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タイトル:自身の完璧主義に負けて小説を完成させられないの返信 投稿者: あまくさ

>1.原稿用紙数枚分の文章を書く
>2.「何かが違うな」という気になる
>3.読み返してしまい、自身の文体、書いている内容、描写、展開に嫌気がさす
>4.その作品を書き進めることをやめる
ということを最近繰り返していて、作品を一向に完成させられません。

そういうことを繰り返していた時期が私にもあります。
そりゃもう、びっくりするくらい同じです。

で、私の場合、どう乗り切ったかですが。はっきり言って数年かかりましたね。(別の仕事をしていたので小説だけに専念できたわけではない、ということもありますが)

もう少し前の段階から説明すると、

1)恐いもの知らずで長編でも短編でも書き飛ばしていた時期。

2)上手い人(新人賞を受賞したり上位まで進む人)の作品を読み、自分とのレベルの違いに気がつき始める。

3)自分の作品が幼稚に思えて仕方なくなる。

4)プロットやテクニックを意識し、本を読んで勉強したりするようになる。

ここまで来て、仰るような状態になりました(笑

その後どうなったかと言うと。

しばらく冒頭だけ書いて捨てるの山を作った後、ある時きっかけがあって久しぶりに長編を1本最後まで書き上げたんですね。

1の恐いもの知らずで闇雲に書いていたようなものではなく、テクニックを意識した上で、「こんなんじゃダメだ」と思いつつ、完成さてもものにならないと予想しつつ、とにかく無理やりクライマックスも書いて、決着をつけてみたんです。

そうしたら、書き上げたときに、

◎はじめて小説を完成させるというのがどういうことか分かった。

そう実感したんです。
この感覚は今でもよく覚えています。

ですから、このような症状の解決策は、

>「プロットを作ろう」「振り返らずに(一度も見直さずに)書いて、あとから直そう」

個人的な経験からも、これを強く支持します。

プロットについては、最初からあまり精緻なものを作ろうとしない方が良いかもしれません。最初はざっくりと起承転結を意識するくらいでいいです。

と言うのは、慣れないうちにあまりプロットに力を入れると、それだけで力尽きてしまうのと、プロットが完成した段階で何となく満足してしまい、本編を執筆するモチベーションが消えてしまうことがあるからです。
プロットも慣れれば要領よくさっと立てられるようになりますが、はじめのうちは起承転結を意識するくらいでもいいかと。逆に言うと、起承転結だけは絶対に守ります。

プロットが曖昧なまま何となく本編を書き出してしまうと、冒頭だけで捨てる段階は卒業しても、中盤あたりで執筆の意欲が折れてくるし、そこまでの流れをどう発展させればよいかも分からないので、つい起承転結の転を飛ばして無理やり結末をつけてお茶を濁したりしがちなんですね。
そこを我慢して、下手でもいいから終盤は何とか盛り上げて結末につなげるということを初めてやったとき、小説の書き方がやっと分かったと実感したんです。

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