使えなくなってしまう。<br />
アザースはこの制度が正しいとは絶対に思えなかった。モヒカンがなくても上下派魔法を使える例を知っていたからだ。しかし、それが制度なら新米魔法使いにはどうしようもなかった。せめて、心理的ストレスと魔法失敗の関係が研究されれば、モヒカン自体は魔法に関係ないことがわかるのに……。<br />
アザースは、元赤モヒカン、現赤さんのこれからの苦難を思ってため息をついた。</p>
<p>「小僧、暇そうじゃなぁ。ちょっと、≪SYUKKE・出家≫でもせんか?　丁度剃刀もあるでの」<br />
赤モヒカンを倒した黒い坊主が、ニタリと笑ってアザースに向き直る。その手には、赤い髪の毛の付着した剃刀が鈍い光を発していた。<br />
「……俺ぁ、まだ人生捨ててねぇんだ。≪SYUKKE≫なんて御免だね!」<br />
「なぁに、モヒカン落とされたら嫌でも隠棲したくなる。そこの元モヒカン殿も然りじゃ」<br />
呆然として座り込んでいる赤さんを指す、黒い坊主。<br />
元とはいえ仲間を馬鹿にする表情が、アザースの癇に障った。<br />
「上等じゃあ、くそ坊主!　いてこますぞゴラァ!」<br />
怒りのあまり口汚くなるアザース。勢いのままに坊主に突進する。<br />
実力差がはっきりした無謀な勝負が始ろうとしていた。</p>
<p>◇</p>
<p>「ば、馬鹿な……」<br />
数十合にわたる魔法の打ち合いの末、膝をついたのは、なんと黒い坊主だった。<br />
あまりに予想外の成り行きに、周囲の戦いの手は随分前から止まっていた。固唾を呑む音が方々から聞こえる。<br />
「なぜじゃ。なぜ、≪DAJYARE・駄洒落≫が効かぬ……。あれは、上下派の弱点のはず。それに、貴様その頭は……。」<br />
呆然とアザースを見上げる黒い坊主。<br />
アザースの頭には、モヒカンがなくなっていた。<br />
黒い坊主が切り飛ばしたわけではない。つるりと取れてしまったのだ。<br />
モヒカンがないのなら、上下派魔法は打てないはず。それなのに、なぜアザースは上下派魔法が使えたのか。<br />
自分の秘密が衆人にバレて、アザースはやけくそ気味にまくしたてた。<br />
「はっ、解せねぇって面だな。……そうだよ、俺は上下派に入る前からモヒカン――つうか髪がなかった。ハゲだったんだよ。上下派に入ってからは、ずっとモヒカンのヅラをしていた」<br />
「ヅラだと?　それでは理屈が通らぬ!　モ、モヒカンがなければ、上下派魔法は打てないはず。ハゲではどうしようもないではないか!?」<br />
「ちぃせぇ!　心にモヒカンがあれば、ハゲでも上下派にはなれる!　俺は絶望を乗り越えて、そう≪悟った≫んだよ!」<br />
周囲がシン、と静まり返った。<br />
アザースの告白は、この戦いを根底から揺るがすものだったからだ。<br />
≪BOZE≫達が戦いを仕掛けたのは、上下派に≪MIHOTOKE≫の教えがもたらす≪SATORI≫を広めるため。そして、≪MAPPOU・末法の世≫を食い止めるためである。<br />
「……なら、それならば貴様はわしらと同じではないか。上下派のままで、≪SATORI・悟り≫を開くとは……」<br />
黒い坊主は呆然と首を振った。<br />
異教徒の中に、同じ神の姿を見たことが自分でも信じられなかったのだ。<br />
戦いを見ていた≪BOZE≫たちも気付いた。上下派の世紀末感は魔法のためであって、本心から≪MAPPOU≫を望んでいるわけではないことを。<br />
もし、本当に≪MAPPOU≫を望んでいれば、上下派のアザースが≪SATORI≫を開けるわけがない。<br />
静まり返る戦場の中、黒い坊主がくつくつと喉を震わせる。そして、最後には大きな笑い声になった。<br />
場が緊張する中、ようやく笑い声が小さくなる。黒い坊主はにこやかにアザースに話しかけた。<br />
「お若いの、貴派の総帥に繋いでもらいたい」<br />
「あ?　総帥に何しようってんだよ」<br />
「なに休戦協定じゃよ。此度≪BOZE≫を率いていたのはわしでな。指導者として、戦の始末をつけにゃあならん。……わしらの負けじゃ」<br />
「……え?」</p>
<p>◇</p>
<p>こうして、よくわからないまま≪BOZE≫との戦争は終わった。<br />
この戦争で上下派が得られた教訓がある。<br />
『心にモヒカンがあれば、ハゲでも上下派にはなれる』<br />
以降、上下派の髪型がモヒカンが絶対視されることはなく、あくまで推奨髪型に落ち着いたのであった。<br />
最後に、休戦協定を結んだ際、黒坊主が残した言葉で物語を終えたいと思う。<br />
『結局、&#8221;神&#8221;を巡る&#8221;髪&#8221;の戦いでしたな……。いや、仏だけに&#8221;ほっと(け)&#8221;くべきでした』<br />
……こいつの懲りない≪DAJYARE・駄洒落≫により協定会場でも上下派がバタバタ倒れたことを追記しておく。</p>
<p>――――――――――――――――――――――<br />
こんにちは、ジジさま。どあのぶと申します。<br />
こちらのイベントが楽しそうだったので遠慮なく参加させて頂きました。<br />
4000字の縛りはなかなか難しかったですが、脳みそが刺激されてバリバリ筆が進みました。それにしても、本作は他の方々と時系列がかなり違うような気がしますが、シェアワールドとしてこれはいいんでしょうか?　うむむ。<br />
4000字ぎっしりの文字数で読みづらいと思いますが、平にご容赦を。また、それを含めて厳しいつっこみをお待ちしております。<br />
それでは、読んでいただきありがとうございました！</p>
<p>追伸<br />
キャッチコピーコンテストでは大変ありがとうございました！たくさんの感謝の言葉は集計終了後にあちらで必ず述べさせて頂きます！（スレ違いで申し訳ありません；）</p>
<p>[No.46469] 2014/10/13(Mon) 17:28:29<br />
Re: 冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ―または、管理官の秘密 (No.46461への返信 / 2階層) &#8211; 須賀透</p>
<p>か、管理官の代償魔法にそんな裏があったとはっ！<br />
少ない文字数ですが、オチに驚きがありました。<br />
でも、いちおうノエルの推測に過ぎないのかな……？<br />
髪を生やすよりも、卑屈な性格が直る「丹」を作ってあげればいいのにと思ったり（笑）<br />
楽しい作品をありがとうございました。</p>
<p>[No.46470] 2014/10/13(Mon) 17:29:41<br />
Re: 上下派の天敵――≪BOZE・坊主≫襲来 (No.46469への返信 / 2階層) &#8211; サイラス</p>
<p>どうも、サイラスです。お久しぶりです。</p>
<p>この作品、なかなか面白かったです。主人公の突込みやテンポがよく、ネーミングの安直さもここでは、活きていますね。</p>
<p>[No.46471] 2014/10/13(Mon) 20:05:34<br />
須賀透様、ありがとうございます (No.46470への返信 / 3階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>読んでいただいて、ありがとうございます。</p>
<p>管理官さん、いつの間にかハゲで通っているようなので、少しひねってみました。て言うか、捻じ曲げてしまったというか。ジジさん、すみません（汗</p>
<p>[No.46472] 2014/10/13(Mon) 20:17:52<br />
Re: 冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ―または、管理官の秘密 (No.46461への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>とても楽しく読ませていただきました！</p>
<p>ハゲネタを皆さんが取り上げていて、浸透していたので、余計にオチのインパクトが感じられました。</p>
<p>シェアワールドの醍醐味ですね！</p>
<p>それをうまく利用されていて、すごいな、上手だなと思いました。</p>
<p>[No.46473] 2014/10/13(Mon) 20:24:00<br />
Re: 永久凍庫の秘密 (No.46464への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>仄暗い感じがツボでした。<br />
読む側としてはこういうお話大好きです。</p>
<p>ローテンションってこういう持って行き方があるんだと目からウロコでもありました。</p>
<p>ローテンションの人たちの重い魔法をどう扱っていいのか、思いつけず……諦めた口なので、もう一度わたしも考えてみようかなと思いました。</p>
<p>[No.46474] 2014/10/13(Mon) 20:37:12<br />
Re: 魔研戦隊ゴースト・ファイターズ (No.46468への返信 / 3階層) &#8211; ねね</p>
<p>サイラスさん</p>
<p>&gt;ネタの言いだしっぺとしてですが、仕事が早いですね。</p>
<p>サイラスさんも、早速のコメントありがとうございます！<br />
早いことが唯一の取り柄です。orz<br />
&gt;もう少しコウ君を、悪霊と戦わせても良かったかもしれません。その成仏とともに、性転換の状態が解除され、それを、ミラに色々と誤解されるのも面白かったかもしれません。</p>
<p>なるほど！霊取り豚に気を取られすぎてました。<br />
コウよりもそっちに愛着が……</p>
<p>ラストのオチも別のパターンを思いついたので、中盤から後半にかけてサクっと改稿してみます。</p>
<p>貴重なご意見をありがとうございます！</p>
<p>[No.46475] 2014/10/13(Mon) 20:48:01<br />
Re: 永久凍庫の秘密 (No.46474への返信 / 3階層) &#8211; へろりん</p>
<p>ねねさんへ<br />
感想ありがとうございます！<br />
シェアワールド楽しんでますね＾＾</p>
<p>&gt; 仄暗い感じがツボでした。<br />
&gt; 読む側としてはこういうお話大好きです。<br />
&gt;<br />
ダークな感じは、最近の自分の作風です。</p>
<p>&gt; ローテンションってこういう持って行き方があるんだと目からウロコでもありました。<br />
&gt;<br />
&gt; ローテンションの人たちの重い魔法をどう扱っていいのか、思いつけず……諦めた口なので、もう一度わたしも考えてみようかなと思いました。</p>
<p>上下派の設定を読んだとき、派生形のローテンションって、絶対こういうヤンデレだって思ったんですよね。<br />
ジジ様の思惑がどうだかはわかりませんが、自分はこういう解釈をしました。<br />
それぞれの作者独自の解釈をするのも、きっとシェアワールドの醍醐味なんでしょうね。</p>
<p>食堂派が食の次はアッチというのも自分的には好きな設定だったりします。<br />
その設定を生かしてシャルロッテさんでもう一本書こうかなと思ったりしましたが、ちょっと余裕がなくて無理そうです＾＾；</p>
<p>ねねさんが書くヤンデレちゃん？　楽しみにしてます＾＾<br />
ではではーﾉｼｼ</p>
<p>[No.46479] 2014/10/13(Mon) 21:41:39<br />
ねね様、ありがとうございます (No.46473への返信 / 3階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>ねね様、はじめまして。読んでいただけて、とても嬉しいです。</p>
<p>＞シェアワールドの醍醐味ですね！</p>
<p>他の方の設定にのってみたり、少しいじってみたり。そうやっているうちに物語が広がっていくのが楽しいですね。</p>
<p>[No.46481] 2014/10/13(Mon) 22:04:14<br />
「妖蛆の秘密（De Vermis Mysteriis ）」 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; 東湖</p>
<p>「妖蛆の秘密（De Vermis Mysteriis ）」</p>
<p>蛆虫に陽の光は似合わない、とロッシュは思った。<br />
峠道で、ようやくロッシュは死んで腐りかけた獣を見つけることができた。<br />
体毛はなく、皮膚は焦げ茶色になって目と口腔に蛆虫があふれている。<br />
周囲には異様な悪臭が漂っていて、空気さえ腐っているような気がした。<br />
死臭と蛆そのものが放つ臭いは強烈で、慣れた今でも油断すれば嘔吐しそうだった。<br />
獣は、毒で死んでいる。<br />
というより、こういう風に死ぬ毒を団子に混入してばら撒いておいたのだ。毒で殺しておけば、他の獣に食い荒らされることが少ない。<br />
無味無臭の毒を作ることは難しかったが、食堂派の連中にさりげなく教えてもらったことを自分なりに工夫して作り上げることに成功した。<br />
ロッシュは、かがみ込んで菜箸を使って蛆虫を一匹一匹袋に詰めていった。<br />
死体は死体で袋に詰めて持って帰れば、当分は蛆虫の採取に困らなくて済む。<br />
他人が今の自分を見れば、狂っていると思うだろうという自覚はあった。<br />
ただ、本当に狂っているのかどうか、自分では分からなかった。<br />
魔法研究所にいたころも、よく《狂っている》と言われたが自分では狂っていると思ったことが一度もなかったのだ。<br />
ただただ普通にしているだけで、心のありようは今も昔も何一つ変わっていない。<br />
もし変わったことがあるとすれば、それは叶わない願いを叶える方法を見つけたことだけだろう。<br />
今日も、よく晴れている。<br />
空を見上げて、ロッシュは一人そう思った。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>火が硬い、と『さすらいの魔女』ミラ思った。<br />
焚き火が、小気味よくパチパチと燃えるだけの静かな夜なのに、ミラは終始えも言われないおぞましさを覚えていた。<br />
東方は、はじめて訪れる地ではあったが温暖で過ごしやすい。<br />
穏やかに余生を送るつもりであれば、うってつけの地だとも思った。それなのに、火は硬く、風は重く、空気は澱んでいる。<br />
ミラの憂鬱な気分を、陰湿なものへと変えるのに十分な気配を、山全体が放っているかのようだった。<br />
「禁断の魔導書か……」<br />
今から半年前。<br />
魔法研究所で、禁書指定された『妖蛆の秘密』が盗まれるという事件が発生した。<br />
『妖蛆の秘密』は、《ラーマ神殿》の地下より偶然に発見された本で、純研究派の解読にあたった三人のうち二人が発狂して死に、一人は失踪した。<br />
内容は《知られざる生命の秘密》について書かれていることが判明しただけで、いくばくも明らかになっていない。<br />
それでも、研究所は『妖蛆の秘密』を禁書指定し、ミラに探索を命じた。<br />
『予言の書』によると、この世の秘密が解明された時、《大いなる災い》が世界を滅ぼすとされていて、秘密を管理・隠蔽するのも研究所の勤めだった。<br />
明日は、嫌な日になるだろう。<br />
揺らめく炎のひらめきの中に、ミラはため息を投げ入れた。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>食堂派の派閥長ノエルは自室で、長い長いため息をついた。<br />
代償派の『知り過ぎたるミーミル』のゲルトに頼んでいた、ロッシュの過去視（クリスタロマンシ）がようやく終わり、報告を聞くことができたのだった。<br />
同時に、ミラからも仕事が完了したとの報告が『無垢の聖女』さまの元にあったそうだ。<br />
何もなかった。きっと、そういうことになるだろう。<br />
もしかすると、自分はロッシュのことが好きだったのかもしれない。<br />
ふと、ゴーヤチャンプルを作っていた時の、彼の笑顔が思い浮かんでは消えていった。<br />
ロッシュの代わりに、酔いつぶれるまで呑もう、とノエルは思って立ち上がった。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>ロッシュは、どこでどうしているだろう、と永久凍庫のオーナーであるハンスは受付で古い魔導書を読みながら思った。<br />
ある日、突然やってきて極秘で保存して欲しいと五つの大きなガラス瓶を持ってきたのだ。<br />
ガラスは遮光性で中身はよく見えなかったが、ハンスは快く承諾した。<br />
同じ純研究派であったし、同じ古魔導書研究という数少ない同士だったこともあるが、目の奥に宿る狂気に自分と似たものを感じたからだった。<br />
その後、ロッシュは失踪し魔導書『妖蛆の秘密』盗難の容疑がかけられたと知った。<br />
ハンスの元にも、ロッシュが何を預けていったのか監察部が調査に来たが断固として拒否した。<br />
不誠実であるが故に、ハンスは誠実でもある。<br />
ただ、監察部に対してもロッシュが預けていったものが『妖蛆の秘密』でないことは請け負った。<br />
なぜならば、ロッシュに黙って《中身》を確認したからだ。<br />
面白いことが、起こりそうだ。<br />
ハンスは、ロッシュのガラス瓶の前を通るたび、《中身》に向かって笑いかけるようになった。<br />
この先も、ロッシュが置いていった金額分は極秘保存を続けよう。場合によっては、少しサービスをしてもいいかもしれない。<br />
もっとも、過去視に必要な媒体を監察部に密かに回しておいた。きっと、ロッシュが研究所に戻ることは、もうないだろう。<br />
こうしてハンスに、一つ楽しみが増えた。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>今までと感じを変えようと思ってやったら、ブン投げ感がすごい。いやヒドイ（汗）<br />
それなのに、今までで一番難産でした・・・<br />
大事なことをあえて書かない、という方向でやったのですが、受け入れられる範囲なのか、アウトなのかが心配です・・・</p>
<p>蛆虫は好きなので、一度短編でちゃんと書きたいとは思っているのですが（汗）<br />
あまくささんへ</p>
<p>＞冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ―または、管理官の秘密<br />
・拝見しました。ぶはっ<br />
ラストの番宣で吹いたｗ<br />
また、色々絡みやすそうな作品に仕上げられましたね。管理官の設定のちゃぶ台返しｗ<br />
お見事ｗ</p>
<p>＞長編を読んでみたいです。<br />
・いつも、ありがとうございます。<br />
でも、私の長編はラノベっぽくないんですよ。黒くてグロいんです。設定でジジさんが魔法研究所には権謀術数 ないっつってんのに、私はそういうのが好きなんで、今回のようなのを書いちまうし。<br />
しかし、あまくささまがそうおっしゃってくださるなら頑張ってみます✩<br />
＞リナの立つ瀬がない<br />
・う、うん、ごめん！<br />
百合ん百合んさせよう（汗）</p>
<p>＞ジェシクに与えた基本的な性格は『未熟な自尊心』なんですね。私は年のせいもあって、そういう性格をつい批判的に見てしまうのですが、書きながらふと「こういう性格って、書きようによっては若い人にはむしろ気に入られるのかも？」<br />
・わかりやすいですよね、未熟な自尊心て。<br />
好意的にとっていただけたようで、ひと安心しました。もう、本当にドキドキしながら殴りに行きましたので。実は（汗）<br />
たぶん、この企画もあまくささんが居なければ参加しなかった可能性が高いです。<br />
祭り嫌いの人見知りなので・・・<br />
色々、ありがとうございますﾉｼ</p>
<p>へろりんさま<br />
・ハンスくん、拝借しました。<br />
作風も狂気も好きです。<br />
昔、HNを変えようと思って、鎮痛剤のケロリンにしようと思ったんですけど、ちょうどその時、確か企画の方だったと思うのですが、けろりんさまが彗星のごとく現れたので、やめたんですよね。お懐かしい。おかげで、今では二つ目の名前はホルマリンになりました・・・どうでも、よくてすみません。<br />
また、機会があれば絡みましょう～</p>
<p>雷さま<br />
・ミラちゃん、借りっぱさせていただいてます！　助かってます。いやぁ、彼女は有能ですねｗ<br />
＞さすらい。あきない。はじらい。<br />
拝見しました。超面白かったです。<br />
さては、さぞや名のある書き手とお見受けしました！<br />
お名前は、ちょくちょく拝見しますが絡むのは初めてですね。今後共、よろしくお願いします。</p>
<p>[No.46482] 2014/10/13(Mon) 22:23:22<br />
★★インフォメーション★★ (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; ジジ</p>
<p>思惑どおり、みなさまの交流も盛んになってきて、私が余計な口出しをする必要はなくなりました。<br />
ですので、今後は特に要望がなければコメントは控えることにします。</p>
<p>それでは引き続き、シェアードワールド的なものをお楽しみください。</p>
<p>[No.46488] 2014/10/14(Tue) 00:27:42<br />
恋する土の乙女 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>マール、<br />
マール、<br />
迎えに来たよマール。<br />
やっと、研究してた物が完成したんだ。<br />
約束通り結婚しよう、マール。<br />
さすらいの魔女ミラに用意してもらった指輪を見つめる。そうだ、研究を手伝ってくれたアイニッキにお土産を買わなきゃ。<br />
そろそろ村の入口が見えるはず。良い天気だ。</p>
<p>あれ、なん、で。　村が、故郷が、ない。<br />
ただ、廃業が広がるばかりだ。<br />
マール！　マール！　ボクのマール！<br />
彼女の家は、ボクん家の隣だったはず。思わず駆け出した。<br />
間もなく、完全に崩れ落ちた思い出の家が現れた。<br />
マール、マール、無事でいてくれ。祈る気持ちで瓦礫をどかす。<br />
「ロン」<br />
「マール！」<br />
「ごめん、村、魔蟲来て」<br />
「わかった、わかったから」<br />
マールを抱きしめる。<br />
「おじさんも、おばさんも、必死に戦ったけど」<br />
「うん、うん」<br />
ボクの両親は村一番の魔法使いだった。きっと、村を守ろうと、すでに。<br />
涙が止まらない。<br />
「ねえ、来たって事は、完成したんだね」<br />
「そうだよ。だから、迎えに来たんだよ」<br />
指輪と研究成果の土人形をマールに渡す。<br />
「ありがと。大好きだよ」<br />
マールがゆっくりと目を閉じた。<br />
「マール！」<br />
「私は、私は『恋する土の乙女』」<br />
「何を言ってるんだ、マール」<br />
マールの体を揺するが反応しない。<br />
土人形が喋っているのに気づいた。<br />
「この娘と土人形の魔力が合わさり私は生まれた。代償は、この娘の命と、あなたの愛情。それで私は永遠にあなたの身代わり」<br />
目の前でマールの体が消え、土人形がマールの形になる。<br />
ボクは土人形のマールと見つめ合う。<br />
涙は止まっていた。</p>
<p>二人で研究所に帰る。<br />
あれ？　ボクは何しに村に帰ったんだっけ？<br />
何を得て、何を失っタんだロう？<br />
ネえ、ダれか、オしえテヨ。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊</p>
<p>色々恥ずかしい。</p>
<p>ミラとアイニッキの名前、使わせていただきました。<br />
ありがとうございます。</p>
<p>[No.46493] 2014/10/14(Tue) 01:42:24<br />
Re: 恋する土の乙女 (No.46493への返信 / 2階層) &#8211; 名前はまだない</p>
<p>こんにちわ、名前はまだないです。</p>
<p>レポートが終わらない……。疲れたしパソコン開くか。おっ！　ちょうど新しいのが投稿されてる！　レポートやりたくないし感想でも落としてみるか。<br />
っという訳で、感想を残していきたいと思います。</p>
<p>とりあえず、勢いで書いた感が凄いですね。それが良い事か悪い事かはわからないですが、私はあまり勢いで書く事が出来ないので少し羨ましいです。（勢いじゃなかったらすみません）</p>
<p>内容なんですが、掌編に向いている内容ではないと思いました。こういったシーンが長編物語の後半にきてマールとロンに充分に感情移入が出来ていれば泣ける山場になるし、物語の序章にくれば二人の運命が気になる良いシーンになると思います。<br />
ただやっぱり掌編として見ると、泣けるわけでもなく、物語が続くわけでもないので面白みに欠けてしまいますね。<br />
でも、個人的にはこういうシーンは好きです。マールが心配で心配でたまらないロンの姿、ロンの為なら命を代償にしても構わないというマール、でもロンの中のマールへの愛情が消えてしまう……。切なさで飯が三杯食べられそうです。</p>
<p>あと一つだけ、最後のシーンなんですが、ロンがマールについての記憶を失っているように感じました。代償にする物を愛情から記憶に変えるか、最後のシーンを変えるかした方がいいと思いました。</p>
<p>こんな所ですかね。眠さでタイプミスとか日本語がおかしい所があったらすみません。あと内容も。<br />
少し酷評気味になりました。まあそれもこのサイトの醍醐味と言う事で、私はレポートに戻りたいと思います。<br />
P.S.『会議はまわる、金がふる』は面白かったです。これからも執筆頑張ってください。</p>
<p>[No.46494] 2014/10/14(Tue) 02:54:25<br />
Re: 「妖蛆の秘密（De Vermis Mysteriis ）」 (No.46482への返信 / 2階層) &#8211; 須賀透</p>
<p>コメディっぽい設定を、すごいとこに着地させおった～！（笑）<br />
（……こういうのを、風呂敷を広げるっていうんですよ？）</p>
<p>おそらくこれが本来の東湖さまの作風・文体に近いのでしょう。<br />
東湖さまの作品は、深い知識に裏打ちされているからこそ強度があるのだなと思わされました。<br />
勉強させていただくべく、また興味を持って、穴の空くほど読ませていただきました。<br />
じろじろじろ。<br />
(◞≼◉ื≽◟ ;益;◞≼◉ื≽◟)</p>
<p>&gt;&gt;揺らめく炎のひらめきの中に、ミラはため息を投げ入れた。<br />
こういうさりげないところの描写がステキですね。<br />
いや、文章がお上手であられる。</p>
<p>&gt;&gt;火が硬い、と『さすらいの魔女』ミラ思った。<br />
助詞抜けじゃないかと須賀思う。</p>
<p>[No.46495] 2014/10/14(Tue) 03:30:47<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46488への返信 / 2階層) &#8211; へろりん</p>
<p>ジジ様</p>
<p>お久しぶりです。<br />
へろりんと申します。</p>
<p>&gt; 思惑どおり、みなさまの交流も盛んになってきて、私が余計な口出しをする必要はなくなりました。<br />
&gt; ですので、今後は特に要望がなければコメントは控えることにします。<br />
&gt;<br />
どうも投稿するタイミングがちょっと遅かったようですね。<br />
さっそくで申し訳ありませんが、自分の投稿作にコメント＆アドバイスなどいただけるとありがたいです。</p>
<p>タイトル：永久凍庫の秘密<br />
キャラ三人／一人称／約４０００字</p>
<p>お手すきのときにでも、よろしくお願いします。</p>
<p>&gt; それでは引き続き、シェアードワールド的なものをお楽しみください。</p>
<p>はい！　楽しませていただきます！</p>
<p>[No.46496] 2014/10/14(Tue) 05:53:05<br />
Re: ★★インフォメーション★★ (No.46496への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>&gt; 　どうも投稿するタイミングがちょっと遅かったようですね。<br />
むしろ最高のタイミングかと思います。<br />
この企画は、創作掲示板のやりとりを交流掲示板で、その人の作品を見ながら機能できないかというところから立ち上げてみたものですので。</p>
<p>&gt; 　さっそくで申し訳ありませんが、自分の投稿作にコメント＆アドバイスなどいただけるとありがたいです。<br />
了解しました。</p>
<p>[No.46497] 2014/10/14(Tue) 09:55:11<br />
Re: 永久凍庫の秘密 (No.46464への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>独特の雰囲気を醸し出す、よいストーリーです。<br />
ミーナさんの設定がその雰囲気とうまく噛み合っているのも好印象でした。</p>
<p>ただ、この展開なら、まず「ハンス君が超もてる→永久凍庫の番をするからと女子を蹴散らす→それでも追いすがる女子／女性」の流れで展開をコンパクトにまとめるほうがよいかと思います。</p>
<p>また、ハンス君の代償が本人にとってどのような苦痛を伴うかがわからないこと、ニーナさんとハンス君の関係性が不透明、この２点はかなり気になります。<br />
代償は、本人にとって壮絶なマイナスをもたらします（というほうが設定として映えるものと私は思っています）。<br />
このストーリーなら、たとえばハンス君は永久凍庫を保つ（ニーナさんのローテンションを保つ）ため、女性をたぶらかす能力を手に入れる。代償として、本当に愛しているニーナさんの信頼を失っていく。等はよいかもしれませんね。しかもニーナさんが焼き餅を焼いてくれないと凍庫が保てないわけなので、そのあたりでお話を広げられそうです。</p>
<p>ともあれ序盤をまとめ、ハンス君とニーナさんの関係性をテーマにした展開（構成上、ニーナさん自身は登場できないでしょうから、ハンス君が他の女性に見せる態度やセリフ、回想という形になるでしょうが）を入れるのがよいかと思います。</p>
<p>[No.46498] 2014/10/14(Tue) 10:30:46</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画7</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/893/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:09:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=893</guid>

					<description><![CDATA[Re: 代償派になりたい！ (No.46436への返信 / 2階層) &#8211; ジジ おつかれさまです。 キャラふたりとは思えないにぎにぎしさで、楽しく読ませていただきました。このスタイルの作品は、説明しすぎてくど [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>Re: 代償派になりたい！ (No.46436への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>キャラふたりとは思えないにぎにぎしさで、楽しく読ませていただきました。このスタイルの作品は、説明しすぎてくどくなりすぎたり、逆にすかすかになりやすいので、それを引き起こさずに密度を上げられるのは武器になると思います。</p>
<p>ネタ的には、丹の効能がちょっと複雑なので、わかりやすい設定にできるとキャッチーですね。たとえば「量」が重要（たくさん食べると効果大、少量しか食べないから効果小）だと、女子ふたりが無意味に丹を食わせ合ったり、または食い合う展開にできたりします。</p>
<p>また、聖女はこの作品内容だとあまり生きないので思いきってカットするか、使うなら、自分が捧げる（フランシスカにとってもっとも恐ろしい）代償としての丹を開発するお話にして、そこにジェシカの豊胸丹をからめる……という展開はひとつアリかなと思います。</p>
<p>[No.46440] 2014/10/12(Sun) 06:55:37<br />
会議はまわる、金がふる・ちょい修正 (No.46421への返信 / 2階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>定員十人程度の小さな会議室。そこにある円卓では、四人が話し合っていた。<br />
「我々純研究派はこれだけの予算を要求する」<br />
髭をたくわえた大柄な男ラジャが言った。<br />
「ちょっと、それじゃ、予算の七割が純研究派に行くって事じゃない」<br />
髪をボリューミーなネジネジカールにした女、ネーアが立ち上がる。<br />
「ふん。研究には金が掛かるんだ。奇声をあげるだけの上下派に金なんて必要無いだろ」<br />
ラジャはそう言って、自分の顎髭を撫でる。<br />
すると、今度は犬が吠える。<br />
「私達食堂派も、調理器具や食材などに結構お金が掛かるんですがね」<br />
「ふん。犬っころの分際で。どうせ豊胸丹とか下らないもん作るだけだろ、お前らは」<br />
ラジャが犬を睨み付けた。<br />
「へえ、食堂派には喋る犬がいる聞いてたけど、思ってたよりずっと凄いや。君も自分で料理とかするの？」<br />
白のフードを被った男の子ロンが、犬に顔を近づける。<br />
「代償派の小僧。貴様の所も予算はいらないよな。金を代償にするなんて話は聞いた事がない。大方、力ずくで解決出来ないように派遣されたんだろ。貴様は攻撃を無効化するらしいからな」<br />
「『大髭の業突張り』の名前に偽りなしね。ここ辞めて高利貸しにでも転職したら」<br />
ネーアが座ってタバコに火を付けた。その様子を見た髭が舌打ちする。<br />
「ちっ、研究には資金がいるんだよ『上下派の掃除機者』様。ふん。ダサい名前だ」<br />
「はあ？」<br />
ネーアの声に怒気が混じる。二人が睨み合う。<br />
「予算回さないなら食堂を有料にします。あと、カフェイン丹とかグッスリン丹。値上げするしかないかな。売れ筋だけに材料費が、ねえ」<br />
「ちょっと待ってよ。それなら、純研究派だけ有料にしなさいよ」<br />
「おい犬。食堂派は畑や家畜の飼育もやってるだろ」<br />
ネーアとラジャが口々に不満を訴える。ロンだけはニコニコと笑顔を浮かべていた。<br />
「色々と特殊で高価な食材もあるんですよ」<br />
「むむむ。では、譲歩して純研究派は六割五分にしてやろう。その分を食堂派にくれてやる」<br />
「結局、上下派には予算付かないじゃないのよ！」<br />
女の髪が浮き、ゆらゆらと揺れる。すると、天井からヒラヒラと何かが降ってきた。<br />
「お金だ」<br />
ロンが言う。<br />
四人が拾ったお金を全て合わせると、年間予算と同じくらいの金額になった。<br />
「貴様らには、それをやる。予算は純研究派が貰うからな」<br />
「あはははは。それアンタが貯めてたお金よ。じゃね」<br />
そしてラジャだけが残った。</p>
<p>[No.46442] 2014/10/12(Sun) 12:26:22<br />
求愛の管理官の愛人 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; ねね</p>
<p>求愛の管理官の円形脱毛はじりじりと広がりつつある。<br />
これは由々しき事態であり、とてもデリケートな問題だ。<br />
なにせ、ほかならぬ妻の愛が急降下しつづけていることの証だから。<br />
このまま愛が消え去ってしまえば、魔法研究所はスポンサーを失ってしまう。<br />
そうはさせまいと派閥を超えて『求愛の管理官、妻の愛を再び☆委員会』が発足されたのは、つい最近のことである。<br />
主な任務は脱毛具合をミリ単位で監視すること。そして、広がり具合を阻止すべく対策を練ること、だ。<br />
練り練りされた対策は、委員長から管理官に伝えられる。そして、その結果効果はどうだったのかの検証をする。――つまり円形が縮まったか否か。<br />
そして、いよいよもって危ういのでは？と危機が報告されたのは、つい先刻だ。<br />
円形が驚きの広がり……を見せたわけでなく、委員会は思わぬ事態に直面していた。<br />
委員会メンバーのうち２人が当直と称してその日集まっていたのは、管理官の仕事部屋にほど近い会議室だ。<br />
コウは、頭を抱えて呻く。<br />
「ああああ、まずいよ。俺貯金ないし。魔研がなくなったらどーしたらいいと思う？　しかも昨日出来上がったばかりの『願い丹』もなくなるし。あれ売ったらかなりの金になったのに！」<br />
「何言ってるんですか、あなたは。諦める前に、やることがあるでしょう」<br />
委員長でもある純研究派のジュリアは、ややレンズ大きめの眼鏡をずいっと押し上げながら、キリリとした顔で諌める。<br />
「だってさあ。求愛の管理官が浮気とか、もう魔研は終わったも同然だろ」<br />
「まだ終わってはいません！　奥様には知られていないはずですから」<br />
「なんでわかんの？」<br />
「円形は今日も安定してます」<br />
「なるほどね。でも時間の問題だろうなあ。どこから耳に入るかわからない」<br />
「緘口令は敷いたので、まだ時間はあります。次は……事情聴取、ですね。例の、管理官の愛人とやら、それに管理官をここに呼びましょう」<br />
「マジで！　こりゃ修羅場かな」<br />
コウの目には好奇心がありありと浮かんでいる。<br />
「もうっ！　そんな場合じゃないでしょうっ！　もっと危機感を持ってくれないと困りますっ！」<br />
「いーんちょうさあ……、そーんな堅苦しいことばっか言ってたら、管理官みたいになるよ。魔法とか関係なく、恋人の愛情なくすよ？」<br />
