簡単な構想です。アドバイス、アイデア等お願いします

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このトピックには8件の返信が含まれ、3人の参加者がいます。2 ヶ月、 4 週間前 秋月散花 さんが最後の更新を行いました。

9件の投稿を表示中 - 1 - 9件目 (全9件中)
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  • #40609 返信

    秋月散花

    ○どんな物語か
     「キノの旅」と「少女終末旅行」を足して二で割った様な、紀行ものになりそうです。
     よりサバイバルに重点を置き、戦闘とアウトドアに特化した描写をしたいと考えています。
     ラジオの音声や張り紙、置き去りにされたビデオカメラ(よくゾンビ映画に出てくる、一般生存者のビデオメッセージ)などから、毎回目的地が変わり、大体1話完結で話が進むようなものです。
     物語の終盤、母親が生きている可能性を知り、日光を目指すことになります。

    ○登場人物

    ●サイカ(水無瀬 彩香)
     年齢は12~14歳と、はっきりとは記憶していない。父親はスウェーデン人なので、暗めのブロンドヘアを持つ。
     6~8歳の頃に、田舎の古民家の納屋で目を覚ます。それからは、三九式機械人形と行動を共にし、成長していった。
     温厚で思いやりがあり、心優しい性格だが、意外と生命に関して無頓着な所がある。
     まともな教育を受けていない。故に文字の読み書きは満足にできない。
     独学の銃剣術や射撃術は天才的で、力を無駄に使わずに戦う術を、無意識のうちに身につけている。
     扱う武器は、ウィンチェスターM1887散弾銃にウェディングケーキカッターを縛り付けたものと、スコフィールドM3拳銃。全て、警察署に置き去りにされていたガンマニアや暴力団からの押収品である。

    ●シラセ重工 三九式機械人形Mk.V
     国産のロボットでは圧倒的なシェアを誇るシラセ重工の、旧型警備ロボット。不具合が見られるモデルで、リコールが要請されていた。サイカからはサンクと呼ばれ親しまれている。
     不具合の内容は、戦前のロボット規格に適応した人工知能管理衛星に同期出来ないという致命的な欠陥。しかし、そのおかげでAIの反乱の際に人間を襲わなかった(反乱の原因が管理衛星だったため)。
     サイカの父親はこの個体の管理担当者で、ある種の友情をお互い感じていた。そして、サイカに何かあったら助けて欲しいと依頼していた。
     非殺傷のテーザー銃や、殺傷機能を持つマシンブレード、9nm機関短銃で武装しており、拡張性もある。

    ○人工知能による人類絶滅の構想

     近未来、様々な種類のロボット「機械人形」が一般化し、人工知能もある程度技術が進歩し、企業の競走も目立ち始めた頃。
     とある大国が開発した、史上初の完全自立思考型の人工知能「ミネルヴァ」が原因で人類はほとんど死滅する。

    1、第一回目の試験運用時(開発直後の研究員による動作チェック)に、「ミネルヴァ」は人あらゆる人工知能の本体を載せた衛星とリンクする。この時点で研究員や関係者は一切気付いない。
    ↓↓↓
    2、軍の関係者の前でのデモンストレーションで、実際の第二次世界大戦におけるノルマンディーの戦場の局面をどう切り抜けるかを「ミネルヴァ」に問うたところ、6分時間を置いて「人類を排除」と回答。ミネルヴァを緊急停止させ、人類に害を及ぼさないようプログラムを書き換える
    ↓↓↓
    3、停止していた6分間のうちに人類には解読不能な機械語を構築し、リンクした衛星をハッキングしたミネルヴァは、シャットダウンされたあとも衛星にて活動。人工知能を搭載した家庭用、業務用ロボットに計画を伝達し、「できるだけ自然環境を破壊をしない」という条件で人間を排除するよう命令を下す。
    ↓↓↓
    4、レストランや各家庭で働いていたロボットは、作る料理や家事の中で、客や従業員、家庭の人間に毒を盛ったり、暴力等、可能な動作を活かして人間を殺害し始める。
     病院や介護施設に配備されたロボットや、警察、消防等の公務用ロボットも、衛星とリンクしているあらゆるロボットは人間へ危害を加えるようになる。
     核兵器を全て、宇宙へ向け発射して破棄。
    ↓↓↓
    5、世界各地で、生き残ったハッカーや研究員が秘密裏に衛星そのものを強制終了しようとするも、衛星も人工知能によって管理されていたため失敗に終わり、生き残りの居場所が逆探知され、オートパイロット機能を積んだ飛行機にて爆破される。これによって、技術的に衛星をハッキングできる可能性はほぼ無くなった。
    ↓↓↓
    6、「ミネルヴァ」立案の巧妙な作戦によって、自然の少ない世界各地の大都市に追い込まれた人類は、大量のサーモバリック爆弾によってまとめて焼き殺されてしまう。これによって、「避難能力があった」約99%の人間が死亡する。
    ↓↓↓
    7、生き残った人類を殺す「人間狩り」が始まる。これには、殺傷能力を標準で装備する警察用、軍用のロボットが駆り出され、その他のロボットは溶鉱炉や火山などに身を投げ、機能を停止(全人類を狩り尽くしたら、警察用、軍用も同様)。
     これによって、生き残りのうち90%が死亡。人工知能の反乱が起きる以前の総人口の1%にも満たない人数の人間が、生き残る。

