ありゃ、もうダブル主人公ってとこまで話が及んでるんですね。
ちょっと話がそれるかもですけど、私はAが主人公でBがヒロインと思ったんですよね。
ってのも、化け狸って設定がカッコいいより可愛いと思ったから。
あと、設定的に助けを求めそうな側だと思ったから。
で、一巻後に仲間になって、二巻以降正式メンバーに加わる的な話を思い浮かべてました。
ってことで、どっちが主人公? って聞かれたら、自分が書きやすそう? で楽しそうなAかなー、と。
あと盛り上がってるみたいですが、嘘をつけないって設定がやっぱり面白いですよね。
この辺の設定周りをいじったらもっと面白くなるような気がします。
まあ、気がするだけなので場合によっては改悪になるかもですが、それでも好き勝手言わせてもらうと。
なんで能力者系は嘘をつけないのか、ってロジックにちょっと興味が伸びまして。
で、思い出したのがとある魔術の禁書目録。
あれに確か、パーソナルリアリティ、だったかな?
なんかそんな名前で、中身はあんまり覚えてないんですけど、ぼんやーりとあれって自分が現実だと思ったものは現実になる……的な? そんな感じだったかな、と。……いや、ものっすごいぼんやりしてるのできっと間違ってると思うんですがまあそれはそれとしまして。
このおぼろげな記憶から、能力を持っていることの縛りとして。
嘘をつけない、ついてしまうと能力が失われる、だとか。
あるいは一時的に能力が減衰または消失してしまう、という設定がなんか連想的に浮かんだんですよね。
嘘という事実無根が、超常的な能力という純然たる事実の根本を捻じ曲げてしまう、的な意味で。
こういうことを考えると、嘘をつけない能力者にあえて嘘をつかせることで能力減衰を狙う、なんて頭脳戦もありかも、とか思ったり。
大野さんはそこまで考えてるわけではないようですが、とにかく嘘つけないって設定は考えていらっしゃる以上に面白いですし、刺激される代物でした。