「そ、そんな人いませんっ！　それに……管理官は責任感のある立派な方です。わたしは、そう信じていますから。あなたは、愛人とやらを迎えに行ってきてください。うちの書記が、身柄を確保しています。わたしは管理官のところでまず事情を聴いてみようと思います。では、よろしくお願いしますね？」<br />
念を押すようにジュリアはそう言うと、管理官の元へと向かった。</p>
<p>委員会の書記係から引き渡された容疑者をコウは会議室に連行した。<br />
「すごいね、その服。赤に緑に、黄色。もこもこしたデザインといいずいぶん斬新だな。でもなーんか、どっかでみたことあるような……なんだっけ？　んー……ダメだ。思い出せない」<br />
コウは軽口を叩いた。事情聴取のまえに少しでも打ち解けときたいと思ったのだったが。愛人は冷ややかな顔で一瞥する。<br />
件の愛人は思いの外若く、コウは面食らっていた。自分とそう変わらない。14とか、15とか、たぶんそのくらいだ。<br />
気まずい雰囲気が漂う中、容疑者である愛人はあっさりと口を開いた。そして、淡々と語り始めた。<br />
あたし、別に悪くない。<br />
あの人があたしに好きだっていうから、そうなったの。<br />
毎日毎日しつこくて最初はとても嫌だった。<br />
「わたしは、君のことを心から愛している」とか、「君だけが、わたしを癒してくれる」とも言ってた。<br />
もう止めて。そう思っても、あたしは逃げられなかった。<br />
でも、いつも閉じこめられて生活してるあたしを、外に出してくれたのもあの人だった。<br />
嬉しかった。<br />
そんなことされたら、気持ちが揺れる。あの人には、アンがいるのに……。わかってたのに。<br />
今思えば、そのときにはもうどうしようもなかったの。<br />
あの人があたしに愛をささやいて、あたしはそれに頷いた。<br />
研究所なら二人きりになれる。あたしは、それで十分幸せ。それだけでいいの<br />
もうアンの愛がほとんど残ってないのは、あたしにもわかる。あの人は、いつもため息ばかりついてる。<br />
あたしは、あの人のことが好きなの。愛しているの。辛そうなあの人を放おってはおけない。</p>
<p>はーっとコウは深く息を吐き出して、くしゃくしゃと髪の毛を乱暴に手で掻きむしった。<br />
「かんっぜんに、クロ、だな。……委員長、がっかりするだろうなあ。俺も、再就職先、考えないと……あ、待てよ。なあ、確かに奥さんの方の愛は風前の灯火だけど、管理官はさ、違うんじゃないの？　奥さんのことが好きだけど、魔法でどんどん愛情はなくなっちゃうし、以前のような愛を取り戻せないことが辛くて、ため息をついちゃうんじゃないかな」<br />
それなら、まだ望みはある。<br />
「……あの人、アンにはもう何年も愛しているなんて言ってないの。本気でアンの愛を取り戻すつもりがない証拠。あの人が苦悩するのは、あなたたちが強制しようとするから。もう開放して。もうあの人はこれまで十分に頑張ったわ。これ以上苦しめないで。辛そうなあの人を見るのはわたしも辛い」<br />
「や、それは……俺が決めることじゃ……まいったなあ。そこらへんは管理官に訊くしかない、か。たぶん、そろそろ来る頃じゃないかな」<br />
しばらく待っていると、会議室の扉が開いた。<br />
「あれ、管理官は？」<br />
ジュリアは一人だった。<br />
「……その、困ったことになりました。管理官の部屋には、奥様がいらしてるようです……。どうも、口論になっているみたいなんです……。それで一旦戻ってきちゃったんですけど……。奥様は、噂を聞いてしまったのかもしれません」<br />
「アンが来ているの？」<br />
「え。この子が……？」<br />
今気づいたのかジュリアが驚いたように愛人を見た。<br />
「あの人が苦しむのは、ダメ！」<br />
扉を閉めようとしたそのとき、二人の間を縫うようにして、愛人は、突如扉の外へと駈け出した。<br />
「あ！　待って」<br />
「そっちはダメ！　やめて……行かないで！」<br />
委員長は叫びながら走り出した。コウは慌ててその後を追った。<br />
廊下の向こうの方に、３人が対峙するところが見えた。何やら話し声が聞こえてくる。<br />
最悪の状況だ。委員会メンバーはアンの前に姿を見せるわけにもいかない。<br />
もうこうなったら腹をくくるしかない。<br />
少し離れたところで、ふたりは戦況を見守ることにした。<br />
「あら、あなた、お知り合い？」<br />
「……いや……どこかでお会いしましたか？」<br />
管理官がそう尋ねると、愛人はあからさまに表情を変えた。<br />
「あたしが、わからない？　あなたのために、ここに戻って来たのに……」<br />
「どういうこと、あなた？」<br />
みるみるうちにアンの表情が曇っていく。<br />
「いや、わたしにもまったく訳がわからないんだが……わたしのために……って、あ。もしかして、うちの家出ペットの情報提供ですか？ もう心配でたまらず、妻がわたしを詰りに……じゃなくてペットを探しに来てくれましてね」<br />
管理官とアンは、ぱっと顔を輝かせた。<br />
「昨日は一人ここに泊まるのも寂しくて、ペットを連れてきていたんですが、ちょっと目を離した隙にいなくなってしまいましてね。先ほどそこの掲示板にチラシを貼ったばかりだったんですよ」<br />
あれを見たんでしょう？と指し示された方には、カラフルな鳥の絵が描かれたチラシが貼り付けられている。<br />
「……それは、大丈夫、だから」<br />
「どこにいるんです？　教えてください。あの子は、わたしたちの家族です」<br />
愛人は、はらはらと泣き出した。<br />
「本当にわからない？　あたしはあたしなのに。あなたの姿を探していたときに、不思議な形の食べ物を口に入れて、この姿を手に入れたの。これで、やっと、願いが叶うと思った。やっとあなたに言葉を伝えられる。……アーサー、あたしもあなたを愛しているの」<br />
アンは氷ついたような表情で管理官を見つめた。<br />
「な、なにを言っているのかよくわからないんだが……」<br />
「あなたはあたしに言った。愛しているって。 あ。なに、体が熱いっ……ワタシハ、キミノコトヲココロカラアイシテイル、キミダケガワタシヲイヤシテクレル。ソウイッテクレタノニドウシテ」<br />
愛人の言葉は次第に人のそれではなくなっていく。<br />
しゅるしゅると音を立てて、みるみるうちに愛人の姿は鳥へと変わっていった。<br />
「「オウちゃん！」」「お、おまえかー！　俺の“願い丹”返せ―！もごっ」<br />
二人は驚きの声をあげた。ちょっと離れたところから、思わずコウは叫んだが、すぐさまジュリアに口を塞がれた。<br />
二人の家族でありペットである、オウムのオウちゃんは「ピー」と鳴いて答える。<br />
「で、あなた、いったいどういうこと？」<br />
意を決して、管理官はアンをまっすぐ見つめた。<br />
「……君のことを心から愛している」<br />
「それ、オウちゃんに言った言葉なんでしょう？！　わたしをバカにしているの？」<br />
「違う！　君に言うために、ずっと練習をしていたんだ。でも君を前にすると照れくさくてどうしても言えなかった」<br />
離れたところから今にも飛び出して行きそうなジュリアを今度はコウが抑える。――委員会が練り練りした提案は照れくさいという理由でおそらくほとんど実行されていなかったのだ。<br />
アンはオウちゃんを胸に抱き、管理官の腕を掴むと、歩き出した。<br />
「え、ちょっと。奥さん、どこへ行く？」<br />
「うちの寝室」<br />
「え！　なにしに？」<br />
「あなたって……さっきの言葉が本物か確かめるためよ。オウちゃんとわたし、どっちが好きか、はっきりしてもらおうじゃないの」<br />
アンはオウムに嫉妬の炎をメラメラと燃やしていた。<br />
それが、妻の意地だろうと女のプライドだろうと、愛の復活の兆しには違いない。――無骨で情緒に欠ける管理官はそういう妻の機微にはまったく気づかない。それこそが愛を取り戻せずにいる元凶なのに。<br />
委員会は『求愛の管理官は、妻とはなにかを理解すべし！委員会』と名を改め存続することがその後の会議で決定された。</p>
<p>[No.46444] 2014/10/12(Sun) 14:48:21<br />
Re: ★コメントです (No.46425への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>&gt; 真っ向からシェアードストーリーと向き合った良作ですね。<br />
ありがとうございます。<br />
「他作品から女性ゲストを２人借りる」という謎の縛りをかけてつくりました（笑）</p>
<p>&gt; &gt; ……詰め込みすぎたな。<br />
&gt; この部分はそうですね。セリフが完全に説明になってしまっている部分がちょっと目立ちます。<br />
&gt; セリフの説明化により、ミラとリナの区別がつきにくくなっている感がありますので、意図的にわかりやすくするエピソードを挟んでしまいたいところですね。<br />
&gt; この場合、ディアーヌの役割をリナに渡し、オチの伏線を張ってしまうなどが考えられます。<br />
いろいろ考えどころですね。</p>
<p>コメントありがとうございました。</p>
<p>[No.46445] 2014/10/12(Sun) 18:17:13<br />
Re: さすらい。あきない。はじらい。 (No.46431への返信 / 3階層) &#8211; 雷</p>
<p>わをんさん、こんにちは。</p>
<p>&gt; うちのディアーヌを使って頂いてありがとうございます<br />
勝手に使っちゃって、すみません。<br />
ディアーヌちゃんにゲスト出演してもらおうと決めたら、オチも決まりました（笑）<br />
とにかく、あの台詞を言わせたかった（爆）</p>
<p>&gt; 読んでいて、すごく自然な形で動いているのでびっくりしちゃいました<br />
&gt; というか、ディアーヌもそうですがキャラクターがみんな活き活きとして感心してしまいます<br />
&gt; 恥ずかしがるミラの仕草なんか可愛くて目に浮かぶようです<br />
そう言ってもらえると嬉しいです。</p>
<p>登場人物は、なるべく自然に、表情や仕草も織り交ぜながら書こうとがんばっています。<br />
実践するのは難しいですけどね。</p>
<p>ご感想ありがとうございました。</p>
<p>[No.46446] 2014/10/12(Sun) 18:28:31<br />
感想の返信 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; サイラス</p>
<p>こんばんは、サイラスです。ご意見ありがとうございます。<br />
そのまま、返事と行きたかったのですが、新スレになっていたので、ここに書きます。</p>
<p>&gt;意見というほどのものではありませんが、コスプレ衣装（そのキャラになりきる夢のアイテム）にハサミを入れるというのは、幼女ならぬ（幼女はときどきわけのわからない思考でやらかしてしまうことがありますので）読者には納得しづらいのではないかと思います。ですのでハサミを入れるなら、それをすることでパワーアップ衣装である○○フォームになる……というギミックをひとつ入れるほうがよいかと思います。</p>
<p>そうですね……聖女の子供っぽさの表現と、その後のラッキースケベにつなげる為にやらせたのですが、好きなキャラの衣装に、鋏を入れるを、少しためらうということもあり得ますね。それに今回の露出の多い衣装をパワーアップ時の衣装という設定のほうが、聖女にためらいなく鋏を入れてもらえるし、部屋の惨状の説得も増します。<br />
「しかも、○○フォーム、可愛いでしょ☆」と言せ、それに、広人やカーネルが突っ込むなど、表現の幅も増えるので、いいですね。</p>
<p>&gt;あと、これはスタイルに関わることですので、あくまでも私の感想ということになりますが。<br />
&gt;一文が長い傾向がありますので、二文か三文に分けるほうがよいかと思います。その際は読点と三点リーダーも整理して、減らす方向で。かぎかっこの段落下げも、特別な理由がないなら詰めるほうがいいですね。</p>
<p>個人的には、地の文が長くないし、セリフもほど良く（？）入っているので、これは悪くないと思っていたのですが、気を付けていきたいです。</p>
<p>[No.46449] 2014/10/12(Sun) 19:42:07<br />
Re: 求愛の管理官の愛人 (No.46444への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>意外なほどネタになってますね、管理官。<br />
研究所の未来もありますし、取り戻してほしいですね。夫婦の愛。</p>
<p>個人的には、愛を叫ぶオウムが艱難辛苦を乗り越え、奥方へ管理官の愛を伝えに行く。奥方の反応やいかに？　という流れもよいかなと思いました。<br />
というように、想像力くすぐられる短編でした。</p>
<p>[No.46450] 2014/10/12(Sun) 20:21:22<br />
Re: 会議はまわる、金がふる・ちょい修正 (No.46442への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>この展開だと、予算額が気になりますね。なにせヒゲの人のポッケマネーでまかなえる予算ですからね。<br />
各派自給自足が進みすぎているせいで、すごく小さな額を取り合うのもおもしろげです。「ヤツらに１円でもやるもんか」の精神で。</p>
<p>こういうふうに、想像のタネになる話はいいですね。ついシェア欲が沸いてきます。</p>
<p>[No.46451] 2014/10/12(Sun) 20:26:11<br />
Re: 感想の返信 (No.46449への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; 「しかも、○○フォーム、可愛いでしょ☆」と言せ、それに、広人やカーネルが突っ込むなど、表現の幅も増えるので、いいですね。<br />
実によいと思います。<br />
まあ、私はすぐ案を出したがるのですが、それもこれも元になるネタあってこそです。このネタは案を出したくなるネタでした。</p>
<p>[No.46452] 2014/10/12(Sun) 20:34:30<br />
Re: 求愛の管理官の愛人 (No.46450への返信 / 3階層) &#8211; サイラス</p>
<p>&gt; おつかれさまです。</p>
<p>少し横やり失礼します。</p>
<p>&gt;<br />
&gt; 意外なほどネタになってますね、管理官。<br />
&gt; 研究所の未来もありますし、取り戻してほしいですね。夫婦の愛。</p>
<p>逆に、聖女をネタとしてを扱った人間（？）としては、管理官って、ギャップが聖女よりも大きいから、やりやすいだろうなというのがあります。能力は、拡張性が高く、それでいて、奥さんの愛だけはどうにもならない。というギャップは、色々、想像を擽ることがあります。<br />
また、男性のため、扱いやすいのではないでしょうか？</p>
<p>&gt; 個人的には、愛を叫ぶオウムが艱難辛苦を乗り越え、奥方へ管理官の愛を伝えに行く。奥方の反応やいかに？　という流れもよいかなと思いました。<br />
&gt; というように、想像力くすぐられる短編でした。</p>
<p>そうですね。あと、個人的には、委員会に、管理官がいつの間にか入っていて、それがのちのち、戦隊を結成に……というのも、考えてしまいました。</p>
<p>[No.46453] 2014/10/12(Sun) 20:50:28<br />
二度もありがとうございます (No.46451への返信 / 4階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>&gt; この展開だと、予算額が気になりますね。なにせヒゲの人のポッケマネーでまかなえる予算ですからね。<br />
&gt; 各派自給自足が進みすぎているせいで、すごく小さな額を取り合うのもおもしろげです。「ヤツらに１円でもやるもんか」の精神で。<br />
&gt;<br />
&gt; こういうふうに、想像のタネになる話はいいですね。ついシェア欲が沸いてきます。</p>
<p>誉めていただけて恐縮です。<br />
元々のスタートが、他の方とは違う側面から世界を切り取る事でした。<br />
今回は、ある程度は上手くいったのかな、と。<br />
今後は、作中の彼らを皆さんに使って貰う事で、上手く世界を繋げてもらえたら、と思ってます。</p>
<p>[No.46454] 2014/10/12(Sun) 22:39:13<br />
お二人へ返信です。 (No.46444への返信 / 2階層) &#8211; ねね</p>
<p>ジジさん</p>
<p>管理官はネタにしやすい反面、中年男性なので、ラノベと思うと、妻共々、真正面には据えられないので、キャラの立ち位置とか、話の構成とか、なかなか悩ましかったです。<br />
タイトルありきで話をつくってしまったために・・・。</p>
<p>あと字数4000字はいろいろと勉強させられます。<br />
遊びがなく、ピシっと枠を埋めていった感じになってしまいました。<br />
&gt; 個人的には、愛を叫ぶオウムが艱難辛苦を乗り越え、奥方へ管理官の愛を伝えに行く。奥方の反応やいかに？　という流れもよいかなと思いました。</p>
<p>これも面白そうですね！</p>
<p>引き出しが少なすぎるので、もっといろんな話のパターンを考えられるようにならなくちゃいけないなと思いました。</p>
<p>サイラスさん</p>
<p>聖女も今考え中ですけども、やっぱり難しいですね～。ネタが全然固まりません。<br />
管理官の方が、使い勝手が良いです。不憫な感じとか、哀愁漂ってそうとか、身近にいろいろ参考にできそうな人も多そうなタイプなので、想像しやすいです。笑<br />
聖女はわかりやすい萌えキャラにしたいんですけど、力不足で上手く描けません。。。</p>
<p>戦隊、いいですね！<br />
早速ちょこっと書き進めてみました。<br />
書ききれるかわからないですが、上手くいったら、また晒してみますね。<br />
お二方、コメントをありがとうございました！</p>
<p>[No.46456] 2014/10/12(Sun) 23:34:12<br />
石の塔の魔法使い（改稿版） (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; 雷</p>
<p>石の塔の魔法使い</p>
<p>（今週中に論文を仕上げておこうかな）<br />
塔の最上階にある自室から、はしごをつたって一階の研究室に下りてきたキイスは、机に置かれていた石を取り上げた。アメジストの原石だ。窓から射し込む朝日を透かしてみると、青紫や赤紫そして金と銀と、様々な色の光が見えた。<br />
机には、紙の束が山積みにされている。魔法の実験の記録を書きつけたものだ。<br />
ここ魔法研究所内では“石の魔法使い”で通っているキイスは、宝石と金属が発揮する呪術的効能を専門に研究していて、純研究派に籍を置いている。今季のキイスの研究テーマは、紫水晶アメジストが持つ、癒しの効能についてだった。<br />
「おじゃましま～す」<br />
明るい声が聞こえて、論文を書く道具を用意していたキイスは、手を止めた。<br />
部屋の扉が勢い良く開いて、分厚いぼろぼろのマントを羽織った女の子が入ってきた。<br />
「ひさしぶり、キイス」<br />
「やあ、ミラ。どうやって扉を開けたんだい」<br />
「結界と封印術と防御魔法の重ねがけなんて、あたしにとっては紙同然だよ」<br />
「魔法だけじゃなく、物理的に鍵もかけておいたはずだけど」<br />
「針金一本あれば、あたしに開けられない鍵は無いよ」<br />
胸を張ったミラに、やれやれとキイスは首を振る。<br />
「お土産を持ってきたよ」<br />
ミラは肩に担いでいた荷物袋を机に置いて、取り出した中身をごろごろと並べていった。バハムート魚の大鱗、ファラク蛇の抜け替わりの牙、ルフ鳥の羽根、クジャタ牡牛のたてがみ……。<br />
「どれも、南の砂漠に住む魔法生物の体の一部だね」<br />
他にも、植物の皮や葉、色々な書物がある。<br />
「今回は、南の砂漠の国を旅したのかい」<br />
「うん。キャラバンと一緒にオアシス都市を巡ったんだけど、おもしろい旅だったよ。研究所のみんなに、いいお土産も手に入ったし」<br />
「また貴重な魔法生物を狩ってきたわけだ」<br />
「あたしは無闇に生き物の命をとったりしないよ」<br />
「ドラゴンの群れを全滅させたことがあるくせに」<br />
「それ、大昔の話でしょ」<br />
ミラは苦笑いした。<br />
彼女は“さすらいの魔女”と呼ばれていて、研究員の中では非常な変わり者として知られている。<br />
もともとは人里を襲うドラゴンを退治するための方法を研究していたのだが、いつのまにか、ドラゴンを含むあらゆる魔法生物の生態まで研究するようになった。いまでは、世界中に生息する魔法生物の研究をするために、しょっちゅう研究所を離れて旅をして回っている。<br />
キイスとは対照的な、生粋のアウトドア派だ。<br />
「今回はとっておきを用意してきたんだ」<br />
ミラは荷物袋の底から、ほら、と小さなガラス瓶を取り出した。<br />
その途端、キイスの目が輝いた。<br />
ミラが取り出した瓶の中には、ゴマ粒ほどの大きさの真っ赤な石が詰まっていた。<br />
「キイスへのプレゼント」<br />
「もしかして、この粒はルビーかい？」<br />
「ジャマル山で産出されたルビーだよ」<br />
「とんでもない高級品じゃないか！」<br />
にかり、とミラは笑う。<br />
「この粒々は、原石を削り出す時に出た、宝飾品とかには使えないクズ石だから、安値で取り引きされてるんだ。小瓶いっぱいのルビーと、キイスがくれた浄水石10個を交換して、おつりが来たくらいだからね。遠慮しないで受け取ってよ」<br />
浄水石は、石英の一種をキイスが魔力で精製して作った魔法石だ。浄水石を水にひたしておけば、水がめいっぱいの泥水を、一晩で、きれいな飲み水に変えることができる。繰り返し使うことのできない消耗品だが、飲み水の確保が重要な砂漠の国々では、宝石以上の価値があるのだろう。<br />
「前に、もっとルビーの研究をしたいけど、サンプルになる石が足りないから困ってる、って言ってたじゃない？　だから、ちょうどいいと思って、多めにもらってきたんだ」<br />
「助かるよ。とくにルビーの放熱現象を分析するのに、まとまった数の石が必要だからね。これだけあれば十分だよ。次季の論文テーマは決まりだ。ほんとうにありがとう、ミラ」<br />
「どういたしまして」とミラは満面の笑みを浮かべた。<br />
キイスに喜んでもらったことが、ほんとうに嬉しいようだった。<br />
（これはまた、いい資金源を見つけたな）<br />
キイスは、ルビーの入った小瓶をしげしげと眺める。<br />
魔法の研究には金がかかる。<br />
もちろん研究所に資金を出すスポンサーもいるが、その資金を、研究所に所属するすべての研究員の個人研究に万遍なく行き渡せるのは難しい。だから、自分の研究成果を商品として“外”に売り出し、そうして得た利益を研究費の足しにする研究員もいる。<br />
キイスも、宝石などの呪術的効能を研究しながら、様々な効果を持つ魔法石を作り出して、それを売って得た利益を研究費に充てている。<br />
世界中を旅するミラは、キイスにとっては、自分が作り出した魔法石の販路を広げてくれる、最良のパートナーだった。<br />
「こっちは、変わりは無い？」<br />
ルビー入りの瓶に見入っているキイスに、マントを脱いだミラが尋ねた。<br />
「たまにイザコザがあるけど、平穏なものだよ。そういえば、管理官の髪がまた薄くなったとか、誰かが言ってたな」<br />
「べつに驚くようなニュースじゃないね」<br />
「そう言ってやるなよ。あの人のおかげで資金が入って、この研究所はうまく回ってるんだから」<br />
「研究資金を自力で稼いじゃうような人が言ってもな～」<br />
ミラは机の端に置かれているアメジストに気づいた。<br />
「これが、今度の論文のテーマ？」<br />
「そうだよ。今季のテーマは、アメジストが人体にもたらす影響についてだ」<br />
「アメジストの魔法が二日酔い防止に使えるっていう話？」<br />
「それだけじゃないよ」<br />
無意識のうちに、キイスの声に力がこもる。<br />
「アメジストが放つ魔力を分析して、アメジストが、人体に入ったアルコール成分の分解を早めることを裏付けたんだ。他にも、血液内の老廃物や病原菌を減少させたり、筋肉の疲労を抑える効果を持つことも分かった。まだ実証段階ではないけど、たぶん、心理的な面にも、アメジストの魔力は影響すると思う」<br />
「アメジストを触媒にした魔法を使えば、いろんな病気を治せるってこと？」<br />
「そう言いたいところなんだけどね」<br />
キイスは渋い顔をする。<br />
「マウスを使って何度も実験したけど、アメジストの魔力の効果って、極端に薄いんだ。エメラルドの傷病回復や、サファイアの精神安定に比べたら、ほんとうに微々たるものでさ。今の段階で実用化が期待できるのは、二日酔い防止までだね」<br />
「それは残念。旅のお供にと思ったんだけどな」<br />
「旅のお守りになるような、なにか魔法石を使ったアクセサリをプレゼントしようか」<br />
「えっ、いいの？」<br />
ミラの顔がぱっと明るくなった。<br />
「ルビーのお礼だよ。いつも世話になってるしね」<br />
キイスは宝石や金属の呪術的効能を専門に研究する他に、宝石や貴金属を使った装飾品を作ることもある。これが、ちょうどいい小遣い稼ぎになるのだ。<br />
「うれしい！　楽しみにしてるね」<br />
ミラが、うきうきと笑顔を浮かべた。<br />
そういえば、キイスとミラは、仕事のために商品や金銭のやりとりをするばかりで、お互いに個人的に何かを贈り合うということをしたことがなかった。<br />
どんなアクセサリーを作ってあげれば、ミラは喜んでくれるだろうか。<br />
「キイスは、あいかわらず部屋にこもって研究三昧？」<br />
ミラが、紙の束や木の箱、様々な書物や実験道具が山積みにされている部屋を見回しながら言った。<br />
「まあね、外には滅多に出歩かないよ」<br />
「ついこのあいだ、純研究派の集会があったって聞いたけど、キイスは出席しなかったんだってね。キイスは、ただでさえインドア派なんだから、そういう場所に出て、人と交流するようにしないとダメだよ」<br />
「それはミラの得意分野だろ。僕は、人と話したり、愛想をふりまいたり、気を遣うのが煩わしいんだ」<br />
「塔に引きこもってないで、いろんな人と会って話してみたらいいのに」<br />
「僕が石の研究に打ち込んでるのは、石は何も言わないし、動物や植物と違って気を遣うことがないからだよ」<br />
「人が嫌いなわけじゃないでしょ。あたしとは、こうして話ができるんだから」<br />
「ミラが、僕にとって特別なだけだよ。君となら何でも楽しく話し合えるし、君がそばにいると、それだけで元気をもらえるから」<br />
「そ、そうなんだ……」<br />
キイスのまっすぐな言葉に、ミラは顔を真っ赤にする。<br />
ミラは大急ぎで話題を変えた。<br />
「ええと、アメジストの論文って、いつから書くの？」<br />
「今日から書きはじめようと思う」<br />
「じゃあ、あたしが料理をつくってあげようか。キイスって、研究とか論文を書くのに夢中になると、ごはんも食べなくなるから、飢え死にしないか心配だもん」<br />
「大袈裟だな。でも、ミラの手料理なら大歓迎だ」<br />
「しばらく、ここに泊まってもいい？」<br />
「もちろん。いつものように、最上階の部屋のひとつを空けてあるよ」<br />
「ありがとう」<br />
世界中を旅して回っているミラは、ふらっと魔法研究所に帰って来たときには、かならずキイスが住む塔で寝泊まりしている。キイスが住む塔は研究所の中心にあるので、所内を移動するのに、とても便利なのだ。<br />
「ところで、さっきのアクセサリのことだけど……」<br />
ミラが、指をもじもじさせながら言った。<br />
「その、デザインのリクエストとか、してもいいかな？」<br />
「もちろんだよ。ミラは、どんなアクセサリが欲しいのかな」<br />
「あの……指輪が、欲しい、かな」<br />
おそるおそる、という感じでミラが言った。<br />
「指輪か。それなら、サイズを調べておいたほうがいいね。どの指にはめる？」<br />
「ええと、く、薬指……左の」<br />
「見せて」<br />
キイスは無造作にミラの手を取った。<br />
砂漠や山野を歩き回っているわりに、ほっそりとした、美しい指だった。<br />
「細くて、きれいな指だね」<br />
キイスがつぶやくと、ミラは耳や首筋まで真っ赤になってしまった。<br />
ふたりの付き合いは長いが、こうして手を触れるのは、初めてのことだった。<br />
「しばらくしたら、また旅に出るんだろ」<br />
ささやくようにキイスが言った。<br />
「……うん」<br />
「じゃあ、それまでに、ミラに指輪をプレゼントするよ」<br />
「……うん」<br />
ミラは微笑みながら頷いた。</p>
<p>&#8212;&#8212;&#8212;-（終）&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>&gt; You、改稿したやつ、次スレに新規投稿しちゃいなよ。<br />
せっかくなので、お言葉に甘えて、手直ししたやつを投稿します。</p>
<p>いくつかのネタをカット、シーンの順番を入れ替えて、<br />
もうすこし、キイスとミラのやりとりに字数を割きました。</p>
<p>ふたりの性格は、もっと対照的にしたかったんですけど、いまはここまでかな。<br />
キイスを、もっとヒッキーっぽくしたいんですけどね～。</p>
<p>[No.46457] 2014/10/13(Mon) 00:16:06<br />
Re: 石の塔の魔法使い（改稿版） (No.46457への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>焦点が定まって、前作よりさらに「ふたりの物語」になっているのが好印象でした。</p>
<p>ここまで来ると有川浩氏ばりのロマンスべた甘が見たい欲が出てきますね。<br />
冒頭でもう、論文書く手をふと止めたキイスが「ミラに似合うかな」みたいなことを言う。そこにミラが現われるので、「すごいな――魔法みたいだ」。で、ミラが「魔法なんて使ってないけど？」、「それが魔法みたいだ」みたいな。</p>
<p>あと、指輪オチの伏線は、冒頭から中盤にかけていくつか太いやつを張ったほうが映えるかと思います。</p>
<p>[No.46458] 2014/10/13(Mon) 05:27:21<br />
冥府の料理人ノエルのひそかな愉しみ―または、管理官の秘密 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>「まったく、近頃は魔蟲共が次から次へとわいてくるな」<br />
《冥府の料理人》ノエルが、うんざりしたような表情で吐きすてる。が、あまり興味はない様子だ。彼女の聖域《ヘスティアの大厨房》からつづくカマド部屋の奥で、何やらイボイボのある緑色の物体を切り刻む作業に余念がない。<br />
「つい先週、この十年で最大級とかいうファンフォンが発生したと思ったら、今度は《猛烈なブラジキニン級》ヴォンフォンですからね……で、オバサン、何、こさえてるんです？」<br />
オバサンと呼ばれた一瞬、純白のコックコートをまとったノエルのすらりとした背中が、ぴくっとふるえたように見えた。そのまましばらく固まっていたが、ややあって。<br />
「……ゴーヤチャンプルだ」<br />
背を向けたまま奇妙な名称を口にした。<br />
「はい？」<br />
ロッシュは眉をひそめた。純研究派の彼でさえ、まったく聞いたことがない響き。おそらく食堂派内部でもごく限られた者だけに伝えられる秘中の秘。怖ろしい霊力を秘めた仙薬か何かなのだろう。<br />
「ゴー……ええと、ゴー」<br />
「何を言ってる？」<br />
ノエルは薄気味悪い物体を刻みおえた刃物を置いて、やっと向き直った。<br />
「ゴーヤチャンプルだ。ふふん、知らないのか？」<br />
「し、知ってるさ！」<br />
ロッシュはムキになった。<br />
「知ってるけど……オレらはまっとうな研究しかしないからなっ。そういういかがわしい脱法丹みたいなものには詳しくないんだ！」<br />
「脱法丹？　どうも、ほざいてることがわからんな」<br />
「それで、そのオッパイプルプルってのは」<br />
「……っ！　バカ、プルしか合ってないじゃないか、それ！」<br />
ノエルが少し顔を赤らめ、片手で胸もとをかばう。ロッシュの視線がどこに注がれているのか気づいたらしい。<br />
「なんでもいいや。それよりオバサンがきざんでるそれ、何に効くんです？　たとえば増毛効果とかないのかな？」<br />
「ないない、これはただの料理だから。あと、何で増毛なんだ？　あと、私は二十三だ！」<br />
「へっへ～。大年増じゃん。オレらのあいだじゃ、《蟲の七日間》より前に生まれた人は老人ってことで通ってますぜ。だいたいですね……おっと、ホールドアップ！」<br />
ロッシュはかるく両手をあげて、口をとざした。鼻先寸前に、プルプルをきざんでいた刃物（古い異国に伝わる包丁というものだと後で聞かされた）がつきつけられている。<br />
「ちょうど新しい食材を探していたんだ」<br />
ノエルは目を細め、妙に静かに言った。ロッシュは知っている。この女性は激怒すると、逆に表情やふるまいが静かになるのだ。<br />
「《人脳百珍》という古文書があってな。それによると人の脳は美味い。ゲルダン人の脳はコクがあり、ラ・セ・ヴェルゼンの幼子の脳の味は芳醇にして霊妙と言う。だが、それよりも美味なのは、ツラだけは可愛いがお勉強のしすぎでネジがはずれ、魂の腐りかけた十七歳の若僧の脳だそうだ」<br />
「へへへ。お見事な描写力で」<br />
ロッシュは苦笑して、右手の人差し指を包丁の切っ先にあてて、そっと横にずらした。<br />
「ったく、クソガキが。さっさと用件を言え。増毛ということは、管理官の件だな？」<br />
「さすが、察しがいいですね。あの方のオツムの問題を、どうにかしようと思ってるんです。なんか、超強力な毛生え薬でもありませんかねえ？」<br />
「そんなもの、貴様たちなら片手間に作れるだろうが？」<br />
「それが、薬剤関係はいろいろ規制がうるさくってね。ここにはかなりやべえご法度品が色々あるから」<br />
実際、食材には規制がかなりゆるいのだ。ナントカ丹とか呼ばれているものの多くが、別名を聞いたら腰を抜かすようなシロモノだった。<br />
「じゃ、《ファイラスの死亡名簿》で何とかならんのか？」<br />
「あれの威力は強力すぎて、管理官なんかに使ったら、あの人、即死します」<br />
「まあ、そうだろうな」<br />
ノエルはひょいと首をすくめた。そして、つかのま思案の様子。<br />
「強力な増毛ねえ。まあ、なくもない」<br />
「ありますか？！」<br />
「アンポン丹なんて、どうだ？」<br />
「はあ？」<br />
ノエルの意外な言葉に、ロッシュは思わず間のびした声をあげてしまった。<br />
「あれって、心臓の薬でしょう？」<br />
「そのつもりで開発されたものだが、そっちはあまり効能がなかった。ただ、思いがけない副作用があってな、男性ホルモンを多大に刺激するんだ」<br />
「ボッキ不全が直ったりするんですか？」<br />
「いや、男のアソコの毛が止めどなく伸びるんだ」<br />
「それ、役に立たねぇし！！」<br />
天をあおいだロッシュだったが、ノエルはにっこりと微笑した。<br />
「そこは、私の腕の見せどころだ。調合を少し変えてやれば、頭髪にだって効果が期待できる。ロッシュくん、よいアイデアをありがとう。求愛のハゲオヤジ、じゃなくて管理官殿には、モルモット、じゃなくて治験のモニターになってもらおう。アンポン丹はかなり毒性も高い危険な薬物だが、なに、大丈夫だろう。たぶん。今度こそ金に、じゃなくて研究所を食育からささえるという我らの崇高な仕事を大いに前進させることができるだろう。くくく」<br />
「……かねがね思ってたんだ。この研究所で一番マッド率が高いのは、実は食堂派なんじゃないかってさ」</p>
<p>「ま、そういうわけで超強力増毛丹の調合は引き受けよう。しかしな、管理官の異常な脱毛現象は、妻の愛が冷えていくことへの心労からだろうとはたしかに皆思っているが。でも愛の喪失は、魔法の代償だろう？　髪のケアなんかして意味があるのか？」<br />
そう聞かれて、今度はロッシュがニヤッと笑った。<br />
「そこですよ。皆、管理官に騙されていたんです。オレはついに彼の欺瞞をつきとめましたよ」<br />
「なんだって？！」<br />
「邪神《ベレルの舌》との契約によって妻の愛が失われていくというのは、彼が自分で言いふらしているだけでしょう？　でも、ヘンだと思ったことはありませんか？　彼の魔法って、けっこうショボイじゃないですか。皆が彼を大事にしているのは、奥さんの方を研究所に繋ぎとめておきたいからにすぎない。これ、公然の秘密でしょ？」<br />
「それはそうだが……しかし、だから何だと言うんだ？」<br />
「管理官は、ウソをついていた。彼が邪神と契約してるのは本当なんだけどね。でも、代償に失っているのは、妻の愛なんかじゃない」<br />
「じゃあ、何を失っているって言うんだ？！」<br />
「簡単なことじゃないですか。彼が魔法を使うたびに失っているもの。あるじゃないですか？　皆、見てるじゃないですか？　気がつきませんか？」<br />
「ま、まさか？！　髪の毛か？！」<br />
ノエルが驚愕の声をあげる。<br />
「そうです。そうなんですよ！　求愛の管理官が魔法を行使する代償に失っていたもの。それはズバリ、髪の毛だったんです」<br />
「そ、そんなマヌケな代償魔法なんて！」<br />
「そう、マヌケですよね。それが、あのオッサンが皆にウソをついていた理由なんです。髪が抜ける代償魔法なんてあまりにみっともないから、対面を取り繕おうとして、妻の愛なんてもっともらしいことを言っていたんですよ」<br />
「しかし、実際に奥さんとの仲は冷えきっているらしいじゃないか？」<br />