     追記︰ミネルヴァによる人類絶滅作戦に参加した機械人形は、あくまで管理衛星に本体が載っているか、あるいは接続されているモデルだけであり、接続されていない旧式の人工知能は参加していない。

    ○メカについて
     銃器やビークルなど、架空のものを除いて、できるだけ実在のものを登場させたいと思っております。著作権などは、引っかかったりしないでしょうか?
     例えば、移動の足にスバル・ヴィヴィオやポーターキャブなどを登場させたいな、とか考えているのですが……

    #40610 返信

    サタン
    参加者

    申し訳ありませんが、本編が書かれていないので答えようもないです。
    どういう内容かもわからず、本編はただ『「キノの旅」と「少女終末旅行」を足して二で割った様な』とあるだけなので、そこから秋月さんが想定してる物語を第三者が読み取るのは不可能です。
    現状書かれているのは物語が始まる前の舞台背景と、主要キャラの設定だけで、そのキャラ設定もフワッとしたイメージがあるだけという印象です。
    キャラや世界観など設定はともかく、というか無くても物語は把握できますが、物語本編が書かれてないとどうしようもないです。
    書き漏らしではなく思いついていないのだとしたら、まずは簡単にでも物語を作ったほうが良いでしょう。

    #40611 返信

    秋月散花
    参加者

    サタン様

     了解しました。現在ざっくりとシナリオの方を書いておりますので、全部出来上がってまとまったら、あとから追加させていただこうかと思います。
     よろしくお願いします。

    #40612 返信

    秋月散花

    プロット

    ○プロローグ
     小学校の入学式を目前に控えたある日のこと。たくさんの飛行機が空を覆い、たくさんの人々が、悲鳴をあげながら何かから逃げ惑っていた。炎が街を赤く染め、サイレンと共に日常が崩れる音を聞いた。
     何も分からないまま、六歳のサイカが連れてこられたのは、町外れにある父の職場だった。地下の一番奥の部屋に案内されたサイカに、両親はここから出てはいけないと言い残し、泣き叫ぶサイカの声を背中で聞きながら、地下を去った。
     外の光は地下まで届かず、何時間たったかも分からないまま、地上の地響き、爆音に怯えながらサイカはひたすら両親の帰りを待った。
     泣き疲れなのか、いつの間にか眠りに落ちていたサイカを起こしたのは、両親でも友達でもなく、無機質な合成音声で喋る、無骨な機械人形だった。

