そもそも捨て台詞自体がかっこ悪い。何を言わせても捨て台詞感が出たら台無しじゃないかな。
なら、捨て台詞感がないセリフなら問題ないわけで、王道だと、敵として認める、脅威として認める、実力を認める、ってのがよくあるんじゃないかな。
例えば主人公を雑魚と侮って戦うも劣勢になり撤退するときに初めて敵は名乗るとか。
つまり「負けて悔しい捨て台詞」じゃなくて「主人公を敵として認めた」というセリフになるから、冷静に考えりゃ捨て台詞なんだけど捨て台詞感が薄く、ちゃんと意味のある言葉になってる。
同じ捨て台詞でも「負けて悔しい」じゃなく「次は負けない」って内容になるしね。
強者ゆえに侮っていた主人公を認めざるを得ないと判断できて、次は侮ったりしないだろうから強者側の活躍も期待できるし、敗戦でも強者の精神的な強者らしさが一面でも垣間見えるのでその魅力も出てると思うし、こういうのは個人的には好きですね。