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タイトル:新・タイトルの相談の返信 投稿者: サタン

個人的に、一つの作品に一年以上とか長期間の相談をしたり延々と相談をし続けたり(一年も前だとネタが熟成どころか腐りかけてる・延々相談って相談がメインになってる)、一つの相談に対して「これでいいの?」と正解を求める助言を欲したり(正解は自分で決める。それを第三者に求めたらその人の作品じゃない)ってのはあまり良くないと思うので、えっと繰り返し、これは個人的にそう思うってだけなのでダメってことじゃないのだけど、概要をまとめろと書いたのは自分なので責任もつ意味で回答しようと思います。

まず、前回の回答をしたあとにしまったなと思ったのは、概要をまとめるタイトルはタイトルを考えるうえでの一つの方法論なだけなので、可能であれば綺麗さっぱり忘れてゼロから別パターンで考えたタイトルも候補に入れておくべきかなと思う。

いきなり余談になってしまうけどそこも書いておくと、というかこれも持論で私見の域を出ないので、「そういうふうに考えてるヤツもいるんだなー」程度で読んでほしいけども、
タイトルはどうあっても作品の顔で、特にWebではタイトルが一番目立つ作品の入り口になるので、「その作品の一番大事な部分・象徴・要素」を考えて、それをどう取り入れるかと考えるのが第一歩だと思う。
個人的に思うのは、キャラクター系タイトルと物語系タイトルと世界観系タイトルがあると思ってる。
キャラクター系タイトルは、例えば「涼宮ハルヒの憂鬱」や「とある魔術の禁書目録」とか「ヒロイン」ないし「ヒロインの象徴」をタイトルにしている、または「犬夜叉」や「魔法科高校の劣等生」といった「主人公」ないし「主人公の象徴」をタイトルにしているパターン。あるいは「スレイヤーズ」といった主要人物たちを総称するタイトルというのもあると思う。
そこに、+α程度に何かを添えることもある。「ゴクドーくん漫遊記」とか。
この場合、なんでもかんでも詰め込めばいいわけじゃなくて、メインはキャラだから+α部分は添え物程度であまり主張しないのがコツだと思う。「涼宮ハルヒの憂鬱」の「憂鬱」部分がそれだと思う。
物語系タイトルは、前回説明した 概要をまとめる・結末を書く みたいないくつかの手段があると思う。この例は近年のWeb小説の長文タイトルに多く見られると思う。
一番おもしろいところを押し出す、というのがコツ。
ちなみに、作者は自分で自分の作品の魅力をわかってない事が多いから、意外とこれが出来ない人は多い。
更に余談になるけど、物語系タイトルの上位に雰囲気系タイトルがあると思う。
例としては成田良悟の「バッカーノ」とか「デュラララ」とか。物語の雰囲気を一言でズバッと言い当てるようなセンスの塊なので、才能がないと無理だと思う。自分には無理。
世界観系のタイトルは、例えば「ワンピース」とか「十二国記」とか。世界観のワードを持ってくるタイプ。これはキャラよりも「その舞台・モノ・現象などを中心に巻き起こる騒動の話」というコンセプトの話に多い。
「彩雲国物語」は「彩雲国」で起こる話。「夏目友人帳」は「友人帳」が切っ掛けになる話。「桜蘭高校ホスト部」は「ホスト部」の話。
舞台やコンセプトがしっかりしてる場合は、こういう世界観系のタイトルにすることが多い。
長文ついでに更に余談で、例外として抽象系タイトルってのもあると思う。
これは、キャラにしても物語にしても世界観にしても当てはまって、一度考えたタイトルを抽象化して1ワードにする。
例えば最近アニメで続編やるらしい「BLEACH」とか。説明すると、主人公の死神を表現する「黒」に対して「白」をイメージすることで黒を際立たせ、その「白」のワードの中から「染めたものを洗い流す」という意味で「漂白」から「ブリーチ」とした、と作者が何かのインタビューで語ってた。わけわからん。
おそらく元はキャラ系のタイトルだったものを単純化してそれをこねくり回して抽象化した、という感じ。
あとは、昔よくあった4文字タイトルとかも抽象化系か雰囲気系だと思う。

いきなり余談で長々持論を書いてしまったけど、まず自分の作品の魅力を把握して、どんな部分を押し出したらいいか、というのを考えてみると良いと思う。
キャラが魅力ならキャラを押し出すタイトルがいいし、物語ないし展開の面白さを押し出したいなら物語系がいいし、コンセプトがしっかりしてるなら世界観系がいいと思う。

ほんで本題のタイトル案だけど、バッサリいくと、両方ともヒロインのキャラが「美女」ってことしかわかんない。
美しいことは魅力だろうけど、小説は文章でしか表現できないので、その「美女」のどういうところが美女なのかを表現してほしい。
というか、おそらく「美女」であることはさほど物語には関係ないと思うから、ヒロインの容姿ではなく性格的な魅力や特徴的な個性を書いたほうがいいと思う。
主人公の「バカ」は良いと思う。バカである事が物語の切っ掛けになったり展開の切っ掛けになるだろうことがわかるから話に関係ある要素だろうと思う。
でも、複数のキャラクターをタイトルに出す場合は単純なワードにしたほうが良いので「バカ」か「陽キャ」のどっちかだけでいいと思う。
複数のキャラをタイトルに出して、両方とも長文で表現してしまうと、わけわかんなくなる。把握しにくい。
キャラ説明を長文にするならキャラは主人公かヒロインに絞って、両方出したい場合はどっちかを目立たせるようにすべきかな。
例えば「S級美女とお付き合いしたいバカな陽キャの恋愛事情」とか。「それでもS級美女を諦めない、身の程知らずな陽キャの恋愛講座」とか。
主人公の説明の中にヒロインのワードを入れちゃう。あるいはヒロインの説明の中に主人公のワードを入れる。

スレ主さんが挙げた候補のように二人の関係性に注目させたい場合は、キャラの特徴はシンプルにワード数少なく、対比したとき面白い組み合わせになるようにするのがコツ。
「美女と野獣」が古典かつ最良の例だと思う。
スレ主さんの候補を分析すると、主人公の特徴は「バカ」と「陽キャ」だから、これと組み合わせて面白そうなヒロインの特徴を探してみる。
面白そうな組み合わせってのは、落差があると面白くなりやすい。
つまり、「バカ」には「優秀」が相性いいし、「陽キャ」には「陰キャ」が相性いい。
あとはワードチョイスだから「優秀」じゃなく「秀才・優等生・パーフェクト」などなど類語を考える。「陰キャ」も同じで「オタク・根暗・地味子」などなど。
そうやって対比させる要素がヒロインにない場合、残念ながら主人公の特徴のチョイスが間違っているので、ヒロインが「金も才能も美貌も超完璧な美女」であるなら主人公は「超普通・ミスター平凡」を強調しなきゃいかんと思う。
この二人の関係を面白く表現するには、対比して落差があることが大事。
だから、「バカ」と「S級」は落差があると思うから良いと思うのだけど、でも、バカは性質や知能でS級はランクなので、S級を意識するなら「バカ」はやめて「底辺」とか「顔面偏差値5」とかS級と同じ「ランク」で落差を作ったほうが良いと思う。
「バカ」に合わせるなら「S級」はやめて「天才」「才色兼備」とか、性質に合わせたほうが良いと思う。

って、
>内容としては明るい話で二パターンを思いついている次第です。
>通常の同級生の恋愛、同級生が家族になる恋愛を思いついています。
話決まってねーのかYo!

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