「管理官は結婚したころは、すらっとしたイケメンさんだったそうですね？　それがどんどん異常なスピードでハゲつづけ、そのせいか性格まで卑屈になっていった。そんなダンナに普通にゲンメツしただけでしょうね」<br />
「なんてこった！　原因と結果があべこべだったのか」<br />
ノエルはすっかり萎えてしまった様子で、ふらふらとかたわらの椅子に座りこんだ。<br />
その前で、小柄で童顔のロッシュが得意そうに胸をそらす。<br />
「真実なんて、そんなものです。そして皆、こんな簡単なことに気がつかない。答えは目の前にあるのに、誰も見ようとはしない。正しい答えにたどりついたのは、オレだけです。たった、一つの真実見抜く。見た目は子供、頭脳は」<br />
「待て、それはやめておけ！！！」<br />
ノエルの絶叫が、大厨房に響きわたった。<br />
＊　　　＊　　　＊</p>
<p>「アンポン丹の効果で管理官の頭髪は復活したが、冷えきった妻の愛がもどることはなく、研究所はフロンコンシュタイン財団から予算打ち切りを通告される！」</p>
<p>ノエルが急にひょいと立ち上がり、誰もいない方向に向かって早口にしゃべりはじめた。</p>
<p>「おりしも西の城壁のほど近く、突如、超巨大魔蟲が出現！　研究所はじまっていらいの危機を打開すべく、ノエルとロッシュは二十一年間封印されてきたラーマ神殿の地下に足を踏み入れる。そこで二人を待ち受けていた《黄金の胎児》とは？<br />
そして、第七のヴァルキリー、ジェシクがとった驚くべき行動！　研究所防衛の最後の切り札《鋼のレンコンサラダ》とは？！</p>
<p>『ジェシク！　たとえ今のアンタの姿が胸クソ悪いモヒカン少女だろうと、アタシは死ぬまでつきまとってやるんだからね！　けっ、ぺっ』</p>
<p>次回、《超巨大魔蟲あらわる！》。さぁて、この次も、サービス、サービス～ゥ！」</p>
<p>人差し指を立ててウィンクしているノエルに、ロッシュの呆れ声がとぶ。<br />
「……あんたも、やめとけ」<br />
お後がよろしいようで。</p>
<p>（10.15）<br />
セリフと地の文の流れがぎこちないと思われる部分を、若干、修正しました。</p>
<p>[No.46461] 2014/10/13(Mon) 09:47:38<br />
永久凍庫の秘密 (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; へろりん</p>
<p>柔らかな朝の日差しの中、僕は昨日手に入れたばかりの魔道書の頁をめくった。頁をめくる度に古書特有のカビ臭い匂いがぷんと鼻を突く。普通の人ならば、眉をしかめるその匂いにも僕はとうに慣れっこになってしまった。今は寧ろその匂いに心が踊る。頁をめくる度に鼻を突くカビ臭さは、それと一緒に僕に新たな魔法の知識を与えてくれるのだから。<br />
「また魔道書を読んでいるの？　ハンス」<br />
だから、こうして声を掛けられてはじめて目の前にお客様が居るのに気づくのもままあることだった。<br />
「シャルロッテさん、来てたんですか」<br />
「今夜《食堂派》の有志が集まって研究会があるのよ。それで預けておいた研究材料を引き取りに来たんだけど」<br />
研究会と言えば聞こえがいいが、《食堂派》のそれがしばしばただの宴会であることを僕は知っていた。そして、研究材料は食材と言い換えられるわけだが、そんなことをお得意様に言えるはずもない。<br />
「勉強熱心なのもいいけれど、店番としては失格ね」<br />
おっしゃる通り商いを営む身としては、全く返す言葉もない。<br />
それで僕は仕方なくいつものように困って曖昧に笑うと、彼女もまたひとつ甘い吐息を漏らした。いつものように。<br />
「全く、男の子のくせに可愛いんだから。食べちゃいたいくらい。困ったときのあなたのその笑顔、反則よ、ハンス」<br />
「ありがとうございます、シャルロッテさん」<br />
「そこは、お礼を言うところじゃなくってよ」<br />
それから、細っそりとした指で僕の顎を持ってクイッと自分の方へと向けさせると、シャルロッテさんは、その素晴らしく整った美しい顔をもう少しで鼻と鼻が触れ合うぐらいに近づけた。<br />
「ハンス。あなたのこと、食べちゃっていい？」<br />
まるで一匹の魚も泳いでいない程の深海の水を、そのまま汲み上げて閉じ込めたように深い青色の瞳が、僕を見つめる。<br />
「からかわないでください」<br />
「あら、お姉さん本気よ」<br />
お姉さんなのは間違いないだろう。それがいったいどれくらかは計り知れないが。確かに見た目は僕よりもふたつみっつばかり年上の二十歳そこそこに見える。が、しかし、彼女たちを見た目で判断してはいけない。彼女の若さも美貌もおそらくは《丹》の恩恵によるものに違いないのだから。<br />
「シャルロッテさん――」<br />
意外に思われるかも知れないが、僕の経験からすると《食堂派》の方が《上下派》よりも欲望に忠実な人が多い。それはきっと人間の三大欲求のひとつ、食を研究の対象とすることと関係している。《ダイエット丹》によりいくら食べても健康を損なう心配がなくなり食に対する欲求が満たされると、こんどはあっちの欲求を満たそうとするわけだ。こうやってシャルロッテさんのような《食堂派》の美女に言い寄られる度に僕はそれを確信する。<br />
「勘弁してください」<br />
だからと言って、じゃけんには出来ない。《食堂派》の人たちは『永久凍庫』のお得意様なのだから。<br />
この『永久凍庫』は、お客様から預かった品物を冷凍保存するサービスを安価で提供している。預かる品物は魔法の触媒がほとんどであるが、頼まれれば買い過ぎたキャベツのひと玉から、その死を諦めきれない恋人の亡骸までなんでも保管する。料金さえ貰えば永久に冷凍保存するのだ。<br />
そして、研究のため大量かつ多様な食材を新鮮な状態で保存する必要がある《食堂派》が当『永久凍庫』の一番のお得意様であるのは自明の理だろう。<br />
そんなわけで僕が困り果てた顔でお願いすると、<br />
「わかったわ。あなたを食べちゃうのは今度にしてあげる」<br />
「ありがとうございます」<br />
今度もなにも、この先ずっと勘弁して欲しいのだが、この場はようやく解放してくれたことに礼を述べておく。客商売の辛いところだ。<br />
「でもね、ハンス」<br />
そう続けて、シャルロッテさんはもう一度僕の顔を覗き込んだ。<br />
「あんまり店番がお留守になってると、オーナーにバイト代減らされちゃうわよ」<br />
「それなら大丈夫です。僕がここのオーナーですから」<br />
「あなたが？」<br />
「ええ」<br />
よほど僕の答えが意外だったのだろう。からかって微笑んだ形のよい唇が、少しの間だけポカンと開いた。<br />
「じゃあ、あなたがこの強力な冷気を作っているの？」<br />
「いえ、違います。術者は僕じゃありません」<br />
「なのに、あなたがオーナーなの？」<br />
「ええ」<br />
「ますますわけがわからないわ」<br />
彼女が混乱するのも無理はない。術者が自分以外の者の商売のために、強力な魔法を行使するなど考えられなかった。<br />
だから。<br />
「シャルロッテさん」<br />
「なあに？　ハンス」<br />
「知りたいですか？」<br />
「何を？」<br />
「この『永久凍庫』の秘密を――です」<br />
僕はシャルロッテさんに聞いてみた。彼女の探究心をあおるように。<br />
「知りたいわ。是非」<br />
予想通りの彼女の答えに、僕はちょっとだけ口の端を緩めた。<br />
「では、こちらへ」<br />
それから僕はシャルロッテさんを地下の冷凍保管庫に転移するための魔法陣へと案内した。<br />
僕が思わず笑ったのを気どられぬように。</p>
<p>◇</p>
<p>「どうぞ、こちらへ」<br />
お客様の品物を保管する最下層の地下十二階まで降りると、それから僕は整然と置かれた荷物の影に隠れた、もうひとつ下の階へと降りる階段へと彼女を案内した。<br />
「保管庫は十二階までだったわね。まだ下があったの？」<br />
「ええ」<br />
そう返してひとつ微笑むと、僕は先に立って階段を降りた。一歩、また一歩ステップを降りる度、凍てついた靴音が冷たい空気に響く。<br />
やがて完全に下まで降り切ると、景色から色彩が消えた。<br />
公式には知られていない地下十三階のフロアを、熱を発しない魔法のかがり火が照らす。色彩を失ったモノトーンの中に、ひとりの女の子がいた。<br />
見た目は僕と同じぐらい、十七、八歳に見えるだろう。フリルのついた純白のドレスに身を包み、女の子はアンティークな椅子に腰掛けてうなだれていた。色の無い景色の中で彼女の銀色の髪がかがり火を反射してキラキラと光る。うつむいた顔を長く伸ばした髪が隠し、ともすると眠っているようにも見えるがそんなことはあり得ない。彼女は不安で眠れるわけがないのだから。<br />
「なんなの？　この子」<br />
僕の背中でシャルロッテさんが疑問を口にする。それを黙殺して僕は女の子に声をかけた。<br />
「こんにちは、ミーナ」<br />
僕の声に反応して、女の子がゆっくりと顔を上げる。銀色の髪の中から、白い顔がのぞく。まるで作り物のように均整のとれた美しい顔が。<br />
「ハンス――」<br />
女の子の灰色の瞳がこちらを向き、気だるそうに僕の名を口にする。完全に均整のとれたシンメトリックな顔に、しかし、頬に書かれた刺青の文字だけがアシンメトリックだった。<br />
「この子が術者なの？　ハンス」<br />
「ええ。術者のミーナです」<br />
聞かれて僕が頷くと、ミーナの色彩の無い瞳が虚ろにシャルロッテさんのことを見た。<br />
「その人、誰？」<br />
「シャルロッテさんだよ。店のお得意さん」<br />
「お得意さん？」<br />
「そうだよ、ミーナ」<br />
僕はなるだけ優しく答えた。小さな子どもに教えるように、出来るだけ優しく。<br />
しかし。<br />
「ウソ」<br />
「嘘なんかじゃないよ。シャルロッテさんは店の――」<br />
「ウソよ！　ウソに決まってる！」<br />
「落ち着いて、ミーナ。僕は嘘なんか――」<br />
「ウソ、ウソ、ウソッ！　ハンスのウソつきッ！」<br />
「ミーナ――」<br />
必死になってなだめようとするが、僕の弁解はミーナの耳には届かなかった。<br />
「その人がハンスの新しい恋人なんでしょ？」<br />
「いや、だからシャルロッテさんはただのお客さんで――」<br />
「綺麗な人ね。大人っぽくて素敵な人。私なんかよりずっとハンスにお似合いだわ」<br />
「ちょっと待って。ミーナちゃんって言ったかしら。貴女少しはこっちの言うことも聞きな――」<br />
「声も私なんかよりずっと色っぽい」<br />
見かねたシャルロッテさんが割って入ったが、それでもミーナの誤解は解けなかった。<br />
「とんでもないお子ちゃまね。これがあなたが言ってた『永久凍庫』の秘密？」<br />
「ええ、まあ」<br />
「相手にしてられないわ。戻るわよ」<br />
呆れて踵を返そうとするが、しかし、シャルロッテさんの足は凍りついてピクリとも動かなかった。<br />
「なんなの！？」<br />
焦るシャルロッテさんを尻目に、僕はミーナに話しかけた。<br />
「これ以上僕が何を言っても無駄なようだね、ミーナ。僕は上に戻るから二人でよく話し合うといい」<br />
「ちょっと、ハンス！　あなた何を言って――」<br />
「うん。そうする」<br />
シャルロッテさんの言葉を遮って、ミーナは素直に頷いた。<br />
「悲しいけど、辛いけど、ハンスがそう言うなら、私この人のお話聞くわ。今までの人みたく、この人が何もしゃべらなくなるまで」<br />
「あなたいったい何を――」<br />
そこまで言ったところで、シャルロッテさんは言葉を飲み込んだ。ミーナの頬に刻まれた刺青の文字から魔道の輝きが発していたから。<br />
『私に愛を。さもなくば死を』<br />
白い頬に輝く文字はそう読めた。<br />
「あなた、まさか《上下派》？」<br />
ミーナは鬱なエネルギーを魔力へと変換し、冷気を創り出す。それは全ての物を凍てつかせた。僕以外の全ての物を。<br />
この冷気が『永久凍庫』の源なわけだが、しかし、ひとつ欠点があった。<br />
冷気を発し続けるためには、ミーナをローテンションに保つ必要があるのだ。だから、僕は定期的にこの地下十三階に女の人を連れてくる必要があった。<br />
僕に言い寄る美人のお客様を。<br />
それはまた、僕が契約した《不実なエイダム》が求める代償でもあった。《不実なエイダム》は僕が不誠実でいる代わりとして膨大な魔力を供給してくれる。それで僕はこうやって愛するミーナを惑わせるのだ。<br />
僕は供給されたその魔力を一度も使ったことがない。<br />
だから、貯め込んだ魔力の使い道を魔道書を読んで探しているのだ。『永久凍庫』の店番をしながら、毎日、毎日。<br />
さて、上に戻って魔道書の続きを読まなければ。<br />
「ハンス、待って！　置いていかないで！」<br />
シャルロッテさんの叫び声を背中で聞き、僕は凍てついた靴音を響かせて階段を上った。</p>
<p>※　※　※　※　※　※　※　※　※　※　※　※　※　※　※</p>
<p>ジジ様、お久しぶりです。<br />
以前お世話になりました、へろりんと申します。<br />
遅ればせながら参加させていただきます。<br />
他の方の作品を楽しく拝見させていただいていますが、遅筆ゆえからみはありません。＾＾；<br />
有名人も登場しません。＾＾；<br />
割と明るい作品が多いようですが、本作は暗めのお話となっています。<br />
《食堂派》と《代償派》、それと他の方があまり書かれていない《上下派》の少数派であるローテンションの方を扱ってみました。<br />
久しぶりに掌編のサイズにまとめましたが、四千字に収めるのがめっちゃ難しかったです。<br />
出来れば、いろいろとアドバイス＆コメントをいただければ有難いです。<br />
ではでは。</p>
<p>[No.46464] 2014/10/13(Mon) 11:55:52</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画6</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/885/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 14:02:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=885</guid>

					<description><![CDATA[「シェアードワールド的なもの」２ (親記事) &#8211; ジジ 予想以上のみなさまのシェアの盛り上がりにより、前スレが大きく育ちました。 これ以上の需要があるかわかりませんが、とりあえず２本めを植えさせていただきます [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「シェアードワールド的なもの」２ (親記事) &#8211; ジジ</p>
<p>予想以上のみなさまのシェアの盛り上がりにより、前スレが大きく育ちました。<br />
これ以上の需要があるかわかりませんが、とりあえず２本めを植えさせていただきます。</p>
<p>【世界設定】<br />
どこかの世界のどこかの場所にある『魔法研究所』。<br />
魔法を使う者の寄り合い所として作られたこの施設には、いろいろな場所から魔法を研究するため、さまざまな者が集まっています。その研究と人員の生活空間確保のため、施設の外周では常に改築と新築が行われています。</p>
<p>【研究所の派閥】<br />
この世界において、魔法はけっこう普通に使える代わり、理論体系は確立できていません。魔法を使うための条件が、人によってちがうからです。<br />
その中で、研究所の者たちは研究を進めるため、条件が近い者同士で派閥を作っています。まあ、派閥と言っても政治やら権謀術数やらが飛び交うような生臭いことは一切なく、派閥同士で協力しあう、互助会のような感じです。</p>
<p>派閥は大きく分けて４つあります。<br />
●純研究派＝普通に魔法実験や呪文開発、魔法発動の段取り研究などしている派閥です。見た目も行動もごく普通。常識的な者が多いです。ゆえに外の世界との橋渡しの役職に就き、苦労する者も。<br />
●食堂派＝魔法と融和性の高い食材の調理法を研究している派閥です。そこで開発された食べ物や飲み物はすべて「丹」と呼ばれます（相撲のちゃんこと同じ感じです）。副産物であるダイエット丹で超モデル体系を手にする者、味見の日々によってむっちり化する者の２タイプに分かれます。<br />
●上下派＝テンションを極端に上げることでエッジの立ったキレる魔法を使う派閥です。派生系に、テンションを極端に下げることで圧縮率が高く重い魔法を使う者もいます。その派閥傾向からマッド率が高く、また公式髪型としてモヒカン刈りが推奨されています。<br />
●代償派＝超越的存在に代償を差し出すことで、世界救済規模の大魔法を使う派閥です。非常に強力ですが、失うものがあまりに大きいため、派閥としては最小になります。</p>
<p>【研究所の有名人】<br />
今のところ決まっているのは、代償派のふたりだけです。<br />
・無垢の聖女＝「壁なるツイナ」という古い存在と契約しており、最大で世界の１／４の範囲を守護できる防壁を生み出すことができます。<br />
ただ、その代償として「心の年輪」を１枚ずつ剥がされてしまうため、18歳でありながら10歳程度にまで知性を落とされています。<br />
彼女には師を同じくする仲の良い弟弟子がいますが、彼のことを、弟様をさらに縮めた「おとうさま」と呼び、慕っています。<br />
・求愛の管理官＝「ベレルの舌」という邪神と契約している中年男性。攻撃魔法から治癒魔法まで、必要に応じてなんでも使うことができますが、その代償は「愛する妻の、彼への愛情」。ちなみに彼の妻は研究所の大スポンサーの娘なので、妻の愛がゼロになって離婚されると研究所は解散の危機に陥ってしまいます。<br />
研究所は便利な彼をできるかぎり温存しようと気づかい、彼は彼で冷めていく妻の愛をわずかでも取り戻すため、妻に尽くす毎日を送っています。<br />
【物語のルール】<br />
このシェアードワールドの目的は、「ひとつのシチュエーションを完結させる練習」です。小説はこのシチュエーションをより合わせてひとつの物語を作っていくものなので、そのいちばん小さな単位を作る練習をしましょうというわけです。</p>
<p>ですのでルールは、<br />
●物語は4000字（原稿用紙換算で10枚）以内で完結<br />
●明示されている設定は固定ですが、それ以外にどんな設定やキャラを出しても自由<br />
●誰が作った設定でもキャラでも著作権フリー（応募作や商用への転用は禁止）</p>
<p>他の方の作品を読んで、感じ入ったキャラや設定を持ってくるも自由ですし、それはそれとしてパラレルなものを書いても自由、別設定をかぶせて潰しに行くも自由です。<br />
この研究所で言う掌編の練習用お題なので、練習のためなら手段は選ばない方向で。</p>
<p>創作の合間の息抜きに、または作品づくりのための練習に、よろしければご参加ください。</p>
<p>[No.46405] 2014/10/11(Sat) 07:27:22<br />
さすらい。あきない。はじらい。（改稿版） (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; 雷</p>
<p>さすらい。あきない。はじらい。</p>
<p>「あ、いたいた」<br />
魔法研究所内にある食堂にやってきたミラは、柱の陰で食後の休憩をとっているリナを見つけた。<br />
「やっほ～、リナ」<br />
「あんたがここに来るなんて珍しいわね」<br />
リナは気だるそうな目でミラを見た。<br />
ミラは笑いながら、リナの正面に座る。<br />
「聞いたよ。上下派、純研究派、食堂派の三派合同で、大掛かりな魔法実験をしたんだって？　実験した研究員のひとりが、リナだったんでしょ」<br />
「とんだ貧乏くじを引かされたもんよ。けっ、ぺっ」<br />
リナは忌々しげに吐き捨てた。<br />
「腐れノエルの、バカみたいな儲け話に乗っかったのが、運のつきよ。なにが『愛を取り戻せ』ミッションよ。ハゲ管理官をリア充にしたって、まわりのボンクラがまたハゲ管理官に下らない理由で魔法を使わせて、もとのモクアミになるのは目に見えてるってのに」<br />
「そういえば、管理官の髪がまた薄くなったんだってね」<br />
「知るもんか。そもそも、あんたが取ってきたヨヒなんとかのせいで、ノエルは実験を強行したんだからね。それでもって、わたしは爆発に巻き込まれて、火に焼かれそうになって、あやうく死ぬところだったのよ」<br />
「あたしは、ノエルから注文された通りの品を手に入れて、届けただけだよ」<br />
「間違いなく、諸悪の根源はあんただよ。ミラが買ってきた薄い本が、ノエルの趣味にばっちりハマって、あいつが本の購入費欲しさに実験を計画したのが、事の発端なんだから」<br />
「あれはね、帝都で定期的に開かれるコミックマーケットで買ったんだよ。人混みを必死にかき分けて手に入れたんだから。ノエルに気に入ってもらえたなら、商人冥利に尽きるってもんよ」<br />
「すっかり気持ちは商売人ね。もう“さすらいの魔女”から“あきないの魔女”にでも改名したらどうよ」<br />
「その方が、今のあたしにはピッタリかもね」<br />
「くそっ、イヤミが通じない！」<br />
「リナは、さいきん調子はどう？　例の幼馴染は見つかった？」<br />
「くだらない話をさせるな。けっ、ぺっ」<br />
リナは、子供の頃に離れ離れになった幼馴染を探すために、魔法研究所に入った。<br />
しかし、手掛かりがほとんど無かったために、すぐに幼馴染探しは行き詰まった。<br />
ワラにもすがる思いで、ミラに頼み込んで、すべての研究員が記載されているという名簿を手に入れたりもしたが、その名簿も、ちっとも役に立たなかった。<br />
名簿に載っているのが、研究員の二つ名ばかりだったからだ。<br />
たとえばリナの場合は「超重力のリナ」と書かれていて、なんとか本名も分かるが、ミラの場合は「さすらいの魔女」と書かれているだけで、本名はまったく分からない。<br />
しかも二つ名を持たない“名無し”の研究員は、名簿に記載すらされていなかった。<br />
リナは何度も名簿を読み返したが、幼馴染の名前も、新しい手掛かりも見つからなかった。いつの頃からか、リナは幼馴染を探すことをあきらめてしまっていた。<br />
「人間がみんな死ねば、この世の悲しみも苦しみも全部なくなって、わたしがこんなつらい思いをすることも無いのに……」<br />
「人生はつらいことばかりじゃないよ。きっと楽しいことも幸せなこともあるから」<br />
「リア充め。憎たらしい、ねたましい」<br />
リナは溜め息をついてから、そういえば、とミラに問いかけた。<br />
「あんたが前に話してた石の魔法使いとは、その後はどうなって――」<br />
「あの、さすらいの魔女のミラさんですか？」<br />
すこし控えめな声に振り返ると、女の子が、テーブルの横に立っていた。<br />
「ええと、あなたは……」<br />
「初めまして。わたしは上下派のディアーヌといいます」<br />
はきはきとした元気な声で、ディアーヌは自己紹介した。<br />
ちょっと声が大きくて、リナは耳をふさぎたくなる。<br />
「リナさんは、さすらいの魔女とお知り合いだったんですね。知りませんでした」<br />
「うん。わたしも、あんたのことは知らないよ」<br />
「同じ派閥の研究員でも、お互いに顔と名前が分かるほど親密になるのは、珍しいことですからね。ちなみにわたしは、ずっと前から、リナさんのことを知ってました」<br />
ディアーヌの口調には淀みが無く、視線はあくまで力強い。<br />
リナは、心底から面倒くさそうな顔になった。苦手なタイプだ。<br />
「おふたりに、お聞きしたいのですが――」<br />
話を続けながら、ディアーヌはリナの隣に座った。<br />
「違う派閥の研究員同士となると、なにかツテが無いと知り合うことは難しいですよね。リナさんとミラさんは、どのようにして知り合ったのでしょうか」<br />
「あたしとリナも、同じ派閥だった頃は、お互い顔も名前も知らなかったよ」<br />
「同じ派閥だった？」<br />
ディアーヌはびっくりした。<br />
「もしかして、ミラさんは上下派だったんですか？」<br />
「大昔はね。でも、すぐに上下派を抜けちゃったんだ。いわゆる無派閥ってやつ。それから、あちこち旅しながら研究するようになったんだ」<br />
ミラは、純研究派が開発する魔法アイテムや食堂派がつくる丹を仕入れて、それを“外”で売りながら、世界中を旅している。すると、いつのまにか“さすらいの魔女”というあだ名が付いていて、それが、彼女の正式な二つ名になった。<br />
「リナと知り合ったのは、あたしがさすらいの魔女って呼ばれるようになって、すぐ後の頃だったよね」<br />
「さあね、大昔のことだから忘れちゃったよ」<br />
「リナはずっと人探しをしてて、あたしは、その手掛かりになりそうなものを手に入れて欲しいって頼まれたの。それが、あたしたちの出会い。結局、あたしはあまり役に立てなかったみたいだけど」<br />
「そんなことがあったのですね」<br />
ふむふむ、とディアーヌはしきりに頷く。<br />
「石の魔法使いとは、どうやって出会ったんですか」<br />
「石のって、キイスのこと？」<br />
あまりにピンポイントな質問に、ミラはとまどってしまう。<br />
ミラとディアーヌのやりとりに興味を示していなかったリナも、思わず身を乗り出した。こういうゴシップネタは嫌いじゃない。<br />
「さすらいの魔女ミラは、純研究派の石の魔法使いと非常に親しいと、噂で聞きました」<br />
ミラは照れ臭そうにする。<br />
「まあ、親しいって言えば、親しいかな」<br />
「いや、間違いなく親しいでしょ」<br />
リナの指摘に、ミラの頬がすこし赤くなった。<br />
「じつは、あたしが魔法アイテムや丹を売って旅の資金にするアイデアは、石の魔法使いが考えてくれたんだ」<br />
「石の魔法使いが、ですか？」<br />
「それは、わたしも初耳だわ」<br />
「あたしはお金に困ってたし、石の魔法使いも、資金や研究材料を集めるのに苦労してたからね」<br />
数年前のある日、石の魔法使いがミラを訪ねて、取引を持ちかけてきた。石の魔法使いが作り出した魔法石を、ミラが“外”で売り、そうして得た利益をふたりで折半しようと言ったのだ。<br />
ミラと石の魔法使いは、それ以来の付き合いだった。<br />
「ミラさんが旅から帰るたびに、石の魔法使いが住む塔に寝泊まりしてるのは……」<br />
「石の魔法使いのそばにいた方が、仕事の話がしやすいでしょ。彼が論文を書いたりするのに忙しいときは、あたしが料理を作ってあげられるし」<br />
「ああ、うらめしい、腹立たしい」<br />
リナが明後日の方を向きながら毒づいた。<br />
「ミラさんにとって、石の魔法使いは、あくまで仕事のパートナーということでしょうか」<br />
「まあ、お互いに最良のビジネスの相手だとは思ってるよ」<br />
「そこからどうやって、指輪を贈り、贈られるような関係になったのですか？」<br />
「指輪――!?」<br />
リナが絶叫しながら椅子から立ち上がった。<br />
「指輪って、いったい何の……？」<br />
「おそらく婚約指輪ではないかと」<br />
ミラは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。<br />
リナはさらに質問する。<br />
「その情報の出所は？」<br />
「情報源は秘密です。ですが、信頼できる無垢な方からの証言ですよ。なんでも、ミラさんからの逆プロポーズを、石の魔法使いがその場で受けたとか」<br />
あのね、とミラが口をはさんだ。<br />
「その話、ちょっと違うんだけど……」<br />
「ていうことは、大筋では認めるのね？」<br />
リナの問いかけに、ミラは耳まで真っ赤になってしまう。<br />
「えっと、『指輪が欲しい』って言ったら、『じゃあ、あげる』って言われて」<br />
「それって、もう決まりでしょ」<br />
「で、でもね、あたしははっきりちゃんと気持ちを伝えたわけじゃないの。キイスも、あたしのことをどう思ってるのか、分からないし……」<br />
「リア充なんか、わたしの見えないところで幸せになればいいのに」<br />
「そこで『爆発しろ』って言わないのが、リナの優しいところだよね」<br />
「で、じつはここからが本題なんですけど」<br />
「えっ、ここから!?」<br />
リナは思わず聞き返してしまった。<br />
ディアーヌは、真剣な眼差しをミラに向けながら、ゆっくり問いかけた。<br />
「男の人のって、どれだけ大きくなるんですか？」<br />
リナは目まいがして、あやうく倒れそうになった。<br />
ミラは両手で顔を隠してしまう。顔を隠した両手は指先まで真っ赤になった。<br />
ふたりの反応を見て、ディアーヌは慌てる。<br />
「すみません！　わたし、同年代でこういうこと聞ける知り合いがいなくて」<br />
「だからって、よりによってほぼ初対面のミラに――」<br />
「このあいだから、そのことが気になってしょうが無くて。ミラさんだったら、その、実物を見たことも、あるかなと。正直、彼とどこまでいってるんですか？」<br />
「あ～も～大衆の面前でしかも大声で、そんな話をするんじゃない！」<br />
「もしかして、腕の大きさくらいになるんでしょうか」<br />
「そんなに大きくなったら、入るわけないでしょうが！」<br />
えっ、とディアーヌは驚く。<br />
「『入る』って、いったいどこにですか？」<br />
「そんなことも知らないで、あんたは――！」<br />
「どこまでいってるかというと、じつは、まだ手をつないだことも、なくて……」<br />
ミラがもじもじしながら言うと、まあ、とディアーヌは目を輝かせた。<br />
「それって、清い交際っていうんですよね」<br />
「違うわね。踏むべき段階をすっとばしてるだけだわ。ミラも生真面目に答えるな」<br />
リナは食堂を見回した。これ以上、人に話を聞かれたくない。<br />
「場所を変えるわよ」<br />
ミラとディアーヌの首根っこをつかんで、リナは大急ぎで食堂を出ていった。</p>
<p>&#8212;&#8212;&#8212;-（終）&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>またまたギリギリ4000字（汗）<br />
こんにちは、雷です。せっかく書き上げたので、もうひとつ投稿します。<br />
……詰め込みすぎたな。</p>
<p>&gt; You、改稿したやつ、次スレに新規投稿しちゃいなよ。<br />
時間を見ながらやってみます（笑）</p>
<p>今回は、あまくささんのリナちゃんと、<br />
わをんさんのディアーヌちゃんを、勝手にお借りしました。<br />
リナやミラの過去設定については、東湖さんの味付けを踏まえつつ。<br />
他のみなさんの作品からも、すこしずつネタを借りています。</p>
<p>それにしても、俺の知らないところで、<br />
“さすらいの魔女”がすごいことになってて、おもしろいですな（笑）</p>
<p>（追記）</p>
<p>ちょこっと書き換えました。</p>
<p>説明っぽいセリフをあちこちカットして<br />
かわりに、リナとディアーヌのセリフやら動作やらを追加、<br />
終盤をもうすこし膨らせました。</p>
<p>いまの俺にできるのは、ここまでだ……。</p>
<p>[No.46409] 2014/10/11(Sat) 09:22:51<br />
賢者の石は何を思う (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; ものものも</p>
<p>「リコル君。なぜその召喚獣がこれほどまでに攻撃的なのか、わかるか？」<br />
「あっ、え！？　ええっと」<br />
魔法研究所内に造られた中庭――そこには様々な種類の植物が繁茂している。<br />
動物達も多種多様で、時には研究所で造られたり、召喚されたりした魔獣が襲い掛かってくる事もある。<br />
そう――今は戦闘の真っ最中。<br />
リコル君と呼ばれた少女の目の前には、角を持った牛のような魔獣が息を荒くしていた。<br />
少女の細腕は陶器のように白く、透き通るような水色の髪は、寸分の狂いも無く切りそろえられたショートヘアー。瞳の中には魔術印が施されている。<br />
作り物のような体……というより本当に作り物だ。いわゆる“魔導人形”と呼ばれる物である。それゆえに頑丈で怪力。白く伸びた巨大な角の先端を、少女はその細い指先でがっしりと掴み、平然と押し留めている。足元でピシリと音が鳴った。綺麗に敷かれた石畳に、ひびが入るほどの力が加わっていた。<br />
関節部分には継ぎ目もあり、機械的ではあるが、その皮膚は柔らかく、表情も柔軟に動く。やや焦り気味で苦笑いしている。<br />
……その製作者はというと、彼女の背後で魔導書に目を落とす少年だ。<br />
彼は至って冷静に言葉を投げかけた。<br />
「召喚術というのは、対象を使役する為の処置を施す魔術でもあるのだよ。例えばこのように戦いを目的として組まれた召喚術ならば、召喚時に、必然的に、対象物の不要な感覚は切り捨てられるという事だ。つまり……」<br />
「あ、あの～トネルネ様、長くなりますか？　ちょっと色々ピンチなんですけど～」<br />
トネルネと呼ばれた少年は「ふむ」と口元に拳をあて、モノクルの奥にある細い目を、一層細めた。<br />
年季の入ったローブにすっぽりと身体を包み、後ろで結わえた髪の毛は、腰元まで伸びた白髪まじり。その身長は低く、リコルの肩ほどまでしかない。落ち着いた口調ではあるが、その声には幼さが残っている。<br />
年齢不詳の少年は、パタンと魔導書を閉じリコルに命令を下す。<br />
「その程度の相手に苦戦するとは思えんが……まあいい。許可する。さっさと処理したまえ」<br />
「わかりました……この“牛さん”も勝手に連れてこられて戦わされるなんて、ちょっと可哀想ですね～」<br />
「リコル君。きみは何か勘違いしているね。そもそも召喚にはいくつかの形式が……」<br />
「すみませんトネルネ様。長くなりそうなので、後ほどお聞きします～」<br />
リコルは話を切り、表情を硬くした。<br />
関節の駆動部から青白い光が漏れ出し、リコルの瞳からは帯状の魔方陣が涙を落とすように這い伸びる。<br />
そこに書かれているのは言語というより数式に近い。複雑で無機質な図形と数値が織り成す光の帯を体中に纏わせると、彼女の髪も魔方陣と同じように光を放ち、その頭部に円盤状の魔法陣が現れた。<br />
そして、反比例するかのように、リコルの瞳は光を失っていった。<br />
『対象確認　コレヨリ殲滅ヲ開始シマス』<br />
リコルが発した言葉は、機械のように冷淡で抑揚が無い。これが本来の彼女の姿なのだろうか。<br />
その間、トネルネは中庭と自身の周囲に不可視の結界を張りながら、リコルを無表情なまま観察していた。<br />
――動き出すリコル。<br />
角に指先が食い込み、ビキビキとひび割れ、砕け散った。<br />
巨獣はそれでも食い下がろうとはしない。巨躯を持ち上げ、いななき、勢いよく押し潰そうとして――。<br />
『プロミネンスサーキュラー起動』<br />
リコルが空に手をかざすと「ジュッ」とか、「チュッ」とか、そんな小さな音がした。<br />
本当に<br />
ただそれだけで<br />
魔獣の上半身が消失した。血は出ていない。焼ききられたように、断面は炭化していた。<br />
ズズン……<br />
巨躯は力なく地面に横たわる。<br />
残った下半身も、やがて火が通ったように、煙と香ばしいにおいを漂わせはじめた。<br />
『賢者ノ石　出力20％低下　通常モードニ切リ替エマス』<br />
「ふうっ……それで、えっと、何のお話でしたっけ？」<br />
「召喚の形式についてだ」<br />
何事も無かったように、二人は話を始めた。<br />
先ほどトネルネの張った結界が機能しているのだろう……中庭を覗く人影はこの事態に気付いてはいない様子だ。</p>
<p>「先ほどリコル君が可哀想だと言ったソレは、異界から呼び寄せられたのではなく、異界の獣を模しただけ――簡単に言えば“影”だ。つまりソレがこちらでどうなろうと、向こう側に影響は無い」<br />
「え、影ですか？　でもちゃんと肉がありますよ？　しかもこんがりと焼けて、いいにおい～(つんつん)」<br />
リコルは表情をとろんとさせながら。かがみ込んで、美味しそうな牛の丸焼き(魔獣)をつつく。<br />
トネルネは気にせず言葉を続けた。<br />
「それは本来の肉ではない。こちら側で召喚者が用意した器だ。生贄とも言うが……この匂いは、魔獣飼育棟の売店で販売されているマモノ肉か……大方、興味本位で召喚陣を使い、野放しになったのだろう」<br />
「うう～、これ砂がついて食べられないですよ。もったいないです～……あ、こっちのはいけそうです」<br />
「単なる移送陣であれば生贄など必要ないが、呼び寄せた召喚獣の制御は難しい。それに、戦闘目的であるならば、一度しか呼び出せないというのは大きなデメリットでもある」<br />
「もぐもぐ……んっ、なるほど～。影をうつすだけなら、生贄をたくさん用意すれば何個でも出せますもんね！」<br />
「そういうことだ」<br />
話半分という様子で魔獣の肉を頬張るリコルだが、トネルネの話をしっかりと聞いてはいるようだった。<br />
手を伸ばし、肉を掴むリコル。魔獣の身体は次々と彼女の口に消えていく。<br />
――ある程度お腹を満たすと、彼女は立ち上がりトネルネに向き合う。<br />
そして「んー」っと人差し指を唇に当て、考えはじめた。<br />
「……ということは～。トネルネ様がこちらの世界に召喚されたのは、戦闘目的ではないってことですか？」<br />
「それはわからん。だが、多数の制約を課されている現状、単に戦闘のみを目的に召喚されたわけでもないのだろうな」<br />
「ふふふ。トネルネ様。前はもっとキツイ性格でしたもんね。身長だってこんなに小さくなって」<br />
リコルは笑顔でトネルネの頭を撫で始める。<br />
しかし、彼は別段気にする様子も無く、返答をした。<br />
