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タイトル:プロを目指す上で。の返信 投稿者: あざらし

答えは簡単で、
『悩んでいる暇があれば、どちらも書いてみる』です。
プロを目指されているとのこと。
ならば手数の多さが必要になるはずです。多産の練習だと思って書きましょう。

私自身は執筆しませんが、ラ研含み素人小説投稿サイトを経てプロになった知り合いが何人かいます。元々は感想のやりとりですが、ご本人の努力の甲斐あって新人賞をとり、めでたくデビューというパターンが一番多いです。
で、コロナ流行からこっち、最近ではめっきり機会が無くなってしまいましたが、そういった方々と食事をしたりすることもありますので何となくは実情を聞いてます。

まず、新人賞をとったタイトルが発行されることになりますが、公募に送った作品、それがそのまま刊行されるわけじゃありません。
書き込みの言葉を借りて、ざっくばらんに言うと『(より)読者に受けるもの』に打ち合わせの後、修正がかかります。

要するに、読者に受ける(だろう)ものが公募に送られて来るのは当たり前。
商品になる(新人賞をとる)というのはそういうことで、編集というプロの第三者の目で『より読者の目線で面白い』作品にブラッシュアップされます。

>読者に受けるものを書いていくべきでしょうか?

そりゃそうなんですが、そういった才能に恵まれた人は、それが出来て当たり前なので悩みも相談も発生しないものです。
書いた小説が自然と意識することなく、そうなってます。
とある作家さんに聞いたのですが、小説家を志したきっかけは「夏休みの宿題の日記が、先生に面白かったと絶賛されて気を良くしたから」だそうです。
これ、おそらく『日記という本来プライベートなもの』→『提出する』→『読むのは他人』という図式がなしえた技でしょう。
なんとも凄まじい話しですが、天賦の才とはこんなものです。

こういった天性のストーリーテラーも世の中にはいらっしゃるでしょうが、そうでなければ、

>自分が思いついたネタをとにかく小説という形にしていくという反復

こちらが一般的な初心者の方法だと思います。
その反復の中で『読者ウケ』を考えながら書くのが良いのではないでしょうか。

『悩んでいる暇があれば、どちらも書いてみる』
という手数の話しですが、これも無駄にはなりません。
第一作が大ヒットを飛ばし、それが何年も続けば別ですが、それには運という不確定な要素が絡んできます。

問題は第二作、第三作です。
企画を出してボツになりを繰り返し、ようやっと二作目の執筆にGOがかかる。
某大手出版社での話しですが、先日も『30本近いボツを食らった』と聞きました。
言い方を変えれば、30本の主人公と登場人物に日の目を見せずに闇に葬り去った、ということです。

手前味噌ですが、私個人はグラフィックデザインを生業にしてます。
コンペではなく名指しで仕事をもらうのが中心ですが、一案件に対し3~5案ぐらいは出します。(まぁこれは、相手が選択したデザインという諸々のテクニック込みでもありますが)
一つの案があって、それがそのまま通るなんてクリエイテブ系では知る限り存在しません。
手数の多さは業種が違ってもプロの必須技能みたいなものですから、多産を心がけてください。

デビューしてからいきなり大量生産ってのは、それこそ天性のものがないと辛いです。(つまり二本目でつまづきやすい)
プロを目指されているなら躊躇している暇はないと思いますよ。
バンバン書きましょう。

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