ドラコンです。
>「起動戦士ガンダム」の産みの親である富野監督が、劇中の生活観を出す為に食事や入浴のシーンを入れているという話がありましたので、食事というのは大事な要素だと思ったのです。
この点は同意します。登場人物の人となりは、食からも分かりますからね。美少女戦士や高貴なお姫様が、大の甘党で、お菓子をドカ食いするような場面は、親しみを感じることがあるでしょう。
また、迷える狼さんが食にこだわる理由は、例えば「『イタリア』という国名を使わずに『イタリアっぽい国』と認識してほしい」とのような感じでしょうか。それなら、ピッツァ(あえてイタリア語)やパスタ類を出しておけば、イタリアっぽくなりますよ。
ピッツァも、トマトがなくても、チーズとハムとバジルで作ろうと思えば作れますからね。
屋台で買い食いするにしても、そばや寿司(握り寿司はもともと屋台でつまむもの)なら和風で、肉まんなら中華風ですからね。ヨーロッパ風にいくなら、パンにはさんだ焼きソーセージ(「ホットドック」と書くとアメリカっぽいか?)や、フィッシュ・アンド・チップスでしょう。
それから、リアルティを追求するあまり、中世ヨーロッパの「悪い」部分を書いてしまうのもどうかと思います。
第一研究室の「読者の夢を壊す現実性に注意!」にこうあります。
「物語におけるリアリティとは現実に即していることではなく、リアルっぽく見える楽しい夢のことです」
https://www.raitonoveru.jp/howto1/sekai/09.html
>まあ、一番簡単で楽なのは、全部ある事にしてしまう方法ですけどねw
とのことで、ノンフィクションに限りなく近い「本格大河小説」ではなければ、あまり時代考証は考えず、ヨーロッパ各国の名物料理を出しておけば良いのではないでしょうか。
例えば、朝食はクロワッサンにカフェオレ、酪農が盛んな地域ならチーズフォンデュ、漁師町ならブイヤベースや海鮮パエリア、熱帯地域との交易が盛んならチョコレート(カカオ)やコーヒーといったところでしょう。