「何か言ったか？」<br />
「いえいえ～」<br />
「とにかく今は魔法研究所内を散策し召喚者を見つけ出すことが先決だ。このままフラフラしていたのでは拉致があかん」<br />
そう言って彼は研究棟の方へ歩き出した。<br />
「そうですね～。まあでも、私としてはこっちの生活も楽しいですし。別に今のままでもいいんですけどね～……今のトネルネ様。優しいですし(ボソッ)」<br />
柔らかな表情を浮かべ、前を歩くトネルネにそっと背中に言葉を投げかけたリコル。<br />
瞳の奥で魔法陣が揺らぎ、彼女は足を止めた。<br />
「……」<br />
戦闘用として造られた彼女が、この世界に召喚されたのは、元の世界で行方不明になった、創造主トネルネの手によってである。<br />
当然そういう用途で呼び出されたと思っていた……だが、現状はどうだ……。<br />
穏やかになったトネルネの後をついて周り。<br />
道具ではなく、助手としての立場まで得て。<br />
願う事ならば……このまま。<br />
「リコル君。早くついてきたまえ」<br />
「は～い」<br />
そんなことを考えながら、しかしリコルが先ほどの戦闘に充実感を見出したのも事実であった。<br />
魔導人形は考える。<br />
今日も、安穏な日々の中で。<br />
[No.46411] 2014/10/11(Sat) 11:44:28<br />
会議はまわる、金がふる (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>定員十人程度の小さな会議室。そこにある円卓では、四人が話し合っていた。<br />
「我々純研究派はこれだけの予算を要求する」<br />
髭をたくわえた大柄な男が言った。<br />
「ちょっと、それじゃ、予算の七割が純研究派に行くって事じゃない」<br />
髪をボリューミーなネジネジカールにした女が立ち上がる。<br />
「ふん。研究には金が掛かるんだ。奇声をあげるだけの上下派に金なんて必要無いだろ」<br />
髭の男はそう言って、自分の顎髭を撫でる。<br />
すると、今度は犬が吠える。<br />
「私達食堂派も、調理器具や食材などに結構お金が掛かるんですがね」<br />
「ふん。犬っころの分際で」<br />
髭の男が犬を睨み付けた。<br />
「へえ、食堂派には喋る犬がいる聞いてたけど、思ってたよりずっと凄いや」<br />
白のフードを被った男の子が、犬に顔を近づける。<br />
「代償派の小僧。貴様の所も予算はいらないだろ。金を代償にするなんて話は聞いた事がない」<br />
「『大髭の業突張り』の名前に偽りなしね」<br />
上下派の女が座ってタバコに火を付けた。<br />
「研究には資金がいるんだよ『上下派の掃除機者』様。ふん。ダサい名前だ」<br />
「はあ？」<br />
女の声に怒気が混じる。男と女が睨み合う。<br />
「予算回さないなら食堂を有料にします」<br />
全員が犬の方を向いた。<br />
「ちょっと待ってよ。それなら、純研究派だけ有料にしなさいよ」<br />
「食堂派は畑や家畜の飼育もやってるだろ。大体、調理器具だって何年も使い続けるじゃないか」<br />
上下派の女と純研究派の男が口々に不満を訴える。代償派の少年だけはニコニコと笑顔を浮かべていた。<br />
「色々と特殊で高価な食材もあるんですよ。特別な丹を作る為のね」<br />
「むむむ。では、譲歩して純研究派は予算の七割から六割五分にしてやろう。その分を食堂派にくれてやる」<br />
「結局、上下派には予算付かないじゃないの。いい加減にしなさいよ」<br />
女の髪が浮き、ゆらゆらと揺れる。すると、天井からヒラヒラと何かが降ってきた。<br />
「金、お札だ！」<br />
少年が叫んだ。<br />
四人が慌ててお金を拾う。全て合わせると、年間予算と同じくらいの金額になりそうだ。<br />
「それだけあれば予算は十分だろ。貴様らには、それをやるから、予算は最初の通り純研究派が七割貰うからな」<br />
純研究派の髭男の言葉に、食堂派の犬と代償派の少年は頷いた。上下派の女が高笑いする。<br />
「あはははは。それアンタが貯めてたお金よ。じゃ、遠慮無く貰ってくわ」<br />
そして髭の男だけが残された。</p>
<p>ども、全員新キャラでいきました</p>
<p>[No.46421] 2014/10/11(Sat) 19:43:07<br />
★コメントです (No.46409への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>真っ向からシェアードストーリーと向き合った良作ですね。<br />
他の方の設定をあれこれ生かすのは大変ですし、ここまでやりきる覚悟と誠意をまずは讃えさせていただきたいと思います。</p>
<p>&gt; ……詰め込みすぎたな。<br />
この部分はそうですね。セリフが完全に説明になってしまっている部分がちょっと目立ちます。そういうときは逆に、キャラのしぐさなどを地の文で挟んで、ついでに説明文を短めにつけてしまうのも手です。</p>
<p>また、セリフの説明化により、ミラとリナの区別がつきにくくなっている感がありますので、意図的にわかりやすくするエピソードを挟んでしまいたいところですね。この場合、ディアーヌの役割をリナに渡し、オチの伏線を張ってしまうなどが考えられます。話し合いの端々に男の体について興味をのぞかせるリナ（指輪がらみで指の太さから始め、最後局部に行くという流れ）などですね。</p>
<p>&gt; 他のみなさんの作品からも、すこしずつネタを借りています。<br />
ここの部分はどんどんやっちゃっていきましょう！</p>
<p>[No.46425] 2014/10/11(Sat) 22:03:31<br />
Re: 賢者の石は何を思う (No.46411への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>今まで出そうで出なかったスタイルのお話で、楽しく読ませていただきました。</p>
<p>この展開だと、トネルネさんの設定がまだかなり海面下に隠れているのでしょうか？　その部分が海上に出てくると、バトルの意義と意味、加えてリコルさんとの関係性がわかりやすくなるかと思います。そのような感じの構成で考えてみていただくのもよいかと。</p>
<p>[No.46427] 2014/10/11(Sat) 23:17:56<br />
Re: 会議はまわる、金がふる (No.46421への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>予算はね……どこの世界でも大変ですね。<br />
取っておかないと削られるし、使わないと削られるし、使っても削られるし。なんだか理不尽な現実を思い出してしまいました。</p>
<p>食堂派ならステーキ丹、代償派などならなにかしらの代償による魔法など、プラス交換条件をちらつかせて他派を買収するような展開があってもよいかと思いました。</p>
<p>[No.46428] 2014/10/11(Sat) 23:22:48<br />
Re: さすらい。あきない。はじらい。 (No.46409への返信 / 2階層) &#8211; わをん</p>
<p>どうも、雷さん<br />
うちのディアーヌを使って頂いてありがとうございます<br />
読んでいて、すごく自然な形で動いているのでびっくりしちゃいました</p>
<p>というか、ディアーヌもそうですがキャラクターがみんな活き活きとして感心してしまいます<br />
恥ずかしがるミラの仕草なんか可愛くて目に浮かぶようです<br />
自分は控えめなキャラクターが得意ではないので、雷さんから色々と学ばせていただきますね</p>
<p>[No.46431] 2014/10/11(Sat) 23:47:08<br />
Re: 会議はまわる、金がふる (No.46428への返信 / 3階層) &#8211; まーぶる</p>
<p>ジジさん、返信ありがとうございます。</p>
<p>食堂派と代償派の二人にも、設定はありました。<br />
ただ、今回は蛇足になるなと考えて削ったんですよね。<br />
うーん、悩みどころです。</p>
<p>ちなみに設定は以下の通り</p>
<p>犬<br />
食堂派で飼われていた捨て犬。<br />
純研究派の実験なのか、食堂派の丹が原因なのか、知能を得て正式な研究員になる。<br />
以前、食堂派の人間が催眠丹により予算を巻き上げた事があり、食堂派は他派閥に警戒されてます。なので、最初から丹を出さない事を決めていた。もちろん私が。</p>
<p>代償派の少年<br />
「恋する土の乙女」と契約した男の子。<br />
代償は、嫉妬深い「恋する土の乙女」のご機嫌を取り続ける事。<br />
恩恵は、術者に対する攻撃を、「恋する土の乙女」が全て身代わりに受ける事。土で出来ているので平気。<br />
少年本人は、ご機嫌取りの為のデート費用が欲しかっただけ。予算については、あまり考えてない。上の人間から具体的な金額を指示されてたと思われる。</p>
<p>元から、強欲な純研究派から金を取る話として書いたので、入れるの諦めてました。難しいですね。</p>
<p>あと二人忘れてた。</p>
<p>髭男<br />
珍しいアイテムのコレクター。<br />
いつ高価なアイテムと出会っても良いように、金を貯めてた人。お金大好き人間。</p>
<p>上下派の女<br />
怒りの対象者の大事なものを奪う事が出来る。その強さ、効果期間は怒りの大きさによる。物以外も奪う事が可能。愛とか若さとか。</p>
<p>[No.46435] 2014/10/12(Sun) 00:23:08<br />
代償派になりたい！ (No.46404への返信 / 1階層) &#8211; 名前はまだない</p>
<p>こんにちわ、名前はまだないです。<br />
今まで文字数を気にせずに書いてきたバチが当たりました。書き終わった時、五千字を超えていて削るのが大変でした。<br />
まだまだ拙い作品ではありますが批評をいただけると嬉しいです。</p>
<p>《代償派になりたい！》</p>
<p>私・フランシスカ＝サイズは食堂派の研究員だ。最近、私には代償派になるという夢が出来た。<br />
二ヶ月前、純研究派が実験に失敗し第三研究棟で大規模な火災が発生した。その時、代償派の『無垢の聖女』がいきなり火災の中に飛び込み、そして二人の研究員を救出して来たのだ。火の海から帰って来た彼女は無傷で、そして無垢な笑みを浮かべていた。<br />
私はそんな彼女を見て、この人みたいな圧倒的な力で何かを守りたいと心の底から思った。だから私は代償派を目指す事にしたのだ。が、現実はそんなに甘くはなかった。<br />
超越的存在と契約を結ぶ実力。魔法を使うのに払う代償。そして、その魔法を使いこなす自信。このどれもが私にはない。それを思うと気が引けてしまう事がある。<br />
でも、大丈夫。火災の日以来、毎日努力を怠っていないし、無垢の少女と代償派になった自分を重ねた妄想をする事で代償派への憧れも忘れないようにしている。<br />
いきなり現れ火災に飛び込み、研究員を救い出す。研究員を救った私に人が群がってくる。そして、感謝の声や私の力を絶賛する声に笑顔でこたえるんだ。<br />
「――――ふふふ」<br />
思わず声に出てしまい現実に引き戻された。顔がニヤニヤしているのに気付き、首を振って直す。そして、私は自分が丹を作り終えた事を思い出した。<br />
この丹には乳房縮小効果がある。無論、私が食べるわけではない。というか、私が食べても無くなる胸がな――――うっさい……。<br />
これは私の友人であるジェシカに食べさせるのだ。ジェシカは私と同じ食堂派の研究員で豊胸丹について研究している。男勝りな口調で良くも悪くも正直者。私はよく胸について馬鹿にされる。ちなみに、ジェシカは胸がでかい。ってな訳で、今日はいつもの仕返しにジェシカの胸を小さくしてやろうと考えたのだ。<br />
丹はマカロンの様な形で、甘い匂いを発している。<br />
「おお！　いい見栄えじゃない！　これならジェシカも喜んで食べてくれそう！」<br />
初めて作ったので巧くいってよかった。今は気分がいい。誰だって新しい丹を作れるようになれば嬉しいものだ。まあ、それはよかったとして――――<br />
「だいぶ汚れちゃったな……」<br />
このからジェシカが遊びにくるのに、調理台の周りはかなり汚い。こんな部屋にジェシカが来たら、また馬鹿にされる。<br />
なんだか、ほっぺにむず痒さを感じる。人差し指で撫でてみると、クリームが付いていた。<br />
「顔に飛んだのにも気がつかないなんて……」<br />
私は相当集中していたみたいだ。いつも集中して丹を作っているつもりだけど、本当の意味での集中とはこれくらいじゃなきゃいけないのだろうか。<br />
己の未熟さを痛感しながら、指についたクリームをなめた。<br />
「あまいなぁ……よしっ！　パパッと掃除しちゃいますか！」<br />
気合いを入れ直して後片付けを始めようとした時、自分の身体に違和感を感じた。なんだか体が熱い。それに力が入らない。そして私は更なる異変に気がついた。だんだん右手が小さくなり始めたのだ。いや、右手だけじゃない。体全体が徐々に縮み始めている。<br />
「え？　うそでしょ？」<br />
もしかしたら、さっき舐めたクリームのせいかもしれない。顔にとんだクリームが既に丹として完成していたならば、一舐めで縮んでしまうこともあり得ない事ではない。<br />
「だれか助けて……」<br />
私はだんだん怖くなってきた。このままじゃ私が無くなっちゃう……。しかし心配には及ばず、人の手のひら位の大きさになった時、小さくなるのが止まった。<br />
「止まったの？　よかった……」<br />
心の底から声が出た。が、まだ体の違和感は消えていなかった。縮んでしまった事もそうだけど、これとは違う、なにか身体が重たいような感じがする。違和感の正体は下を見てすぐにわかった。<br />
「――――！？」<br />
なんと、私になかなか大きい胸がついていたのだ。いや、これは嬉し……じゃない、これはなかなか凄い丹を作ってしまった。身体が縮んで胸が大きくなる丹なんて大発見かも。<br />
それはともかくとして、これからどうしたものか。この体に合った服はないし、この後ジェシカも来る。それまでには元に戻らないと面倒くさい事になりそうだ。<br />
その時、部屋の扉がバンっ！　と派手に開かれた。<br />
「おい、フラン！　遊びに来たぞー！」<br />
ジェシカだ……。まだ約束の時間まで三十分以上あるのに。っていうか普通、他人の研究室に勝手に入らないでしょ！　とりあえず、私は巨大な服の中に隠れた。<br />
「あれ？　いねぇや。匂いがしたからいると思ったのに」<br />
さすがジェシカ、勘が鋭い。<br />
「それにしても…………部屋汚ねぇな」<br />
ムッ！<br />
「――――うっさい！」<br />
しまった。思わず叫んでしまった。<br />
「なんだ、やっぱりいるんじゃん！　隠れてないで来いよ」<br />
これはもうしかたがない。服を手に入れて顔を出すしかないか。<br />
「わかった。出て来てあげるから床に落ちてる服の上にティッシュを一枚落としてもらっていい？」<br />
「何か企んでんの？　まあいいか」<br />
ふさっと服の上にティッシュが落ちる音が聞こえた。ティッシュを服の中に回収し、そして身にまとう。そして、私は意を決して服の外にでた。すると、ジェシカがギョッとした顔でこっちを見ていた。<br />
「なによ？　なんか言いなさいよ。笑いなさいよ！」<br />
「えーっと、じゃあ遠慮なく……あっはははは！」<br />
本当に容赦ないな、こいつは……。<br />
「いやぁ、なんで小さくなってんの？　ってか、なんでおっぱいだけ大きくなってだよ！　もうやめて！　お腹が痛い！」<br />
ジェシカの大笑いが研究室に響き渡る。そう、こいつはこういうやつなの。容赦がないの。<br />
「もういい？　私、すっごく傷ついた」<br />
「はあ、はあ……悪い悪い。もう落ち着いたから」<br />
そうは言うが顔はニヤついていて今にも吹き出しそうだ。<br />
「で？　なんであんた小さくなってんの？　胸が大きくなっている所を見ると豊胸丹でも作ろうとして失敗した？」<br />
「うっさい。違うわよ。えーっと、そう！　ジェシカの為に丹を作ってたのよ！　その時にちょっとね」<br />
間違いじゃない。彼女の胸を小さくする為に作ったのだから。私は丹の方に指を指した。<br />
「へー、これ？　普通に美味そうじゃん！　でも私、フランと違って大きいおっぱいあるから、豊胸丹なんていらねぇよ？　それに小さくなりたくねぇし」<br />
「うっさい！　小さくならないし、美味しいから食べてよ」<br />
ジェシカはオブラートという言葉を覚えた方がいいと思う、ほんとに。<br />
「んー、でもなぁ。あ！　じゃあ、フランが元の大きさに戻れたら食べてやるよ」<br />
「ほんとに！？　じゃあジェシカ、なにか案とか丹とかない？」<br />
「えっ！　私が考えんのかよ！　まあいいけど。丹は豊胸丹くらいしかもってないな。何か方法ねぇかな？」<br />
こういう時、ジェシカは頼りになる。普段は冗談抜きで馬鹿にしてくるけど、困っている時は本気で力になろうとしてくれる。今だってまじめに考えてくれてるし。だから、私はジェシカを大切な友達だと思っている。<br />
「そういえば、フランが作ったこの丹はどういう効果なんだ？」<br />
「えっ……なんで？」<br />
なるべく答えたくはない。こんな所でネタがばれたら仕返しが出来なくなる。ジェシカには悪いけど、それとこれとは別問題だ。<br />
「いや、もしこの丹のせいで小さくなってんなら、この丹と反対の効果の丹を食べれば元に戻るんじゃないか？」<br />
「おお！　なるほど！　確かにそうかも！」<br />
さすが、ジェシカ。あっという間に解決策を導きだしてくれた。私が食べたのは胸が小さくなる効果かある丹。っという事は、逆の効果がある丹は――――<br />
「――――あ！　ジェシカ、豊胸丹持ってるんだよね？　頂戴！」<br />
「もし戻れる可能性があるなら、服の中で食べろよ」<br />
ジェシカは豊胸丹を取り出し、私に渡した。こういう意外と冷静な所も羨ましい。危うく、私は素っ裸になる所だった。私は自分の顔と同じ位の大きさの丹を持って服の中に入った。<br />
「じゃあ食べてみろよ」<br />
「わかった！　いただきます！」<br />
私は丹を一気に食べきった。すると、私の体がムクムクと大きくなっていき、そして元の大きさに戻った。意外と私は怖かったのかもしれない。安心感から涙が出てきた。<br />
「ジェシカぁー、元に戻れたよぉ」<br />
私はジェシカに抱きつこうと手を伸ばした。しかし、ジェシカは体を折ってお腹を押さえながら震えている。そして――――<br />
「――――ぷっ、あはははははは！　もうだめ！　我慢出来ない！」<br />
「――――！？」<br />
ジェシカが顔を上げたと思ったら爆笑し始めた。突然の事に、伸ばした手も行き場を失ってしまった。<br />
「なによ……？　何がおかしいのよ……？」<br />
「だって、いま豊胸丹食べて大きくなったよな？　じゃあ、あんたが小さくなったのって、おっぱいを小さくする丹を食べたからだよな？　ってことは、丹が小さくするおっぱいを見つけられなくて、体を小さく……ぷはっ！　あー、腹いてぇ！」<br />
「なあ！　違うわよ！　これは……その……」<br />
言い訳が思い浮かばない。それに全部ばれてしまったみたいだ。<br />
「てか、またおっぱい小さくなってるし」<br />
「嘘っ！？」<br />
下を見ると、そこは切り立った絶壁だった……。いや、落ち着こう。これは元からだ……。それより、おかげで思い出す事ができた。<br />
「そういえば、私が元に戻れたらあの丹食べてくれるって約束したよね？」<br />
「え？　あー、その事なんだけど……そろそろかな？」<br />
ジェシカが笑いを堪えて時計を確認する。嫌な予感しかしない。<br />
「まさか……ジェシカ……？」<br />
「うん、ドンマイ！」<br />
ジェシカの声が聞こえたと同時に、私の体は煙を出しながら一気に小さくなった。<br />
「もーう！　どうなってんのよ！　私の体は！」<br />
また胸は大きくなったけど体は小さくなった。ジェシカはまた爆笑している。<br />
「あー、苦しい！　実はさっきあんたにあげた豊胸丹、二分しか効果ねぇんだ。どんまい！」<br />
「えー！　じゃあ私これからどうすんのよ！」<br />
本気で困った。死活問題だ。<br />
「うーん？　まぁ良かったんじゃね？　夢の代償派になれた事だし」<br />
「それどういう意味よ？」<br />
「ほら、大きくなったり小さくなったり」<br />
カチン！<br />
「うっさーーーーい！」<br />
（完）</p>
<p>[No.46436] 2014/10/12(Sun) 02:44:21</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画5</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/877/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 13:41:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=877</guid>

					<description><![CDATA[『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; 東湖 『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 細かい砂の粒子が舞い上がり、目前に巨大なヤシガニ型の魔蟲が飛び込んできた。  [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; 東湖</p>
<p>『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』</p>
<p>細かい砂の粒子が舞い上がり、目前に巨大なヤシガニ型の魔蟲が飛び込んできた。<br />
振り上げられたハサミが、うなりをあげて振り下ろされる。<br />
「伏せろ！」<br />
背後から火炎放射器先輩の声がした。倒れるように砂地に転がると、頭上を爆炎が吹き抜けて魔蟲を吹き飛ばした。<br />
魔改造された火炎放射器は、たやすく魔蟲の装甲を融解させて消し炭へと変えた。<br />
「油断するな！　本隊が来るぞ！」<br />
厚いマントにゴーグルと防塵マスク、火炎放射器の燃料タンクを背負った先輩が砂地の先を指さした。<br />
吹き荒れる砂塵の向こうに20匹ほどの魔蟲が姿をみせている。そのうちの一匹は魔法研究所の外部城壁と同じぐらいの大きさがあった。<br />
ブラジキニン級――<br />
ドラゴンをも撃ち落とす魔蟲には、ブラジキニンの名が冠されるのだった。<br />
研究所の《外》は、魔法阻害粒子の大砂漠になっていて、ここでは一切の魔法が使えない。<br />
なんとしても、ここでくい止めなければ研究所に甚大な被害が出るだろう。<br />
『さすらいの魔女』ミラは、マスクの下で呼吸を整えた。<br />
魂に寄生する、不可視の獣に呼びかけながら右手を前方に差し出す。<br />
「我が聖域に宿り住まう、姿なき獣の王よ。我が呼び声に応えていでよ」<br />
手のひらの下に、膨大な圧力が発生し臨界を超えて上昇していった。空間は陽炎のように歪み、圧力はきらめく光となって砂塵を照らし上げる。<br />
「我が光、我が意志、我が魂魄の深淵より集い来たりて敵を滅ぼす光と化せ！」<br />
手のひらから放たれた《光》は、ドラゴンの形となって魔蟲の群れに向かっていった。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>一日前。<br />
魔法研究所全域に、非常事態宣言が発令された。<br />
魔蟲討伐を取り仕切る、火炎放射器先輩の元に上下派特殊部隊十三人が集合した。<br />
全員が火炎放射器を装備し、火炎放射器先輩をトップとし、火炎放射に命をかける爆炎野郎どもだ。<br />
鍛え抜かれた体躯は、銀色の防炎ジャケットに包まれ、遮光ゴーグルを首に引っ提げている。<br />
「何者かによって、魔法阻害粒子が外周部全域に散布されているのは知っているな？」<br />
会議室に全員が集まったのを確認して、火炎放射器先輩は現状報告を開始する。その顔には、いまだかつて見たことのないほどの緊張感があった。<br />
装甲のような筋肉をまとう歴戦の火炎放射器先輩であってしても、今回ほどの窮地に立ったことはない。<br />
「その量は研究所を取り囲むほどで、外部城壁より外では魔法が完全に無効化されるのを確認した。そこでは、『無垢の聖女』さまの力も無力化される」<br />
魔法阻害粒子と言えば、一般研究員がパニックになるほどの第一級危険物質であったが、火炎放射器先輩は特に意に介さずに冷静だった。<br />
爆炎を操るには、常に冷静でなければならない。<br />
他人を信じ、自らを信じ、火炎を信じる。その強き心の先にこそ、守れるものがある。<br />
火炎放射器先輩の信念は一時たりとて揺らぐことはないのだ。<br />
「同時に、ヤシガニ型テストステロン級魔蟲40匹が研究所20キロの地点に集結を確認。うち一体はブラジキニン級。こいつは、すでに目視が可能なほどデカイ。ゆっくりであるが研究所に向けて接近している」<br />
テストステロン級は小型魔蟲であったが、雷撃を操り短距離であれば飛翔することができる。<br />
「魔法阻害粒子が巻かれた今、《外》で戦えるのは俺たちだけだ！　ヴァルキリーレディ全六人は外部城壁を守りに行っていて、援護はないぞ！」<br />
『無垢の聖女』直属の戦乙女は、不可視の獣と契約し魔法ではない、獣魔術という召喚術を操ることができるのだった。<br />
彼女らは《外》からの緊急時において、外部城壁に設置される《シールド石》の守りにつくことになっている。<br />
「敵は不明、どうやって大量の魔法阻害粒子が巻かれたかも不明、何もかも不明だ！　だが、魔蟲により外部城壁が破壊され、粒子が研究所内に流れ込めば為す術なく魔蟲に食われて全滅だ！　俺たちは遊撃部隊として魔蟲を討伐に出る。やるしかないぞ。気合入れろ！」<br />
火炎放射器先輩の激を浴びて、全員から「ヒャッハー」と雄叫びがあがった。<br />
「声が小さい！」<br />
「「ヒャッハー！！」」<br />
「貴様らの頭のトサカは飾りか！？　モヒカンにかけて魔蟲を全滅させろ！」<br />
「「モヒカンにかけて！！」」<br />
「七日かけて世界を焼き尽くすぞっ」<br />
「「サー、ヒャッハー！！！」」<br />
と、その時、ひょっこりと『さすらいの魔女』ミラがやってきた。<br />
「あーあー、あのー、あたしも付いてくから～」<br />
分厚いぼろぼろのマントを羽織ったミキが緊張感なく言った。<br />
「いやー、よかったよかった。襲撃があたしが研究所にいる時でさ～。ってか、あたしゃ、あんたらのノリにはついていけんけどね……」</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>ブラジキニン級は見上げると、まさに城壁のようだった。<br />
周囲は激しい乱戦となり、砂塵が巻き上がり爆炎と雷撃が唸り狂う嵐となっている。<br />
「先輩、燃料はあとどのくらい残ってます？」<br />
背中を火炎放射器先輩に預け、ミキはたずねた。<br />
「あんまりないな。お前は？」<br />
「私も、そろそろ限界ですね」<br />
近づいてきたテストステロン級が雷撃を放つ前に、ミラは《ドラゴン》を召喚して打ち抜いた。<br />
「脳みそは焼き付きそうだし、内蔵はすり潰されてるような痛みで、今にも失神しそうです。死んだ方が楽とは、このことですね」<br />
その時、今まであまり動かなかったブラジキニン級が、急に目を攻撃色に変えた。<br />
つんざくような音を立てて触手をすり合わせると、周囲全域に渡って電撃が波紋となって駆け抜けていった。<br />
幸いにして火炎放射器が暴発することはなかったが、二人とも全身がしびれて地面に倒れ込んだ。<br />
魔蟲が、ゆっくりと接近してくるのが見える。<br />
魔蟲は動物の体液を吸い上げて養分にする。なかでも人間の血液をもっとも好むことが分かっていた。<br />
「ミラ、燃料タンクをぶち抜けるくらい力は残っているか？」<br />
横で倒れている火炎放射器先輩から、何気ない口調で声がかかった。<br />
「ラス一で、それぐらいですね」<br />
「できれば、お前には逃げて欲しいが、魔蟲をできるだけ近づけてからやってくれるか？」<br />
「できれば、逃げたいところですが、お供しますよ、先輩」<br />
気が付けば周囲は、静まり返っている。魔蟲が砂を踏みしめて歩み寄ってくる足音だけが死神の靴音のように響いていた。</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>無垢の聖女は、研究所の最深部に来ていた。<br />
魔法の輿に乗り、見えない担ぎ手に担がれ、《終わりなき地下階段》を終わりまでやってくると担ぎ手は聖女を残して消え去った。<br />
明かり一つなく、暗闇は濃厚な密度をもって肌から染み込んでくるかのようだった。<br />
聖女は水の匂いのする方へと、そろそろと歩いていった。<br />
ここに来るのは八度目で、もうあと何回来られるか分かったものでない。<br />
「もう、ここへは来るなと言ったはずだ」<br />
ちゃぷりと水音がして、しわがれた声が聞こえた。<br />
「でも、どうしても来なきゃならなかったの」<br />
「お前が命を削る必要がどこにある？」<br />
さっきとは別の場所、別の声が言った。<br />
「私は、しなければならないことをするだけ」<br />
「六個の《シールド石》を作って、まだ足りぬのか？」<br />
また、別の声が聞こえた。<br />
聖女は暗闇の中、一方を見据えて答えた。<br />
「私が六人の生贄を《シールド石》に変えた。《シールド石》は、六人の戦乙女を生み出し邪悪から研究所を守ってくれた。でも、『大いなる災い』は今まさに牙を剥こうとしている」<br />
沈黙が満ちた。<br />
「この世を邪悪から守る《壁なるツイナ》。今、もう一度私の願いを聞いて、守るための力をこの子に授けて欲しい。この子の名は『魔王――」</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>風が吹いた。<br />
ミラは自分が風に包れ、空中はるか高くに浮いていることに気がついた。<br />
周りを見渡せば、火炎放射器先輩をはじめ他の隊員もいる。<br />
「お待たせ✩　お姉ちゃん！」<br />
女性の声が頭上からした。<br />
見上げれば、水着のような鎧を着たモヒカン頭の女性が浮いている。<br />
「ふぁ！？　あんた誰！？」<br />
「ひどいなー。ま、でもしょうがないっか。それよりも」<br />
とびきりの笑顔だった。<br />
「ヒャッハーー！　くそでっかい奴がいんじゃん！」<br />
女性はブラジキニン級に向かって、突っ込んでいった。<br />
「名状しがたきもの、名づけざられしもの、我が呼び声に応えていでよ！」<br />
魂魄に寄生させた不可視の獣に呼びかけると、超高密度の空気が幾重にも具現して、無数の刃が生み出された。<br />
「ヒアデスより来たれ。プレアデスより来たれ。我が魂源の黒きハリ湖より来たれ！　集い集いて、かの敵一切合切討ち滅ぼせ！！」<br />
暴風と化した真空の刃は、ブラジキニン級を塵芥に果てるまで切り刻みあげた。<br />
「ふん、お前らくその役にも立たない生き物だなっ」<br />
女性は風で乱れたモヒカンを手櫛で整えながら言った。<br />
「なっ！？」<br />
ミキたちが、どうやっても貫けなかった装甲が紙のようだった。<br />
軽やかに女性は舞い戻って、嬉しそうに挨拶をした。<br />
「じゃ、改めまして初めまして！　七番目の末娘『魔王』ジェシクです！」</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
あまくささんを、ぶん殴りに来ましたー<br />
お気分を害されましたら、まことに申し訳ありません。<br />
そもそも、あまくささんを殴りに行く予定だったのですが、首がすっぽ抜けたインパクトが大きくて、どうにもこうにもならず前回は全体的にジャブを食らわすという暴挙に出てしまいました。<br />
みなさま、申し訳ありません。<br />
性転換させたったｗ</p>
<p>[No.46354] 2014/10/10(Fri) 04:41:21<br />
お三人さまへ返信 (No.46205への返信 / 3階層) &#8211; 東湖</p>
<p>ケスウ・ユジン・ヘイテ様へ</p>
<p>まさか、ご感想がいただけようとは！　ありがとうございます。<br />
生きる勇気が湧きてきました。<br />
そして、(*_ _)人ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ</p>
<p>ジジ様<br />
この度は楽しい企画、ありがとうございました。<br />
コメントをいただけるということなのですが、現在のところ私は「自己満足」を第一として、ともかく自分が楽しく物を書くという点のみを目指しています。<br />
現状から一歩進んだ暁には、機会があればぜひジジ様にコメントいただきたく存じますが、今のところヌルく流していただければ幸いです。</p>
<p>あまくさ様</p>
<p>こんにちは！</p>
<p>＞ミニ企画の女王</p>
<p>か、肩書きがついた！？　肩書きがつくと不幸になるってジジさまが言ってたｗ<br />
＞この研究所で通り名がつく人は基本的に不幸</p>
<p>リナ、書いてて超楽しかった！　ってか、あいつ暴走しやがった・・・<br />
一言目書いて、クラゲって地の文でなんかスイッチ入りました。ありがとうございます。</p>
<p>[No.46356] 2014/10/10(Fri) 04:57:38<br />
★コメントです (No.46152への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>まず、登場キャラクターふたりの関係性を、ブレることなく書ききっているのは好評価でした。お話の長い短いに関わらず、作者というものは話を深めたいあまり、脇キャラや設定話を掘り下げてしまいたくなるものですので。<br />
このブレない視点はとても大事なものなので、とても大事にしていただきたいです。</p>
<p>課題点としては、物語の最初の説明が長くなってしまっていることで、テーマであるはずの「プロポーズ話」が駆け足になっていることがまず挙げられます。<br />
ショートストーリーですので、状況や情報はいっそ書かないくらいの勢いで、一行めをミラの登場シーンにしてしまうほうがよいかと思います。そして、浮いた文量でふたりが互いにどのように惹かれていったか、出逢いから現在に至るまでに想いがどのように変化してきたのかを説明すると。断言しますが、恋愛もので読者が見たいのはロマンスですので。</p>
<p>あとは、ふたりとも個性がおとなしいので、キイスはもっとたどたどしく、ミラはもっとがさつな感じにするなど、キャラを極端にするほうがよいですね。お互いが極端なほうが、最後の指輪のくだりのロマンス分を強化できます。</p>
<p>[No.46357] 2014/10/10(Fri) 05:01:12<br />
Re: 浴衣の帯は、マジックカット／キャラ三人／一人称／約2500字 (No.46318への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>まさかのショタじじい現る！<br />
しかもあのキャラとコラボ！</p>
<p>あと、ラモラックさんは代償が絶望的なので、聖人位くらいはもらっててもいいでしょうね。「朽ちることなき聖者」とか。<br />
この研究所で壮大な二つ名がつく＝超不幸ですが。<br />
でもまあ、明日くらいにはもげればいいと思います。</p>
<p>[No.46359] 2014/10/10(Fri) 15:49:54<br />
Re: 狩人の射る的は、白か黒か／キャラ三人／一人称／約4000字 (No.46320への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>こちらは先の作品から一転、ドライな感じですね。<br />
呪殺は伏線をもう少し太く張ってもよかったかもしれません。<br />
和弓でアーチェリーの相手と殺し合いとかもおもしろそうです。<br />
先の作品の風情と合わせて、ハイブリッドもいいですね。<br />
中盤まで友や仲間との関係を描き、転じて殺し合うような。</p>
<p>個人的にはその引き出し全開の、「落差」のある長編で読んでみたいですね。</p>
<p>[No.46361] 2014/10/10(Fri) 16:17:01<br />
Re: 職人は破壊する :食堂派の落ちこぼれpart2/キャラ二人/三人称/約2450文字 (No.46349への返信 / 7階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; わ。すみません。<br />
&gt; ルールがきちんとわかっていませんでした・・・。<br />
いえいえ。ルールなどなんとなくでよいのです。<br />
ただ、せっかくネタのあるキャラや設定なので、その中身が見たいなという希望もあり、先のようなコメントをさせていただきました。</p>
<p>お時間ありましたら、ぜひまた見せてください。</p>
<p>[No.46362] 2014/10/10(Fri) 16:53:01<br />
Re: ★コメントです (No.46336への返信 / 8階層) &#8211; わをん</p>
<p>ご迷惑をおかけしました<br />
ここから先は自分で考えてみます</p>
<p>[No.46364] 2014/10/10(Fri) 18:38:35<br />
Re: 愛の行方 (No.46352への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>ババじゃねぇっ!?<br />
は、さておき。</p>
<p>キャラ、強くなりましたね。非常によいと思います。<br />
少なくとも、短編を読み終えて引っかかるものはありませんでした。</p>