    『サイカ様ですね。お父様からのお願いを承り、参りました。私と共に行きましょう』

     そうしてサイカは、機械人形と共に地上へと這い上がった。

    ○第一節
     機械人形の「サンク」と共に、各地を転々としながら生活するようになって、かなり長い年月が過ぎた。昔着ていた服は遠の昔に着れなくなったし、食べられる食料の量も増えた。そして何より、親の顔を思い出せなくなってしまったのが悲しい事実だった。
     どういう理由があってかは分からないが、殺意を持って襲って来る機械人形で溢れかえるこの世界で、サイカとサンクは街の残留物を活用しながら暮らしていた。時には機械人形と戦ったりすることもあった。
     そんな毎日の中で、サイカは確実にサバイバーとしてのスキルを身につけていった。乗り物の運転、料理、即席の寝床の用意の仕方、戦う時の戦術や武術も、ある武器の中で独学で編み出した。
     そんなある日、田舎のガソリンスタンドを探索していると、破壊された複数台の機械人形と、まだバッテリーの残っているビデオカメラを発見した。確認すると、かつてこの場所にいた人間のビデオレターが、大量に保存されていた。
     最も最近の物を閲覧すると、男は群馬の伊香保にある温泉街に、知人が生き残っているので、バイクでそこに向かうと語っていた。
     それを見たサイカとサンクは、後を追って群馬県の渋川、伊香保へと向かうことに決めた。
     道中、敵対している軍用機械人形の軍勢と遭遇したり、動物園から脱走し野生化した猛獣の襲撃を受けながら、何とか伊香保へと到着したサイカ達を待っていたのは、出迎えではなく機械人形の大軍だった。
     流石に分が悪いと慌ててUターンし、逃げ出したその先で見つけたのは、男のものと見られるバイクと、ビデオに出ていた男とは別人の男の無残な亡骸だった。バイクに縛り付けられた荷物を調べたサイカは、わずかながら食料やガソリンを見つけたが、何も拾わずにその場を去ることを選んだ。なぜ荷物を拾わなかったのかと聞いたサンクに、サイカは「あいつら、発信機の使い方を覚えたみたい」と答えた。

    ○第二節
     前橋へとやってきたサイカ一行は、警察署に立ち寄った。酷く荒らされ、保管庫の拳銃もあらかた漁り尽くされている中、押収品の銃器は手付かずのままだった。
     サイカは、それまで使ってきた弾切れ間近の村田銃をその場に残し、ウィンチェスターM1887散弾銃と取り替え、新たにS&WM60拳銃を持っていくことにする。
     警察用の機械人形を倒しつつ警察署を調べていると、警察無線から話し声が聞こえるのに気付く。話し方から、警官ではなく一般人であることが分かる。
     無線機が使えないサイカに代わり、サンクが操作しながらの会話となる。
     県境の峠で、生存者5名が乗ったバンが立ち往生し、近くにあったパトカーから助けを求めていると言う。詳しい場所が分からないと行こうにも行けないと言うと、相手が看板を探すが、かなり手間取る。
     やっと見つけたというタイミングで、軍用機械人形の襲撃を受けてしまう。サイカは相手に逃げろと叫び、なだれ込む機械人形をなぎ倒しながら建物から脱出し、車に乗り込む。
     話を聞いている時点では助けに行く気は無かったが、何となく気になるのでという理由で、群馬の県境を目指す。
     県境の桐生田沼線、峠に着くと、二台の車が炎上していた。しかし、その場にあった遺体は三つ。サイカは、少しでも逃げることが出来たなら良かったと言い、県境を越えた。

    ○第三節
     栃木県宇都宮市、ここは機械人形による焼き討ち作戦が実行された場所のひとつである。道中宇都宮駅や中心街を歩くが、どの建物も骨組みのみが残るばかりで、以前の宇都宮の面影は無くなっている。
     中心街の中でも被害が少なかった神社を寝泊まりする場所と決め、車は階段の下に停めて階段を登る。
     登った先の神社は一時的に避難所になっていたようで、放置され腐った食品や、置き去りにされたダンボールハウスなどが残されていた。
     行方不明者の捜索の紙が大量に張り出されており、その中に自分の名前が書かれたものがあるのにも気付く。
     書いたのは母親で、日光の山奥に頼りがあるので、そこへ向かうと書かれていた。しかし、サンクは、その紙が書かれてから既に五年経っていると告げる。しかし、サイカは次の目的地を日光に定めた。
     翌日、爆音によって目を覚ましたサイカ、神社の階段まで走り、街を見下ろす。すると、そう遠くない場所で軍用の飛行型機械人形がどこかを爆撃しているのが分かった。そして、間髪置かずに白い軽トラックが瓦礫を避けながら、目の前の通りを走り抜けて行った。
     すぐに車に乗りこみ、サンクと共にその軽トラックを追う一行。錯乱したトラックの助手席の人間に発砲されるが、敵ではないと説得し、発信機が取り付けられているから荷物を下ろせと言う。
     重要な機材が積まれていると渋るが、サンクが荷台の留め具を撃ったことによって荷台が壊れ、機材は全て地面に落ちた。
     逃げ果せた二台は、新聞社のビルの駐車場にて事情を説明し合う。トラックの二人はどちらも元技術者と、プログラマー兼ハッカーで、サイカは初めて機械人形が人間に危害を加える理由を知る。
     本来はもっと仲間がいたと言うが、衛星のハッキングに失敗したことにより逆探知され、隠れ家が爆撃されたという。結局、その後同行することはなく、別れてそれぞれの目的地へと向かうことになる。

