物語の本筋がどこで決着するのか、ということを意識されているでしょうか?
このストーリーの本筋は、賭博騒ぎとお転婆な皇后へのお仕置きを装った幽霊問題の解決ですよね? で、その幽霊問題はストーリー的には、
>仁瑜に介抱され、目を覚ました銀鈴は、「幽霊退治をしたかったら、初めからそう頼みなさい! 囚人役ならやってあげたのに」と、怒りが収まらない。香々から、「銀鈴が『本物の囚人』だったから、出てきたのよ」と言われて、銀鈴は怒りを収める。
ここで決着しています。ストーリー上の謎と問題点はすべてここまでで解消しているので、霊廟の祭祀も解決後のイベントに入ります。すなわちプロット的にはここから後はすべてエピローグ。そう考えるとエピローグに三つもイベントを詰め込んでいることになり(霊廟祭祀、演劇、温泉旅行)、かなりバランスが悪いです。
なので温泉旅行をエピローグ(の中心)にするなら演劇だけでなく、霊廟祭祀もイベントとしては余計で、数行の叙述で済ませるくらいにした方がよいと思います。