別サイドから切り込んじゃおう。
スラッシャー(殺人鬼)ものホラーにおいて、どっちがよりむかつく?
・みんなを襲う殺人鬼
・みんなの足を引っ張る仲間
・・・そもそも殺人鬼がいなければこんな悲劇おこらないってのに、みんな後者のほうにヘイト(嫌悪)を感じがちです。
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ゾンビとかジェイソンとか、貞子さんや加耶子。チャッキーやフレディー。人間代表だとレザーフェイス君とか食人博士のレクターさんとか、そういうレベルに達したら、もうど~でもよくなる。
コンセプト的にも彼らは『ウザい野郎どもをぶっころしてくれる破壊神』『災害』みたいな存在であり、人間ではないキャラクターに「成り上がる」感じ。
そして推理小説はそんな「成り上がり」を邪魔して、只人(ただびと)に引きずり堕とす物語になりますね。
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嫌われる悪人キャラは、しょせんツポビラウスキー症候群っぽい人になりますね。
ツポビラウスキー症候群は、【Q.E.D.証明終了】の『人間花火』ってエピソードに出てくる奴。ネタバレもいいけど読んでも楽しいよ★
嫌われない悪人は「へー、そうなんだ~」とか「だから?」とか言いそうだけれど、嫌われそうな悪人はツポビラウスキー症候群だと言われると、だいたい効果がでて封じられたり地獄に落ちたりしそうなキャラが多い。