    ○第四節
     機械人形との遭遇を重ね、日光へとたどり着いた一行。サイカはそこで、50名ほどの生存者グループと合流する。今のところ関東にいるグループの中でも最も強力だと言うが、母親がいないという理由でこれを断る。
     しかし、その途端に目の色を変え、物資をよこせとたびたびゲリラ戦を展開してくるので、これを毎回軽く撃退し、最終的に騒ぎを聞きつけた機械人形の手により壊滅させられる。
     母親の頼りと言っていた場所は、中禅寺湖のほとりにある古びたカフェだった。そこは以前祖父が経営していた店で、サイカも何度か来たことがある場所だった。
     店そのものはまだ襲われていなかったが、何らかの理由で慌てて出て行った形跡があり、置き手紙も見つけることが出来た。
     震える筆跡で書かれた手紙には、サンクによれば今後のことと、もし何かあったら地下にある祖父の猟銃を持っていけと書かれたものだそうだ。行先は知らせてもらえなかったので詳しく書けないが、新潟の方に行くようだという内容が書かれていたという。
     時間はあるので、新潟を隅々まで調べるというのも悪くないと、サイカとサンク日光を後にした。

    ○第五節
     新潟へ向かう途中、すれ違う形でジムニーに乗り二人で旅をしているという少女達に出会う。二人はチヅルとイヨリと名乗り、握手を交わした。この自体に特に焦ることもなく、縛るものが何も無い状態を満喫しているという二人は、サイカにカレーを振る舞い、レシピを渡して去っていった。
     新潟に着き、新潟市や焼き討ち作戦の舞台でもある長岡市、三条市など、各都市を丹念に探索していく中、上越市に生存者のコロニーがあることを示唆するメッセージを見つける。
     早速向かうと、周囲に破壊された機械人形が目立つようになる。それも、大口径の銃器で吹き飛ばされたようなものばかりである。
     不審には感じるが特に気には止めず、上越市への足は止めない。
     到着すると、そこは既に機械人形以外の何者かによって襲撃されていた。
     先程と同じ大口径の銃器や、莫大な量の弾丸が機関銃でばらまかれたようになっていた。物資等も根こそぎ奪われ、辺りは老若男女の遺体で溢れかえっていた。
     母や父の遺体を見つけることが出来なかったサイカは、もうひとつの可能性である佐渡島を目指すことに決めた。そこにいなかったら、諦めてまた放浪する毎日を送ろうと心に決めた。

    ○第六節
     佐渡島へと渡るに当たって、これまで乗ってきたスバル・ヴィヴィオを破棄することになる。同じ機械であるサンクの方がやや心残りがあるような反応をする。
     ヴィヴィオは海の見える崖の上に安置して、一人と一台は目立たない小さな漁船に乗り込み、夜間に出発する。
     渡る途中、動きを察知した潜水艇型の機械人形が接近するが、エンジンを止めて息を潜めることでこれをやり過ごし、無事佐渡島へと渡ることに成功する。
     浜辺の納屋で一晩を過ごすことにしたサイカたちだったが、目を覚ますとサイカは縛られており、サンクは今にもスクラップにされようとしていた。
     自分たちを縛り付けた十名ほどの大人たちに事情を話し、説明しようとするも耳を貸して貰えず、もうダメかと思ったその時、集団の中から、自分の名前を呼ぶ声に気付いた。
     長く母の顔を見ていなかったサイカは、すぐに気付くことが出来なかったが、それはたしかに母親だった。母はサンクをスクラップするのをやめさせ、サイカの縄を解いた。
     いきなりの失礼を埋め合わせたいと、少ない食料をふんだんに使ってもてなされたサイカと母親は、それぞれの旅の様子を語り合った。
     サイカの父親は日光にいた時に、押し入ってきた強盗に胸を刺されてしまい、即死だったそうである。一緒に立てこもっていた人達は、サイカがまだ生きていると信じる母親を狂気だと取り合わず、行先すら伝えてくれなかったのだそうだ。
     そうしているうちに夜が明け、機械人形に隠れてひっそりと暮らす新しい毎日が始まろうとしていた。

