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タイトル:人の心がわからなくても心を打つ作品は描けますか?の返信 投稿者: サタン

人の心を打つ作品、ようは感動モノってのは、一種のロジックが確立してるので、やり方を覚えて実行するスキルがあれば割と誰でも作れます。
例えば、虐待を受けてる小さな女の子が母親の誕生日に頑張って夕飯を作ったのだけど、母親は出先で男とディナーを楽しんだまま深夜に帰って来て、娘を無視してそのまま寝室へ。娘は一人で用意した夕飯を食べた。
とまあ、そんなシーンを読んだとして、スレ主さんはどう感じますかね。母親への怒りか娘への同情か、って感じじゃないかな。
このように、人間が「かわいそうだな」と思える状況はだいたい決まってて、かわいそうな子が頑張ってれば応援したくなるのは当然で、そんな子に意地悪する人物には怒りを覚えるものなんですよ。
まあ、私もそこまで他人に共感しないので、あくまでロジックとしてそうだってことを知ってるだけなんですけども。

「こういうことを書けば読者はこう感じるだろう」というのが、感動モノの場合は他と比べて割と楽なので読者の感情を揺さぶる「演出」の面で言うとコツを覚えればけっこう簡単です。
なので、そうだな。
適当な作品を単純化してみてください。
「主人公が悲しい思いをする」「ひどいことが起こる」「ほんの少しの幸せを感じる」
みたいな。
そしたら、「主人公が悲しい思いをする」は「主人公が悲しい思いをする内容なら何でもいい」と考えて、主人公が悲しむ展開を考えてみてください。
他の要素も同じように。
感動ものはこうしたロジックが既に決まってて、あとは設定や演出によるところが大きかったりするので、こうすりゃ比較的簡単に感動モノを作れます。
つまり、人の心がわからんでも、誰でも作れます。
例えば、「主人公は少し変な名前で、学校でイジメられて恥ずかしい思いをする」「特に名字が嫌だ、こんな名前いますぐ変えたいと言うが、実は主人公は養子で本当は違う名前だった」「それを知ったとき主人公は自分の言葉がどれだけ両親を傷つけていたかを理解して、養父母の愛情を強く感じた」とか。
こういう感動する流れを理解すりゃ、あとは既存の作品を読んでその流れを学んで自分に取り込んでいけばいい。

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