実は私、やとうさんの「○○相当の架空世界」「でもファンタジー要素はない・少ない」という方向性が、なにげに好きだったりするんですよ。世間的に地味な評価になるのは承知の上ですが。その地味め渋めが前回けっこうツボに入ったので……
でもいちおう、ヴィクトリア朝ではオカルトブームとかあったり降霊会みたいのもあったりで、つつけばいろいろ出てくると思います。つまり、ホラーものOKってことになる。あとは何と言っても「産業革命」とその副産物である「霧」ですかね。こっち方面をつきつめるとスチームパンクにいっちゃうのか。なかなか匙加減が難しそうですが。
あとは、現地での主人公の後見人とかよき理解者みたいな人がどうしても必要になるのでは、という気がしているのでそういう脇役から固めてみるのもいいかもしれませんよ。その人が「主人公に何をしてほしいか」のほうが重要になるかもしれません。たとえば護衛として常に一緒にいてほしいとかだったり。その人が下宿の同居人募集してたり探偵だったりして助手が必要だったり(←オイwwだからこういう設定だけで誰がモデルか丸わかりだろってやつですね。流石にちょっとこれはないだろという気がしてますが。。。)
この脇役との組み合わせがハマると「バディもの」とか好きな人には萌えるかも。最近あんまり見ませんけどね、そういうの。なろうでは主人公無双が主流だから。でもサムライが霧の都にたった一人、というのもうまく動けないのではないかという気がするので。
さっき言ったように、ホラーものなら霊能者とその護衛とか。(相手が女の子だとロマンスの予感が……)
スチームパンクならマッドサイエンティストとその同居人とか。(←やな感じのコメディにしかならなさそうww)
あるいはそのミックスとか……すみません悪ノリしすぎましたので以下自粛させていただきます。
そして、女性キャラを出すとどうしても切り裂きジャックの獲物候補に上がる可能性が出てしまうという……
ほんと、いくつかこの時代の作品を見ましたけど、作者が書きたいか書きたくないかという問題でなくヤツを出さざるを得なくなってしまう、という気がしています。で、ヤツの存在感を薄くしようとすればするほどそれ以上の悪の存在を作らざるを得なくなって、そのバックボーンとしてのホラーもしくはSF要素が必要になるんではないかという気がしていて……ちょっと深読みしすぎかな、頭冷やします。
ヴィクトリア朝時代の資料は沢山あると思いますので、なかなか難しいと思いますが、楽しんでやれるといいですね。