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タイトル:無いなら無い理由、作るならその理由を考える。しかしその理由を考えるのが難しい。 投稿者: 金木犀

・つまり、「誰も思い付かなかったから存在しない」のが理由だと思います。それじゃ駄目なんでしょうか。
「ソーセージはあってもハンバーグが無いのは、誰も考えなかったからであり、主人公は自分で食べたいと思ったから、ハンバーグ(焼き芋)を作った」では、理由になりませんか。

→理由になると思います。
 しかしそれは一つの理由ではあるんですが、それだけではない可能性もあります。
 理由というのは、それこそ数多考えることができます。

 例えば、食文化なんかは、考えた人はいたけど「普及」はしなかったとかはありそうですよね。

 自分が食べるために作っていただけで、それを他の人が真似ることはなかったし、真似ても一部の人間、一部の地域しか広まらず、歴史の記録に載らなかったら、「ハンバーグは無かった」ことになると思います。それが無い理由になるかもしれません。
 だからどこかでは食べられているとしても、主人公の地域では誰も食べているところを見たことが無い、という状態であれば、「存在していない」という扱いでいいのです。
 でも、記録にないからといって、「ハンバーグ」を誰かがすでに作っていた、という場合も当然あるだろうと思います。それを否定するようなことを作中で書くと「あれ?」と思う人が出てきます。

 なので、その世界に材料がもともとあり、「誰かが思いつけば簡単に作れる料理」であるなら、異世界転生した主人公がそれを作り登場させることは違和感がないし、むしろしないほうが不自然だと思います。「転生前に食べていたものを異世界でも食べたい」それが「作る理由」になります。問題ないと思います。

 材料が無いのであれば、そもそも作りようがないので、「作れない理由」になります。
 その場合、例えば、サツマイモが無い世界なら、転生の知識を活かし、サツマイモを食べたい主人公が品種改良するために専門家を呼ぶなどして、品種改良できる環境を整える必要があるかもしれません。そうすることで「サツマイモを作れる理由」にするわけですね。

「無い状態」を考えるっていうのはそういう意味では色んな条件を考えなければいけなくなるので、いざ書こうとすると「それだけが理由とするには無理がある」となっちゃうかもですね。それでスレ主さんも悩んだのかもしれません。

一方「無い状態からそれを作ろうと思う」かどうかは、転生であれば、転生前に当然あったものを登場させたいという動機があるので、読者はそこまで不自然には思わないかもしれませんね。

ですので、スレ主さんが考えるべきは「無い理由を考える」ことなのかもしれません。

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