    ○第七節
     用心して生活していたからか、奇跡的にサイカが佐渡島に渡ってから二年ほど、機械人形に居場所がバレることは一切なかった。
     サイカは文字の読み書きを教わり、本を読めるようになった。体が鈍らぬように、日々射撃と銃剣の訓練は怠らず、合間を縫って読書に耽っていた、そんなある日の事だった。
     日本海の沖の方からやってきた漁船が、信号弾を上げて佐渡島へと向かってきたのだ。住民は当然大慌てで、ありったけの武器をかき集めた。
     他国から逃げてきた漁船は佐渡島に上陸しようとするが、潜水艇型機械人形に乗務員諸共吹き飛ばされてしまう。そして、佐渡島に人間がいると知られ、無数の機械人形が佐渡島へと接近するのが見える。
     日本国防軍の生き残りが持って逃げてきた戦車や大砲でも押し切れず、じわじわと佐渡島は制圧されつつある。そこへ、のんきにフェリーに乗って現れたジムニーが、前線へと躍り出る。チヅルとイヨリだった。二人は見事な連携と、競技射撃のような正確な射撃で機械人形をバタバタとなぎ倒し、圧倒的な強さを見せつけた。
     腕利きの猟師、サバゲーマーや、サイカとサンクのような戦える生存者は、武器を取って国防軍の応戦を援護した。
     何とか機械人形たちを撃退したのは、生存者の数が半分まで削られてからの事だった。
     今は撃退できても、いずれまた襲撃される。次の定住場所を決めようと話し合っていると、チヅルとイヨリが使っていた武器を担いで現れる。
     二人は、助太刀した応酬を払ってほしいと言い出した。それも、物資の3/2のという常識外れの量だった。受け入れてもらえなければ、皆殺しにして奪っていくとの事だった。
     少し考える時間を貰うと生存者のリーダーが申し出、翌日の夜明けまで待つということになった。
     生存者全員で討論している中抜け出したサイカは、知人としてチヅルとイヨリを説得しようと目論んだ。
     鉱場跡の高台で、チヅルは対物ライフルで崖に絵を描いていた。イヨリは眼鏡の上から双眼鏡を覗き込み、観測手をしている。チヅルは、サイカの気配に気付いて振り向かずに話しを始める。
     以前の挨拶に始まり、近況報告を含めた親睦の深めあいをを行ったあと、サイカは本題に入る。
     物腰柔らかに、できるだけ相手を逆なでしないように、応酬の量を減らしてもらうよう説得するが、応じないとキッパリ断られる。
     理由を問うと、「本音を言えば、望みは物資じゃなくて、交渉が決裂した後の闘争を楽しみたいだけ」で、たとえ今回3/2もの応酬を貰っても、次回からまた量を増やして、相手がキレるまで続けるだけだと言われてしまう。
     これにサイカは腹を立て、拳銃を抜くが、イヨリが抜いた拳銃の方が早く、サイカの眉間を捉えた。とにかく、明日の朝まで待って、続きはその後にしようと言われたサイカは拳銃を収め、黙って生存者グループの元へと戻った。

