お久ぶりです。大野です。
サタンさんが触れられている事なんですが、『リンク先に第一話のプロットが見当たらない』ため、御作と関係なく、一般論的なことをベースに書かせていただきます。
先に結論から言うと、『第一話にはちょっとしたカタルシスとキャラ紹介、あとどうしても重要な設定があるならそれだけ入れて、出来るだけ簡潔なストーリーにした方が良い』というのが俺の考えです。
まあ、これは『意味もなく複雑な設定』を作りがちな自分への戒めもあるので、元々島さんがそうでないなら参考にならないかもしれませんが。
第一話、というのは基本的に『読者の読むモチベーションを盛り上げる』ためにあるんじゃないでしょうか。
となると、アニメのPVのように『作品のセールスポイントをちょっとずつ抜き出して、読者に見せる』のが良いんじゃないかなと思ったり。
・簡単なカタルシスとして。
ヒロインとの出会いだったり、主人公が転生したり、物語のキーアイテムを見つけたり。
という『物語の始まり』を派手に演出して興味を持たせる。
・キャラクターについて。
主人公やヒロインの簡単な印象や、わかりやすい長所・短所を描写して、感情移入しやすくしたり、視点人物以外の人間にも『味』を持たせる。
・設定について。
これは、むしろ最低限以上には書かない方が良い。ソシャゲをやった事があるならそのチュートリアルとかを参考にしてほしいんですが、冒頭から細かい世界設定やキャラ設定、アイテムの構造をドカドカ投げ込んでくるチュートリアルは(ほとんど)ない訳で。
それと一緒で、とても尖った設定があるならともかく、あんまりクドクド設定を書かない方が良い。世界設定でも、キャラ設定でも、キーアイテムの詳細でも。
・尖ってない設定。
『魔法を使うのには魔力を消費するよ』
『俺はどこにでもいるごく普通の男子高校生』(この後に出オチみたいなトンデモ設定が続くならそれはそれで良い)
『王都●●●は二千年の歴史を誇る××帝国の首都であり、△△川沿いの~』
・尖った設定
『ヒーローの俺、○○と悪の女幹部、××ちゃんは、実は付き合っているのだ!』
『この世界には「ゼイホウ」というルールがある。人も、魔族も、亜人も皆、絶対神「ゼイムショ」に一定の「ゼイ」を納め、その加護を受けて生きていた。』
『七つ揃えると願いが叶うという龍の球、それを求めて男たちは大海へ旅立った』
ええと、一応言っとくと『尖った設定』の方は基本パクリなので使わないで下さい。まず著作権で揉めます。
その上で、文字数次第ですが。
(文字数÷1500)人くらいのキャラ紹介(大雑把)
と
すっごく重要な設定一個+今いる場所とか時間とかの情報
と
簡単なカタルシス/物語上の『動き』
でまとめれば良いんじゃないかなぁ。