2016/05/14 かるまたさんの意見
黄金バットの動画を見てきました。
異様にテンションの上がった笑い声、腹の底までりきみきったローンブロゾー、高くせつなく鳴り響くラッパ、見せ物感たっぷりの面白さでした。
絵はチープそのものでしたが音声が良いですね。
視聴者の対象年齢は小学校にあがる前の幼児でしょうか。ライバルはアンパンマン、妖怪ウォッチ、戦隊シリーズ、プリキュアあたり。
過去に紙芝居やアニメで成功をおさめていても、小説では何の実績もないのだとしたら、やはりそれだけの理由があると思います。
> ・最初から最後までまったく苦戦しないという、敵がかわいそうに感じられるほどの強さ
幼児向けと考えれば強さの爽快感が求められるのだと思います。苦しめられるのは黄金バットじゃなくて人間たちです。
> ・サイタマのような無敵系ヒーローとも違い何らかの欠点もない
黄金バットは主人公ではないので欠点がなくても作劇上問題ないと思います。
> ・最初から完成されていて常に絶対的でわかりやすい正義
幼児向けですから。
> たいていのライトノベルの本には「主人公には欠点を設けろ」とか「何らかの成長要素を入れろ」と書かれてありますが黄金バットはそのことごとくを無視しています。そして何故か人気があり、話自体も非常に面白くできています。(少なくとも面白くないと言ってる意見はほとんどないです)
黄金バットは主人公ではないので。
> 一体なぜ黄金バットのようなキャラクターが皆に人気が得られているのでしょうか?
面白いものは世代を問わず面白いと思います。自分より年齢が低い層向けのものはたやすく理解できますし。ただ、対象年齢でないものに対してはお金を出しにくいというだけだと思います。
> そのようなキャラクターをライトノベルで主人公にするのは無謀なのでしょうか。というより、ライトノベルでそのようなキャラを出した成功例はあるのでしょうか?
ライトノベルの対象年齢は中学生以上なので、無謀だと思います。同じような内容では対象年齢の読者を満足させられないでしょう。お金を出してもらえるとは思えません。
また、黄金バットは物語上の主人公ではないので、黄金バットを主人公にするのは無謀だと思います。
もしかすると未見の45話などは十分に高校生の心にひびく内容を持っているのかも知れません。教えていただけるとうれしいです。