ガチ史実の話をするとね、細菌やウイルスの問題があったりしたため、14~5世紀ヨーロッパでは生水を飲むのは自殺行為だったのよ。
更に言えば、そもそも煮沸消毒やなんかを思いつくようになる・『煮る・茹でる含め、水を加熱する調理法』がヨーロッパに伝わっているかも、その時期だと微妙。
パンと干し肉、お酢にお酒くらいはあるけど、現代人が思う『西洋食』の大半は、当時だと高級品なのよ。胡椒とか、野菜の半分くらい、あと畜肉が『高級品』ね。
で、その上で作者さんが想定されている年代の庶民食がこちら。『ワイン/エール(飲み水の代用品・不味い)、パン(硬い)/ジャガイモ(泥臭い)/カボチャ(虫付き)/麦粥(喉に引っかかる)、タラやニシンの加工品(クソ塩辛い上に硬いか臭い)、キャベツ・ニンニク・にんじん・玉ねぎなどの野菜(主に生か、すりつぶしてスープ)』。
ちな、ほぼ全ての家庭にはそもそも『ナイフと鍋』くらいしか調理器具は無く、多くの場合『直火&積んだ石&鍋』の組み合わせで調理を行っていた。
正直言うとね、戦国~江戸時代の日本の食文化がやたら発達しているだけで、当時のヨーロッパの食事情はゴミ以下だったのよ。貴族食については別だけどね、でも『怪しい余所者』が買えるような物を高級食材とは呼ばない。
詳しくは、下に挙げるウィキを見るとか、『ジャガイモ飢饉』で検索かけるとかしてくれ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%B8%96%E6%96%99%E7%90%86
基本的に、史実通りに作るのが無茶だという事は理解いただけたと思います。
この後、『じゃあ創作するとして、どうしたらいいか』みたいなアイデア案も出したかったのですが、リアルで要件が入ってしまったので、このレスはここで切らせていただきます。