<p>ですのでこれは悪い点の指摘などではないのですが、ラノベを意識するなら、ムーネーさん（仮）と奥さんの少年少女時代の出逢いをテーマにするほうがよいかもしれませんね。<br />
その中でアンさんが理想の自分を語る→ムーネーさんそれを叶えるよとか誓う→魔法が未熟なのであれこれ悩むムーネーさん→アンさんの理想を体現した人形を、（たとえば当時不人気だった代償派に加わる条件で造ってもらって）アンさんにプレゼント→ベレルの舌に人形乗っ取られる→ムーネーさんに「アンの願いを叶えてやる」とか言うベレル→捨てることもできず、愛ゆえにムーネーさんは従うことに。<br />
というような流れがあると、管理官の設定とリンクさせて回せますし、前半は普通の恋愛で、後半は薄暗い契約ネタにできると、メリハリがあるかなと。<br />
以上のことを踏まえ、ベレルが最初から動いているよりは、ムーネーさんとアンさんの願いを踏みにじる形でいきなり動き出すほうがドラマチックにできると思います。</p>
<p>[No.46365] 2014/10/10(Fri) 18:49:56<br />
Re: 『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46354への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>おつかれさまです。<br />
個人攻撃で１本書いてしまうテンションには、ただただ敬服するのみであります。</p>
<p>では、感想はあまくささんにお譲りして、ご登場をお待ちすることにします。</p>
<p>[No.46368] 2014/10/10(Fri) 19:35:35<br />
奇妙な注文 (No.46133への返信 / 1階層) &#8211; サイラス</p>
<p>こんばんは、サイラスです。二本目の投稿致します。前回書けなかったネタの一部を、何とか切り出してみましたので、ご感想と意見をお願いします。</p>
<p>ー本編スタートー</p>
<p>「片桐君、この注文はいったい…」<br />
一人の老紳士が、注文の品をカートで、運びながら、メモの内容を呟いた。<br />
「『プリンセスティーセット１つ、フィアーセ＝エイジスタの部屋まで、片桐広人。<br />
P.S　ついでに、ワンピース１着も一緒にお願いします。』何故、このような注文を？」<br />
老紳士、カーネル＝ブラントンは、首を傾げた。料理の注文と運ぶ場所は問題ない。ただ、注文者と追文の内容が気になった。何故、「無垢の聖女（フィアーセ）」本人ではなく、片桐君が？、それにこの追文はいったい……と考えながら、カーネルは、部屋の廊下をフィアーセの部屋の方向に曲がった時だった。<br />
「なぁ！？こ、これは……」<br />
カーネルは、思わず驚愕せざる得なかった。フィアーセの部屋と廊下を隔てる壁がことごく吹き飛び、瓦礫が散乱していた。しかも、床は黒焦げて、砲弾が着弾したかのように、穴が開いてた。<br />
「まさか、襲撃！？聖女殿！片桐君！」<br />
カーネルは、煙がまだ燻っている部屋にいると思われる仲間の名を呼びならが、そのまま部屋に飛び込んだ。<br />
「あっ、カーネルさん」<br />
「カーたん」<br />
カーネルの心配をよそに、二人はいつも通りの返事をした。片桐君には、目立った外傷はないが、聖女殿は、何故、シーツを被っている？カーネルは、フィアーセの謎の行動に首を傾げつつ、二人の無事にホッと胸をなでおろした。<br />
「それにしても、これはいったい……」<br />
「えっと、実は……」<br />
広人が、経緯を説明しようとした時だった。<br />
「私、悪くないもん！お部屋は、壊しちゃったけど、片桐君のお部屋には入ってないもん！」<br />
フィアーセが、広人の説明に割り込んだ時、被っていたシーツがずり落ちた。その瞬間、カーネルは頭を抱えるように、そして、広人は顔を赤らめながら、フィアーセから視線を外した。フィアーセが着ていたのは、いつものフリルの多いワンピースではなく、フリルの多い紫のノースリーブのツーピーススタイルだった。ただ、問題は、裾丈が短いせいか、肌の露出が多く、下のピンクの布地や、平らなお腹と膨らみの下線が覗いており、おまけに、肩や臍のあたりが破いたような跡があった。<br />
「片桐君！まさか！！」<br />
「ちょ、ちょっと待ってください！！僕、彼女にシーツは被せましたけど、それ以上は、何も……」<br />
「そうだよ！私も、片桐君も悪くないよう！！」<br />
フィアーセの姿に、カーネルは動転しかけたが、受け答えがかみ合わないことに、冷静さを取り戻す。もし、カーネルが頭によぎった、最悪な予想、もしくは、微笑まし予測だった場合、フィアーセが、今のような反応にならない。ということは……<br />
「そうです。また僕の部屋の持ち物が、彼女のところにあっという話です……」<br />
広人は、頭を抱えながら、事の経緯を説明した。<br />
ことのきっかけは、広人の部屋から、また物が無くなっただった。その品物は、「魔法少女（ピュアパープル）のワンピース」、広人が、あるコスプレ好きの魔女に頼まれて、再現した品だった。、その効果は、着ると、代償や、魔力なしに火炎系の魔法を操ることができ、さらに付属の腕輪を身に着けると、脱着が自在にできる代物だった。デザインがフィアーセ好みだったため、また、フィアーセが勝手に持ち出しのだろうと思い、部屋に行くと、やはり、部屋ごらんの有様であり、カーネルのように慌てて、部屋に飛び込むと、フィアーセが、少し霰のない姿で、座り込んでいたのを、発見し、慌てて、燃え残ったシーツを被せたのであった。<br />
一方、フィアーセの言い分は、今日は一日中、部屋で、絵本を読んでいたこと。、ピュアパープルの服と腕輪は、いつの間にか、入り口近くに置いてあったプレゼント箱に入っていたこと。丈が合わなかったので、工作用ハサミで、お腹と腕の部分は切って、破いたとのことだった。そのため、裾と肩口が、あのような状態になっていたのである。<br />
「それで、私にあんな注文を出したのですね……」<br />
「はい、今日、残っている頼れる大人は、あなたしかいなかったもので……」<br />
フィアーセがいつもの恰好なら、彼女を食堂に行かせ、部屋の修理を依頼するところだが、今回のような格好だと、妙なゴシップや変態騒ぎなりかねない、かといって着替えさせようにも、タンスは、炭になっているし、遮るものは、広人の被せたシーツしか残っていない。それで、信頼を寄せているカーネルに、フィアーセの衣服と（カモフラージュのための料理）を持ってこさせたのである。説明を聞いた、カーネルは、呆れたものの、仕方ありませんねと、ばかりにカーネルは肩を竦めた後、<br />
「分かりました。それでは、片桐君、シーツと使えそうな瓦礫で、衝立を作りましょうか」<br />
「了解でーす。」<br />
といい、広人は、部屋の中の使えそうな瓦礫を探し始めた。<br />
「聖女殿、衝立ができました。こちらのお洋服にお召し替えを……」<br />
「えっー、嫌だ！この服がいい！」<br />
カーネルが差し出したワンピースに、フィアーセが文句を言う。<br />
「ですが……」<br />
「嫌だ！嫌だ！たまには、お姉ちゃん達が着ているような服を着たいもん！それに、私、ピュアパープルの衣装大好きだもん！！」<br />
フィアーセが駄々をこねるごとに、裾や肩口から、布が避ける音が聞こえ、みぞおち、鎖骨の先が見始め、ピンクの布地の面積も増えていった。<br />
「他の女子（お姉ちゃん）と同じ年なのに、小さい子供みたいなこと言わないでください！」<br />
フィアーセから視線を外しながら、広人は、怒鳴るものの、フィアーセは、おとなしくなるどころか、頬を膨らませ、さらに、布が避ける音がする。<br />
このままだと、「無垢のビーナス」に改名せざる得なくなると、考えたカーネルは、広人の近くに行き、何かを耳打ちする。それを聞いた広人は、嫌そうな顔をして、<br />
「ちょっ！？カーネルさん！あれ、作るのに３日は掛かりますよ……」<br />
「ですが、あなたも見たくないもの見る羽目になりますよ……まあ、男としては見たいのでしょうが……それに、それを見た途端、あなたは、この研究所にはいられなくなりますよ。」<br />
カーネルが意地悪く呟く、その言葉に、広人はため息をつきながら<br />
「……分かりました。ただ、手伝ってくださいよ……」<br />
「それは、もちろん……」<br />
「あー、また、徹夜かよ……」<br />
うだるような声を上げる広人と何かを相談したカーネルは、フィアーセの前に戻ると<br />
「分かりました。なら、明日、同じ服を用意させますので、今日は、この服を……」<br />
「えっ、ホント！？やったー！！」<br />
カーネルの懐柔に、フィアーセが飛び跳ねそうになるが、<br />
「ただし、飛び跳ねたり、走ったりすると、この約束なしです！それが、分かったら、おとなしくしていてください！」<br />
釘を刺すように、カーネルの警告に、フィアーセは、ハッとなり、慌てて、小さく首を縦に振ると、その場に、膝を抱えるように座り込んだ。<br />
「さて、片桐君、作業を続けましょう」<br />
「うぃーす」<br />
と広人は、少し気の抜けた返事をしたあと作業に戻っていた。<br />
その後、カーネルと広人は、突貫で、魔法少女のワンピースとそのレプリカを修復および作成していった。<br />
「それにしても、どこのバカだ……こんなことしたのは！！」<br />
作業が終わるまで、広人は、その独り言を繰り返し、それを、カーネルがなだめ、休憩時に、体力と冷静さを取り戻す料理を振る舞い、なんとか、元の依頼主と、フィアーセに渡したのだった。</p>
<p>それから、３日後。<br />
「カーネルの旦那、キマイラ弁当３つ、頼むわ」<br />
「はい、ただいま……」<br />
モヒカンの男性の注文に、カーネルは返事をしつつ、手際よく調理を始めた。<br />
彼は、食堂派に属する料理人だ。他の食堂派の魔法使いと比べると、魔力は弱いものの、調理の知識や、腕は確かで、特に、彼の作る軽食類は、「デリシャス」、「ヘルシー」、「セーフティー」の三拍子そろった絶品で、彼が調理を担当する日の、軽食コーナーは、必ず長蛇の列が出来るものだった。<br />
「はい、キマイラ弁当３つ、お待ち同様です。」<br />
「ウヒョー、旨そう！！神だぜ！！旦那、ありがとうよ！」<br />
モヒカンの男性は、興奮しながら、弁当を開け、手で、弁当をかき込みながら、その場を後にした。<br />
「まったく……お下品ですね……次の方、どうぞ。」<br />
あまりの粗相に、眉を顰めながら、次の注文を受けようとすると……<br />
「カーネルさん、この前のお礼です。」<br />
といい、青年が、何かの包みをカーネルに差し出した。<br />
「……これは……いいのですか？片桐君！？」<br />
「はい、おかげで、僕の評価も、体面もとりあえず、守れましたから」<br />
広人は、微笑み、何よりですと、カーネルも微笑み返した。</p>
<p>ー本編エンドー</p>
<p>少しラッキースケベを入れてみました（すいません、ジジさんのキャラで、こんなことして……）。<br />
それにしても、不思議なものですね。一回の投稿で、満足するのでは？と考えていたのですが、また書きたい、このキャラでも書きたいと欲が湧いてしまう。やっぱり、作家の端くれなんだ、自分もと、改めて感じる今日この頃です。<br />
ただ、創作衝動と、文字数のコントロールの難しさを改めて、思い知らされます。</p>
<p>[No.46379] 2014/10/10(Fri) 22:47:18<br />
Re: 愛の行方 (No.46352への返信 / 3階層) &#8211; サイラス</p>
<p>どうも、サイラスです。</p>
<p>&gt; キャラクターをもっと強く！　ということで、アンをより冷酷に、アーサーをより可哀想に、ベレルをより幼女っぽくしてみたつもりです。<br />
&gt;<br />
&gt; 悪い点などあったら、指摘してくださるとうれしいです。<br />
&gt; よろしくお願いします。</p>
<p>アーサーの名付け親（？）としては、他の方の作品に名前が出てくるのは、少し嬉しいですが、ジジさんのキャラなのに、ここまま、定着したら、ジジさんのキャラを奪ったようで、罪悪感もあり、なんか複雑です。</p>
<p>さて、この作品も、何か見ていて、個人的には、ムーネ（アーサー）には、もう少し報われるようにしてあげたいけど、これはこれでいいのかもと思ってしまいます。</p>
<p>[No.46380] 2014/10/10(Fri) 22:57:03<br />
ど、どうして私に振るんですか？ｗ (No.46368への返信 / 4階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>なんだか刺激されてしまったので、やはりもう一本書くかも知れません。多少、お時間はください。</p>
<p>[No.46381] 2014/10/10(Fri) 23:02:23<br />
Re: 狩人の射る的は、白か黒か／キャラ三人／一人称／約4000字 (No.46320への返信 / 3階層) &#8211; サイラス</p>
<p>こんばんは、サイラスです。うちの「片桐広人」を使っていただきありがとうございます！</p>
<p>なんか、嬉しいですね。本当に。</p>
<p>[No.46382] 2014/10/10(Fri) 23:02:41<br />
[削除] (No.46354への返信 / 3階層) &#8211;</p>
<p>この記事は投稿者により削除されました</p>
<p>[No.46383] 2014/10/10(Fri) 23:04:26<br />
Re: 『ヴァルキリーレディと火炎放射器先輩』 (No.46354への返信 / 3階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>振り切ってますね。<br />
東湖さんのイマジネーションの豊かさには、かねがね嫉妬さえ感じています。長編を読んでみたいです。</p>
<p>ジェシクを復活していただいて嬉しいです。私のやつは聖女の凄味を表現したいということからスタートしたので、ジェシクにしろリナにしろマクガフィンみたいなものなんですね。でも、東湖さんの前の作を拝見しているうちに、あらためて二人の物語をちゃんと書いてみたいという気持ちになりました。<br />
性転換はむしろ良かったと思うほどですが、ただ、これリナの立つ瀬がないんじゃないかとも……ｗ</p>
<p>[No.46384] 2014/10/10(Fri) 23:09:21<br />
Re: ★コメントです (No.46357への返信 / 4階層) &#8211; 雷</p>
<p>コメントありがとうございます。</p>
<p>「指摘されるとしたら、ここだろうな」と思っていたところをグサリと（笑）</p>
<p>&gt; 課題点としては、物語の最初の説明が長くなってしまっていることで、テーマであるはずの「プロポーズ話」が駆け足になっていることがまず挙げられます。<br />
僕自身も「冒頭の説明が長いな」「終盤が駆け足だな」と思っていたんですが、<br />
えいっ、と投稿しちゃったんですよね～（笑）</p>
<p>設定や状況の説明が長くなるのは、僕の悪いクセです。直さないと。</p>
<p>&gt; 登場キャラクターふたりの関係性を、ブレることなく書ききっているのは好評価でした。<br />
このあたりは、かなり気をつけながら書いていましたね。<br />
小ネタをはさみたいのを一生懸命ガマンしました。</p>
<p>&gt; ふたりとも個性がおとなしいので、キイスはもっとたどたどしく、ミラはもっとがさつな感じにするなど、キャラを極端にするほうがよいですね。お互いが極端なほうが、最後の指輪のくだりのロマンス分を強化できます。<br />
僕自身、対称的な性格をしたカップルに魅力を感じるクチです。<br />
もっと趣味に突っ走っても良かったかもしれませんね（笑）</p>
<p>……こっそり、改稿しちゃおっかな。</p>
<p>とにもかくにも、コメントありがとうございました。</p>
<p>[No.46386] 2014/10/10(Fri) 23:39:18<br />
Re: 愛の行方 (No.46365への返信 / 4階層) &#8211; たなか</p>
<p>二度目の評価、ありがとうございます。<br />
&gt; ババじゃねぇっ!?<br />
&gt; は、さておき。</p>
<p>正直、ロリババアに心残りがあったのですが……ムーネーが書きたくて求愛の管理者にしました。<br />
&gt;<br />
&gt; キャラ、強くなりましたね。非常によいと思います。<br />
&gt; 少なくとも、短編を読み終えて引っかかるものはありませんでした。</p>
<p>前回の助言を活かすことができて良かったです。</p>
<p>&gt; ですのでこれは悪い点の指摘などではないのですが、ラノベを意識するなら、ムーネーさん（仮）と奥さんの少年少女時代の出逢いをテーマにするほうがよいかもしれませんね。<br />
&gt; その中でアンさんが理想の自分を語る→ムーネーさんそれを叶えるよとか誓う→魔法が未熟なのであれこれ悩むムーネーさん→アンさんの理想を体現した人形を、（たとえば当時不人気だった代償派に加わる条件で造ってもらって）アンさんにプレゼント→ベレルの舌に人形乗っ取られる→ムーネーさんに「アンの願いを叶えてやる」とか言うベレル→捨てることもできず、愛ゆえにムーネーさんは従うことに。<br />
&gt; というような流れがあると、管理官の設定とリンクさせて回せますし、前半は普通の恋愛で、後半は薄暗い契約ネタにできると、メリハリがあるかなと。<br />
&gt; 以上のことを踏まえ、ベレルが最初から動いているよりは、ムーネーさんとアンさんの願いを踏みにじる形でいきなり動き出すほうがドラマチックにできると思います。</p>
<p>おお……過去と関連させて、かつ物語と設定をリンクさせると、ドラマができて面白くなりそうですね。ライトノベル的にも良くなりそうです。ここまで気がまわらなかったので、気付かせていただいてありがとうございました。</p>
<p>今後の参考にして、励んでまいります。<br />
ありがとうございました。</p>
<p>[No.46400] 2014/10/11(Sat) 03:27:10<br />
Re: 愛の行方 (No.46380への返信 / 4階層) &#8211; たなか</p>
<p>こんばんは、たなかです。</p>
<p>&gt; どうも、サイラスです。<br />
&gt;<br />
&gt; &gt; キャラクターをもっと強く！　ということで、アンをより冷酷に、アーサーをより可哀想に、ベレルをより幼女っぽくしてみたつもりです。<br />
&gt; &gt;<br />
&gt; &gt; 悪い点などあったら、指摘してくださるとうれしいです。<br />
&gt; &gt; よろしくお願いします。<br />
&gt;<br />
&gt; 　アーサーの名付け親（？）としては、他の方の作品に名前が出てくるのは、少し嬉しいですが、ジジさんのキャラなのに、ここまま、定着したら、ジジさんのキャラを奪ったようで、罪悪感もあり、なんか複雑です。<br />
&gt;<br />
&gt; 　さて、この作品も、何か見ていて、個人的には、ムーネ（アーサー）には、もう少し報われるようにしてあげたいけど、これはこれでいいのかもと思ってしまいます。</p>
<p>名前、お借りしました（笑）<br />
名前負けしてる感が出て良さそうだったので。<br />
悲哀漂う中間管理職って、可哀想だけど面白いですよね。不謹慎ですけど。<br />
ありがとうございました。</p>
<p>[No.46401] 2014/10/11(Sat) 03:29:05<br />
それから一つ思った重要かもしれないこと (No.46384への返信 / 4階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>原案でジェシクに与えた基本的な性格は『未熟な自尊心』なんですね。私は年のせいもあって、そういう性格をつい批判的に見てしまうのですが、書きながらふと「こういう性格って、書きようによっては若い人にはむしろ気に入られるのかも？」とも思いました。<br />
本作、そこを見事に拾ってますね。</p>
<p>前作のリナにしても。ああいう過去があったから、ひねてしまったのだと思います。だけど、この先ジェシクと再会することによって、もう一度変わるかもしれないという予感をさせてくれるキャラ描写。<br />
短い中で、キャラのドラマを予感させるというのは、そうとうな才能だと舌をまきました。見習いたいです。</p>
<p>[No.46403] 2014/10/11(Sat) 06:41:26<br />
Re: 奇妙な注文 (No.46379への返信 / 2階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; 　少しラッキースケベを入れてみました（すいません、ジジさんのキャラで、こんなことして……）。<br />
ルール無用がルールですのでお気になさらず。</p>
<p>&gt; 　それにしても、不思議なものですね。一回の投稿で、満足するのでは？と考えていたのですが、また書きたい、このキャラでも書きたいと欲が湧いてしまう。やっぱり、作家の端くれなんだ、自分もと、改めて感じる今日この頃です。<br />
シェアという形式の魔力もあるかと思います。ゆるい世界観を決めて複数人でネタを出し合うと、かならず自分ではない誰かが予想外のネタやキャラを出してくるもので。それを勝手に広げたり歪めたり汚したりし合っているうち、お話が広がっていきます。</p>
<p>&gt; 　ご感想と意見をお願いします。<br />
意見というほどのものではありませんが、コスプレ衣装（そのキャラになりきる夢のアイテム）にハサミを入れるというのは、幼女ならぬ（幼女はときどきわけのわからない思考でやらかしてしまうことがありますので）読者には納得しづらいのではないかと思います。ですのでハサミを入れるなら、それをすることでパワーアップ衣装である○○フォームになる……というギミックをひとつ入れるほうがよいかと思います。</p>
<p>あと、これはスタイルに関わることですので、あくまでも私の感想ということになりますが。<br />
一文が長い傾向がありますので、二文か三文に分けるほうがよいかと思います。その際は読点と三点リーダーも整理して、減らす方向で。かぎかっこの段落下げも、特別な理由がないなら詰めるほうがいいですね。</p>
<p>[No.46406] 2014/10/11(Sat) 08:44:07<br />
Re: ★コメントです (No.46386への返信 / 5階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; ……こっそり、改稿しちゃおっかな。<br />
You、改稿したやつ、次スレに新規投稿しちゃいなよ。</p>
<p>せっかく手間をかけるわけですので、他の方に見せつけてやりましょう。</p>
<p>[No.46407] 2014/10/11(Sat) 08:47:17<br />
★★インフォメーション★★ (No.46133への返信 / 1階層) &#8211; ジジ</p>
<p>予想外のツリー成長度合ですので、まだ需要があるか不明ながら、新しいツリーを植えさせていただきます。<br />
新規のご投稿は【シェアードワールド的なもの２】へお願いいたします。</p>
<p>[No.46408] 2014/10/11(Sat) 08:49:32<br />
お二方へ返信 (No.46320への返信 / 3階層) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</p>
<p>返信をくれたお二方に、返事します！</p>
<p>サイラスさん、ありがとうございます！　お陰で助かりました！　自分なりの解釈で、背景にて頑張ってもらいました。</p>
<p>頭脳派の真面目な優しい研究員で、人望と人脈に恵まれているが、本気で怒らせると怖そうな人、というイメージでした。ならば人集めによって、決定打を与える役割を振ろう、と妄想が発展してしまいました。</p>
<p>サイラスさんが和風の名前を付けているのを見て、ちゃんとした前例があるから、俺もそれに乗っかろう、と和風の名前を採用する事に決めた、という経緯が実はあります。<br />
奇妙なシンパシーを感じております。</p>
<p>ジジさん、またもやありがとうございます！<br />
調子に乗って、更に二作も投稿してしまいました。ちゃんと目を通して、やる気が出るような感想を書いて頂けるのは、ありがたいです。</p>
<p>一人で創作していると、こういうご褒美がないですからね。頭が下がります。お陰で、皆と和気藹々と楽しめて嬉しいです。</p>
<p>実は私も批評による介錯を頼もうか、頼むまいかで心が揺れているのですが、動向を見てギブアップかチャレンジか、決めようと思います。</p>
<p>この創作方法を面白く思ったので、質問という形で、お話を伺うかもしれません。<br />
ジジさん、本当にありがとうございました！</p>
<p>[No.46412] 2014/10/11(Sat) 12:15:30<br />
Re: ●（更新３）お知らせスペース (No.46231への返信 / 2階層) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</p>
<p>ジジさん私にも批評による介錯を、お願いします。ガクガクブルブル状態ですが、チャレンジしたいと思います。</p>
<p>あと質問なのですが、この創作法の応用で、オリジナルの長編を書くという手法は問題ないでしょうか？　中軸となる人物を選び、主人公に据えてキャラを出し過ぎないよう、調節すればできそうな気がするのです。</p>
<p>この創作方法、かなり面白いと思います。オリジナル小説のプロットと構想さえあれば、書き進められそうです。4000字以内を一単位にして、集めていけば一章になり、それがまとまって一作の長編になる、という風に、構成を意識できますね。<br />
ジジさんや他の書き手の、設定や参考例を、楽しめないのがオリジナルの難点ですが。</p>
<p>一日の執筆で4000字以内、という風にノルマが立てやすいですし、読んでもらう時にも400字詰め原稿用紙換算で、約十枚位でいいから、とお願いしやすそうです。一シーンの最大枚数を、抑えた方が読んでもらいやすいのかも、と気づかされました。<br />
シンプルイズベストで、個人的にかなり良い、と思いました。</p>
<p>あとジジさんが書いた『無垢の聖女』と『求愛の管理官』のお話、また読みたくなってきました。『無垢の聖女』の萌え可愛い残念美少女っぷりと、苦労人そのものの『求愛の管理官』の話が、記憶に残っております。</p>
<p>[No.46413] 2014/10/11(Sat) 13:49:31<br />
Re: ●（更新３）お知らせスペース (No.46413への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; 　ジジさん私にも批評による介錯を、お願いします。ガクガクブルブル状態ですが、チャレンジしたいと思います。<br />
やだなーきらないですよー（棒読み）。<br />
そんな地獄に叩き落とすようなコメントはしてないはずなんですが……ともあれ後ほど、コメントします。</p>
<p>&gt; 　あと質問なのですが、この創作法の応用で、オリジナルの長編を書くという手法は問題ないでしょうか？　中軸となる人物を選び、主人公に据えてキャラを出し過ぎないよう、調節すればできそうな気がするのです。<br />
もちろんやっていただくのは大丈夫なのですが、さすがに私のほうで管理ができる範疇を超えてしまうのです。ですので、有志の方にシステム案の構成と管理運営をお任せできればという感じですね。まあ、文字通りの丸投げになってしまいますが……。</p>
<p>&gt; 　ジジさんや他の書き手の、設定や参考例を、楽しめないのがオリジナルの難点ですが。<br />
最初はこちらの設定やキャラを使っての長編創作でもよいかもしれません。他の方のキャラや設定を使える楽しみというのも、なかなか味わえないものだと思いますので。</p>
<p>&gt; 　あとジジさんが書いた『無垢の聖女』と『求愛の管理官』のお話、また読みたくなってきました。『無垢の聖女』の萌え可愛い残念美少女っぷりと、苦労人そのものの『求愛の管理官』の話が、記憶に残っております。<br />
15分でいつもの文体を変えて書く！　というのを実行していたのですが、さすがに無理があったようで……。１時間くらいのまとまった時間がとれる瞬間に書き直して再投稿します。<br />
今度は失敗してもいいように、完璧な言い訳も用意してありますし。</p>
<p>[No.46422] 2014/10/11(Sat) 20:00:29<br />
★コメントです (No.46193への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>大きなところで問題は感じませんが、やはり短い物語ですので、出だしは「ファム。天使のようだ。ファム」から始めるほうがよいですね。<br />
その浮いた文量で虎彦とホアをもっとちぐはぐにすれ違わせ、意外性が出るようにするほうが、最後のオチとして効くかなと。<br />
ホアが虎彦を寝取りたい部分は本当にもう、最後の最後、エンディングでどんでんを返した真のオチに持ってくると、ドラマ性さらに高まります。</p>
<p>細かいところで言えば、雰囲気を醸し出すための文が物語の長さに対して長めなので、端的な説明文を意識的に挟んでいくと、もっと風情が際立つものと思います。</p>
<p>[No.46423] 2014/10/11(Sat) 21:24:21<br />
★コメントです (No.46318への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>シェアードストーリーとしても短編作品としても醍醐味は充分、個人的にタイトルも好き。という前提を置いた上で、気になる点を。</p>
<p>ショタじじい・ラモラックさんの個性が普通のじじキャラなのが惜しいですね。女子にもてもてなのに加齢臭が……など、ショタの特性とじじいの弱点が相打つような設定がいくつかあると、小ネタが決めやすくなるものと思います。<br />
逆に「なにもさせない」というのも手ですね。よぼよぼするショタがなにかしようとする度、すべてをロザリンドに先回りで奪われるなど。そしてよぼよぼしたまま、ババ様のことを思ってみたりする。それでじじいの哀愁を醸し出すという感じで。<br />
せっかくのキャラなので、わかりやすい型にはめてしまうのはもったいないです。ぜひ、思いきり裏切っていってください。</p>
<p>[No.46424] 2014/10/11(Sat) 21:38:05<br />
★コメントです (No.46320への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>注目点は前のレスのとおりですので、次に要望など。</p>
<p>このストーリーなら、やはり最初から最後まで犬彦対アリサにスポットを当ててほしいですね。カミーユには、かわいそうですが途中で犬のように死んでもらって。それを目の当たりにし、犬彦は絶対引っかからない……と思わせておいて最後はあっさり同じ手法で殺される。その原因に、アリサによってなにかしらの過去の幻影を見せられるなどを持ってくる。もちろん手法はなんでもよいのですが、ノワールものの醍醐味である「主人公があっさり犬のように死ぬ」ためのギミックがあると映えます。<br />
ある意味、死に意義や意味があるとノワール系は成立しませんので、大まかには元ストーリーどおりにして、装飾の部分を強化するべきかと思います。</p>
<p>[No.46426] 2014/10/11(Sat) 23:09:31<br />
Re: ★コメントです (No.46426への返信 / 4階層) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</p>
<p>ジジさん、お疲れ様です！　三作も評価して頂けて、感激です！</p>
<p>やはり、私ではまだまだパワー不足ですね。<br />
ご指摘が中々面白いので、後で改稿の材料にしてみます。私の実力では、まだ完全に反映できないような指摘もあるので、時間はかかるかもしれませんが、頑張ってみます。</p>
<p>あと昨日した質問の件ですが、了解です！　4000字以内で区切った、一シーンを書き連ねて、オリジナルの長編を制作する方法を、まずは私個人で試してみます。この方法はかなり書きやすく感じました。他の皆にもお勧めです。</p>
<p>作品が、いつ出来上がるか分かりませんが、精力的に取り組みたいです。そしてこの企画を、存分に楽しもうと思います。少しでも実力をつけられるよう、精進します。<br />
ジジさん、誠にありがとうございました！<br />
[No.46443] 2014/10/12(Sun) 12:27:36</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画4</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/874/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 13:39:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=874</guid>

					<description><![CDATA[[No.46296] 2014/10/09(Thu) 09:13:41 Re: ★コメントです (No.46277への返信 / 4階層) &#8211; わをん ジジさん、感想ありがとうございます 良かった点、ゲルトの代 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>[No.46296] 2014/10/09(Thu) 09:13:41<br />
Re: ★コメントです (No.46277への返信 / 4階層) &#8211; わをん</p>
<p>ジジさん、感想ありがとうございます<br />
良かった点、ゲルトの代償など了解しました</p>
<p>ただ、<br />
&gt; 課題点ですが、まず、今回は短いストーリーなので、「中心」になるネタを決めてほしかったですね。焦点が決めきれず、せっかくのネタが流れてしまっていると感じました。<br />
この点だけ少し理解しにくかったので詳しい解説が欲しいです<br />
聖女とエロネタで二つテーマがあるように感じた、ということでしょうか？</p>
<p>[No.46301] 2014/10/09(Thu) 14:11:18<br />
Re: ★コメントです (No.46294への返信 / 4階層) &#8211; わをん</p>
<p>ジジさん、こちらでも感想ありがとうございます<br />
惚れ薬のところは自分も失敗したなと思っていました<br />
本当ならもう少しゲルトの過去ネタを入れつつ惚れ薬も消化しようと思ってたんですが、字数が足りなくなりそうなので強引に終わらせたというどころがあります<br />
このあたりの感覚はまだ掴めてないみたいです</p>
<p>[No.46302] 2014/10/09(Thu) 14:23:27<br />
Re: ★コメントです (No.46301への返信 / 5階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; &gt; 課題点ですが、まず、今回は短いストーリーなので、「中心」になるネタを決めてほしかったですね。焦点が決めきれず、せっかくのネタが流れてしまっていると感じました。<br />
&gt; この点だけ少し理解しにくかったので詳しい解説が欲しいです<br />
&gt; 聖女とエロネタで二つテーマがあるように感じた、ということでしょうか？<br />
そんな感じです。<br />
ネタが「アダルトグッズ」、「聖女の人となり」、さらには「３人の会話コメディ」と複数になってしまっていて、それを説明しなければならないことでストーリーとしてのスタートが遅れてしまっているというようなことが言いたかったのです。<br />
クローズアップする中心ネタをひとつに絞り、他のネタはカットもしくは縮小して中心ネタに吸収させるほうがよいと思います。</p>
<p>これ（１シーンにいろいろ詰め込んでしまう）は長編を書くときにも起こりがちなことなので、注意しておいて損はありません。</p>
<p>[No.46303] 2014/10/09(Thu) 15:05:54<br />
『無垢の聖女』ネタ／一旦回収します (No.46156への返信 / 4階層) &#8211; ジジ</p>
<p>後でまた投稿します。</p>
<p>[No.46305] 2014/10/09(Thu) 16:32:03<br />
Re: ★（更新１）お知らせスペース (No.46231への返信 / 2階層) &#8211; たなか</p>
<p>こんにちは、たなかと申します。</p>
<p>シェアワールド、楽しませていただいております。他の方がどんな考えで物語をつくっているのか予想すると、結構楽しいです。</p>
<p>＞＞投稿してくださった方、もう少し詳しい感想など必要でしたらお気軽にレスしていただければと思います。</p>
<p>ぜひ私の作品にもコメントの方をよろしくお願いしたいです！<br />
悪い点など指摘していただけると、今後の参考になります。<br />
よろしくお願いします。</p>
<p>[No.46306] 2014/10/09(Thu) 17:18:50<br />
Re: ★コメントです (No.46303への返信 / 6階層) &#8211; わをん</p>
<p>&gt; ネタが「アダルトグッズ」、「聖女の人となり」、さらには「３人の会話コメディ」と複数になってしまっていて、それを説明しなければならないことでストーリーとしてのスタートが遅れてしまっているというようなことが言いたかったのです。<br />
ということは、直接的な問題点は説明が長い、ということになるんですか？<br />
それとも聖女は大ボケの役割だと言っていたので、そういうのとも違うんでしょうか</p>
<p>根本的な問題は「テーマが複数」というところにあるとして<br />
ジジさんが実際に読んでてつまづきを感じたポイントは何なのか、それを聞いてもいいですか？</p>
<p>ややこしい質問になってすいません<br />
ただ自分としては聖女とエロネタを別々のテーマとは考えてなかったので（子ども同然の聖女がエロネタを振ってくる、という突飛さを物語の起点にしたつもりなので）<br />
