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タイトル:ストーリーの過程を書くに至っての返信 投稿者: サタン

ワンシーンから物語を組み立てる方法は確かにありますが、なにも「ワンシーンを書き上げて」そこから継ぎ足し書いていくというわけではありません。
創作論は人それぞれなので、正解を言ってるつもりはありませんが、ワンシーンから継ぎ接ぎして組み立てるというのは即興レベルのお遊びでなければやらないし、普段は「ワンシーンを先に考えた」としても、そのワンシーンになるよう全体の物語を作って、はじまりからおわりまで物語を成立させた後に執筆に入ります。

また、私の場合は「書きたいシーンを先に書く」というのはまずやりません。
やりたい事を最初にやってしまったら、そこで満足して残りの仕事が雑になるからです。

>途中で躓いてしまい小説を完成できたことがありません。
途中のどこで躓いてるのかわからないので何とも言えませんが、おそらく躓いてるわけではないでしょう。
なにしろ、「イメージしたものは書ききってる」わけですよね。
やりたいこと、決めてることを書き切ってるわけですから、書くべきことを書き終えているのは事実じゃないでしょうか?
ただ、その「やりたいこと・決めてること」という事前準備が中途半端で、物語として完成してないだけで。
だから、躓いてるんじゃなくて書き終えてるんじゃないかな。
「物語として完成してないネタ」を書き終えてしまう、続かない。というのが正しいんじゃなかろうか。

だとすりゃ解決策は単純に「事前準備」をしっかりやる、ということでしょう。
昔から段取り八分という言葉があるように、準備は非常に大事です。
私の場合、執筆期間が二ヶ月なら40日ほどは物語作りに時間を割いて執筆はしません。
書くことが決まってりゃ「執筆」ってのは文字に起こすだけの作業なので、二三週間もあれば長編一本くらいは書けますから。
執筆に半年や一年以上かかる人の大部分は、おそらく「書きながら決めてる」タイプでしょう。
最初に物語の流れを決めれば「書きながら悩む」ことがまずないので、展開に詰まることもないし筆が止まることもないし、「出来上がってみたら微妙」ということもないです。そういうのは執筆前に吟味してますから。
田んぼの田さんも、「書きたいシーンを書いてるときの執筆スピードを維持できたなら、数週間で長編くらい余裕で書ける」という感じじゃないですか?
それって「書きたいシーンだから」じゃなくて「書くことが決まってるシーンだから」迷わず書けてるだけでは?

念の為。
「書きながら展開を決める」という書き方をして成功してる人もそれなりにいるので、「書きながら決める」タイプの思考を否定するものではありません。
ただ、これは人によって合う合わないがあるので、合わないならどうしようもない。考え方を改めて事前準備をしっかりやったほうがいい、という話です。
プロや腐るほど書いてきたセミプロなんかは、そもそも事前準備をしなくても頭の中で暗算して適切解を適時書いていけるから「書きながら展開を決めていく」という荒業が可能なだけ、というのもありますしね。

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