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タイトル:ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 投稿者: サタン

あくまで個人的な回答だけど、

>・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
程度じゃなくて、部分じゃねえかなって思う。
例えば「切っ掛け」の出会いが現実的なものであるなら、「内容」の恋愛描写はファンタジックなものが良いと思う。
その逆で切っ掛けがデタラメな空想であるなら、その内容は現実を意識したほうが良いと思う。
そこの落差に面白味を見出しやすいから、ですね。

>・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。
誤解を恐れず答えれば、別にこれっぽっちも不利にはならないです。
恋愛要素とか成長要素とか戦闘要素とか、こういうよくある「◯◯要素」ってのは、ようするに「読者を楽しませる要素」という意味です。
だから、別に恋愛要素が無くても何にも困らないし不利にはならない。
けれど、じゃあ貴方の作品はそれに変わるどんな要素で楽しませてくれるんですか? という話なんですよ。
当たり前だけど「読者を楽しませる要素」というのは必ずあるし、用意すべきで、コレ自体が無いのであれば不利以前の問題。

で、じゃあその「読者を楽しませる要素」はどんなものがいいかな? と考えると、読者を楽しませるわけだから読者を考えることになる。
つまり読者ターゲット、読者層を考える。
ライトノベルは基本的に10代読者がメインターゲットになるから、10代の子たちが楽しめる要素、興味ある要素、身近な要素、そういったものが候補に上がる。
すなわち、「戦闘」「恋愛」「成長」といった感じ。
そういったものにドキドキワクワクしやすいじゃん?

だから、それら要素が少年漫画にもライトノベルにも多く見られる、というだけの話。
言い換えれば、それら「ラノベ向け要素」が無くともラノベを書けるんなら無くても何も問題にならない。
あったほうが読者にドキドキワクワクを提供しやすいのは確か。

そして、まあ、こっからはちょっと狡い話だけども、「ラノベっぽい」から多くの人が利用するわけで、ということは新人賞なんかではむしろ利用しないほうが少数派になるので目立つ。
しかも「使いやすい要素」を使わないでライトノベルらしさを表現する以上その技量が評価されやすいし、「よくある要素」ではないから独創性が出やすく他作品との差別化がされやすい。
そのため、点数的には同点の作品が数個並んでる中で御作だけ一歩飛び抜けてるように見えなくもない。

こういう理屈の上では、不利どころかむしろ有利に働く。
けど、当たり前だけど、「使いやすいラノベっぽい要素」を使わないでラノベのラノベらしさを十分に出せるか、そしてそれは独創性が出しやすいだけであって独創性があるわけではないから、ちゃんと独創性を出していけるセンスが育ってるのかと、正直、もろもろ要求されるレベルは高いと思う。
単に「恋愛要素(読者を楽しませる要素)」が無いだけの作品だと、ただ単に楽しませてくれない作品にしかならないので。
再三だけど、
恋愛要素も戦闘要素もなくても問題ないが、そういう「読者を楽しませる要素」は他にありますか、って事です。

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