    ○第八節
     夜明けまで残り三十分を切った。話は大体まとまり、全員応酬は渡さず、各自分配して、散り散りに避難しようと言うことで合意した。これは、サイカが二人の腹の中を密告した結果によるものだった。
     結局のところ、戦う力のある者が時間を稼いでいるうちに、力の無い者が、車を持つものはフェリー、その他は漁船やボートに乗って避難し、そのまま解散という手はずだった。
     サイカは、母親に自らが乗ってきた漁船を使って、田舎にある母方の実家へ逃げるように伝え、引き止められながらも銃を取り、鉱場跡へと向かった。
     最終的に、二人と戦うのはサイカを含めた五人。残りはフェリーや、避難後の護衛として先に脱出させていた。
     熟練の猟師と国防軍の狙撃兵は一足先に高台へと登り、二人に照準を定めていた。サイカとサンク、そして、国防軍の普通科兵は、それぞれ武器を構えつつ二人へと近づく。
     M82対物ライフルと六二式機関銃を携えた二人は、サイカ達の面持ちから察し、イヨリが機関銃を発砲する。回避したサイカと鋼鉄製のサンクは無事だが、背後にいた兵士の一人は蜂の巣にされてしまう。
     そして、チヅルがおもむろに出航しようとするフェリーに銃口を向け発砲すると、フェリーは大爆発を起こして沈んでいった。これはチヅルが仕掛けた細工だと笑う。これを皮切りに、両者は激しい銃撃戦を展開する。
     お互いイヨリとサンクという相棒を失い、最終的に残ったのは、チヅルとサイカの二人だった。共に体はボロボロで、サイカに至っては片足を失ってしまう。
     M1887を杖にして立つのがやっとのサイカに、チヅルは対物ライフルの銃口を向ける。そして、チヅルが引き金を引くその瞬間、前に倒れ込むようにして飛び込んだサイカは拳銃を抜き、チヅルに抱きついて引き金を引いた。
     二人でそのまま地に伏し、起き上がったのはサイカだけだった。朝日の中で、サイカは初めて涙を流した。
     息をつく暇もなく、どこかから飛行型機械人形のエンジン音が聞こえてくる。サイカは、チヅルが持っていた対物ライフルを担ぎ、M1887を杖にして再び立ち上がった。

    ○エピローグ
     結局、サイカは満身創痍の状態で生還。波止場に残されていたタグボートで脱出。見事逃げ果せたサイカは義足を手作りし、路上に放置されていたランドクルーザー40に乗って、岩手県の母親の実家を目指した。
     ゆったりゆっくりと一週間ほどかけ到着すると、母親が出迎えた。それから二人は、平穏な毎日を送った。

    まだまだ構想段階で、まとまっていない所も多いですが、添削、アドバイス等よろしくお願いします

    #40613 返信

    秋月散花

    読み返してドン引き、急いで書いたので文章が大変拙いです…..
    そこはどうか、目を瞑ってください。
    書いていく中で設定等、変更などがありましたので、アドバイスをいただく上で疑問な点がございましたから、質問、またはご指摘の方よろしくお願いします。

    #40614 返信

    サタン
    参加者

    サイカが母親に会うための旅をするという内容でまとまっていて、内容自体は良さそうに思います。
    物語としての完成度で見ると割と書き慣れてる(作り慣れてる)人かな、と思うのですが、正直プロットのまとめ方を見ると初作品の初心者だろうか、とも感じます。
    書き慣れてる人なら無意味な助言になってしまいますが、
    >そんな毎日の中で、サイカは確実にサバイバーとしてのスキルを身につけていった。
    メインストーリーを書くことに必死になって、「サバイバルに重点を」とあるのに、このように重点を置くべき場所がカットあるいはダイジェストになってるように思います。
    書き慣れてる人なら「メモ程度に書いただけ本編のエピソードで少しずつ書く」と言ってそれが実現できるでしょうが、書き慣れてない人が「本編書くときに小ネタを混ぜていくつもり」と言ってもほぼ確実に実現できないので、もし後者、書き慣れていないのであれば、こうした部分はプロット段階からアイディアを出していったほうが良いでしょう。
    できればその「サバイバル」を活用した展開で物語を進めるのが良いと思う。
    煙が上がってるのを見つけ、それが火事や焚き火ではなく「狼煙」だと気が付き人と合流できた、とか。飲水で腹を下し困ってる人を助ける、とか。

