別に読まなくても書ける、とはされてる。一般論だけどね。
俺個人としては、ラノベはともかく、現国の教科書に載ってる小説くらいはちゃんと読んどいて欲しいかなぁ。
シーンの書き方や演出、プロットの作り方以前に『読みにくい文章』であればその時点でゴミです。
新人賞なんかでは、『多少読みにくくても、面白ければ採用することもあります』と書いてありますが、その芯のところにある『面白さ』が下読みの人たちに伝わらなければ、結局は無意味です。
さてその上で。
人間と言う生き物は、『模倣する事』を通して学習し、技術力を高めます。
『作劇』そのものは小説を読まなくても出来ますが、『作文』は文章を読まない人間にはどうしたって出来ませんよ。
語呂とか、字面とかの超感覚的な部分。文の長さや、漢語と和語、あるいは漢字と平仮名のバランスなどの読むための調整。読者側に立った時の、読む時間を考えた尺設計。
そう言ったものは、一定程度文章を読まない人間にはかなりハードルが高いと思います。
一定程度の規模には個人差があるとは思いますが、俺としては『6シリーズ、20冊前後』は読んで欲しいかなぁ。1シリーズを最後まで追わなくてもいいので、『色んな文章の形』を読んで、慣れてほしい。