質問が半年前だ・・・まぁいいか(;´∀`)。他の方も行ってらっしゃるようですが、【べつにいんじゃね?】ですね。
モマと影憑の類似点
・夕方から夜にかけて現れるが、夜は力が強くなり過ぎるので、戦うなら夕方のうちに
・様々な形態をとるが、基本的に黒い
・退治に使える武器が限られている
・人に取り憑いた場合、精神の変調をきたす
この類似点って、設定的に【現代ファンタジー(伝奇)物における敵対する幽霊や妖怪(モンスター)が持ちそうな特徴トップ10】みたいなもんですよ。
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お化けって夜に出るイメージがありますが、昔の人は夜はかなり早く寝ちゃいましたから異形と遭遇するには夕方(お化け的には早朝くらいのイメージだと思う)ってのはあるある。
逢魔が時やらたれそかれ時ってやつは海外でもトワイライトという言葉で不気味イメージとして割と使う。お化け的には早朝くらいの時間だと思いますね。
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特殊効果のある何たらでしか討伐不能ってのもあるあるです。
聖水とかは成分的にそこらの水に塩をちょっと入れて神にささげて聖別したもの。
お神酒なんかは酒を神様に捧げたお下がり。神の飲んだ分、神気が入ったもの。
神憑きってのは『自分の肉体』を酒や塩水代わりに神様にささげ、神さまの御下がりとなることで体に神の気が残っている状態になっている系ですよたぶん。ノリとしては。(設定上神憑きはリスクがあり神に何かを奪われていく、寿命が短くなるとかがベタやね)
河童除けに仏壇にささげた仏様のご飯を頂くといいってのもありますね。このばあい仏様が守ってくれるのか、食べた人が仏様と区別がつかなくなるのかは不明ですが。
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身もふたもない言い方ですが、モマも憑依の設定も、オカルトあるある知識が行き着く終着点みたいなもので、わりとありがちです。
むしろ皆行きつく、だいじょうぶ。
ファンタジーってそういうものらしいです。エルフはエルフ、アンデッドはアンデッドで漠然とそんなもんだからそんなもんでいいんだよ的な。
SF(サイエンス・フィクション)やホラーなんかは、エルフのルーツを探るとか、なぜモマは人に害をなすのか、特定のものでだけ攻撃可能なのかとか、理由や法則を見つける研究、究明アプローチが重要で、真実と真相、謎に近づくことがメインになる。
だが! 少年少女の! 友情アクション活劇には! 別に! 全く! いらんっ!!
むしろ妙に凝った設定にしすぎて説明がむずかしくなったり読者が理解不能になるより、理解しやすくとっかかりやすい内容と言えるでしょう。
ペルソナとか、ほんまそんな設定ですよ。
ただちょっと違うよアピールのために軽くSF要素———3次元に生きる人間が認識できない25時という異次元だとか、特定のタイミングで異次元につながるテレビだとか、心という異次元に迷い込むことができるアプリケーションだとかーーーをスパイスに利かせているだけです。
もし、モマの設定が自分的にすごい頑張ったポイントなら難ですが、作者さん的に主人公に格好良く倒してほしい敵、ていどの設定ならそこまで嘆く必要はないですね。
モマをもっと大事にしたい、物語の軸にしたいなら、モマへのアプローチや攻撃手段を変えるといいかと思います。
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めんどいから言及しませんが、怪奇現象は衛生学、次元などの自然科学や数学、動物や生物とみなしての生態学、よくわかんないけど経験上こんな感じでどうにかなる的な統計学、神学や哲学など心理学的なアプローチなんかもできます。(あと神霊アプローチとか)
モマの設定は、経験上こんな感じでどうにかなる『統計学』でのアプローチでできているよう思います。
ほかの学門サイドで設定をこねこねすれば、別の解釈を持つモマに改造できるとは思いますよ。
まぁ楽しく書くのが一番です。