おそらく、自分で意図的に作るシーンは、そうでしょう。恐らく、作品に対する感動やらなんやらは、それまでの経過からの結果によって形作られるはずですし、それを一番よく知っているのは自分でしょう。それ故に、判定が一番緩いはずですので、その一番緩い人の心すら動かせないものに、誰が心を動かされると言うのでしょう。
ですが、それは意図的に提示した部分の話です。実際のところ、読者は作者の意図せざるところでも感動しますので、一概にそうとは言えません。他の誰かが、その人自身をかえりみて、何かを思うことがあるかもしれません。でも、それは作者にとっては分からないことです。
結論としては、何がしかの感動などを意図的に与えたいと思うなら、自分を泣かせて見せるのは最低限ではないかと思います。
尤も、ある程度他の人の思考パターンを予測して話を作れるならその限りではないですが……