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タイトル:ヒロインに敢えてドン引きされそうな事をさせてどれくらい大丈夫かの返信 投稿者: 手塚満

内容(設定)2割、表現8割だと思います。

「伸びた爪で皮や肉を抉り取るとか喉笛を歯で噛み千切る」というのは、ヒロインの行動の内容説明に当たります。これを読んでも、何をするかは分かりますが、普通は生々しさが生じるわけでもありません。

小説で表現するときに、例えば「バトルでの敵の苦悶の表情、悲鳴、助命嘆願、流血等々をリアルタイムで克明に表現した」となると、生々しい残酷さを感じる可能性が高くなります。しかし例えば「ヒロインが己が残虐性の悩みを主人公に打ち上げるときに、敵への仕打ちを回想的に訴えた」としたら、さほどでもありません。

これに、殺される側の問題も寄与してきます。倒す対象は敵であるという点はいいとしまして、例えば敵は人間か化け物か。特撮もので、敵が怪獣、怪人などだと結構エグイ倒し方(爆破、切断等々)しても、小学生でも気にしません。

しかし、敵が人間だと首を落としたりすると大人でも嫌がる人は出ますし、残虐だと批判したりします。やはり同じ人間という気持ちが働くからでしょう。しかし、敵が極悪人だと安らかに死ぬと、かえって文句言われたりもする。

要は、敵に対して、どういう思い入れがどれくらいあるかですね。作者視点で言い換えると、読者に敵に対するどんな思い入れをどれくらい与えるか。

作品構想でのヒロインは「ジキル博士とハイド氏」みたいな感じですね。通常時のヒロインが、戦闘時に我を失って暴走する自分を嫌悪し、悩むという筋立てでよろしいでしょうか。そうだとすると、極めて残虐なバトル、敵の殺害でないと作品を成り立たせられなくなりそうです。

その設定は譲るべきではないと思います。しかし、上記で申し上げたように、読む側に与える残虐性の生々しさは描写次第の面が大きいわけです。全年齢対象なら、できるだけ直接かつリアルタイムの克明描写を避ければ、問題は出にくいだろうと思います。

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