丁寧で具体的なご回答ありがとうございます。
第一の段階は最初、登場人物の顔だけ見せて期待させる程度の意味で、要するに少年漫画でいう序盤に敵幹部が一堂に会したり、ちょっと主人公と会話したりするシーンみたいなものです。やらない方が無難そうなのにそういうシーンが割と色々な作品であるので、どういうタイミングで入れたらいいか分かりませんでした。
第二, 第三の段階に関しては仰る通りと思いました。
第四の段階に関しても、確かに前提を変えてしまうのは妥当だと考えられるのですが、多くの作品では前提の変更がご都合主義に見えないようにそれを支える複数の「環境」のようなものを整備しているような気がします(たとえば例に挙げた話で参考にした番組では、Aを精神的に支える人がいないと思われていたが実は存在した、という流れになっていて、それプラスで、かつその支える人が仮にいなくても主人公がAを支えてやるという旨の発言がされていた)が、この「前提の変更」は何かしらの「処理」が必要ではないか? という疑問があります。
また、実はいまいち「好きなのか嫌いなのか分からない状況」の作り方がそもそも分からなかったのですが、かなり勉強になりました。