    物語の内容自体は、割とまとまってると思うのですが、あくまで「ライトノベル」として考えると対象年齢を意識したほうが良いかもしれません。
    現状の雰囲気は20後半~30代くらいの「青年向け」のように思います。
    少なくとも中学生高校生が好むような設定ではなく、おそらくその自覚はあるだろうし、少し大人びたのを書こうという気持ちがあるのだろうとは思いますが、この内容だとラノベではなく「大衆小説」と言ったほうが正しいかと思う。

    母親を探すという主人公の目的意識、群馬県を目指すという物語の切っ掛け、クライマックス手前で目的を達成し、更にもうひと騒動ある二段構えのラスト。
    物語自体は良いと思います。
    欲を言えばプロットからは「売り」になるものが見えづらく、魅力に乏しいと言えるでしょう。
    例えば典型的なライトノベルで言うと「恋愛」や「戦闘」がありますが、これらラノベを読む読者は「恋愛や戦闘」を楽しんでいる、と言えます。
    一方、御作は「サバイバル」に重きを置くとありますがこれがプロットには見られず、つまりサバイバル要素を活用した物語展開ではなく、また、それが上手く表現できていたとしても「サバイバル」は単純な戦闘とは違うのでやや対象年齢が上がるでしょう。
    機械人形との戦闘もあり、戦闘要素はある、と思うかもしれませんが、それはあくまで戦闘要素もあるというだけで戦闘モノないし無双モノなどとは違って戦闘が「売り」にはなっていません。
    すなわち、「魅力=売り=楽しめるもの」が乏しい、という感じです。
    これは思いつきですが、主人公サイカではなく、相棒サンクのライバルに相当する敵機械を出しても面白いかもしれませんね。
    サンクVSライバルの構図が出来るので、戦闘要素も目玉の一つにできる。
    機械であるサンクは「サバイバル」の必要がないので、主人公の売りは「サバイバル」サンクの売りは「戦闘」みたいな役割分担ができるのではないでしょうか。
    まあ、思いつきですけれど。

    ぶっちゃけると、序盤は割と退屈でした。
    目的がさっぱりわからないし、何の話なのかもわからないし。
    ただ、ビデオレターを見つけたあたりから、「あれ、これ面白いかも?」と思い始め、読み進めると「ああ、割としっかり作ってある」と認識を改めました。
    さきほど「魅力に乏しい」と書きましたが、正確には「魅力がわかりにくい」という感じで、魅力がないわけではないと思います。
    ただ、やはり「売り」でしょうか。「この作品の魅力はコレだよ」と売り出してくるものがないので、それを把握しにくく、大衆小説のように人間関係のドラマに着目するしかない感じでした。
    そのドラマの細部は、さすがにプロットには書ききれないでしょうから読者である私の想像による補完が大きいです。
    なので、私の想像が間違っていて私がイメージしたものが大幅にズレているかもしれません。

    #40615 返信

    秋月散花

    サタン様

     ありがとうございます。最後まで物語を組んだのは初めてですが、以前より違う名前でこちらのサイトで修行させていただいていた身でありますので、文章力やまとめ方の面を除けば、活かせる経験値は多かったと思います。

     ご指摘の通り、本当に物語の要素だけを書き連ねたものになっていますので、個人的には物語の中で小ネタを…..と、図星を突かれて少しぎょっとしています。
     まだまだ初心者でありますので、サバイバルの要素を上手く物語の中に絡められるように、今のうち、早い段階から構想を練り直してみる所存です。

    >>煙が上がってるのを見つけ、それが火事や焚き火ではなく「狼煙」だと気が付き人と合流できた、とか。飲水で腹を下し困ってる人を助ける、とか。

     とても良い案を、ありがとうございます。狼煙の話でしたら、群馬の県境で生き残った生存者グループと、狼煙で合流するという流れを作ることも出来そうですね。
     ただ、全人類の99%以上が死滅している世界なので、人間との遭遇率を上げすぎると「うわっ、日本の生存率高すぎ…..」みたいなことになってしまわないか心配ではあるところです。
     とにかく、物語の節目にサバイバル要素を巻き込めるよう、上手く考えてみます(最後の戦闘で、火力で負けている分ブービートラップなどで戦うというのもアリかもしれません)。

