栗本薫がグイン・サーガについて、「異世界ファンタジーを書きたかったわけじゃなくて、架空設定で三国志がやってみたかっただけ」みたいなことを何かに書いていましたよ。要するにそういうことなんじゃないでしょうか?
一昔前……いや、三昔前くらいかな。日本の小説界隈はファンタジーになじみが薄く、虚構性ということに妙に杓子定規な意見を言う人(読者や評論家)が居たんですね。そういう人は、大した必然性もないファンタジー設定に対して安易だという意味不明な批判を述べていましたが。
今はジブリ作品やRPGなどの影響もあり、「世界観」という概念が認知されるようになったので、ご質問の件については素直に書きたいように書いても大丈夫かと思います。