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タイトル:主人公への自己投影はどの程度にすべきかの返信 投稿者: サタン

>こういったことはたとえ書きやすくてもよした方がよいのでしょうか。
別に問題ありませんが、よく地の文で無意識に「自分の口癖」を多用してしまうという事があります。
極端には、口癖とまではいかないけど「とりあず~」みたいな使いやすい日本語を乱用して「とりあえず~~して、とりあえず~~となった」みたいな事が、無意識なので実際の文章を指摘されてようやっと気がつくというレベルであったりします。
「その」とか「それで」とかコソアドを乱用する事も多いですね。
実際に口で喋ってるときと同じように文章を書いてしまうので、これは口の上では問題なくとも文章になると非常にわかりにくくなるので問題です。
例は極端なのでわかりやすいですが、文章の読みにくさや違和感に直結する要素の一つで、特に一人称だと口語が主体なので日本語の文法を意識することも少なく、無茶苦茶で読みにくいものになちがちです。
無意識に口癖を使ってしまうというのは、潜在的に「自分が知ってる事は相手もわかるだろう」という認識があるためでしょうから、第三者には説明されなきゃわからない事をバンバン説明なしに言ってきてわけがわからない、という事もよくあります。
まあ、このあたりになると「主人公に作者自身を投影してる」という事とあまり関係なくなってきますが、「書きやすい」と「読みやすい」はイコールではないので、そこを意識する必要はありますね。
「口癖」にしても、自己投影した主人公像でなくともよくある事だし。自己投影した主人公の場合「なりやすい」というだけであって。

自己投影した主人公像というのはプロアマ問わず割と多いですが、そもそもが「そういう主人公でなくともちゃんと書ける」というのが前提で自己投影したキャラクターを作っているので、「自己投影した主人公像」というコレ自体には何も問題ないし、むしろそうやって自分をさらけ出すことに抵抗ないのは羨ましいと思う人もいるくらいでしょうが、同時に「自己投影した主人公だから」という理由で上記したような問題も出てきます。

まあ、まるで「こういう事に気をつけろ」と言ってるような内容ですが、ぶっちゃけ気にする必要はないでしょう。
「そういう問題もある」という認識のうえで、自由に適当に書いてしまったほうが良いかなと思う。
最初から完璧なものなんて無理だし、プロットを書き上げ執筆した後で読者に指摘されたら「そういや相談板で言われたっけな」と思い出せば良いと思う。
「書きやすさ」と「読みやすさ」はイコールではないと書いたけど、これも最初のうちは書きやすいほうを選ぶのが断然良いです。
最初のうちは読者の事なんか考えないほうが良い。そんなん筆が鈍って完結できないだけで、慣れないのに読者を意識してもクォリティは大して上がらない。
「作者の自己投影」についての話題なので注意点ぽいのを書きましたが、こういうのはある程度書き慣れた人が気をつければ良い事です。
書き慣れない頃にとやかく思案してもしょーがないので、現状のまま何も問題ないかと思います。そのまま突っ走るのが一番でしょう。

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