ジジさんの意見も完全には理解できないところがあります</p>
<p>[No.46313] 2014/10/09(Thu) 18:26:24<br />
浴衣の帯は、マジックカット／キャラ三人／一人称／約2500字 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</p>
<p>「ロザリンド。先立つ罪を許したまえ。我には、お前を守るだけの気概はなかった。一足早く、罪無き幼子に詫びるつもりだ。地獄に堕ちるつもりだから、お前とはもう会えぬ」<br />
私こと、ラモラック・ティンタジェルは、ため息を吐く。むき出しの梁に浴衣の帯がかかっている。帯を二本使って補強し、きちんと輪っかを作ってある。つまり、自殺するつもりだ。<br />
私は、自分のエゴがおぞましい。私以外の他者を死なせる事で、制限の範囲内で願いを一つ叶える。やはり私の十八番とする、この魔術は禁忌に触れるものだったのだ。<br />
何故、対価となる人柱が、齢いくつにもならぬ幼子ばかりなのか。世界を平和にする為に何故、その恩恵を真っ先に受けるべき人々が、呪い殺されるのだろう。<br />
「子供を殺して、何が匿名の篤志家か。何が匿名の名士か。何が匿名の博愛主義者の善人か。利己主義の偽善者ではあるまいか。我には、ロザリンドを愛する資格はない」<br />
私のこの罪は、死を以って贖うしかない。そう思い、帯の輪の中に首を入れて足元の椅子を蹴飛ばした。子供と変わらぬ痩身矮躯ゆえに、ちゃぶ台の上に椅子を重ねてある。<br />
次の瞬間、帯が千切れて私はちゃぶ台に体を打ちつけた。物凄く痛い。転げて、畳に落ちる。弟子兼秘書のロザリンドが、青ざめた顔で戸を開けて入ってきた。ロザリンドは、湯治に誘ってくれた、最愛の人でもある。この不老の体を、愛してくれた人だ。<br />
ショタジジイ、ショタジジイと言いながら熱視線を送ってくる、残念な子だがいい子だ。<br />
ここは温泉旅館という、宿泊施設だ。東方の僻地の島国にある、建築物を模している。かの地に住まう蛮族は、長い歴史と優れた文化を持っている。精強な異民族に、首都を占拠され支配権を奪われた、国々は多い。遠国とはいえ、学術調査は必要だった。<br />
「だーりん！　だーりん！」<br />
心配する声の音は、甲高くて幼い。この子を残して逝くなという、神の啓示か。<br />
ロザリンドは同じ代償派の才媛で、長身で見目麗しい。牝豹のような豊満な体を揺らして、私の体を抱き起そうとする。つまらぬ自尊心にこだわり、四肢を動かして隠し持った匕首の切っ先を、その白い喉に突きつける。ロザリンドの動きが止まった。<br />
「すまぬ。何でもないのだ。今見た事は黙っていてくれ」<br />
「だーりん。しねないように、おててとあんよをきりおとされたいの？　はにーは、かなしいよ。もうにどとさからえなくなるよう、あぶないおもちゃは、あずかるからね。ぷんぷん」<br />
感情を喪失した、麗人の目はどこか悲しそうだ。抑揚のない、子供のようにあどけない声が聞こえた。その強力な邪眼のせいで、身動きが取れなくなる。金縛りか。<br />
あっという間に手を激しく打たれ、強く握った匕首が、宙へと飛ぶ。手に激痛が走った。危ない玩具は畳に刺さった。修理費は、後で請求されるだろう。魔法研究所は、意外にしっかりしている。<br />
おのれ。形が卑猥などと文句を言わず、純研究派のアイニッキに特注した、お守りの試作を携帯すべきだった。まあ、温泉宿にて浴衣姿でアレを持ち歩くのも、かなり異様だが。<br />
そこへ、だみ声が混じる。<br />
「お客様。爪が甘い。当旅館の浴衣の帯は、全てマジックカット式です。帯では自殺など不可能ですよ」<br />
見るからに食堂派らしい、小太りの青年が、匕首と契れた帯を回収していこうとする。逃げるように去っていく、青年の丸い背中に問いかける。<br />
「若人よ。一つ聞こう。これ、普通の帯として使えるのか？」<br />
「いえ。無理です」<br />
案の定、ロザリンドの浴衣の帯がはじけ飛んだ。官能的な艶めかしい肉体美に、心奪われる。次の瞬間、電光石火で動いたロザリンドの回し蹴りを喰らって、青年は倒れ込んだ。呻き声を上げて、悶えている。<br />
「これ、ロザリンド！　暴力はいかん！　若人よ。大丈夫かね？」<br />
「し、失礼。大丈夫です。あのシェフマン第八司祭に、スモウレスリングを教わって鍛えてますから。中々に良い蹴りでした。当旅館は、ご夫婦や恋仲のお二人にとって、嬉しいハプニングを提供する宿泊施設です。どうかご理解を。正直、ギブアップです」<br />
泣きそうな顔で立ち上がり、よたよたしながら、どたどたと青年が去っていく。<br />
私を押し倒して、ロザリンドがのしかかる。香水臭い甘ったるい体臭が、鼻腔をくすぐる。金縛りで動けない私は、せめてもの意趣返しとして、反撃を試みた。<br />
「ロザリンド。怒らないから、素直に言いなさい。ひょっとして予約の前に、事前に説明されていたのではないかね？　その、ここはそういう施設だと」<br />
「おしえてあげない」<br />
「君の交友関係にまでは口出ししないが。かの『冥府の料理人』の、入れ知恵ではなのかね。まむしドリンクとかすっぽんエキスとか、最近君はよく買ってくるが。精神年齢が上のお姉さん達に憧れるのはいいが、程々にしときなさい。カモにされるだけだから」<br />
「うん」<br />
そのまま夜が訪れ、鼾をかいてぐっすり眠るロザリンドの重みに耐えながら、私は思う。布団を敷いてもらうまでが、割りと辛かった。あと半裸の私がロザリンドにお姫様抱っこされて、仲居が布団を敷くのを見学するのは、お仕置きにしても辛い。羞恥プレイなのか。<br />
言いたくはないが。トイレに行くのにも、ロザリンドを起こさねばならない。苦痛だ。<br />
私の名声が、あっという間に台無しになるとは。ロザリンドを、侮っていたのか。しかし親心めいた気持ちで、成長を喜びたい一面もある。<br />
死なずに生きねば。ロザリンドに、蹂躙されるだろう人々が、正直気の毒だ。私は生贄の子羊なのか。だが、それも良いだろう。共依存で罪悪感から、目を背けるのも悪くない。<br />
皆から「のじゃババ様」などと呼ばれる、初恋の人を思う。あのお方の、名前をいつも聞きそびれている。私が何かしでかす度に、折檻と説教をくれていたあの人も、こんな気苦労をどこかでしていたのかもしれない。<br />
まあいい。結論を言おう。ロザリンドはドジっ子で、ウザ可愛い。</p>
<p>[No.46318] 2014/10/09(Thu) 19:00:17<br />
狩人の射る的は、白か黒か／キャラ三人／一人称／約4000字 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</p>
<p>「おい、カミーユ。大丈夫かい？　僕とカミーユだけで、抑えきれるかな？」<br />
研究所の近辺にある、大平原を高い丘から見下ろす。幾多の魔物が、水平線から迫ってくる。本来『無垢の聖女』が、動いていてもおかしくない。それ位の脅威だ。純研究派の僕とカミーユの二人だけで、討伐を企んでいるのには、色々と理由がある。<br />
兵は詭道なり。何も、真っ向から立ち向かう必要はない。敵の弱点だけ、ピンポイントで突けばいい。<br />
僕は狩人として日頃磨いた、弓術の冴えを見せる事ができるのか。非情に徹する事が、本当に出来るのか。<br />
竹製の複合弓、和弓をそっと見る。背中の矢筒には、矢が一杯詰まっているはずだ。<br />
「犬彦こそ、大丈夫か？　関係ない君が、死ぬ気で戦う必要がどこにある？　オレに付き合わなくても、いいんだぜ犬彦」<br />
一顧だにしない美少女、カミーユの麗しい姿を見る。褐色の肌と、肩ほどまでの短髪が艶めかしい。切れ長の釣り目は、鋭い刃のようだ。同い年で、十六になる。<br />
長身痩躯で、魔術の制御に優れている。防御系の魔術が大の得意だ。<br />
凛々しい佇まいは、高貴なる父親に似ていた。<br />
「何の為の相棒だよ。少なからず、カミーユに好意を抱いているから、僕は行動を共にしてきたつもりだ。気持ちが叶うかどうかは、別だけどね」<br />
チラリと見るが、意にも介さない。カミーユには野暮天、という言葉が似つかわしい。身分違いの恋は叶わないのか。<br />
それよりも、本当に何も関係ない人間まで、巻き込んでしまうシャリエ辺境伯の気持ちが分からない。一族の者の、尻ぬぐいを研究所の人員にさせようというのには、閉口した。<br />
まず、代償派の古参であるゲルトさんによる、調査を強要されてしまった。確かにあの人がうってつけで、最適であったのは事実だが。もし「知り過ぎたるミーミル」の調査範囲内を超えていたら、為す術がなかった。<br />
何と研究所内にある、辺境伯の私邸にて強力な力を持つ宝剣を、盗まれたのだという。魔物を従わせる力のある、厳重に保管されていたはずの品を、不注意で奪われるとは。<br />
調べてみれば、地下牢に囚われたカミーユの異母姉、代償派のアリサの仕業だという。<br />
戦乱にて名を馳せた、あの英雄シャリエ辺境伯にも、弱みはあったのか。全てを魅了してしまう代わり、良心を同時に失ってしまう娘、アリサを溺愛して育ててしまった。危険視される彼女の、誰よりも強力な庇護者であろうとした、その親心が悲劇を生んだ。<br />
カミーユの従者だった僕にとっても、他人事ではない。奴隷の子と、虐げられるカミーユへの偏愛が、僕を救ってくれた。あの美しくて優しい悪魔へ、跪くのを拒ませたのだ。思えば主筋であるシャリエ辺境伯と僕は、本来は絶対に相容れない、敵同士のはずだった。<br />
愛娘であるはずの、アリサの実力を、辺境伯は見極めていなかったのか。食堂派の落ちこぼれ、ルーアンが爆発事故を起こしたお陰で、辺境伯の差し向けた追手が命からがら逃げのびたのが、勿怪の幸いだ。<br />
居合わせた優等生のカインが、咄嗟に機転を利かせなかったら、追手の兵の命は無かっただろう。あの二人にも、感謝せねば。<br />
あの『自分専属天才料理人』という異名を持つ、パッフェ・ランタンには感謝してもいいのだろうか。アリサに自作の料理を勧めて、しばらく行動を鈍化させる、功績があったとかないとか。僕から言わせれば、お目付け役のクロという人に、勲章を授けるべきだ。<br />
同じ東洋人の研究員である、片桐広人さんには、根回しを頼んでおいた。研究所の危機に『求愛の管理官』を動員するのは、まあ自然な事だ。だが同時に『求愛の管理官』の消耗を不安視し心配する、誠実な研究員が存在するのも事実だ。<br />
攻撃魔法の使い手十数名を、後ろに配置してくれている。素直にありがたい。<br />
首領格のアリサさえ倒せば、魔物達は撃退できる。シャリエ辺境伯に計画の承諾を得る事が、やっとできたばかりだ。これでアリサを、妄執から解放できる。<br />
アリサは父の威光を笠に着て、あの『無垢の聖女』に求愛し、研究員を困らせてきた問題人物だ。『無垢の聖女』を力で跪かせる為、今回の反乱を企てた、というのがもっぱらの見解だという。アリサは本当に馬鹿だけど、本当に可哀想な悪魔だ。<br />
シャリエ家の手で、仕留めるのならば家名に泥を塗るような事には、なるまい。一縷の望みをかけて、僕達は狙撃の計画を練ってきた。<br />
「オレはあえて姉様を討つ、覚悟を決めたけど。兄弟姉妹の絆って、本来は重いものだよな。犬彦のお兄ちゃんは、元気なのか？」<br />
ためらいがちに、カミーユが尋ねてくる。僕は、言葉に詰まりながらも返事した。<br />
「ああ、いかれた兄貴か。虎彦兄ちゃんなら、呑気なもんだよ。尊敬するかの『石の魔法使い』に問い合わせた手紙の返事がやっと来て、興奮して一日中仕事が手につかなかった、とか何とか。そりゃあ、許嫁同然のホアさんも怒るだろうに」<br />
「あの『石の魔法使い』は『さすらいの魔女』を動かせるはずだぞ。派閥にも政治にも無頓着だけどな」<br />
もう実力者に全部任せればいいんじゃないかな。お互い、思いはすれども言い出せない。無責任ではあるが、僕とカミーユにこの任務は重く大役なのも、事実なのだ。<br />
「あと兄ちゃんの話では『無垢の聖女』が、ジェシクに似た生首と鬼ごっこしていた、とか。本当ならばジェシクは生きているのかな。リナっていう子が、探してるって噂なんだけどね」<br />
「まあそこは『無垢の聖女』だから大丈夫だ。どうせ『おとうさま』が何とかしてくれるだろう。口封じして隠蔽するにせよ、元に戻すにせよ、な」<br />
黙考している間も、雑談している間も、僕達は血眼になってくまなく周囲を見回していた。アリサさえ見つけられれば、後は僕の弓の腕を生かすだけだ。しかし、アリサも一筋縄ではいくまい。<br />
アリサの視覚を通じて、僕達に狙いをつけ魔物に攻撃させる事が、可能になる。いわばアリサは、魔物達の目にして心臓なのだ。カミーユとは真逆で、攻撃に特化し秀で防御の魔術を使えないからこそ、のこのこ自分の体を晒すとは思えない。<br />
狩人として最適の、視力を強化する魔術で、大平原を隅から隅まで探す。だがいない。<br />
魔物はもう、弓が届く距離に来ている。カミーユは印を組み、呪文を唱える。<br />
敵の飛龍が炎を吹きはじめた。アリサが、僕達を見つめている、という事だろう。でなければめくら撃ちだが、攻撃の精度は高い。カミーユの結界で減殺したのに、周囲への着弾で大地が揺れる。紅蓮の炎が巻き起こり、草木が燃え始める。<br />
決心したように、カミーユが口を開ける。観念した様子だ。<br />
「すまん犬彦。姉様はあそこにいるよ。でもオレは本当に姉様を」<br />
カミーユが褐色の体をどけ、アリサを指さす。ずっと、僕の目から隠していたのか。<br />
白いドレスを着た美少女を、遠目に見る。長髪と雪のように真っ白な肌以外は、カミーユによく似ている。僕は強化した視力で、アリサを捉えて睨む。黄金の宝剣を掲げて、魔術を組成しているようだ。<br />
「カミーユはアリサを愛していた。それは、僕がよく知っているよ。あそこだね」<br />
カミーユが何も言わず、首肯する。弓を引き絞り仰角をつける。ちょうど、この強弓の有効射程ぎりぎりだ。高い視力で補佐されているとはいえ、僕の腕で当たるのか。僕は、アリサを射抜けるのか。<br />
逡巡を見破ったのか、アリサの放った雷撃が、カミーユを襲う。結界によって弱められ、そらされなければ、御陀仏だった。迷う暇はない。<br />
体を集中させて、射程と射撃精度を高める、強化系の魔術を使う。今だ。弓弦から手を放す。弦を弾く音が、鼓膜を叩く。飛来する矢は、天に曲線を描いて落ちていく。<br />
当たれ。その一念が届いたのか。遠方のアリサの胸に、矢が刺さる。<br />
しかし、アリサは倒れない。オーガ達がその美貌を、隠しきってしまう。<br />
万事休す。絶対絶命だ。<br />
そう思った時、轟音が響いた。後方部隊の判断で、攻撃魔法の一斉掃射が始まった。アリサを見つけ、再び狙おうとするが、宝剣はその手を離れていた。攻撃魔法の余波を受けて、吹っ飛ばされたらしい。<br />
魔物達が動きを止め、各々の住処へと帰ろうとしている。<br />
「オレが、止めを刺してきます。皆さん、待機して狙いをつけておいてください」<br />
気丈にも、カミーユは一人で前へ出る。慌てて僕も従う。<br />
一体何歩歩いただろうか。気づけば、血まみれのアリサの美しい姿が、間近にあった。岩にもたれかかり、草の上に座っている。<br />
無邪気な笑顔を見て、心が疼く。僕もやはり、この人を心からは憎めなかった。本当に可哀想な人だった。シャリエ辺境伯が、遠征に加わらず、ずっとあの屋敷にいてくれたのなら。きっと、こうはならなかったのに。<br />
泣きべそをかきながら、僕は膝をつき、短刀を抜いた。<br />
「貴きお方、アリサ様。この犬彦めが、そのお命を頂戴します」<br />
「ええ。いいわ。でも約束して。私を忘れないで。愛の口づけが欲しいわ」<br />
ごくりと唾をのみ、アリサを見た。柔和な笑みで、手招きする。僕はどうすべきか迷いながら、引きつけられるように近づいた。<br />
そこへ、カミーユが体当たりしてくる。アリサへの嫉妬か。父の愛を奪う、アリサの死を望んでいたのか。<br />
そんな妄念は、カミーユの顔を見て消える。女の顔をした佳人がそこにいた。最愛の姉の前に立ちはだかり、一歩も通すまいとする。<br />
「姉様に触れるな。この下郎が。この犬が。お前なんぞに、オレが心奪われなければ。姉様は、姉様はずっとオレを見ていてくれた。ずっとずっと、愛してくれたはずだ。誰が姉様を、血で汚れた父上などに渡すか。姉様はオレのものだ。絶対に、絶対に殺させない」<br />
カミーユは瀕死の姉に抱き着き、美しい唇に口づけた。そして、くずおれる。アリサの呪殺だと、気付いた時には全て遅かった。<br />
カミーユは、ごめんな犬彦、と愛しげに呟いた。最上の笑顔を残して。</p>
<p>[No.46320] 2014/10/09(Thu) 19:14:16<br />
Re: ★お知らせスペース (No.46231への返信 / 2階層) &#8211; 雷</p>
<p>こんにちは、雷です。<br />
作品への感想をいただき、ありがとうございます。</p>
<p>&gt; 投稿してくださった方、もう少し詳しい感想など必要でしたらお気軽にレスしていただければと思います。<br />
せっかくですので、お言葉に甘えて、詳しい感想をいただきたいと思います。<br />
今後の作品づくりの参考にもしたいので。</p>
<p>よろしくお願いいたします。</p>
<p>[No.46330] 2014/10/09(Thu) 20:44:41<br />
Re: ★コメントです (No.46313への返信 / 7階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; ただ自分としては聖女とエロネタを別々のテーマとは考えてなかったので（子ども同然の聖女がエロネタを振ってくる、という突飛さを物語の起点にしたつもりなので）<br />
&gt; ジジさんの意見も完全には理解できないところがあります<br />
整理してみます。</p>
<p>結論：オチが弱い<br />
↓<br />
原因：せっかくのネタが生かせていない<br />
↓<br />
理由<br />
１．ストーリーの中で聖女を出さなければならない必然性が感じられない（使うならディアーヌのポジションに入れて、アイニッキと直接対決させるほうが自然）。（ネタ）フリ役がディアーヌか聖女かはっきりしないので、オチ役のアイニッキが今ひとつ生きていない。<br />
２．登場人数が字数に比べて多い（キャラが多くてストーリーのあちらこちらで空気になっているキャラがいる／説明が多くなっている分、ネタに費やせる文量が少なくなっている／ネタがとっちらかってしまっている）。</p>
<p>これ以上は説明でなく、説得になってしまいますので、このくらいでご勘弁ください。</p>
<p>[No.46336] 2014/10/09(Thu) 22:32:36<br />
★コメントです (No.46141への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>プラスでもマイナスでも、カギになるのは「のじゃババ」です。</p>
<p>まずは丹というアイテムが万能すぎます。<br />
これが万能なせいで、ネタが平坦（ベタ）になってしまっており、「のじゃババ」というせっかくの名前オチなキャラが平凡な人になってしまっています。一例を挙げるなら、ロリババアという個性は年齢を変えてしまうと根こそぎ損なわれてしまうということですね。<br />
丹で変化というネタを使うとすれば「顔はそのままで体だけ変化」などにするほうがまだよいかと思われます。</p>
<p>加えて、のじゃババが物語の都合に合わせて作者の思惑どおりに動く進行キャラになってしまっているので、ここはできるかぎり大きく読者を裏切ってほしいところですね。<br />
「トランキライザー丹を上下派の若造に食わせて黙らせる」と見せかけて「自分で飲んで自分が黙る」、「管理官に飲ませて苦言を呈せなくさせる」など、そっちかよ！　と読者に思わせられる感じにしたほうがよいかなと。そこに落語の「まんじゅう怖い」ばりの脱力感のあるオチ（もちろん、アッパー系のオチでもまったく問題ありません）がからませられるとさらにいいですね。</p>
<p>なんにせよ、「のじゃババ」という名前オチの人はもっと使い倒せるかと思われますので、性格設定をもっとヒステリックにして、突飛なことをさせるほうがよいですね。あとは相方をすげ替えて、ババのせいで苦労させたり、ババを増長させたりのバリエーションをつけるとおもしろさがいや増すものと思います。</p>
<p>[No.46337] 2014/10/09(Thu) 22:34:10<br />
Re: ★コメントです (No.46296への返信 / 4階層) &#8211; あまくさ</p>
<p>ジジ様。くわしいコメントを頂き、参考になりました。有難うございます。</p>
<p>カテエラについては、抜本解決は一朝一夕にはできませんので時間をかけて考えて行きたいと思います。</p>
<p>＞もう少し細かく言えば、</p>
<p>あ、それが伺いたいところでした！</p>
<p>＞人格が抑えられている――ラノベキャラの基本である、感情や行動の「むき出し感」が感じられないということになります。</p>
<p>ああ、なるほどなるほど。「キャラの感情が薄い」という指摘は、他の方からも時々頂くことがあります。書き手的にはジェシクにせよ聖女にせよ、かなりクセのある感情を抱かせているつもりなのですが、それをもっと誇張して分かりやすく表現しなければならないということでしょうか？　あるいはそれだけではなく「感情をむき出しにするキャラ」そのものがラノベの読者層には好まれるという意味合いも含まれるのでしょうか？</p>
<p>＞「雰囲気に流される」構成は、ラノベでは武器になり得ません。</p>
<p>つまり、キャラがどう感じ何がやりたいのかが読者に伝わるように描けておらず、雰囲気で表現しようとしている。そういうことでしょうか？<br />
言い訳ではないのですが、理解を深めるためにご質問します。<br />
雰囲気ですませたのは、一つには枚数制限、もう一つは長い物語のワンシーンということだったので、一応の着地はさせるものの全てを説明しきらなくてもよいのではないか？　と思ったということはあります。長編ならば作品全体で伝えることを目指しますから。<br />
で、もう少し尺をとってこのシーンのみで説明しきるとしたら、私のベーシックな手法としては雰囲気はこのまま、アリのモチーフやリナとの過去のエピソードなどを、聖女との会話の中で明確につなげることを目指します。イメージや暗喩だけであっても、丁寧に繋げてポイントでさらっと短い説明を補足的に挿入する感じです。<br />
それで分かりやすくすることは可能だと思うのですが、そういうことではなく情緒過多なトーンそのものがラノベでは向かないということなのでしょうか？</p>
<p>もう一本については、書いてみたいと思いますが、これからしばらくあまり時間がとれないので未定です。</p>
<p>話は変わりますが、ジジ様の『求愛の管理官』の小話について、一つだけ気になったことがあるのでコメントさせて頂いてよろしいでしょうか？<br />
お話そのものは面白く、管理官の上司の無理難題に振り回される中間管理職みたいなショボクレ感がよかったのですが。<br />
さっと拝読して、内容が頭に入りにくかったです。<br />
視点が定まっていなかったせいかと。地の文の中に管理官の内心の独白が時々入ってくるのですが、基本的に神視点なので「誰が話しているんだ？」という戸惑いがありました。<br />
緩やかな三人称一視点という手法もあり、三人称なら神視点と一視点をチャンポンにしたような書き方もありだと思いますが、その場合は冒頭の２～３行で「緩やかな視点人物」――この場合は管理官にフォーカスしておくと、読者は誰にひっついて物語に入って行けばよいか分かるので、読みやすくなるのではないかと思いました。実例では冒頭でむしろ局長の方が強く印象づけられてしまうので、読者が足場を見つけるのに時間がかかってしまいます。</p>
<p>[No.46343] 2014/10/09(Thu) 22:58:38<br />
Re: ★コメントです (No.46337への返信 / 4階層) &#8211; たなか</p>
<p>評価の方、ありがとうございます。</p>
<p>&gt; プラスでもマイナスでも、カギになるのは「のじゃババ」です。<br />
&gt; まずは丹というアイテムが万能すぎます。<br />
&gt; これが万能なせいで、ネタが平坦（ベタ）になってしまっており、「のじゃババ」というせっかくの名前オチなキャラが平凡な人になってしまっています。一例を挙げるなら、ロリババアという個性は年齢を変えてしまうと根こそぎ損なわれてしまうということですね。<br />
&gt; 丹で変化というネタを使うとすれば「顔はそのままで体だけ変化」などにするほうがまだよいかと思われます。</p>
<p>せっかくのロリババアですからね……そこをもっと強調する方が、キャラが活かせそうです。アドバイスありがとうございます。</p>
<p>&gt;<br />
&gt; 加えて、のじゃババが物語の都合に合わせて作者の思惑どおりに動く進行キャラになってしまっているので、ここはできるかぎり大きく読者を裏切ってほしいところですね。<br />
&gt; 「トランキライザー丹を上下派の若造に食わせて黙らせる」と見せかけて「自分で飲んで自分が黙る」、「管理官に飲ませて苦言を呈せなくさせる」など、そっちかよ！　と読者に思わせられる感じにしたほうがよいかなと。そこに落語の「まんじゅう怖い」ばりの脱力感のあるオチ（もちろん、アッパー系のオチでもまったく問題ありません）がからませられるとさらにいいですね。</p>
<p>申し訳ありません。この文章見て笑ってしまいました。<br />
そういうオチに持っていけたらとても面白いですね。キャラクターが弱かったです……もっとロリババア全開にすると、面白くなりそうと思いました。</p>
<p>&gt; なんにせよ、「のじゃババ」という名前オチの人はもっと使い倒せるかと思われますので、性格設定をもっとヒステリックにして、突飛なことをさせるほうがよいですね。あとは相方をすげ替えて、ババのせいで苦労させたり、ババを増長させたりのバリエーションをつけるとおもしろさがいや増すものと思います。</p>
<p>分かりやすいアドバイス、ありがとうございます。ロリババアをもっと使い倒していきたいと思いました。アドバイスを踏まえてあと一作書く予定なので、そのときはまたよろしくお願いします。</p>
<p>さて、これは別件なのですが。<br />
『無垢の聖女』ネタ、読ませていただきました。<br />
とても面白かったです。少ない文量なのに、うるっときました。<br />
お忙しい中、ありがとうございました。</p>
<p>[No.46345] 2014/10/09(Thu) 23:24:11<br />
Re: 職人は破壊する :食堂派の落ちこぼれpart2/キャラ二人/三人称/約2450文字 (No.46292への返信 / 6階層) &#8211; ねね</p>
<p>わ。すみません。<br />
ルールがきちんとわかっていませんでした・・・。</p>
<p>いろいろ書きなおしたり継ぎ足したりしてオチまでつくってみましたが、4000文字におさめるのが難しい設定だったので、これはあきらめます。</p>
<p>別のネタを思いついたので、間に合えば、また懲りずに投稿させていただきますね。</p>
<p>[No.46349] 2014/10/10(Fri) 00:50:36<br />
愛の行方 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; たなか</p>
<p>―――――本文開始―――――</p>
<p>ここは魔法研究所。<br />
魔法の研究に励む、少し頭のおかしい人間たちが、毎日のように騒ぎを起こす場所。<br />
そんな場所にある、ごくごく普通の家屋に、アンという妙齢の女性が居た。<br />
「……今日も、あの人は力を使ったようね」<br />
窓際にて、青い空に浮かぶ爆発の煙を眺めながら、ぽつりと呟く。煙は毎日のように起こる騒動の証だと、理解しての言葉だった。<br />
一見すると独り言を呟いているようにしか見えないが、実はそうでもない。<br />
一人きりと思われた家屋に、アン以外の声が響き渡る。<br />
「そのようですね。ベレルの力が使われております」<br />
揺れ椅子に腰をかけるアンの膝にある、赤ちゃんほどの人形。これが、アンの声に反応した存在だった。<br />
ゴシックロリータに身を包む、金髪ツインテールの可愛らしいその人形の名前は、ベレルという。<br />
そして、<br />
「では、アーサー様が力を使った代償に、貴方様の愛を頂きます。よろしいですね？」<br />
彼女は、『代償と引き換えに力を分け与える』という、邪神でもあった。<br />
ベレルは自らの力が行使されたことを知覚して、その代償である愛をアンから貰おうとしているのである。<br />
これは仕方のないことだった。アーサーが魔法を使うためには、この邪神に代償を捧げなければならない。<br />
「ええ、どうぞ」<br />
アンは事情を理解しているせいか、さほどの抵抗もなくベレルの提案を受け入れた。<br />
もっと抵抗しないのですか……と、ベレルは少しだけ後ろめたさがあるようだが、<br />
「良いのですか？　あなたは夫であるアーサー様に愛を感じなくなるのですよ？」<br />
一方で、アンの方はやっぱり冷たい態度のままだった。<br />
「それくらい些細なことよ。さあ、どうぞ遠慮なく」<br />
「は、はい。では、お言葉に甘えて……」<br />
申し訳なく思いながらも、ベレルは遠慮がちにアンから代償を受け取る。<br />
「……今日の夕ご飯、作るの面倒くさくなってきちゃった」<br />
アンは気だるそうにため息を吐きながら、愛を失っていくのだった。<br />
「た、ただいま！　アン、私は今日も頑張ったよ！　君の夫として立派に生きてるぞ！」<br />
日も暮れて、騒がしい魔法研究所に、一瞬の平穏が訪れる。その時になってようやく、アンの夫であるアーサーが帰って来た。<br />
息を切らしながら頑張ったアピールをするアーサーを、アンは半眼で睨む。<br />
「お帰りなさい……えっと、ムーネーさん？」<br />
「ムーネー!?　私はアーサーだよ、アーサー！　君の夫じゃないかっ」<br />
「別にいいじゃない。どっちでも」<br />
「あ、あんまりだ……」<br />
氷のように冷たい視線に耐えきれなくなったのか、ムーネー……じゃなかった。アーサーは肩を落として、意気消沈してしまった。<br />
そんな二人を眺めながら、アンの膝上に座るツインテ人形が、小さく一言。<br />
「そろそろ離婚なのでしょうか？　……わ、私のせいですか？」<br />
あまりよろしくない二人の仲に、ツインテ人形ことベレルは、申し訳なさそうにしていた。<br />
そんなベレルに、アーサーは髪の毛の薄くなった頭をかきながら、苦笑を浮かべる。<br />
「深く考えなくても良いです。私もアンも、了承の上であなたと契約したのですから。お気になさらず」<br />
「そう、ですか」<br />
しゅんと俯くベレル。アンは優しく頭を撫でてあげる。<br />
「そうよ。私たちはあなたを利用して、あなたも私たちを利用する。それでいいじゃない」<br />
「……ごめんなさい」<br />
アンの励ましにも、ベレルはやはり申し訳なさそうだった。<br />
邪神ベレル。絶大な力を持つ彼女だが、その正体はただの人形である。<br />
彼女は純研究派が外の世界で見つけてきた、古代の遺産だった。一応、力を与える存在ということで神に位置づけられているベレルだが、彼女は生物じゃない。人形なのだ。<br />
そんなベレルは、愛を求めている。冷たい体に感情の炎を灯すために、愛を欲している。<br />
だからこそ、彼女はアンから愛を吸収しているのだ。その愛のおかげで、当初は感情のないただの人形だったというのに、今ではこうして落ち込んだ様子を見せるようにもなっている。直に、ベレルには『心』が生まれるだろう。アンの愛が、ベレルを人間により近付けるのだ。<br />
まあ、対照的にアンの感情がなくなっているように見えなくもないが、これもまた理解してのこと。<br />
仕方ないと、アーサーは苦笑することしかできなかった。<br />
「さーて、そろそろ夕ご飯の時間かな？　アン、私はお腹がぺこぺこなんだ」<br />
空気を変えるために大きな声でそんなことを言ってみれば、アンも便乗するように明るい声を発してくれる。<br />
「そうね。ご飯にしましょうか。今日はベレルの大好物、カレーライスよ」<br />
「……甘口？」<br />
「もちろんよ。いっぱい食べてね？」<br />
「……んっ」<br />
大好物で少し気が紛れたのか、ベレルは少しくねくねしている。それを見て二人は胸をなで下ろしていた。<br />
さて、夕ご飯の時間である。<br />
「ベレル、美味しい？」<br />
「うん、最高です！　アン様の料理が、ベレルはとても大好きですっ」<br />
「そう、嬉しいわ。わたしもベレルの幸せそうな顔が見られて満足よ」<br />
山盛りのカレーライスを美味しそうに頬張るベレルと、それを愛おしそうに眺めるアン。<br />
そして、蚊帳の外であるハゲ……じゃなかった。アーサーさん。<br />
彼は夕食として用意された食べ物を凝視しながら、冷や汗をかいていた。<br />
なぜなら、<br />
「あ、アン……どうして私の皿にはジャガイモしかないのかな？」<br />
そう。土のこびりついたじゃがいもが皿に乗っていたので、アーサーは動揺していたのだ。<br />
何かの間違いであってくれ……と祈るようにアンを伺うアーサーだが、対するアンは視線をやることなく冷笑を浮かべる。<br />
「それは紛れも無きじゃがいもよ。さっき収穫した自慢の一品なの」<br />
「で、できれば料理を……」<br />
「うるさいわね。丸かじりしなさい」<br />
「……これはあんまりだ!！」<br />
あまりに淡々とした態度に、流石のアーサーでも耐えきれなくなったようだ。<br />
「か、覚悟はしていた……いつかこんな日が来るって、予想していないわけではなかった！　だが、これは酷い……あんまりだ。せめて火を通してくれっ」<br />
ぎゃーぎゃー喚きだすアーサー。<br />
「ひぅっ」<br />
すると、ベレルがびっくりしたように身を小さくしてしまう。突然の大声に驚いていたのだ。<br />
それを見て、アンはピクリと片眉をあげる。<br />
「うるさいわよ、ハゲ」<br />
氷のような鋭さと冷たさを含む言葉に、アーサーは気圧されてしまった。<br />
「あ、アン……」<br />
哀愁を漂わせる夫をあしらったアンは、大声にびくびくするベレルを安心させるようにあやしている。アーサーに構う気配はまったくみせない。<br />
「もう、ここまで来ちゃったのか……」<br />
アーサーは寂しそうに独り言を呟いていた。やけくそになって、思いっきりジャガイモを丸かじりする。<br />
その瞬間だった。</p>
<p>爆音が、鳴り響く。</p>
<p>「これは……またか」<br />
研究所では日常的に耳にする爆音。また誰かが暴走したのかと、アーサーは辟易する。<br />
が、悲しいかな。中間管理職である彼は、現場に向かわないわけにはいかなかった。<br />
「アン、行ってくるよ……『求愛の管理者』としての職務、果たしてくる」<br />
すぐに出かける準備をして、表情を引き締めるアーサー。<br />
そんな彼に、アンは早く行けと言わんばかりに手をしっしと振るのだった。<br />
「ぅっ……い、行ってきます！」<br />
今度力を使ったら、愛がなくなるのではないだろうか……？　不安を抱えながらも、扉を飛び出していくアーサー。<br />
そんな彼の心境を、抜け落ちていく髪の毛が教えてくれた。<br />
「……良いのですか？　このままだと、今日でアン様の愛はなくなりますよ？」<br />
走り去ったアーサーの背中を眺めながら、ベレルがそんなことを呟く。その声は、少しだけ震えていた。<br />
恐らく、すぐにでも。アンのアーサーに対する愛はなくなってしまう。<br />
代わりに自分はより人に近い存在になるが、感情を持つようになったベレルは、罪を感じずにいられなかったのだ。<br />
一方で、アンはやはり平然としている。<br />
「別にいいわよ。愛がなくなるくらい、些細なことだもの」<br />
当たり前のように、のほほんとしていた。<br />
「アン様が冷たくなったのは、ベレルのせいですか……？」<br />
ベレルは泣きそうになっていた。声を震わせて、瞳を潤ませている。冷たい態度のアンに、心が痛くなったのだ。<br />
が、しかし……<br />
「大丈夫よ。どうせ私は、あの人のことを好きになる。何度だって、愛してしまうもの」<br />
泣くことは無かった。<br />
なぜなら、アンの浮かべた表情が、優しい微笑みだったから。<br />
「愛なんて、いくらなくなってもいいのよ。どうせすぐに生まれるものだから」<br />
ぎゅっとベレルを抱きしめながら、アンは思いを紡ぐ。<br />
「それに、わたしは冷たくなった覚えはないわよ？　最初からこんな感じだもの……ドＳだから、あの人のおろおろする顔を見るのが好きなだけ」<br />
微笑みと同時に生まれる言葉は、優しさに溢れていた。<br />
「……それなら良かった、です」<br />
その温もりに包まれながら、ベレルもまた小さく笑う。アンの優しい愛情が、心地よかった。<br />
人形である自分だけど、こうしていつまで一緒に居られたら……なんて、考えたそのとき。<br />
アンは、小さな声でこんなことを言った。<br />
「わたし、ずっと子供がほしかったのよ」<br />
突然の言葉にベレルは首をかしげるが、アンは構わずに言葉を続ける。<br />
「ずっと、この時を待っていた……私の愛が結晶となる、この瞬間を。ずっと、待ってた」<br />
刹那、アーサーが力を行使したのか、アンの愛がベレルに流れ込んできた。<br />
それが、最後の愛。<br />
「――ぁ」<br />
アンのアーサーに対する愛が、ベレルの内側で結晶となる。<br />
『心』が、ベレルに生まれたのだ。<br />
ただの人形にすぎなかったベレルは、このとき……『人間』となる。<br />
アンが愛を失ったその日には、<br />
「神様に感謝するわ……私とアーサーに出会ってくれて、ありがとう。あなたは今日から、私たちの子供よ」<br />
新たな愛が、生まれたのだった。</p>
<p>―――――本文終了―――――</p>
<p>二回目の投稿、失礼いたします。<br />
ジジさんにアドバイスを頂いた点を意識してみたのですが……どうでしょう。なかなか難しいです。</p>
<p>キャラクターをもっと強く！　ということで、アンをより冷酷に、アーサーをより可哀想に、ベレルをより幼女っぽくしてみたつもりです。</p>