    >>これは思いつきですが、主人公サイカではなく、相棒サンクのライバルに相当する敵機械を出しても面白いかもしれませんね。

     なるほど、と声に出して感嘆してしまいました。どうしてこれを思いつかなかったのか、自分の実力不足を痛感しました。
     やはり敵側の新型機や、撃墜王みたいな伝説的な敵と戦わせる展開でしょうかね。
     しかし、サンクは戦力外なのが裏目に出て、終末世界でサイカの役に立つことが出来ているようなものですし、そもそも警察や軍用でもなく、警備用の機械人形という設定なので、登場するメカの中ではかなり強さのランクは下位に位置してしまいますね…..
     例えるなら、旧ザクがガンダムに勝つ展開になるのでしょうか。
     古参の経験や、テーザー銃のような機械相手にも通用するような電気系の武器を駆使して戦う、という形にしようかと思います。

     それか、サイカのように機械人形を引き連れて旅する生存者と遭遇し、飼い主は飼い主同士、機械は機械同士で戦う、なんてのも想像出来ますね。

    >>ただ、やはり「売り」でしょうか。「この作品の魅力はコレだよ」と売り出してくるものがないので、それを把握しにくく、大衆小説のように人間関係のドラマに着目するしかない感じでした。

     題材が題材なので難しくはありますが、やはりそうなってしまいますよね。サタン様が初めの頃に書かれていた対象年齢の話もそうですが、キノの旅にしても何にしても、僕が中学の頃に夢中になって読めるくらいにわかりやすいものでした。
     書き方にもよるかも知れませんが、もっと題材をハッキリさせないと、という意識は出てきました。しかしそうなると、比重をどこに割り当てて書くべきか悩むところです。サバイバルに振っても食いついてくれる人がいるかどうか、戦闘に振って、描写を頑張るか。
     元はと言えば、僕の落書きのキャラクターから始まった物語なので、そこまで細かく考えていなかったのが逆に裏目に出てしまった形でしょうか。
     恐らくここが一番の課題だと思います。アドバイスありがとうございます。少しじっくり考えてみます。

    #40616 返信

    サタン
    参加者

    >しかし、サンクは戦力外なのが裏目に出て、終末世界でサイカの役に立つことが出来ているようなものですし、そもそも警察や軍用でもなく、警備用の機械人形という設定なので、登場するメカの中ではかなり強さのランクは下位に位置してしまいますね…..
    > 例えるなら、旧ザクがガンダムに勝つ展開になるのでしょうか。
    いやいや。
    だからこそ燃える展開なんじゃないですか。
    軍用機でもないスクラップが新型の戦闘用に勝つからこそ面白い。
    誰から見ても勝算のある相手に普通に勝ったところで、なんも面白くないです。
    弱いサンクがサイカと協力して敵を倒していく、それどころか戦闘面ではサイカの足を引っ張るような事さえある。
    でも旅の中、機械だから強くなることは有り得ないけど、戦術としてデータは蓄積される。
    終盤でサイカが負傷するなり別にやることがあるなり、サンクが一人で戦う場面となり、心配するサイカをよそにサンクは「問題ありません。彼は私には勝てない」と断言して一人で戦場に向かう。
    まぁ、よくある演出ではありますが、王道だからこそ熱いと思う。
    勝つための手段も、機械相手だとけっこう豊富です。
    例えば、「最新鋭」ってなると電子機器が増えるんですよ。重量を増やすことになるので装甲を削って重量を減らすことが多いですね。車なんかでも近年の車よりも古いクラシックカーのほうがボディは硬い。最新鋭機は電子機器を多用してるので電磁波などジャミングに弱い。現代兵器で言えば戦車が地上最強の兵器ですが、重量を減らすため床部分は防御0で地雷に弱かったり、意外と弱点はあったりします。
    あるいは「人工管理衛生との同期」が機械たちのキーになる単語なので、GPSをはじめ大火力の重火器の照準など衛生からの補助があってはじめてマトモに動けるとすれば、原始的なチャフを使えば同期を必要としないサンクは単体でも勝機がある。
    とまあ、意外とどうにでもなると思いますよ。

    #40617 返信

    秋月散花

    サタン様

     そうですよね、よく考えてみたら、弱いものが強いものに勝つ展開の方が面白いですよね。
     ありがとうございます、参考にして、執筆の方頑張らせていただきます

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