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タイトル:新、新タイトルの相談の返信 投稿者: あまくさ

タイトルにこだわりますねえ。

じゃあ、もう少し踏み込んでみます。

>「おバカな義兄が優等生でブラコンな義妹を持ったら恋愛関係になった」

このタイトルに意外性は無いと思いますよ。
「おバカな義兄」と「優等生な義妹」が恋愛関係になったと聞けが多少「なんで?」と思いますが、そこにブラコンと入れてしまうと「なぜなら義妹はブラコンだったからだ」となり、すんなり筋が通ってしまいます。

一応私の前の意見では「意外性は必ずしも重要ではない」とも書いたのですが(『はめふら』のタイトルの肝は意外性ではなく「それな!」感ではないかというくだり)、仮に意外性を求めるとしたら「ブラコン」は逆効果かもしれません。

もう一度『転スラ』『はめふら』を例にとると、

「主人公がスライムになってしまった」「ふんふん、それでどうなるの?」

「主人公が破滅フラグしかない悪役令嬢になってしまった」「ふんふん、それでどうなるの?」

ということです。

破滅フラグしかない悪役令嬢になってしまったのなら先に波乱を予感させますが、義妹がブラコンだったから恋愛関係になったでは平坦すぎて、ちゃんちゃんという感じじゃないですか。
そう考えると前スレの、

>「おバカで陽キャの俺と同級生のS級美女が兄妹になった」

これの方が、いかにも相性の悪そうなカップルという関係性を押そうとしている分だけ、むしろ良かったかもしれません。

または。

優秀な絶対美少女の同級生がおバカな俺の義妹になった。ところが彼女はブラコンだったとくれば、恋愛関係になるのはお約束みたいなものなので、「恋愛関係になった」と着地させてしまうのが余計なのかもしれません。
恋愛関係の方を省くなら、

「おバカな俺に不釣り合いなS級絶対美少女の妹ができたら、彼女がブラコンだった件」

とか?
(説明のために適当に思いついた例なので、タイトルとしてあまり出来がよくなかったり、~~件が転スラのパクリっぽかったりする件は目をつむってください)

それと。

そもそもブラコンを前に出すなら「意外性」とは狙いが違うのでは? とも思います。

>更に細かく言えば優秀な妹との恋愛もので兄さん好き好きは書きたいと思ってますね。

そういうことなら、いっそ予定調和も何のそので「兄さん好き好き」に振り切った方がいいのかも。
それが読者に刺さるとしたら、平凡な主人公=読者が絶対美少女的な優等生の義妹に慕われてしまうという「欲望充足」が本質なんじゃないでしょうか?

すなわち、さすおに。

「お兄さま、さすがです」

ブラコン押しなら、この感覚も加味できればさらに良いかもしれないと思ったりしました。

   *   *   *

とまれ、タイトルは大事ですよね。

本スレの趣旨は「内容に即した良いタイトルをつけたい」ではなく、「タイトルで読者の気を引いてアクセス数をのばしたい」だろうと思うので、極論すれば本編のストーリーは教えていただかなくてもかまいません。

そもそも一般の読者にとっても、最初に目に触れるのはタイトルなんですから。本編にしても冒頭が何より大事と言われるのと同じ理由で、まずは読者に「読んでみたい」という気持ちになってもらわないことには、先がいくら良く書けていても無意味と言えなくもありません。

なので、まずタイトルで読者をつかんでやろうという作戦は理にかなっていると思います。

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