<p>悪い点などあったら、指摘してくださるとうれしいです。<br />
よろしくお願いします。</p>
<p>[No.46352] 2014/10/10(Fri) 03:31:45<br />
Re: ★コメントです (No.46343への返信 / 5階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; 書き手的にはジェシクにせよ聖女にせよ、かなりクセのある感情を抱かせているつもりなのですが、それをもっと誇張して分かりやすく表現しなければならないということでしょうか？　あるいはそれだけではなく「感情をむき出しにするキャラ」そのものがラノベの読者層には好まれるという意味合いも含まれるのでしょうか？<br />
そうですね。キャラたちの、特にセリフがおとなしいんですよ。みんな大人な感じで。ラノベキャラは基本的に、直情的な思考のほうがよいと思います。<br />
ただ、全員そうである必要はもちろんありませんので、個性に合わせてということになりますが。</p>
<p>&gt; そういうことではなく情緒過多なトーンそのものがラノベでは向かないということなのでしょうか？<br />
これは対象読者層の年代や性別が関わってくるのですが、若年層向けの場合、雰囲気を出すにしても、それをなるべくはっきりとした言語化をしたほうがよいです。<br />
雰囲気を正しく受信するためには、それを察したり想像したりできるだけの「感性的な経験値」が必要になるからです。ニュアンスで関係を構築する経験を積んだ成人女性なら問題ないのですが、男子や男性、女子では、なかなか難しいものがあります。<br />
このあたり、あさのあつこ氏の『バッテリー』などが参考になるかなと思います。</p>
<p>&gt; 話は変わりますが、ジジ様の『求愛の管理官』の小話について、一つだけ気になったことがあるのでコメントさせて頂いてよろしいでしょうか？<br />
さっき見返したら、なんだかひどいですね。とてもプロの原稿とは思えません。<br />
あそこまでひどくなった理由はいくつかあるのですが、大きな理由は「一人称（ただし管理官のモノローグのみで構成）」をムリヤリ「三人称（両者セリフあり）」へ変更したのと、着手から脱稿まで15分、文字数をとにかく減量という縛りにこだわりすぎたことですね。<br />
最後のやりとりの部分も研究所の事情が入っていないせいでよくわからないことになっていますし、とりあえず回収して、時間があれば書きなおします。</p>
<p>[No.46353] 2014/10/10(Fri) 04:23:32</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ラノベ研シェアワールド企画３</title>
		<link>https://www.raitonoveru.jp/cms2/2015/04/23/848/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[うっぴー]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Apr 2015 05:19:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[シェアワールド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://chu-rakenn.ssl-lolipop.jp/web/cms2/?p=848</guid>

					<description><![CDATA[目次  暴食の代償（食堂派）/約3400字 (No.46134への返信 ) &#8211; 太目魔導士Re: 暴食の代償（食堂派）/約3400字 (No.46184への返信 /) &#8211; ジジホアは虎彦を寝取りた [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-20" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-20">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0"> 暴食の代償（食堂派）/約3400字 (No.46134への返信 ) &#8211; 太目魔導士</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">Re: 暴食の代償（食堂派）/約3400字 (No.46184への返信 /) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46134への返信 ) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">Re: ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46193への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">『瓦礫の隣で』 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; わをん</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46201への返信 ) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">Re: ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46199への返信) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">『腐女と喪女と僕』 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; 東湖</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">Re: 『腐女と喪女と僕』 (No.46205への返信 ) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">Re: 『腐女と喪女と僕』 (No.46205への返信 ) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">Re: ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46204への返信 ) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">Re: 『腐女と喪女と僕』 (No.46205への返信) &#8211; あまくさ</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46201への返信) &#8211; たなか</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">食堂派の落ちこぼれ/キャラ二人/三人称/約1300文字 (No.46134への返信） &#8211; ねね</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">Re: 食堂派の落ちこぼれ/キャラ二人/三人称/約1300文字 (No.46222への返信) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">●（更新３）お知らせスペース (No.46133への返信 ) &#8211; ジジ</a></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">Re: ★お知らせスペース &#8211; あまくさ</a></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46220への返信 / 4階層) &#8211; わをん</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46203への返信 / 4階層) &#8211; わをん</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">職人は破壊する :食堂派の落ちこぼれpart2/キャラ二人/三人称/約2450文字 (No.46230への返信 ) &#8211; ねね</a></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">★コメントです (No.46148への返信 ) &#8211; ジジ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1"> 暴食の代償（食堂派）/約3400字 (No.46134への返信 ) &#8211; 太目魔導士</span></h2>
<p>やってみました。設定や意図を勘違いしているところもあると思います。面白くない、下手な点ともども、厳しくご指摘してくださるとうれしいです。</p>
<p>●タイトル【暴食の代償】<br />
――――――以下、本文――――――――<br />
食堂の第八（だいエイト）司祭、あだ名はシェフマンの朝は早い。三十過ぎで既にでっぷり太った彼は、いつもは早朝ランニングをしている。痩せたいらしいが、なぜダイエット丹を使わないのか。ともかく、週に一度だけその時刻に狩りをする。それを知った反跳（リバウンド）の餓狼、通称カロリーヌは、狩り用の装備をしたのシェフマンを確認すると、後をつけ始めた。森へ行くはずだ。それを知っているカロリーヌは、動きやすいトレーニングウエア、ランニングシューズをあらかじめ身に着けている。丸メガネを右手でつっと上げ直し、シェフマンをしっかり見据える。<br />
狙いは彼が作る最強のダイエット丹、スリム・ド・丹だ。一日一錠でみるみる痩せる。しかし製法は彼しか知らず、値段は法外に高い。それでも、飛ぶように売れ続けていて、今や予約待ち三か月だ。カロリーヌはまだ十代の学生、買うお金がない。小遣いを貯めても、手間賃仕事をしても、とても足りない。<br />
だから、製法を盗んでやる。自分で作ってやる。特許じゃないんだから、真似して作っても誰も咎めないはず、と思う。買えるダイエット丹ではロクなものがなかった。体重が減っても体型が変わらない。しかも、すぐに元の体重に戻ってしまう。よく調べたら利尿剤だったなんてこともある。どうしても、シェフマン秘伝のスリム・ド・丹でなければ。そう思い込んでいる。</p>
<p>シェフマンが森に入った。さらに奥へと進んで行く。カロリーヌは物陰から物陰へ移動しつつ、音を消しつつ着実に追尾する。ついに森の奥の少し開けた場所に出た。カロリーヌはやぶの中にしゃがんで様子をうかがう。シェフマンは左右に両手を広げて、やや上を仰ぎ見る。そのまま動かなくなった。<br />
カロリーヌがじっと見つめていると、シェフマンの周囲を拳ほどの大きさの黒っぽいものが飛び交い始めた。だんだん数が増えてくる。黒っぽいものが無数に増えてシェフマンを隠したかと思うと、一斉に彼の頭上に集まった。ふわりと彼へと舞い降りそうになった黒い塊だが、突如としてカロリーヌめがけて突進して来た。</p>
<p>怖さでパニックを起こして動けなくなったカロリーヌ。黒い塊がぶつかり、思わず「きゃっ」悲鳴をあげた。しかし塊は、カロリーヌに吸い込まれるようにして消えて行く。何だったの、と思ったら、途端に冷や汗が出てきた。体の力が抜ける。視界が暗くなってくる。しゃがんでいられず、ばたりと倒れた。</p>
<p>そこへ悲鳴に気づいたシェフマンが駆けつけた。何が起きたか分かっているようだった。でっぷりしたお腹に乗ったウエストポーチに手を差し入れると、円盤状のものを取り出し、天に掲げて叫んだ。<br />
「ハラーイ・パイ！」<br />
それをカロリーヌの目の前に差し出して言った。<br />
「これを食え！　死にたくなかったら食え！」<br />
その迫力に負けて食べそうになったカロリーヌだが、気になって聞いた。<br />
「今、ファンファーレみたいなのが鳴った気がしたけど、あれは何？」<br />
「えーっと、いや気にするな、僕の趣味だ！」<br />
と言ったシェフマンは丸いパイを彼女の口に突っ込んだ。やむを得ず飲み込むと、ふっと楽になった。立ち上がって聞いてみた。<br />
「今の黒っぽいのって何？　何が起こったの？　今、何飲ませたの？　死にそうな気がしたんだけど！」<br />
シェフマンはためらっていたが、渋々答えた。<br />
「えー、あれは、僕のダイエット丹、スリム・ド・丹の原料だよ」<br />
「あれが？　見たことないんだけど？　あれって何？」<br />
「あー、そのだね、霊みたいなもんで、つまり正確には残留思念だな、腹減ったっていう気持ちの名残り、ここら辺の動物の」<br />
「何それ？」<br />
カロリーヌはさっぱり分からないという顔をする。シェフマンはしばらく考えてから答えた。<br />
「んーと、食ったもんの吸収を妨げるって丹があるだろ。使ったことあるんじゃないの？」<br />
「ある、酷い目に遭った」<br />
「そうだね、トイレがちょっとね。で、さっきの黒いのに襲われたとき、力が抜けたりしなかったか？」<br />
「した。なんで分かるの？」<br />
「そういうもんだから、あれは。えっとね、あれは飢えたっていう残留思念だから、カロリー奪うんだよ、糖質とか脂肪とか。それも消化吸収済みの分をね。食いもんに憑りついても、あれは内臓ないからね、駄目なんだ」<br />
「どういうこと？」<br />
やはり説明が分からない。シェフマンは仕方なく単純平易に言ってみた。<br />
「つまりね、カロリー奪われるんだよ、あれに憑りつかれると。で、あの黒っぽいのは、宿主、あー、憑りついた相手のカロリー消費したら消える、じゃない、浄化される。痩せさせてくれるんだが、そのままじゃさっきみたいになる。だから……」<br />
「分かんない……」<br />
また駄目出しだ。シェフマンは戸惑った。困った顔になったシェフマンは言った。<br />
「だからね、あれを炒ったひまわりの種に仕込む。それを食べると痩せるんだよ！　で、まだ黒っぽいのが憑りついているのが分かるだろ、それはね……」<br />
「分かった！」<br />
そう叫んだカロリーヌは自宅に向かって猛然と駆け出した。シェフマンはあっけにとられて後姿を見るばかりだった。</p>
<p>食堂の第八司祭、あだ名はシェフマンの朝は早い。いつものランニングを始めようとすると、目の前に若い女が飛び出してきて叫んだ。<br />
「ちっとも痩せないじゃない！」<br />
カロリーヌだった。面食らったシェフマンが尋ねようとした。<br />
「あー、一か月ほど前の、あれから……」<br />
カロリーヌはそれを遮り、この一か月のことをまくし立てた。黒っぽい飢えた残留思念とかいうのをヒマワリの種に憑りつかせてスリム・ド・丹を大量に作ってみたこと、聞きこんだ用法、用量で毎日服用したこと、しかし痩せないこと、むしろお腹が空いて空いてのべつ幕なしに食べてしまったこと、それでもっとぽっちゃりむっちりしてきたこと。<br />
「痩せないじゃない！　言った通りにしたのに！」<br />
シェフマンはそっけない顔で喋りはじめた。<br />
「僕が毎日走るのは、これ以上太らないためなんだけど……」<br />
「そんなことはどうでもいいのよ、言われた通りに作ったのに何で……」<br />
「食堂派にはさ、アスリート多いだろ。一流選手もいるし。あいつら、毎日猛練習してるだろ、それはさ……」<br />
「そんな話はしてないってば！」<br />
「何でそんなに毎日猛特訓なのかと言うと、そうしないと太って来るからなんだよね、僕もだけど。それはね……」<br />
「だーかーらー、なんであたしは痩せないのっ！」<br />
「利かないからんだよ、スリム・ド・丹だけじゃなく、どんなダイエット丹でも」<br />
「……えっ！？」<br />
「あのときさ、ほら森ん中で倒れてて、食わせたものがあっただろ」<br />
「えーっと、なんか丸いもので、はら何とかだった？」<br />
「ハラーイ・パイ。あれはアンチ・ダイエット丹だよ。一種の呪い。フォアグラ作るときの副産物だけど。要するにスリム・ド・丹とは逆の残留思念使ってるんだ。」<br />
「それでどうなるの？」<br />
「あらゆるダイエット丹が無効な体質になる。それと、すぐに腹が減るようになる」<br />
カロリーヌは薄々、いやはっきり分かった。あれからちっとも痩せない、むしろ食い意地が張って体重は増える一方だ。そのせいだったのか。頭の中が何かがブチンと切れた。<br />
「冗談じゃないわよ！　あれからすこーし……すっごい太っちゃったの、あれのせい？　あんたのせい？」<br />
「いやー、だってほら、あのままじゃ死んじゃうとこだったから」<br />
「いつ切れんのよ、その効果、いや、すぐ消してよ！　解呪しなさいよ！　できるんでしょ！？」<br />
「いや大丈夫、放っておいて心配ない。十年で効果はなくなるし、太り過ぎの害を受けない体質になってる、高血圧とか動脈硬化とかいろいろ」<br />
「太り過ぎそのものが害じゃない！」<br />
「だからさ、食堂派にはアスリート多いって言っただろ。痩せ薬とかに日常的に接してるからね。痩せ過ぎの害を受けないよう体質改善してるんだ。なので放っとくと太るんで、運動するんだ、凄くハードに。だってダイエット丹利かないから。で、いいつの間にか競技選手レベルになっちゃってる。いいだろ、これって？」<br />
いったん言葉を切ったシェフマン。カロリーヌは押し黙っているが、目が潤み始めている。彼は大きな腹をパンッと叩くとニコッと笑い、上機嫌で言った。<br />
「一緒に走るか？　気持ちいいぞ、朝ランは」<br />
（終）</p>
<p>[No.46184] 2014/10/06(Mon) 12:57:57</p>
<h2><span id="toc2">Re: 暴食の代償（食堂派）/約3400字 (No.46184への返信 /) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>おつかれさまです。<br />
ネタがよく効いて、最後までそのネタで引っ張れているのが印象的な一作でした。<br />
設定に関しては「こんな感じ」というだけなので、いくらでもいかようにでも、自由に加工してください。</p>
<p>「スリム・ド・丹」は妙にいいですね。これだけで２分くらい笑ってしまいました……。<br />
それにしてもネタが細かいですねー。カロリーカット系のサプリはお腹ゆるくなるとか、普通に暮らしている人はあまり知らないと思います。</p>
<blockquote><p>&gt; 　面白くない、下手な点ともども、厳しくご指摘してくださるとうれしいです。</p></blockquote>
<p>意見と言うほどのものではないのですが、せっかくのアスリートネタなので筋肉と脂肪の関係や、カロリーを抑えることで体が低燃費化してしまう対策の解放日、ドーピングなどをぶっ込むとさらにダイエット丹のネタが際立つのではないかと思います。</p>
<p>あと、丹がちょっと万能すぎるので、制約があるとよいですね。得られる利益より代償が大きい（差し引きで損をする）ようにするほうがわかりやすくおもしろいかと。</p>
<p>知識は武器ですので、これを機にダイエット系のコメディを考えてみてはいかがでしょう？</p>
<p>[No.46185] 2014/10/06(Mon) 15:33:00</p>
<h2><span id="toc3">ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46134への返信 ) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</span></h2>
<p>狭く小さな部屋は薄暗い。俺こと虎彦は机の上の、最後の書類に目を通していく。やはり、安全性は高いと言っていいだろう。構成した魔術を、出来る限り詳しくまとめた文書の破棄を、取りやめる事にする。<br />
「ファム。ファム。可愛いよファム。うむ。発音は正確だ。ど、どもるはずなどないな。大丈夫だ大丈夫」<br />
何度も頷き、お茶を飲む。ファムが売ってくれる、果汁を混ぜた砂糖水の方が美味しい。でもファムは、大人っぽい男が好きらしい。十八だが、お菓子の好きな俺では駄目か。小部屋は散らかっており、全体的に小汚い。研究所から貸与された、最低クラスの部屋だ。<br />
まあ、仕方あるまい。まだ俺の研究は認められていないのだ。個人的な、試みの範囲に留まっている。また純研究派の研究員に、雑用を回してもらって、賃金で費用を稼がねば。<br />
金属の圧縮と低いテンションだけが、俺の売りだ。<br />
高貴なる上下派の嗜みとして、お茶で薬を飲み下す。鎮静剤の効果がある、薬草を粉末状に煎じた逸品だ。落ち着いた気分になると、すぐ安眠できる。副作用は怖いのだが。<br />
「うーむ。明日は何を着るか。お洒落は興味がないが。少し衛生的にせねばな。モヒカンをやめて短髪にしたら、ファムも前より優しくしてくれるようになったし。外見も重要だ。部屋も掃除しておかねば、また怒られる。まあ、それもご褒美かもしれないが」<br />
俺は書類を放り投げ、机と椅子から離れる。寝台に寝ころび枕を頭にして、予備の枕を胸に抱く。今はもう、朝の六時のはず。明日の正午に、ファムと会う予定だ。もう一晩あるから今日は、じっくり寝ておこう。<br />
仕事を口実に、ファムを呼び出す。研究成果の報告を行い、また取り引きして食事を取る。明日こそご機嫌を取って、頭を撫でてもらおう。立場が逆でもいい。<br />
ファムは動物が好きなはずだ。ならば、珍獣でも構うまい。俺は少し、狸に似ているらしい。では、愛着をもってもらえるかもしれない。今度こそ、忠誠の誓いを認めてもらわねば。<br />
妄想しながら、俺は眠りに入る。すぐに安らかな気分になって、薄闇で微睡んだ。</p>
<p>「ファム。天使のようだ。ファム」<br />
俺はいつの間にか、厚い生地越しにファムの薄い胸に顔を埋めていた。喘ぐ声に、応えながら俺は頬を擦り付ける。<br />
まだまだ感触が硬いのは、ご愛嬌だ。だいぶ健康にはなってきたのだが。<br />
「ふふ。ファム可愛いよファム。ふてぶてしい猫の中に、２０％しか美少女成分を入れていないような、マニアックな美貌がたまらない。大好きだ。ワンオブゼムのキープでも、ただ働きのブレーントラストでも構わない。百年後に、同じ墓穴に入ろう」<br />
「虎彦さん。そこは壁です。胸の肉付きが薄いという、皮肉でしょうか。それと、まだお墓に入るようなお年でもありませんよ。普通ならば、ね。正直重すぎて印象は最悪ですよ」<br />
目を開ける。近くには、にやにやした顔の美少女が立っていた。慌てて起き、身づくろいをする。食堂派のファム。研究者にして、吝嗇家で名の知れた商人である。死の商人とのパイプもあるが、本人は行商を名乗っている。まあ、確かに商売の規模は小さいのだが。<br />
小柄な体は、肉付きが良く適度にむっちりしている。絵画で見た、ホビットという小人の美少女にそっくりだ。大きな瞳に柔らかい頬は童顔そのもので、大きな口と薄い桃色の唇はよく動く。能弁で表情多彩で、訥弁で無表情な俺とは正反対だ。<br />
少し柔らかそうだが薄い胸を見て、心が疼く。子供みたいに、甘えたい。幼稚な願望を必死で否定した。絶対に、そうすればファムは俺を嫌う。何故か、そうなる気がする。<br />
「あーあ。またドジりましたね。所内での手紙のやり取りは、迅速なんです。手紙は昨日の深夜に届いて、昨日の深夜に開けました。従って、昨日から見た明日の十二時、つまり今現在訪問する事にしました」<br />
悪戯っぽい表情で、うふふと笑う。あの『無垢の聖女』のように、愛らしい。尊敬する『求愛の管理官』のように、ストイックで純粋でひたむきな、愛を貫き通したいのに。<br />
「す、すすすすまん。ね、ねね寝間着のままですまん」<br />
「馬鹿ですか。着替え忘れてます。白衣のまま寝ないでください。お洗濯、大変なんですから」<br />
また借金か。家事の委託料の設定は良心的なのに、払えない自分が恨めしい。<br />
いつの間にか、ファムが勝手に報告書を見ている。机の上に、置きっぱなしではあった。寝台に座る俺のすぐ横に、とすんと座った。<br />
「まず最初の案ですが、全然駄目です。確かに、理論上は可能かもしれませんが。まず精鋭揃いの弓騎兵に、あなたが設計した鎧を、試験的に着用してもらう事ができません。無料でプレゼントしようとしても、断るでしょう。前提がそもそも間違いです」<br />
「うむ……頑張ったんだが」<br />
ファムの手をさり気なく取ろうとして、つねられる。手を引っ込めると、嘆息された。<br />
「まあ、悪くありませんよ。試作品とセットで、権利ごと二束三文で買い取ってくれる所は、どこにでもありますから。第二案ですが、やはり魔法戦士も精鋭です。コネの問題で実現できません」<br />
横目で、半眼で睨まれる。怖気づいて、俺もつい地が出そうになる。<br />
「うん。な、何かごめんね。でも、成功作のはずなんだ」<br />
「それにしても、小型の鎧が多いですね。とりあえず、私の寸法に合わせて作るのは相変わらずですか。自分の寸法なら、計りやすいし現実的でしょう。無駄な手順が多いのが、マイナスですよ」<br />
「うん。何ていうか、その。パフォーマンスも大事かなって。女性の方が見栄えするから」<br />
「気晴らしに試着して見せてもいいですが、報酬は少し差し引きますよ。第三案と第四案は、検討しますが駄目でしょう。まあ諦めてください。後でお駄賃あげますから」<br />
言いながら、報告書を懐に入れる。手弁当として、干し肉を出してくれた。分け合って二人でかじり、食事を済ませる。カップに水を汲み、二人で回し飲みした。少し気まずい雰囲気の中、会話を再開する。<br />
「はあ。冶金学を修めた錬金術師、というと格好いいのですが。実態は木偶の坊ですか。もう少し、市場の動向を考えましょう」<br />
「何が売れるかな」<br />
「そうですね。歩兵用の長槍の穂先なら、伝手があります。長槍を量産化して軍に納入する際に、錬金術師が入り用になるわけですね。後は矢尻も数がいりますし。虎彦さんでも可能なレベルのお仕事だと思われます」<br />
もたれかかるファムに、心をときめかせる。色仕掛けだと、分かっているのに。<br />
「で、でも。魔術師として宮廷のお抱えの学者になる夢を捨てないと、駄目じゃないかな」<br />
「阿呆ですか。どこの地方貴族も、あなたなんて要りませんよ。宮廷は、望みすぎでは。街のギルドなら、一人の技術者として、雇ってくれなくもないでしょう。売り手市場の恩恵を、今なら受けられますから。戦争様様ですね」<br />
ファムが俺を、試すように見てくる。何かを探っている様子だ。悪巧みをしているのではないのか。<br />
「でもさ。ここを離れると。ファムとも会えないし」<br />
「はあ。テンションが上がってきたようなので、ロハで戻して差し上げましょう。私はホアです。ファムさんは、とっくに死んでます。御墓はこの施設の内部に、確かにあるから会いに行けなくなりますね。まあいいじゃないですか。墓参の祭日に、帰ってこられれば」<br />
嘲笑を聞いて、眩暈がする。手が伸びて、腰を触ってくる。ファムはそんなはしたない事はしなかった。<br />
「……いや。君はファムだ。俺は、そう思って生きている。俺は、真善美を究める為に生きている。だから、俺の心を救ってくれたファムの、ファムの幻影の助けがまだ必要だ。確かに俺は、ファムに嫌われたままだったかもしれないが。でも、心の自由は」<br />
「まあ、いいんですよ。確かに、似た人はいますからね。あんまり似てませんけどね。自分に優しくしてくれる、若い女の子には、甘いんですね。ファムさんはむしろ逆にスパルタだったはずなんですけどねえ。あなたの、戦争に対する考えに、馴染めなかったとか」<br />
責めるようになだめるように、脅すように誘うかのように、ファムが鼻で笑う。俺が太ももに手を置いたが、ぴくりとも動かない。肩をすくめただけだ。<br />
「気が変わったよ、ファム。錬金術こそが、世界を変える。あの日の言葉に嘘はない。革命を起こすのは、いつも技術の発達だ。戦争はいつか終わる。絶対にいつかは根絶できるんだ。君の胸の病気も、きっとよくなる。君の恋人も、戦地から絶対に帰ってくるはずだ」<br />
あの日を思う。恋人が戦死したと聞き、ファムが自ら胸を突いた短剣は、俺のお手製だった。日用品のつもりで、作ったのに。もう体は、確かにボロボロだったけれど。<br />
せき込むと、ファムが心配そうに見上げてくる。急に体調が崩れる。頭痛がしてきた。<br />
「どうでもいいですよ。それより『サキュバスの愛撫』って薬、買いません？　上下派の皆さんが、随分ご執心の様子です。良い夢が、見られますから。あなたは可哀想です。でもいいじゃないですか。私は可哀想なあなたの、寂しそうな瞳が、誰よりも好きですから」<br />
嗜虐的な表情で、懐から商品を出す。また安い睡眠薬で、鼻薬を嗅がせる気か。<br />
「いい加減、認めてくれませんかね。あなたは、ファムさんに褒めて欲しかっただけの子供なんです。赤ちゃんなんですよ、あなたは。その後に、自分に優しくしてくれる友達が出来たから、ファムと名付けて可愛がった。それだけの、事なんですよ」<br />
差し出された薬を、ひったくるようにして受け取り、机にあったお茶で流し込んだ。ベッドに倒れて体を丸めた俺の頭を、ファムが撫でてくれたのは、やはり妄想なのか。<br />
気のせいでないのなら。ファムが寝入る俺の頬に、キスしてくれた気がする。すぐに体を包む柔らかい温もりで、満たされる。やはりファムは天使だ。それとも、夢なのか。では神に願おう。<br />
夢ならば、どうか覚めないで。</p>
<p>[No.46193] 2014/10/07(Tue) 01:05:29</p>
<h2><span id="toc4">Re: ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46193への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>マイナス方向へ振って来ましたか！<br />
ストーリー中に漂う薄暗い匂い、楽しませていただきました。<br />
この風情を映したノワールものやディストピアものもおもしろそうですね。本来の小説カラーも、どちらかと言えばマイナス方面に振る感じでしょうか？</p>
<p>[No.46199] 2014/10/07(Tue) 09:34:20</p>
<h2><span id="toc5">『瓦礫の隣で』 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; わをん</span></h2>
<p>研究所の一区画、居住区の端の端に位置するこの場所には、今大量の瓦礫の山が出来ていた。<br />
ゲルトはその残骸の前に立ち、手鏡をじっと見つめる。かと思うと今度は瓦礫の山に目を向け、見比べるように交互に顔を動かす。<br />
「どうじゃ、何か分かったか？」<br />
ゲルトの隣にいた少女が声をかける。<br />
「何分、どこもかしこも同じような光景ですからな……いや、もしかしたらそこの窓枠が落ちているあたりやもしれません。のじゃババ様なら潜れますか」<br />
「うむ、やってみよう」<br />
のじゃババ様と呼ばれた少女はそう答えると、ひょいとばかりに足を踏み入れて瓦礫の隙間へ身をくぐった。<br />
傍から見れば危険なことこの上ない。子供にやらせることではないと言う者もいるだろう、ただそういう意味では、彼女は子どもではないのだからまったく問題はないのだが。<br />
「あったー！　あったぞ！」<br />
やがて少女が消えたあたりから、歓喜の叫びが聞こえる。ずるずるとお尻から這い出して来た彼女の手には、薬箱らしき物が抱えられている。<br />
本来、この場所には彼女の住まいがあった。しかし先日ある事件が起き、このような悲惨な姿へと変わってしまったのだ。<br />
「探し物は見つかりましたか」<br />
「うむ！　ちゃんと無事じゃった！　いやーすまんな手伝ってもらって、お主の魔法は失せ物探しにはちょうどよいわい」<br />
「はは、こちらこそお役に立ててなりよりです」<br />
とはいえ、ゲルトも依頼してきたのが彼女でなかったなら多少渋っただろう。探し物ぐらい自分で何とかしろ、と。しかし流石の彼も彼女に対してそのようなことは言わない。<br />
のじゃババ様。たくさんと魔法使いが出はいりするこの研究所とはいえ、彼女のことを知らない者はいないだろう。ゲルト等など比べ物にならないほど遥か昔からここの研究に携わってきた、紛うことなき食堂派の重鎮である。<br />
「しかしババ様、それは何なのです？　私用の丹であればいつも肌身離さず持っていらしたでしょう」<br />
「これは個人的に研究していた試作段階の丹じゃよ。こういうのは新しいものを作ってる時が一番楽しいからのう。……えーっと、例えばこれなんか面白いぞ」<br />
言いながら、彼女は薬箱の中から一種類のケースを取り出す。<br />
「それは？」<br />
「メロメロ丹じゃ、いわゆる惚れ薬じゃな」<br />
そんなものを楽しげに作っていたのか、とゲルトとしては若干呆れてしまった。しかし彼女にとってはどこ吹く風なのだろう。<br />
どこか含みのある笑みを浮かべて言った。<br />
「欲しいか？　今回のお礼にやってもよいぞ」<br />
「先ほど試作段階と言ったのはあなたではないですか、お断りします」<br />
「試作段階でなければよいのか？」<br />
「重箱の隅を突くようなまねはご勘弁ください」<br />
一切照れのない声でぴしゃりと言われてしまい、彼女はつまらなそうにため息を吐く。<br />
「仕方ないのう、折角効果を確かめたかったのに」<br />
「……というか、そういう物なら『求愛の管理者』殿に差し上げればいいでしょう。彼のほうが適任ですよ」<br />
「そんなことしたらわし、邪神に対してケンカ売ってるようなもんじゃろ。流石に御免じゃよ」<br />
手をひらひらを動かしてそう答える。<br />
それは神たる「ベレルの舌」には絶対にかなわないという自認であり、同時に契約程度ならどうにかなるだろうという自信の表れでもあった。<br />
「まあ惚れ薬は冗談としても、管理者殿には何か幸あってほしいですな。今回の騒ぎではのじゃババ様の次に被害を被ったともいえますし」<br />
「うむ、それもこれも、みんなあの上下派のせいじゃ！」<br />
握り拳を作り、彼女にしては珍しく怒りの籠った声で言う。<br />
「あいつのせいで家はめちゃぐちゃ、わしは知人に寝床を借りねばならなくなってしもうた。まったく散々じゃ」<br />
「心中お察しします。しかしその若者もちゃんと謝りに来たのでしょう？」<br />
「そりゃ謝りには来るじゃろ、当然じゃ。ただし一回だけだったがの！　あと謝罪と家一軒では釣り合わん！」<br />
それはまあ、確かにそうだろう。<br />
「まったくもう！　ホントにあの連中はなっとらん！　わしはもともと上下派というやつらはいけ好かないと思ってたのじゃ。だいたい精神なんていう不安定なもので魔法が使えてたまるか。論理はどうした、理屈はどうした！」<br />
「ははは、あやつらには無用のものなのでしょうな」<br />
「笑っとる場合か！　最近の者には純研究は頭でっかちそうだから、食堂派は女々しい気がするから、などどいう理由で上下派に入る輩も多いと聞く。そんな奴らもそんな奴らだが、才ある者がそのように道を誤るのは黙ってみておれん。なんとかせねばなるまいて」<br />
実際、上下派は破天荒ではあれど人気があった。派閥の全体数としてはやはり純研究派が一番ということになるが、上下派はここ何年かの内に急速に数を増やしている。若い魔法使いには彼らの自由さが好ましく映るらしい。<br />
「そうですな……では我々も対抗して髪型を変えますか？」<br />
「モヒカン刈り！？　いやいやそれは対抗というか同調ではなかろうか」<br />
「冗談はともかくとして、まああまり気になさらないでいいかと」<br />
ゲルトがそういうと、彼女は露骨に不満げな顔をした。<br />
「なんじゃお主、上下派の肩を持つのか」<br />
「あまり派閥で一括りにするのはよくないですぞ」<br />
「わしに説教など十年早いわ。派閥の傾向なんぞ、あの若造一人の被害で十分思い知ったというもの」<br />
「……その若造ですが、今何をしていると思いますか？」<br />
唐突な言葉に、彼女はきょとんとした。<br />
ゲルトは片側にかけられた眼帯を指でとんとんと指し示す。<br />
「先ほどからこの『ミーミルの眼』を通し、件の上下派を探しておりました。ついさっきようやく見つけたところです」<br />
『知り過ぎたるミーミル』は自動的に情報収集する精霊だ。過去視（クリスタロマンシー）であれば媒体も必要だが、その時起こっていることならば回線をつなぐだけで知ることができた。<br />
「……で？　なんだとというのじゃ」<br />
「彼はどうやら、純研究派の区画にいるようですな。そこで技術関係者を中心に人を集め協力を募っているようです」<br />
「技術関係者？　協力とは……もしやこれのことか？」<br />
彼女は、自分たちの隣にうずたかく積まれた瓦礫の山をふり仰ぐ。もともと彼女の住まいは大きく、この瓦礫の規模をかなりのものになる。<br />
「何とかして建て直そうと考えているようですな。本来なら彼自身が行うのが筋でしょうが、一人では難しいことに加え、彼らの魔法は細かい作業には不向きですから。修復や清掃の専門家を探しておるのです」<br />
一度しか頭を下げに来ていないというのは、それはつまり今の今まで人集めに尽力していたということ。<br />
足を使い、金をはたいて、自分になりに誠意を尽くそうとしてきた。<br />
己の失敗を「上下派だから」などど言われないように。自らの落ち度を上下派の落ち度と思われぬように。<br />
「……ふん、だからなんだというのじゃ。がんばってるのだから許してやれ、とでも？」<br />
「許すなどとんでもない。彼が来たら泣くまで怒鳴りつけて、散々に説教をくれてやるのがいいでしょう。しかし十分に反省したようならば、最後に一言「これからは気を付けるように」とでも言ってやって頂ければ幸いです」<br />
「……」<br />
「ここから先は私の想像となってしまうのですか……のじゃババ様ほどの魔法使いであれば、すぐにこの家を直すことも可能なのでは？」<br />
実際、彼女は自分の家が壊されたその時もあまり慌ててはいなかったと聞く。また、魔法使いの住居であるこの場所に何らかの魔法が仕込まれていたとしても不思議ではなかった。<br />
