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タイトル:キャラクターの面白い会話、面白いセリフを思いつくようになるにはの返信 投稿者: サタン

いや、人との会話が得意でアドリブ上手くても、面白い会話を日常的にしてるわけではないゾ。
逆に本当は面白いことを考えてるけど表に出すのが苦手でずっと黙ってるようなヤツが創作なんかでそうしたセンスを発揮することだってある。
とはいえこういうのは、センスと書いたけど、ぶっちゃけ根底にあるのはその人の人間性によるところが大きいから、
>しかし、自身が人との会話が得意でなく、咄嗟の言葉が出ない人間であるため、面白い会話が日常的にできないです。
そんなふうに卑屈になってるところから改めたほうが良い。

だから、まあ、前述したように根暗な人が実は面白いこと考えてて楽しいコメディを書けるってこともあるけど、基本的には卑屈で暗くて会話できない人はそういうのには向いてない。
無理して書こうと思うなら無理して明るい人間になれ。実は根暗だけどテレビの中ではハッピーな芸人を演じられるタイプなら、それで書けるようになる。
絶対無理だと思うなら、自分はそういう人間だと思って試しに陰鬱な物語を書いてみるのも、自分の向き不向きを確かめる手段だと思うよ。

というのもね、人間って自分にないものに憧れるから、自分にないものを書きたがるのよ。
そういう「憧れ」で書きたいのであれば無理するか諦めるかの二択だから、血反吐の味を覚えるしかないかな。
うーん。
話がかなり変わっちゃうけど、「才能」って自分では気がつかないものだけど、それは当然で、何故なら才能ある人の才能って出来て当然だから才能と思わないのよね。
だから才能ある人ってのは教育者に向かないのよ。出来て当然のことが生徒は何故出来ないのか理解できないから。
鳥が鼠に空の飛び方を教えるようなものだね。
でも、鼠も四肢の皮膚を伸ばして高いところから飛べば、飛べはしなくとも滑空くらいは出来るかもしれない。
無いものに憧れているのであればそういう無理無茶が必要。
でも一方で、鳥には鼠のような立派な歯はないから、木を噛じって切り倒すような事は出来ない。鼠にはそういう才能がある。
けど、鼠は木を噛じることなんていつもしてることだし大したことじゃないから、こんなの出来ても何にもならない、って思ってるかもしれない。
「才能」ってのは持ってる本人はみんなそんなもの。利用価値を知らない。
なので、もし、陰鬱な話を書いてみて自分自身にそれほど手応えがなくとも、それは出来て当たり前のことをしているから手応えがないだけで、他者から見ればすごい才能なのかもしれない。

無理にでもやりたいと思うなら、
>読者をクスリとさせたり、
ハリウッドとかのB級映画を参考にするといい。
ウィットに富んだ台詞回しが無茶苦茶多い。
最初はそういうセリフから単語を変更してそのまま使ってみればいい。

>キャラが可愛いと思わせたり、
これはね、セリフ単体でそう思わせてるんじゃないんだよ。
キャラが可愛いと思える流れがあって、そこでセリフがあるから、そのセリフが可愛いセリフに思えるんだ。
えっと、例えばグーグルで「アニメ 名言」とかでググって、スレ主さんが見たこと無いアニメの名言を読んでみな。それを読んで「すごい名言だ、感動した」って思うなら、私が言うことは間違いだと謝罪するけど、たぶんせいぜいが「ふーんいいセリフだけどさ」程度にしか思わんのじゃないかな。
アニメでは名言を言うにあたって流れがあって、その流れが素晴らしいものだからセリフが輝くわけで、セリフ単体が素晴らしいのではない。
スレ主さんが求める「可愛いと思わせるセリフ」というのも同じ話。
まず演出や展開でもって「そのキャラが可愛いこと」を読者に伝えるというのが前提で、そこに「可愛いセリフ」があるから可愛いと思える。
セリフだけあっても可愛いとは思わない。

>ツッコミを入れさせる。
読者にツッコミを入れさせるって意味でいいんだよね。
そうだな…コメディで私がよく使う手は、矛盾した言動をさせる、とかですかね。
飯屋で騒いでた小悪党を懲らしめて「いいか、人の命ってのは大事なんだ。二つと無い。簡単に殺してやるなんて言っちゃいけねえよーー」なんていい感じに説教してるそばから、自分が頼んだ好物を盗み食う相棒を見つけて「ーーてめえ、いま俺の唐揚げ食ったろ、ぶっ殺すぞ!」と声を荒らげたり。
これも前の話と同じで、「綺麗事を並べていい感じに説教する」という前フリがあるから、読者がツッコみたくなるようなセリフが成立する。
なので、自己弁護すると普段はもっと整えるけどこの例えじゃ「そういう流れ」が出来てないから、あんまりおもしろくは感じなかったはず。
読者がツッコミを入れたくなる状況ってのは、読者の予想の斜め上を行く展開だからツッコミを入れたくなる。
では、そもそも「読者の予想」がなければ成立しない。
なら読者には何か予想をしてもらわなければならない。そういう前フリが必要で、その上で斜め上を行くには前フリと矛盾した言動を取らせるというのが手段の一つになる。

これくらいなら、割と面白味の基礎的な部分とも繋がるしセンスじゃなくテクニックだから頑張れば書けるようになるかなと思う。

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