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タイトル:第1話に詰めるべき内容はの返信 投稿者: サタン

まず、プロット板のほうを読んでも1話目のプロットがない。序盤に重点を置いた全体のはあるけども。
次に、1話というのが何文字を想定しているのかわからないのでなんとも言えない。文庫本なのかWebなのか、Webでも短編なのか長編なのか、長編ならどれくらいの規模なのか。

たぶんWeb連載をしたいのかなと感じるから、長期連載を視野に入れた単行本数巻になるような大長編を想定してるのかなと思うのだけど、
そうすると、おそらく一話というのは5000文字前後だと思う。
5000文字というのは意外と少なくて、スレ主さんが考えてる内容(問題の友人Aの回想を抜きにしても)を全て入れることは困難だと思う。
1話につき、一つの事を一個だけ書ける、という程度に考えていたほうが良いのではないかな。

で。
もしかしたら想定してる1話を分割して連載するつもりなのかもしれないから、そうするとそもそも「1話」ってスレ主さんが言ってるだけで、スレ主さんの脳内を知らない第三者には「1話」がどれくらいの長さなのかということがわかりません。

なので、「最序盤に書くべき内容は」という意味で回答すると、
これは「序盤の役目」を考えると良いでしょう。
序盤に必要なことは、「この物語はどういう物語なのか?」を読者に提示することで、その中に「この物語の楽しむポイントはここ」という要素を明確に書くことが大事だと思います。

スレ主さんの物語で「こういう物語」と提示できて一番「面白い」だろうと思える場所は主人公が勇者の記憶を取り戻すところで(これも私はそう読み取ったというだけで、スレ主さんは本当にこれで良いと考えてるんだろうか)、女神に記憶を戻してもらったというシーンがおそらく最序盤に相応しいだろうと思う。
何の説明もなしに主人公は女神と出会って勇者の記憶を戻してもらうという展開から始まって、「こうして主人公は勇者の記憶を取り戻した」で3000~5000文字程度の一話目は終わる。
こうすると何の情報もない読者でも「これは主人公が勇者の記憶を取り戻して活躍していく話だ」と最短で理解できる。
次の話で少し時間を戻して、追い出された主人公と貴族の悪ガキを書いて、貴族に虐げられてる場面を書くことで主人公の現状説明をする。
すると、でも読者は「勇者の記憶を取り戻す」という事実を知ってるから、「こんな虐げられてる主人公がどうして女神と出会うことに」と思う。
つまり「女神」という存在・その出会いが「読者の読みたいもの」とわかる。
なので、「どのように面白くORドラマチックにOR衝撃的に女神と出会う場面にできるか」を考えながら、そこを山場に2話目を作る。
この際に友人Aを出して主人公との関係性を書くのも良いと思う。ただ、回想を使ってまで「主人公と友人Aの関係」をしっかり書いてしまうと、以降で書くことがなくなってしまい友人Aの影が薄くなるという現象がまま見られます。
言っちゃなんですが、初心者の方は「これを書く前に二人の関係を説明しないと!」と考えることが多くて、序盤に詰め込みすぎてしまい、同時に序盤以降で書くことが無くなってストーリーを追うだけになってしまう、ということがあります。
主人公と友人Aの関係を事前に説明することは大事ですが、最序盤では「ただの友人」「信頼できる親友」「仲は良いが気を許せない悪友」とか、そういう雰囲気だけわかれば十分です。
友人Aと主人公の関係を先に説明しなきゃって気持ちはわかります。けど、最初は「主人公にとってどんな人物像の人間か」ということが知れれば序盤はそれで十分です。
次回以降どころか中盤以降とかでもいいんじゃないのか。友人Aと主人公の出会いの過去話なんて。外伝とかのオマケ要素で書くとかで問題ないと思う。
そんで時系列が1話目の直後に戻った3話目で、まあ、Web読者がターゲットなら読者の興味の対象は「女神に貰った能力の詳細」に移ってるから、3話目はまるまる能力の試し打ちとか主人公が試行錯誤して能力を把握していく場面とかでしょうか。
主人公の能力を知ってる人間を作っておくのも良いから、それを友人Aに見られてしまい、というのもいいんじゃないかな。秘密を共有するってのは信頼感を表現できるし。
4話目からは、読者の興味は「その能力で主人公は何をするのか」に移ると思うから、新しい展開をぶつけるのが一番。
なので、貴族の悪ガキが洞窟へ行くんでそのための手下が必要だ、っていう主人公が同行する展開で主人公は危なげながらも女神からもらった能力で活躍し洞窟を切り抜ける。
4話目の内容は「洞窟に行くまで」と「洞窟内での騒動」とで2話に分けたほうが無難でしょうかね。
連載形式を想定すると、だいたい1話で内容が一段落してたってタイミングの4・5話目で上下編にして一段落させないのも読者に変化を感じてもらいやすいし。

とまあ、これは「こうすべきだ」って話じゃなくて、スレ主さんが考えられたプロットの序盤を自分が構成する場合はこんな感じになるかなあ、という妄想込みの垂れ流しです。
スレ主さんがどういう構成を考えてるのかわからないので、妄想くらいで具体的な事は言えないですが、私が構成するとしたら1話5000文字程度を想定して、このように5話はかかる内容だと思います。
駆け足でやるとしても3話は欲しいかな。当然、既に書いたけども友人Aの回想は一切書かずに。
繰り返し、最序盤で必要なことは「この物語はどんな話なの?」ってことを読者に伝えるのと、「この物語はどこが面白いの?」という要素をちゃんとわかりやすい形で表現すること。
イメージしてる物語を出力するだけではなくて、ちゃんと目的を持ってシーンを組み立てる。それが「構成」じゃないかなと思う。
なので、まずはその「目的」を意識してみりゃいいんじゃないかな。
再三、序盤の目的は「これどんな話?」と「これ何が面白いん?」をちゃんと書くてこと。
それ以外はどーでもいい。

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