ええとね。なんでも答えると言っておいてなんだけど……。
根本的には、あくまで自分で考えるべきだとも俺は思うのです。
理由はなんでかって言うと、何でもかんでも人に聞いてると予想外の事態に対応できなくなるし、回答者が言った事を鵜呑みにし続けるとNOVEL素人さんのオリジナリティがどこにもなくなるからです。
その上で。
1 あらすじにどこを書いてどこを書かない方が良いか、という話でしたら。
物語の中で、大きな流れに関わる物だけを書いてください。
起承転結がわかる程度に、と言いたい所ですが小説の中には厳密には『起承転結』の構造になって居ないものも多いので、大雑把にシーンの流れが分かるように、と言っておきます。
ただ、それだとわかりにくいと思うので、一つ手段を用意しました。
肉付け方式、と便宜上呼びますが、要するに『すっごく短い要約』を用意してから、そこに段々とパーツを付け足して行けばいいんです。
例えば、桃太郎を要約すると。
A:桃太郎が鬼を倒しました。
これは結論です。
B:桃から生まれた桃太郎が鬼が島の鬼を退治しました。
桃太郎と鬼に多少の修飾が付きましたが、物語としてはまだわかりにくいです。
C:桃から生まれた桃太郎はお爺さんとお婆さんに育てられ、犬・猿・雉をお供に旅をして、鬼ヶ島に到着し、鬼を倒しました。
大雑把にモブ以外の登場人物を全員登場させました。ただ一方で、『鬼を倒す理由』や『犬・猿・雉がどうして味方になったのか』『桃太郎がどう桃から生まれたのか』などが分かりません。
D:ある日、お婆さんが川で見つけた大桃から桃太郎が生まれる。老夫婦に育てられた桃太郎はすくすくと育ち、村人たちを苦しめる鬼を退治するために旅に出る。途中で桃太郎は犬・猿・雉と出会い、お婆さんに貰った黍団子を与え、彼らを味方に付けます。やがて鬼の住む鬼ヶ島に到着した一行は、熱戦の果てに鬼たちを討伐。奪われた村人たちの財産を取り返し、凱旋しました。
これくらいが、多分求められている物です。ちなみに、これで約171字。
3 モノによります。って言うか、修正や改稿の文量・規模に寄るので、一概には言えません。
あと、先に言っておきますと。
基本的に、一~二年頑張った程度で入賞することはまずあり得ないので、心配する所がおかしいです。
逆に、ちょっと頑張った程度で入賞できる才能があるのなら、細かい事を気にせずとも編集者が手助けしてくれるので大丈夫です。
出版社側の提示した修正内容に関して断る事が出来るかどうかは、これも規模に寄ります。どうしても嫌ならその時になってから交渉しなさいな。
5 俺は基本的に『好きなもの書いてウケたら良いなー』でやってるので、男女比はほぼ半々です。男の方が多い場合もあれば(それも大半がオッサンやジジイ)、女の子の方が多い場合もあります。
ラブコメ/ハーレム/恋愛要素のある作品は基本的に書かないんですが……。別に、普通に会話させりゃ良いでしょう。
というか、それこそ書店に行けば有り余るほど置いてあるんだから、買って読みなさい。
小学校から高校くらいまでに、調理実習をやった事があると思うんですが。それの応用です。出来上がりの物を知って、それをどう作ってるのか考えて、レシピを書き出してみて、それに当て嵌めて作る。
現国の授業でよく聞く、『作者の気持ち』って奴です。ラブコメ読んで、『この作者は何をどういう順番で書いてるのかなー』ってのを読んで、チャート化して、そこに自分の書きたい物を当て嵌めて、自分なりのプロットを作ればよろしい。
6 知るか。
そもそも『これから』っていつですか?
小説ってのは、出来上がって、応募して、入選して、印刷してから世に出る訳ですが。『応募→発売』は約1~2年ほどだそうです。
一方、NOVEL素人さんが『書く、応募する、入選する』のに掛る時間はどのくらいでしょうか?
俺が知る限り、最も遅筆な人は長編一作書き上げるのに4年かけます。俺は筆が乗っていれば2カ月で長編一本できますが、酷いと9カ月とか平気でかかります。
現代の消費文明とは残酷な物で、ラノベの流行り廃りは大体1~2ヵ月単位で変遷していくそうです。
さて、NOVEL素人さんは『いつの』未来が知りたいですか?
厳しい事を言うようですが、『まずは一作書き上げてから心配しなさいよ』という話です。
また、先ほども言いましたがもしNOVEL素人さんがとんでもない天才であるなら、心配するまでもない事でもあります。
2の『新人賞で最終選考では、ライトノベル作家の読まれて評価しますが、実際に読まれるのでしょうか。』
まず、3~4作応募くらいで最終選考に行ける奴でも『大天才』です。
ですから、後2年くらいは気にする必要ないですよ。
3の『新人賞に出した作品が、その出版社で書籍として出版する際、内容・文章を修正したり、全体の半数近くを書き直したりする事はあるのでしょうか。または、出版前に自分から修正したり改善をお願い、ご提案して出来るのしょうか。』
これも2と一緒。入賞してから心配しなさいよ。
6『ライトノベルのジャンル受けとして、どれが一番いいジャンルかはあるのでしょうか。』
これに関しては、なろうなどに上げるならある程度は気にした方が良いでしょうが。
さっきも言ったように、移り変わりが早いのでNOVEL素人さんの執筆速度によります。
よりますが、恐らくまだ一作も書いてらっしゃらないですよね?
ならまず、自分の執筆速度を知る所からです。
以上。厳しめのことも言いましたが、応援しています。