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タイトル:天皇について作中で触れることの可否の返信 投稿者: 半額オソーザイ

大野知人さん

はじめまして。まだ質問などに答えられるほどレベルの高くない、最初の村を出てすぐエンカウントするスライム程度の作家志望野郎ですが、読者として……というのは答えられると感じたので、投下しやす……。

①天皇について作中で触れる事。
 私自身は政治はノンタッチの極み(政治は正しい間違っていると見るより、静かなる戦争として見たほうが楽しいと感じているので。政治劇、大好きです……リアル、フィクション問わず)なので、特に何も感じないかなーって感じです。
 ただ作者個人の思想が見えてくるレベルの露骨な表現は、なんだろう……フィクションの中にいた自分の意識が、強制的にリアルのほうに引き戻される感じがして、これはいらないよなーと感じるかな……。

②っていうか、まあ正直アホみたいだと思ってるけど『陛下』ってつけないこと。
 そのキャラが『陛下』と付ける性格かどうかじゃないですかね?
 三人称の地の文であれば、作者個人の思想が見えちゃうと思うので、できる限り台詞で留めたほうが良いかもしれませんね。一人称なら何でもいいと思います。
 そこは作者のこだわりより、違和感なく物語が進むことを優先して欲しいかなぁと。
 興味のない人間からしたら、本当どうでもいいことなので……。

③天皇が神ではない理由
 それを薀蓄(うんちく)としてだけでなく、物語のギミックとして仕込まざるを得ないものであれば、あっていいんじゃないかなぁ……。ただ、「天皇が神ではない」は何だろう。政治にノンタッチで正誤にまったく興味がない自分としては「え、人間のおじいちゃんおばあちゃんじゃないの? 生物学的に……」という感じです。
 けっこう昔の作品ですが『とある魔術の禁書目録』にローマ教皇が出ていた気がします。なんか特殊な力持っているという説明があった気がする。気がする気がする出申し訳ないのですが(学生の頃に読んでいたので、記憶が曖昧ッス……)、要は『むしろ、神性を持っている(特殊な能力を持っている)場合に説明するべきこと』じゃないかなぁって……。

④天皇制についての批判。主人公(及び作者)が捻くれているため、キャラ的に言うと挟まざるを得ないが、許されるのか。
 そこまで捻くれている主人公で、自分はその物語を面白く書ける自信はないです……大野さんが面白く書けそうなら、それでもいいと思います。ただ、現実問題をフィクションの中で批判しちゃうと、上でも言ったように、現実に引き戻される問題が付きまといそうだなぁ……。
 そこは、現実問題は挟まない、という選択肢も持っておくと良いかもしれませんね。

⑤並びに、制度そのものに問題を感じている主人公が制度擁護派を『正直馬鹿だと思う』と言う事。
 リアルの問題、リアルでもいる意見の人間を過剰にディスっちゃうのは、物語そっちのけで「え、でも考え方は人それぞれじゃあないかなぁ」とか考えちゃいますかね、自分だったら……。

色々と偉そうにズケズケ言ってしまっていたら申し訳ございません。
受け入れられるかどうかは、結局のところ「面白くなれば」何でも許せるなぁって感じです。
確実に面白くなる要素(伏線やギミックなど、エモいものに繋がる何か)ではないなら、触れる触れないではなく「触れなくていい」ことだと思います。

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