作品の形式による、ってのが答えだなぁ。
例えば、その理屈で言うんだったらラブコメにおけるサブキャラには『ヒロイン』も含まれちゃうわけだけど、男の子向けのラブコメで、ヒロインの登場比率が低いのはどうかと思う。
逆に、アクションもので、『第一話で主人公に倒されて舎弟になる』みたいなキャラが居たとして、ソイツをヒロインと同レベルの頻度で出しても、そんなに面白い展開になりそうにない。
っていうかね、多分この問題は、視点の置き方が間違っていると思う。
大雑把に言うと、『誰に対して、どれくらいの量、エピソードで掘り下げるか』ってことが重要な訳であって、登場比率とは厳密には異なる。
例として言うなら、例えばハーレムもののラブコメで、『実はどのヒロインよりも主人公の親友(男)の出番が多い』みたいなパターンだったとして。
この親友がギャグ要員であって、出番は多くてもストーリーとしてはそこまで重要な部分に関わってこないんなら、それはそれで問題ないわけじゃないですか。
そういう意味で言うと、バカテスとかを読み込んでみると良いと思います。
ヒロインに当たるキャラ(姫路さんや美波)と比較しても、主人公とバカやってる連中の方が、尺的には多く出ているように見えます。
勿論、バカテスがギャグメインだというのも大きいですが、それはそれとして、ちゃんと主人公とヒロインの関係性をピックアップするお話も、中には含まれている。
要するに、『量』の問題ではなく、『どこを読者に注目させるか』が大事なんじゃないかと思います。
あともう一つ。ジークさんは例として色んな漫画を上げていらっしゃいますが、描写の精度や内面の描き方など、漫画とラノベでは勝手・得意分野がかなり違ってきます。
参考にならないわけではないですが、まずはラノベをベースに分析することをオススメします。