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タイトル:自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信の返信の返信 投稿者: t

お疲れ様です。
私も見習わなければならないと思えるほど、
前向きな姿勢がとても素晴らしいですね!

今回も説明が足りていなかった部分を補足しておきたいと思います。
その前に、当然ですが私からはURLの情報しか見えていません。
URLの情報でこれをどう書き直せば読みやすくするなるか、という視点で私は考えています。

世の中にはもっと設定を盛りながらセンスだけで読ませる人もいるものです。
そこを基準にすれば今回の設定が特別多いとはなりません。
ですが、こういった人達のセンスを真似して書くのは難しいのでオススメできません。
ここでひとつ言っておきたいのは、
私は設定やキャラやストーリーといった様々な要素を良い悪いで判断していないということです。
いま与えらている情報に従ってそれをどう読ませるよう書けるか、ということだけです。
よってこれを実行したからといって、それが物語として最善な形にはなっていません。
前回書いた通り。
薬売りの日常を冒頭から書けば立ち上がりの遅い物語になり、それはそれで読者を選ぶことになるでしょう。
そこから先どうするかは作者様が決めることです。

さて、『物語では「偶然」はほんの少ししか入れてはいけないということですね!』
偶然をなくすためには、仕組みを深く理解していなければ難しいです。
これにはおそらく何年もかかりますし、世間の人達がちゃんとやっているかでいえば、大体はそうではなく。
ある程度書けるようになってくると文章力でカバーできるような感覚になります。
これは高校野球の手打ちのようなイメージですが趣味でやるぶんには、十分だと思います。
逆に、そうしなければならないという思い込みがブロックになってしまい楽しめなくなる可能性が高いので、いったん脇に置いて、忘れましょう。
すべてを今の自分に必要なこととして大事にとっておく必要はありません。

『たとえば、殴り合いのシーンで偶然、ほんの少し狙いがズレて、その隙に拳を打ち込まれてKO……なんてのは問題ないのでしょうか?』
ケースバイケースですがそういった小さなことは問題ありません。
ダメなケースでいえば、1000年生きている魔王には心臓が2箇所あり同時に貫かなければ死にません。
これまで魔王は各世代で地上最強の勇者を4人屠っているとします。
主人公の出した剣が”たまたま”1つ目の心臓に命中し、”偶然”だした魔法が2つ目の心臓に命中して魔王を倒したとしたら、その後エンドロールが流れても楽しくありません。
今回のドラゴンでいえば。
ドラゴンがいなければ転生者との出会いも起きずに、主人公が魔法を隠したまま生き続けることもできたかもしれません。ストーリー上でドラゴンの登場は大きな意味を持ちます。
ドラゴンの登場は主人公の人生において大きな分岐点の一つになっています。
こういった役割を持つものを『トリガー』と呼びます。

「ここ数日、この近辺でドラゴンの目撃情報があったけどまぁ大丈夫でしょ」
これだけでも問題ありませんし、実際多くの作品がこの程度の情報追加で終わっています、ある程度の文章力になってくると文章力だけでカバーしようとしているケースもよくあります。しかし、日常→非日常の切り替えがあまりにも早すぎるため、読者からは急に物語が薄っぺらくなったように感じられます。
今回であれば、
主人公とヒロインのキャラクターが立っていないところに、急にドラゴンが現れ、ドラゴンを転生者が倒します。

多少伏線を貼ってドラゴン登場が普通のように見せたとしても、主人公とヒロインのキャラクターが立っていない、という本質的なところは手つかずのままです。やり方はたくさんありますがどれも共通していえることは。
『何かが起きそうという雰囲気を作れているか』になります。
最初は難しいと思うのでコツを掴むために、まずは日常を書いてから非日常に移行させるとやっていくのが、手順ですしその方が簡単ですよとなります。

最後に、もし楽しんで書けなくなったと思ったらすべて忘れましょう。
楽しんで書いているだけで努力を必要とせずに自然と上手くなれます。
ここをベースにしながら自分の才能にアクセスしていきましょう。
でわでわ、応援しています。

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