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タイトル:そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?の返信 投稿者: サタン

>今の人が幼児並の頭になったということなんでしょうか?
そうじゃなくて、暇つぶし程度のものに頭使いたくないってだけ。令和の今になって、って時代を考えた事言うなら情報過多の世の中になって頭が疲れやすくなったってことでしょ。

>アンパンマン」は1988年10月3日から始まって
◯◯は既にあるって例は論点がズレると言ってたから、あくまで抽象的な例を出したんだけど、スレ主さんのほうから具体的に年代を出してくるとは思わんかった。
んっとね。
「困ってる人をアンパンマンが見つける」「その原因はバイキンマンだ」「バイキンマンをやっつけろ!」
っていう、すごくシンプルな物語の構成があって、この構造を中学生高校生が飽きない程度に複雑にしたものが、スレ主さんが挙げられた作品群です。複雑になっただけで基本構造は同じですよ。
というか、「幼稚」と言われたのはスレ主さんで、だから幼児が見そうなタイトルを持ち出したんですがw

個人的な見解でしかないけども、
>「そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!」
物語において失敗って成功の過程なんだよね。
で、面倒くさいから過程をすっ飛ばしてるだけなんだと思うよ。
近年は挫折したり地道な努力を続けたりって展開があんまり好まれてないし、まあ特にWebだと素人には上手く書くの難しいからあっても目立ってないだけだと思うけど、あーだこーだぐだぐだ言うよりも結論をポンと出してテンポ良く展開したほうが読み手にとってストレスがないんだよね。Webならなおのこと。
だから、「失敗したくない」のではなくて、「過程を省略してテンポいいものが流行ってる」のではないかと思うよ。

あとは、最初に「失敗した未来」を見せられるので「それを回避する物語だ」ということが明確にさっくり説明できるので比較的難易度が低いというのもありますね。
まあこう言ったら全否定になっちゃうんですが、
>強くてニューゲームがゲームの持ち味だったのに
それはその作品の持ち味で、同じ転生ものでも作品が違えば持ち味は違います。悪役令嬢モノの乙女ゲー転生系の持ち味は「あいつらを見返してやる」という、そしてそれが都合よく成っていって現実で溜まったストレスを発散させてくれるってところ。
ようは2chとかにある復讐系の実話スレッドと同じ。
浮気されたから元嫁と浮気相手を徹底的に追い詰めて現場に突入して会社にバラして社会的に抹殺するっていうのけっこうあるけど、割と人気スレッドでまとめサイトとかに大量にある。
要するに、こういうコンセプトは人気ってことだね。
対して「強くてニューゲーム」も人気だけど、ハッキリ言ってそれが持ち味の作品をスレ主が好んでるってだけ。転生ジャンルの持ち味ではない。

そして、人気が続けば変化を求めるのは当然なので、「転生してチート無双で最強ハーレム」っていう起点から変化しはじめてるってこと。
その変化の一つが乙女ゲーで、これもある程度流行ったからあと数年しないで落ち着くんじゃないのかな。
まあ、少女系は読者層の性質上変化が乏しいから、転生ものとミックスした大変化は少女向けのほうで1ジャンルとして受け入れられると思うけど。

>「 やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?」
憧れというか、女性向けの場合はシンデレラストーリーと言うけど、男性向けの場合はサクセスストーリーと呼ばれていたものが原型だね。
また時代の話をすると、昭和の頃はバブルやバブルが崩壊したこともあって、「一気に億万長者になった」「地の底から這い上がって頂点に」というコンセプトのサクセスストーリーがすっごい流行ってた。
これは前述したバブルっていう時代背景が関係してくるね。「一攫千金が自分の身近にもあるんじゃないか」「こんなどん底から抜け出したい」そういう夢や現実逃避が創作物への需要につながっていた。
この頃のサクセスストーリーは主人公の努力や才覚で出世していく話が主なんだけど、それと比べると確かに近年のものは都合よく偉い人と知り合ったり協力してくれたりで、「サクセスストーリー」ではなく「シンデレラストーリー」と言うが正しいだろうね。
この変化は興味深いのだけど、その答えは既に書いていて、つまり「成功の過程である失敗はすっ飛ばしてテンポ良く展開させている」という話だね。
努力で成り上がって貴族になるよりも、運良く偉い人を助けてお礼で貴族になったほうがテンポいいから。
一応言っとくけど、私も「んな都合いいわけねえだろ、ちゃんと段階ふめや」って思うよw
でも、「私がそう思うこと」と「読者がどう思うか」は別だから、理解の前に受け入れなきゃいけない。

この「シンデレラストーリー」に関しては、もとは「サクセスストーリー」だってことを忘れちゃいかんと思うし、主人公が報われていくサクセスストーリーは昔から人気があるので、そこを考えれば今さら疑問に感じることは少ないんじゃないかと思う。

>プロが手抜きで
うーん……うーん……正直、一部否定できない。
ただまあ、ハッキリ言ってプロの手抜きは読者もわかるよ。大人気作家だけどこの作品だけはファンしか買ってないっての結構あるでしょ。
そんで、そういうのはプロの懐にもダイレクトに響くし、「絶対に買ってくれるだろうファン」が多くいる大人気作家でないと、そもそも出版社が出版させてくれないから。
でもなあ。
昔RODってラノベがあったんだけど、終盤でめっちゃ作風が変わってなにこれって思ってたら、確か「応援してた球団が負けて身が入らないし面倒くさくなった」ってあとがきに書いてあったりして、うろ覚えだけど、そんなこともあるから、まあ、否定はしきれない。
手抜きするヤツも確かにいる。
ただ、現在は、Webが台頭してきて書籍化の数も多くて、これって中堅くらいのプロの作家からしたら脅威なんだよね。最初は甘く見てたけど。例えば私が手抜きして売上が少し落ちたら、でも代わりにWebで活躍してるスレ主さんみたいのが山程いるわけだから、編集に「代わりは腐るほどいるよ」って言われちゃう。
昔はそういう人材は会社が大金かけて新人賞を開催して発掘しなきゃいけなかったんだけど、いまや編集一人がネットサーフィンしてるだけで見つかるからね。
これは極端なことだけどね。
なので、現代で手抜きするプロはそうそういないかな、とは思う。

>プロが手抜きして書いた幼児化した作品がバンバン売れているのを横目で見たら「チッ」ってなりますよね。
なるけど、だから、それは戦場が違うって自覚しなさいよってことね。つーかプロの「幼児化」は手抜きじゃないからね。
ぶっちゃけただの嫉妬じゃないですか。
>そんなに楽ならまずこっち(幼児化作品)でデビューもありかなと考えたわけです。
舐めんなよって言いたいけど、フルメタル・パニックの賀東招二は「これなら俺にも書けるww」でラノベ作家になった人らしいし、ぶっちゃけ大なり小なりそういう現ラノベ作家って割といるから、やるだけやってみる価値はあると思うよ。
というかWeb作家の多くは「俺にも出来る」って趣味で書いてヒット作出したりしてるわけだしね。
やってやれないことはないと思うよ。

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