単刀直入に言うと、「敵が来る→弱点等を探る→なんとか倒す→敵が来る 」。このような繰り返しは問題ありません。
人気作品の「ワンピース」や「ドラゴンボール」だって、似たような展開が繰り返されています。
ワンピース…………「島に上陸」→「敵と遭遇」→「敵を倒すために戦う」→「勝利」→「新たな島へ」
ドラゴンボール…………「敵が襲撃してくる」→「敵を倒すために修行する」→「戦う」→「勝利」→「新たな敵の襲撃」
かなりざっくりと表しましたが、両方とも簡単に言えばこんな感じになっています。
どうしてこのような繰り返しが問題ないのかって、これらは「こういう物語だから」です。それだけのことです。
……しかし、もちろんこれだけでは、他の作品との差別化が難しくなります。というかほぼ無理です。
ではどう差別化するのか。
この繰り返しは結局「やっている事」でしかないんですよね。だから「中身」を工夫してやるんです。
ワンピースは、島によって、状況や人々の思いが違います。
ドラゴンボールは、他の星に行ったり、未来に行ったりします。
そういった中身で差別化が可能なため、問題がない訳です。
つまり、重要なのは「ただの繰り返しでは済まさない」という事。
繰り返しの中にだって、いくらでも工夫を詰め込めます。
そして忘れちゃいけないのが、「どれだけ同じような展開を繰り返しても、それらは全て繋がっている」という事です。
ワンピースもドラゴンボールも、物語が進むたびに、仲間が増えたり成長していったりします。こういったものもまた「変化」といえるでしょう。
繰り返しというのはむしろ、物語の「種類」だと言えるほど基本的なものです。むしろ基本的だからこそ、工夫が活きるのかと思います。
自分ができる限りの工夫を考えてみて下さい。
例に出した二つ以外にも、参考にできる作品は沢山ありますよ。