「だったらなんだというのじゃ」<br />
「あえてそのまま残しておくのは、もう一度あの者が謝りに来るのを待ってるからではないか、と」<br />
もしも彼が自分の行いを後悔していて、何かしらの謝罪の形を持ってこようという気持ちがあったなら、先に家の直してしまうのは好ましくない。<br />
加害者当人にとっては立つ瀬がない。それになにより反省の機会をなくしてしまうということだ。<br />
「自分の苦手な上下派であろうと、若者が成長する機会を奪ってはならないとお考えなのでは。いやいや、先ほども言いましたがこれは完全に私の想像ですが」<br />
「ええい、わしにそういう『いつも怒ってて怖いけど根は優しくて子ども好きのばあさん』みたいなキャラを押し付けるな！　ただ単に直すのが面倒だっただけじゃ」<br />
「ははは、これは失礼を」<br />
怒られてもさして堪えた風のないゲルトを、彼女は忌々しそうににらみつける。<br />
ゲルトとしては子どもの頃に散々同じようなことをされたので、ある意味意趣返しのつもりだった。<br />
「……大体、お主もわしと同じじゃっただろ。以前までは上下派にあまりいい印象を持っていなかったはずではないか？」<br />
「今だって積極的に関わりたいとは思ってません。ただ彼らにはよいところと悪いところがある、そう考えるようになっただけです」<br />
それが変わったというのならば、まあその通りなのだろう。<br />
ゲルトは軽く目をつむり、瞼の裏の闇を見つめる。ぼんやりと浮かび上がってくるのは、数か月前に知り合った知人と、その弟子であるディアーヌの姿だった。<br />
その破天荒さに時に振り回されるも、時に救われる。それは今までにはない、心地よい関係だった。<br />
「まああれですな、手のかかる相手ほど良い……そういうこともありますから」<br />
苦笑交じりに言うゲルトに、彼女は大げなな身振りとともにやれやれとつぶやいた。<br />
「お主のほうが、わしよりよっぽどジジイじゃな」</p>
<p>【終】</p>
<p>たなかさんの作品からのじゃババ様をお借りしました。<br />
大変魅力的なキャラクターで、この作品も勢いのままに書き連ねることができました。<br />
ありがとうございます。</p>
<p>二作目になりますが、字数に制限があるというのはなかなか難しいですね。<br />
前作も大幅に削り、今作もシーン一つボツにすることにしました。<br />
大変ですが、色々と勉強させていただいてます。</p>
<p>[No.46201] 2014/10/07(Tue) 12:49:16</p>
<h2><span id="toc6">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46201への返信 ) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>おつかれさまです。<br />
昔話的な展開で、ほっこり読み進めることができました。<br />
私は少女マンガでも悪い人がいないタイプのものが好きなので<br />
（ちなみに週刊・別冊マーガレット（集英社）派閥です）、いい人たちのいい話が大好物です。</p>
<blockquote><p>&gt; たなかさんの作品からのじゃババ様をお借りしました。<br />
&gt; 大変魅力的なキャラクターで、この作品も勢いのままに書き連ねることができました。</p></blockquote>
<p>こういうコラボこそシェアの醍醐味ですよね。<br />
時間がもう少しとれれば、私もちゃんと書きたいのですが……<br />
なんとか言い出した者として、聖女の小ネタだけでも投下したいと思っています。</p>
<p>[No.46203] 2014/10/07(Tue) 20:32:24</p>
<h2><span id="toc7">Re: ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46199への返信) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</span></h2>
<blockquote><p>&gt;この風情を映したノワールものやディストピアものもおもしろそうですね。本来の小説カラーも、どちらかと言えばマイナス方面に振る感じでしょうか？</p></blockquote>
<p>そうですね。作品のカラーは、多少の誤差はあってもこんな感じになります。<br />
ノワール物とは、いいですね。ダークなヒロインを、好きなだけ書けそうです。何故かまだ未鑑賞なのですが、映画「レオン」のような話を、是非書きたいと思っています。<br />
あの「キノの旅」に出てくるような、退廃的なディストピアが書けたら、満足感が得られそうです。作品の舞台は暗黒街とか、いいかもしれませんね。新しい選択肢が広がります。</p>
<p>ジジさんの作品や、参加した皆さんの小説に触発されて、つい私も掲示板のお祭りに混ざりたくなってしまいました。面白い企画、ありがとうございました！</p>
<p>[No.46204] 2014/10/07(Tue) 20:37:12</p>
<h2><span id="toc8">『腐女と喪女と僕』 (No.46134への返信 / 2階層) &#8211; 東湖</span></h2>
<p>「腐女と喪女と僕」</p>
<p>「あんたたちに集まってもらったのは、他でもないわ」<br />
大きなおっぱいを抱えるように腕を組んで、食堂派の派閥長『冥府の料理人』ことノエルが口を開いた。<br />
食堂派の研究成果である《豊胸丹》、《ダイエット丹》、《アンチエイジング丹》、ひいては女性ホルモンを操作する《エストロゲン丹》まで自在に操るノエルの美貌に、今日も死角はなさそうだ。<br />
「いよいよもってして、ハゲ、いえ『求愛の管理官』さまへの『奥様の愛』が冷める一方です」<br />
ノエルは、石造りの薄暗い会議室をコツコツと歩きまわりながら言った。<br />
「知ってのとおり、管理官さまが見捨てられると我ら魔法研究所は大スポンサーを失うことになり、解散を余儀なくされるでしょう。それは私が、いえ、世界中の女性が、魔法による美貌ドーピングを受けられなくなることを意味します。そこで、三派合同による一大プロジェクト、『愛を取り戻せ』ミッションを執行いたします！」<br />
淡々とエゴ丸出し発言をしながら、ノエルは室内を一望した。<br />
室内には純研究派の僕と、上下派の暗黒喪女こと『超重力のリナ』の三人しかいない。<br />
こういうのを、面倒事を押し付けられたって言うんだろうな……<br />
先日、純研究派で集会があって、ノエルから招集がかかっていることを教えられたのだった。<br />
僕は黙って、ことの成り行きを見守ることにした。<br />
「いいわよ、別に美貌なんて……。解散すりゃいいのよ。ってか、そもそも人類なんて滅べばいいのよ。人間がみんな死ねば、この世の悲しみも苦しみも全部なくなるんだからさ。けっ、ぺっ」<br />
心の底から面倒くさそうにリナはつぶやいた。<br />
机に突っ伏し、ソバージュになった癖っ毛はまるでクラゲを被っているようにさえ見える。<br />
入所当初は、同郷の幼馴染を探しているとか言ってリア充ぶっていたが、この広大な研究所で人ひとり探し出すのは不可能だったようだ。<br />
「いいの？　リナ。そんなこと言って。知ってんのよ。あんたんとこの重鎮『ましら元帥』に、言うこと《聞かないと》お見合いさせるぞって言われて、それが嫌でここに来たそうね！　ふはは！　無様ねっ。『無様のリナ』に改名したら？」<br />
「あんたね。あんたこそ、『さすらいの魔女』ミラに純研究派にまで資金が回るようにしろって言われたそうじゃん。なんでかなー？　なんで、食堂派の派閥長さまが無派閥の魔女の言うことなんか聞くのかなぁ～？　あっ、そっかぁ～、薄い本は研究所にはないもんねぇ～」<br />
ミラは純研究派に彼氏がいて、キャラバンで《外》に行くことの多い魔女だった。リナも、この手のゴシップは好きなのだろう。<br />
「あんた、ホント嫌味な小娘ね。そんなだからモテないのよっ」<br />
「えーえ～、モテなくて結構でございます。『冥腐の料理人』さま☆　料理人なのに腐ってるって。超うけるぅ～」<br />
じゃれ始めた二人を横目に僕はげんなりしてきた。<br />
普通な人間が集まって普通に魔法の研究をしている、純研究派の普通な僕がどうしてここに呼ばれたのか、それがそもそも分からない。<br />
ともかく、とっとと終わらせて帰って研究がしたい。<br />
古魔法文書研究――<br />
それは漢のロマンであり、悠久な時の流れに埋もれし偉大な過去の英知を――<br />
トリップしかけた思考を引き戻し、今現在研究中の古文書『ファイラスの死亡名簿』を取り出した。<br />
これは、純研究派の同僚であるアイニッキが故郷より発掘して持ち寄ったもので、紆余曲折あって借り受けたのだった。<br />
僕はおもむろに古文字でもって、《即死消滅：人工庭園三階会議室の花瓶》と書いた。<br />
その瞬間。<br />
じゃれあう女性二人の間にあった花瓶が粉々に砕け、消滅した。<br />
「…………」<br />
「…………」<br />
「僕、短気なんですよね。それに近頃の男性らしく、男女平等思想でして女性でも平気で攻撃できます。いつまで、だらだらするんですか？　服だけ消滅させましょうか？　帰っていいですか？」<br />
普通に思ったことを、普通に発言した。<br />
なぜか女性二人はドン引きした様子で静かになった。<br />
「そ、そうね。あんたが純研究派の『肩書きのない肩書き』、『普通にキチガイ』のロッシュであることを忘れていたわ……」<br />
ノエルは疲れたように、イスに座った。<br />
「いいえ、帰られては困るの。あんたの『ファイラスの死亡名簿』が必要なのよ。リナの超重力もね」<br />
真面目な顔になってノエルは言った。</p>
<p>「とりあえず、現状を説明するとね。食堂派の売店で販売しているショ糖に、《向精神丹》を混入してみたの」<br />
「ファ！？　あんた、さりげなく何やってくれちゃってんの！？」<br />
珍しくリナが驚いた声をあげた。<br />
「ショ糖なんて買うの上下派のテンション小僧ぐらいでしょう？　実証実験ってやつよ」<br />
「ほう、やっと面白い話になってきましたね」<br />
やはり普通に考えて、研究に人体実験はデフォだ。<br />
食堂派は穏健派と思っていたが、そうでもなさそうだ。だとすると、この食堂派閥長は研究のなんたるかが分かっていると言っていい。<br />
「でしょう？　で、今売店では板チョコを売ってるのよ」<br />
一枚の板チョコを懐から取り出して、ひらひらと振ってみせた。<br />
「ほう、板チョコというと、古代の神々の食べ物であるテオブロミン丹とフェネチルアミン丹が混入されていると噂がありますよね」<br />
テオブロミン丹は、中枢神経を刺激し興奮させるらしい。<br />
フェネチルアミン丹は脳みそを勘違いさせて恋愛モードに突入させるという。<br />
《外》の世界の教会で板チョコは、《性欲を無闇にそそる悪魔の食べ物》とされている。<br />
「まぁね。普通は、ほんのちょびっとしか入れないんだけれど、今回は特別に大幅増量してみましょう」<br />
「ちょっと、ストップ！　そんなんならあんたら食堂派でやって、成果でもなんでも独り占めすりゃいじゃん。あたらしら巻き込まないでよ。面倒くさい。けっ、ぺっ」<br />
「まぁ、話は最後まで聞きなさいってば。そんな元から入っている成分の増量程度で、邪神『ベレルの舌』の代償行為を修正できるとは思えないわ！　そこで」<br />
ノエルは１１工程にも及ぶ、食堂魔法式の文書を机の上に置いた。<br />
「こんなこともあろうかとミラに頼んで、南の砂漠でアカネ科のヨヒンベを採取してきてもらったのよ。こいつにはα２受容体遮断作用とセロトニン拮抗作用があるので、私たちの魔法で精製して《ヨヒンビン丹》を作るのっ」<br />
ノエルは血走った目と荒い息で、まくしたてた。<br />
「まったく専門バカは、これだから……。意味が分かるように言いなさいよ。けっ、ぺっ」<br />
「つまりね、《ヨヒンビン丹》は性衝動を高めるの。これをしれっと板チョコに混入させて、嫁ちゃんに食わすのよっ」<br />
「それって……」<br />
「つまり……」<br />
「ふ、ふふふ☆□▼⇒＄％＆＃……。これは金になるわっ！　ハゲ嫁で効果が立証できれば、どこに持って行っても言い値で売れる！　薄い本が厚くなろうというもの！　ふふ、うふ腐腐☆□▼⇒＄％＆＃……」<br />
「それって、漫画とゲームが、夢のように買える！？」<br />
「つまり、古魔法文書が、以下略！？」<br />
「そうよ、店ごと買い占めるわよ。無垢の聖女さまが作ってる《メロメロ丹》より、やべーの作るわよ！　あんたたちぃっ」</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>結論から言うと。<br />
精製中に爆発炎上。<br />
再度、精製に挑戦するもあれやこれやあって、研究所規範に《ヨヒンビン丹及び向精神丹取締規約》が追加された。</p>
<p>そして、ハゲがさらにハゲた。</p>
<p>そして、裏で《サキュバスの愛撫》と呼ばれる魔法丹が流れることになったが、出処はいまだ不明――</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p>こんにちは、すみません。<br />
拾いまくってブン投げました。ごめんなさい。</p>
<p>[No.46205] 2014/10/07(Tue) 20:46:30</p>
<h2><span id="toc9">Re: 『腐女と喪女と僕』 (No.46205への返信 ) &#8211; ケスウ・ユジン・ヘイテ</span></h2>
<p>ファッ！？　まさか、格好いいと思って書いた薬品名を、上手くオチに使われるとは。<br />
全編通して、腹がよじれそうな程笑いました。遠慮せずに、私も他の人の設定と絡めて楽しめばよかった、と地団太を踏まざるを得ません。<br />
何というか、全部持って行かれた感が、すごいです。そこに痺れる憧れる！</p>
<p>[No.46207] 2014/10/07(Tue) 21:47:21</p>
<h2><span id="toc10">Re: 『腐女と喪女と僕』 (No.46205への返信 ) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>おつかれさまです。</p>
<blockquote><p>&gt; こんにちは、すみません。<br />
&gt; 拾いまくってブン投げました。ごめんなさい。</p></blockquote>
<p>これは激しいシェアですね！　ノエル女史、あきらかに入る派閥まちがえてますね……。<br />
しかもなんだか魔法を超えた成分表が見えるかのような……丹って万能ですねぇ。</p>
<p>なにより、管理官、ついにハゲるという悲劇！<br />
ショ糖の売れ行きも気になりますが、実にいいショートストーリーを見せていただきました。</p>
<p>[No.46210] 2014/10/07(Tue) 22:47:52</p>
<h2><span id="toc11">Re: ホアは虎彦を寝取りたい／キャラ二人／一人称／約4000字 (No.46204への返信 ) &#8211; ジジ</span></h2>
<blockquote><p>&gt; 　そうですね。作品のカラーは、多少の誤差はあってもこんな感じになります。</p></blockquote>
<p>やはりそうでしたか。<br />
筆になじみのある雰囲気だったので、得意な方面かなと思ったのでした。</p>
<blockquote><p>&gt; 　何故かまだ未鑑賞なのですが、映画「レオン」のような話を、是非書きたいと思っています。</p></blockquote>
<p>あのころのナタリー・ポートマンは奇跡のような子役でしたね。<br />
また、ノワールものでもし未読でしたら、深見真氏の『ヤングガン・カルナバル（徳間文庫）』をぜひ。</p>
<blockquote><p>&gt; 　ジジさんの作品や、参加した皆さんの小説に触発されて、つい私も掲示板のお祭りに混ざりたくなってしまいました。面白い企画、ありがとうございました！</p></blockquote>
<p>もう１本……書いても、いいんですよ？</p>
<p>[No.46211] 2014/10/07(Tue) 22:54:05</p>
<h2><span id="toc12">Re: 『腐女と喪女と僕』 (No.46205への返信) &#8211; あまくさ</span></h2>
<p>こんばんは。</p>
<p>ミニ企画の女王がついに降臨！　面白かったです。いつもながら、こういうの巧いですね。まさかリナまで拾ってくれるとは。</p>
<p>《冥府の料理人》は、原案もこんな感じです。研究所に何か問題がおこるとしゃしゃり出て、食物でコントロールしてしまう黒幕的な美女。怖れられてもいるけど、百合っけがあるのが弱点。そんなイメージでした。</p>
<p>[No.46212] 2014/10/07(Tue) 22:54:52</p>
<h2><span id="toc13">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46201への返信) &#8211; たなか</span></h2>
<p>わをんさん、たなかです。<br />
作品、楽しく読ませていただきました。<br />
ロリババアっていいですよね……<br />
ちょっと下品な話になるのですが、エロ漫画界ではロリババアが書きにくいそうです。理由は、「～じゃ」という口調で性欲が萎えるからだそうですが、むしろそこがいいのでは？　と考える派の私としては、もっと流行って欲しいと思わなくもないです。<br />
もっと人気が出れば良いなと思う、今日この頃。</p>
<p>ともあれ、楽しませていただきました。<br />
キャラクター使ってくださってありがとうございました！</p>
<p>[No.46220] 2014/10/08(Wed) 00:35:52</p>
<h2><span id="toc14">食堂派の落ちこぼれ/キャラ二人/三人称/約1300文字 (No.46134への返信） &#8211; ねね</span></h2>
<p>どっかーんっ！<br />
物凄い音とともにモクモクと煙が立ち上る。<br />
事件現場は、北西の建物の中にある北側の片隅。そこは通称「出来損ない」と呼ばれている。その名のとおり、食堂派の落ちこぼれたちの巣窟だ。<br />
「ごふっ……けほけほっ……ふっくしゅん！」<br />
犯人は、通称「出来損ない」の住人のひとり。爆発丹のルーアンだ。<br />
「う、う、う……うわーん」<br />
泣きながら台所を飛び出したルーアンの体に、どんっと衝撃が伝う。そのままばたんと後ろに倒れこんだ。<br />
「あたしの進路を阻むなんていい度胸ね。出来損ないのくせに」<br />
同じくその場に倒れこんでしまったらしい相手にじろりと睨まれて、ルーアンは体をすくませた。<br />
それでようやく自分が、人とぶつかって倒れたのだと気づいた。<br />
「カ、カイン……ごめん」<br />
純研究派のカインは、研究所に来てたった一年の間でいくつもの呪文を開発した。<br />
生活に欠かせない呪文ばかりで、実用度が高いうえにカインの声でなくては意味をなさないおかげで、研究所に莫大な収入をもたらしている。<br />
実績が評価されたカインは、昨日14歳にしていきなり”ヒラ”から”ブチョー”に昇格したばかりだ。<br />
『出来損ない』とは雲泥の差だ。<br />
半袖の制服から伸びたカインの白く華奢な腕には確かにその証があった。”舞とぶチョウ”の印がキラキラと光っている。<br />
「綺麗だね、それ」<br />
ルーアンが素直な感想を漏らすと、カインはあからさまに侮蔑の表情を浮かべた。<br />
「脳天気もここまでくると、呆れるわ。ルーアンなんて、やっぱり出来損ないがお似合いよ！」<br />
ふんっと鼻を鳴らして、カインはくるりと体を反転させて、さっさと歩いて行ってしまった。<br />
「わかってるよ。そんなになんども言わなくたってさ」<br />
カインの姿が見えなくなったあとで、ルーアンはぽつりと力なくつぶやいた。<br />
それにしても、どうしてこんな辺鄙な場所にカインがいたのだろうか。<br />
ルーアンは、思わず首をひねる。<br />
純研究派の研究室は、この食堂派の研究室とは真反対に位置する。<br />
そもそも他派閥の人を見かけることも珍しいのに、カインとはここで偶然にしてはよく会っている気がする。<br />
もしかして、僕に逢いに来ている、とか？<br />
自分でそう思いついて、可笑しくなった。<br />
「あははははーっ、……そんなわけないよなーははっ」<br />
でも、最初からこんなに険悪だったわけではなかった。ここで最初の頃よく会っていたのは――、あれは、確かに逢いに来てくれていたのに違いない。<br />
カインとルーアンは幼なじみだ。<br />
ルーアンが魔法嫌いの親に反発して、魔法研究所に行くと伝えたとき、カインは泣きながら引き止めようとした。<br />
ルーアンは、そんなカインを置き去りにして、ひとり魔法研究所の門をくぐった。<br />
結局その後を追うように1年後に、両親を説得してカインも魔法研究所へとやってきたのだったが。<br />
その後は、カインがめきめきと頭角を表すのと対照的に、ルーアンは、毎日台所で爆破音を響かせてばかりいる。<br />
最初は、心配していたカインも、そのうち、ルーアンをバカにするようになった。<br />
カインは変わってしまった。<br />
それでも、研究所に利益をもたらすような丹をつくることができたなら、カインは、再会したときのような笑顔を見せてくれるだろうか。<br />
――取り敢えず、爆発をなんとかしないと！<br />
秘めた決意を胸に、未だモクモクと煙が立ち込める「出来損ない」へとルーアンは戻って行くのだった。</p>
<p>[No.46222] 2014/10/08(Wed) 01:39:34</p>
<h2><span id="toc15">Re: 食堂派の落ちこぼれ/キャラ二人/三人称/約1300文字 (No.46222への返信) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>おつかれさまです。</p>
<p>裏側にいろいろと語られない設定を感じるショートストーリーですね。ルーアンとカインの関係性や「出来損ない」の内部構成・事情などを、もう少し展開を見てみたいと思いました。<br />
爆発というオーソドックスな「結果」の裏には理由や事情があるものと思いますので、それも知りたいところですね。</p>
<p>[No.46230] 2014/10/08(Wed) 12:36:00</p>
<h2><span id="toc16">●（更新３）お知らせスペース (No.46133への返信 ) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>なんとか２レスしました。<br />
残りは明日の夜にがんばる予定です。</p>
<p>追：投稿してくださった方、もう少し詳しい感想など必要でしたらお気軽にレスしていただければと思います。<br />
皆様が予想外に美しい短編を書いてくださるので、せめてもの誠意としてコメントさせていただきます。</p>
<p>[No.46231] 2014/10/08(Wed) 12:52:26</p>
<h2><span id="toc17">Re: ★お知らせスペース &#8211; あまくさ</span></h2>
<p>お疲れさまです。<br />
盛り上がってきたようで何よりです。面白い作品が集まっているので、このまま集合知で世界観を広げていけたら楽しそうですが、掲示板では限界もあるかもしれませんね。</p>
<p>詳しいコメント、ぜひ頂きたいです。酷評も歓迎。私も練習のためには手段を選ばない方ですので、忌憚の無いご意見を頂けるなら望外の喜びです。</p>
<p>[No.46237] 2014/10/08(Wed) 19:20:50</p>
<h2><span id="toc18">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46220への返信 / 4階層) &#8211; わをん</span></h2>
<p>たなかさん、ありがとうございます。<br />
最近ではロリババアと呼ばれるキャラ自体あまり見なくなりましたね<br />
時流もあるんでしょうけど、寂しいものです。</p>
<p>こちらこそ、素敵なキャラクターをありがとうございました。</p>
<p>[No.46254] 2014/10/08(Wed) 23:27:45</p>
<h2><span id="toc19">Re: 『瓦礫の隣で』 (No.46203への返信 / 4階層) &#8211; わをん</span></h2>
<p>ジジさん、感想ありがとうございます<br />
自分は出版社はあまり詳しくないですが、少女漫画でも夏目友人帳や桜蘭高校ホスト部あたりは好きでした</p>
<p>シェアワールドは人のキャラクターをどのように書くか<br />
自分のキャラクターがどのように書かれるかを楽しむものだと思っています<br />
ジジさんの小ネタも楽しみにしていますね</p>
<p>ところでお知らせスペースを読みました<br />
自分も、できれば詳しい感想を聞きたいです<br />
この『瓦礫の隣で』と前の作品とで合わせて二作になりますが、どうぞよろしくおねがいします</p>
<p>[No.46255] 2014/10/08(Wed) 23:29:29</p>
<h2><span id="toc20">職人は破壊する :食堂派の落ちこぼれpart2/キャラ二人/三人称/約2450文字 (No.46230への返信 ) &#8211; ねね</span></h2>
<p>二度目の爆発のあと、ルーアンは、その日の研究をあきらめた。<br />
そろそろ夕食の準備に取り掛からなくてはならない。<br />
夕食は、食堂派の仕事だ。美味しいご飯をつくることは、丹の精製とも関わってくる。これも修行のひとつだ。<br />
ただし、ルーアンの担当は３日後の晩だ。<br />
料理はいつも煮込み。煮込みにはちょっと自信があるからだ。<br />
食堂派らしく他の料理ももちろん得意だと思っているけれど、煮込みだけは別格だと自負しているルーアンなのである。<br />
（煮込めば煮込むほど美味しくなるから、本当はもっと前からつくりたかったのにな）<br />
なぜか研究室の予約が立て続けにとれたせいで没頭してしまい準備が遅くなってしまった。――たぶん誰かが体調不良かなにかでキャンセルしたのだろう。季節の変わり目なのでそういうこともある。<br />
一言に煮込みと言っても、ルーアンの煮込みは、毎回食材も味付けも変えてある。今まで一度も同じものをつくったことはない。<br />
これまでの経験と、自分の舌を頼りに味を作り上げていく。<br />
想像以上のものができたときは、なんとも言えない喜びがある。まだ、丹の精製では味わったことのない喜びを、夕食作りでは味わうことができる。<br />
味は絶対間違いないものにしたい。<br />
毎回３日くらい前に、一人分だけ味見用をつくっているほど気合が入っているのは、その喜びを味わいたいがためだ。<br />
ルーアンは鍋つかみを手にすると、一人分の味見の入った鉄鍋をそろりと火から下ろした。<br />
白い陶器の深皿に盛りつけたところで、ふと視線を感じてルーアンは何気なく振り返った。<br />
「なあ……食いモン、ねーか？」<br />
ルーアンよりも年上らしい男が、戸口にもたれかかるようにして立っていた。顔色があまりよくない。<br />
見覚えはないので、派閥が違うのだろう。<br />
モヒカンではないことになんとなくほっとしていると、ゴゴゴゴゴゴという地鳴りのような音が鳴り響いた。<br />
「あー……くそっ、腹が減って死にそうだゼー」<br />
どうしようとルーアンは狼狽える。<br />
（あれは一人分しかない。あげてしまったら、味見ができない。それじゃ間違いのない味付けが完成しない。でも……このひと、本当に具合が悪そうだ。）<br />
少しの逡巡のあと、結局放おっておくこともできずに、断腸の思いでルーアンは味見を差し出すことにした。<br />
「……あの、ちょうど僕がつくったばかりの煮込み料理があるので、どうぞ入ってください」<br />
夕食当番は、別にこれっきりじゃない。一度くらいいつもほどに完成されていないほうが、次の時の煮込み料理がより美味しく感じられていいかもしれない。<br />
「ぃきょー！！ここまで来たかいがあったゼー！テンションマックスボンバーすぎてよー、ぶっ倒れてたもんだから、食いっぱぐれちまってよー。夕食まで待てそうにねーからマジ助かるゼー」<br />
「上下派？！……モヒカンじゃないのに、上下派？！」<br />
思わず声に出して言ってしまうほど、ルーアンは動揺していた。<br />
一番ないと思っていたのに。<br />
「ああ？知らねーの、おまえ。ダセーモヒカンなんつーのは、俺はとっくに卒業したっつの。上下派の最先端はなソフトモヒカンなんだゼー！ヒャッハー」<br />
いきなりハイテンションで飛び跳ね出した。<br />
上下派は、やっぱり、よくわからない人たちだらけだ。ルーアンはやや覚めた目でその様子を見つめる。<br />
――このテンション、ついていけない。<br />
そうは思いつつ、なんとなくソフトモヒカンと上下派の組み合わせに興味を覚えてうっかり問いかけてしまった。<br />
「ソフトなモヒカンでも、テンションってあがるんですね？」<br />
「ああ？いいから、早く飯食わせろ！」<br />
”出来損ない”の壁をドカドカと蹴り上げ、パンチを食らわせる。ぱらぱらと煤が落ちてきた。<br />
（すぐ暴力に訴えようとする……やっぱり上下派は苦手だ。）<br />
でも被害は煤だけで、魔法の力で破壊力抜群のはずの上下派の武闘にも”出来損ない”はびくともしなかった。――常日頃、爆発とか悪臭とか、熱風にも耐えうるようにと、純研究派の実力者が数人がかりで強化魔法をかけているので、当然のことではある。落ちこぼれたちがこの”出来損ない”に集められるのはこの合理的な理由があるからだ。<br />
「おい、早くしろよー！もうマジ待てねーゼ！」<br />
これ以上煩わされたくないので、ルーアンは「はい」と、大人しく煮込み料理の皿を差し出した。<br />
「もう、今なら、ゲロみたいにクッソマズイ料理だろうと美味しく食べちまいそうだゼ！」<br />
（精魂込めてつくった料理を前にしてその例えはひどい。でも、すぐにわかるはずだ。お腹いっぱいだって、美味しく感じられるほどのものだってこと）<br />
熱い料理を勢い良く口に掻き込んだかと思うと、次の瞬間ソフトモヒカンは、口元を手で覆った。そして、「おうぇえええええっ」と声を発しながら、そのまま元の皿へとリバースしてしまったのだった。<br />
「もう、まったく。熱いのに、そんながっつくから」<br />
ルーアンは笑いながら言う。<br />
ソフトモヒカンは違う違うと必死に手と頭を振っている。目は涙目だ。最初見た時よりも顔色がさらに悪くなっている。<br />
「ぃきょー！！お、おお、おまえかーーーー！　”破壊飯”の職人は！心と味覚を破壊するよーな忌まわしい飯を俺に食わせんじゃねーよ！」<br />
「はい？」<br />
ぱちぱちと二度ばかり、ルーアンは瞬きを繰り返した。言っていることの意味がわからない。熱さに怒り狂った上下派の言動は意味不明だ。<br />
「こんなもんなー、こんなもん……重い魔法使う、テンション下げたいヤツくらいしか食うやついねーわ。あー、俺もー全然テンションあがんねー。もう今日は駄目だわー。寝るかー。……寝るしかねーっつの。ダメージデカすぎるっつーの、うううっ。今なら、重い魔法もズドーンとかましてやれそうだぜ。ううっ。そんな元気もねーけどな」<br />
ソフトモヒカンはなぜか泣きながら”出来損ない”から出て行ってしまった。<br />
「泣くほど、美味しかったのかな。あまりに衝撃的に美味しすぎて、ぜんぶ食べきれなかったんだろうな」<br />
この事件以降、ルーアンは研究所内では、「破壊と爆発」で通るようになってしまったが、料理に関してだけは、妙にポジティブなルーアンは、自分の味覚と、腕がそれに関係しているとは露ほども考えていないのだった。<br />
&#8212;&#8212;&#8212;-<br />
ジジさん、はじめまして！</p>
<p>こういうのは初めてだったのですが、書いたものの意見を伺えるのはとても貴重だと思ったので、思い切って投稿してみました。</p>
<p>ストーリーはざっくり頭から終わりまであるのですが、<br />
このまま書き進めると膨大な量になってしまって、<br />
とても４０００文字で終わらないなと思ったので、切りのよいところで終わってみました。</p>
<p>続きを書いてみたのですがどうでしょう。（またもかなりベッタベタで捻りはないのですが・・・）</p>
<p>これによって、爆発する理由が見えてくるという位置づけの話にしてみました。<br />
&#8212;&#8212;-</p>
<p>[No.46273] 2014/10/09(Thu) 00:48:17</p>
<h2><span id="toc21">★コメントです (No.46148への返信 ) &#8211; ジジ</span></h2>
<p>それでは、時間の隙間隙間でひとつずつコメントしていきます。<br />
よかった点は、以前の感想に書いたとおり、テンポのよい会話が物語を引っぱっていて、引っかかることなく読み進められたこと。また、キャラ分けと各人の役割分担がきちんとできているので、混乱することがなかったのもよかったですね。<br />
この部分は武器になりますので、より磨きあげることを意識していきましょう。<br />
課題点ですが、まず、今回は短いストーリーなので、「中心」になるネタを決めてほしかったですね。焦点が決めきれず、せっかくのネタが流れてしまっていると感じました。<br />
中心に位置するネタがエロなら、聖女は最初から触れないか、もしくはキャラ配置の「ゲルト＝ツッコミ」、「小ボケ＝アイニッキ」、「大ボケ＝ディアーヌ」を考えれば、設定上大ボケにしか使えない聖女をディアーヌとすげ替えるかしたほうがすっきりまとまるかと思います。<br />
いらないネタは思いきってカットする勇気を。これはオリジナル作品の制作時にも非常に重要なことですので。</p>
<p>もう一点、ゲルトの能力が万能すぎるのは気になります。これはどのような作品にも言えることですが、「代償／制約」は、得られるものと比べて理不尽なくらい失うものを作るほうが映えるものです。<br />
ものすごく小さな恩恵を受けるなら、差し出す代償もビスケット１枚でよいのですが、はっきりした恩恵を得るために必要な代償は指１本……というくらいの感じですね。ある一定ラインからいきなり代償のケタが跳ね上がる等の、極端な演出がよいかと思います。</p>
<p>[No.46277] 2014/10/09(Thu) 01:42:41<br />
Re: 職人は破壊する :食堂派の落ちこぼれpart2/キャラ二人/三人称/約2450文字 (No.46273への返信 / 5階層) &#8211; ジジ</p>
<p>&gt; ジジさん、はじめまして！<br />
おつかれさまです。</p>
<p>&gt; 続きを書いてみたのですがどうでしょう。（またもかなりベッタベタで捻りはないのですが・・・）<br />
今のお話形態はまさに長い物語を切り取った一部分という感が強いですが、このようなショートストーリーの場合、やはり各話のテーマになるネタを定めるほうがよいですね。</p>
<p>１シーンごとに話を起こし、つなげ、転じ（もしくは次のシーンへの伏線を張り）、オチをつけることを心がけると、オリジナルの長編でもメリハリがつくようになります。</p>
<p>[No.46292] 2014/10/09(Thu) 08:25:09<br />
★コメントです (No.46201への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>構成的には今作のほうが決まっていますね。ゲルトが髪型を変えようかという冗談を言うシーンなど、派閥関係を臭わせるスパイスとしてうまく効いていますし、上下派の彼が人知れずがんばっている事実を書くことで、見た目どおりの存在でない上下派のことを読者に知らせられています。</p>
<p>ただ、オチがもう少し、振りに使われたネタ――この場合は惚れ薬とゲルトの能力――を反映したものになっているほうがよいですね。たとえば、人集めをがんばっている上下派の話も取り込んで、「ゲルトが代償を払って（この部分は前作へのコメントでも述べましたが、現状よりももっと大きな代償を支払うほうがよいと思いますので。前払いよりも毎回支払うほうが話も作りやすいですし）ホレ薬を探すより、ホレ薬を使って人を大量動員したほうがよいだろう。でも、そのためにはホレ薬を探す必要があり……」というようなオチの下敷きを作る等ですね。</p>
<p>[No.46294] 2014/10/09(Thu) 08:52:29<br />
★コメントです (No.46166への返信 / 3階層) &#8211; ジジ</p>
<p>プラス部分については感想のとおりですので、ここでは割愛します。</p>
<p>あまくささんはラノベ志向であったと記憶していますが、現状でのいちばんの問題は「文章、構成、キャラ、すべてが成人（女性）向き」であるという点です。<br />
特にキャラは、言葉づかいを始めラノベの主流からかなり外れた場所に位置しています。もう少し細かく言えば、人格が抑えられている――ラノベキャラの基本である、感情や行動の「むき出し感」が感じられないということになります。</p>
<p>ネタについても、やはりラノベとしては過剰な雰囲気重視になっていますので、ラノベを意識するならもっとはっきりとしたネタ（テーマ）を立てるべきですね。このお話で言えばジェシクと聖女のやりとりがなにを表わすのか、どのようなテーマがあってどのようなオチを見せるのか、それが読者に伝わらないまま終わってしまっています。<br />
この、言い方を変えれば「雰囲気に流される」構成は、ラノベでは武器になり得ません。</p>
<p>読者対象層にとってわかりやすいネタづくりは必須になります。若年層を対象にするなら、明確なネタとオチを心がけるべきです。</p>
<p>余裕があるようなら、キャラとネタを意識したもう１本を見せてください。</p>
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