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タイトル:ストーリーを作っていくコツとはの返信 投稿者: あざらし

お悩みですが、一歩下がって客観的に見つめられる必要性を感じました故、ちょっとたとえ話から失礼。

知人にラーメン屋を始めたい方がいらっしゃるとしましょう。
彼は「一国一城の主として誇れるラーメンを作りたい」と志しています。そのために具材の研究から始めました。チャーシュー・煮卵・メンマと熱心に試行錯誤と研究を続け、自分でも悪くないと思える程度の具材は一応できました。
ところがラーメンとして完成させる、肝心の麺とスープが手つかずです。熱心に作り上げようとしているのですが、それができないと仰っています。
さて。
野乃さんなら、彼にどうアドバイスされますか?

私なら、ですが「世のラーメン屋がたった一度の試作品で店を開いたとお思いですか? 少なくとも客が何度も足を運ぶだけの店、そこの主人には回数を忘れるほどのトライアンドエラーがあるはずです。あなたが作った素晴らしい具材もそれだけではラーメンとして売れませんよね。とりあえず下手でもなんでも完成させてみましょう。完成したラーメンが存在しなければ、改善点は絶対に見えません」
こんな感じでしょうか。

ご心配されずとも”完成させることができない”というのは小説に限らず創作において、ジャンル問わずに一定数の方がはまり込む悩みです。
私事ですが、2週に一回ほど教育機関で客員みたいなことをしていますが同じですよ。もちろん手助けはしてますが、究極的には本人しか解決できない問題です。

まずは、ご自分に約束を。
1)期限を設ける(ルーズすぎず、カツカツすぎず)
2)一年後の自分に怒られない行動を。書かなくても誰も困らない。書かずに困るのはあなただけ。
3)完成が第一、上手下手以前の問題。(第三者からみれば)完成したものが何もなければ、それは何もしていないのと大差ない。

>自分とストーリーを何本も完成させる、または新人賞に応募する方々とは才能の違いによる思い、自分に諦めをつかせようともしましたが、

他人の作品と比較するというスタートラインに立つには完成作が必要です。
まだスタートラインに立ってませんから、才能もなにも解らない。
なんら才能がないなんてことはありませんし、才能ってのは二段飛ばしで階段をあがるようなこと。地道に一段ずつ上がればよろしいです。

もうひとつ、重要なことを。
『クソみたいな駄作を量産する使命をご自分に課して下さい』
絶対に間違いなく、数を書けば技術だけは上がります。(頭は使ってくださいね)
あとはセンスを磨いて下さい。

とりあえず一本、これ以上無くベタで安直で先が読める、自分で馬鹿馬鹿しくなるような作品を一本産みだして下さい。
つまり野乃さんにとって最悪の物語ですね。
書き続けていると「どこが悪いか解らない」というやっかいな敵がまま現れますが、そのときに役立つはずです。(下をみてやり過ごす、ってのじゃあありませんよ)
不思議と悪いところというのは、無意識に引きずっている場合があります。

なんにせよ完成させるには熱量が必要です。
ということで、一本タイムリーな映画を紹介して終わります。【バーフバリ:https://www.youtube.com/watch?v=cXpD5pzhIZg&feature=youtu.be】
インド映画です。当初一週間のみの公開予定だったのですが、熱狂的な口コミで話題になり長ロングラン上映になった映画です。友人に映画好きがいらっしゃれば聞いたことがあるかも。現在は世界向け版ではなくインド公開時のノーカット版が上映されてます。【伝説誕生】が一本目。紹介した【王の凱旋】は2に相当しますが、既に一本目は公開終了となった地域が多いため、2の紹介となりました。
もちろん一本目から観ることを推奨しますが、無理ならダイジェスト【https://www.youtube.com/watch?v=bP4s2AMheY8】を観てからでも大丈夫です。あらすじを知っていても楽しめるという希有なほど熱い映画です。できればIMAXでどうぞ。

執筆がんばってください。

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