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タイトル:描写の特殊なテクニックの返信の返信の返信 投稿者: あまくさ

>読者の先入観とはどこまで信用していいものなんでしょうか?

そんな大袈裟な話ではありません。
これはストーリーをソツなく先に進めるためのちょっとした小技。それ以上でも、それ以下でもありません。
林檎県さんが読まれた居酒屋の例では、そこが居酒屋であること、主人公がやけ酒を呑んでいることは大して重要ではなかったんじゃないですか? 重要なのは主人公の愚痴の内容か、あるいは同期からもたらされた何らかの情報とかアドバイスなど。そういったものを引き出すのがそのシーンの目的で、そこからストーリーはさらに先に展開していく。そんな構成になっていなかったでしょうか?

そういう目的のシーンなら、何も居酒屋を強調する必要はないわけです。退社後に同期と呑んでいるというだけでだいたい想像はつきますし、想像できない読者もいるかもしれないと不安なら「居酒屋」と書いてしまっても別にかまわないのですが、どうせなら追加注文の豚肉のキムチ炒めか何かを持ってきた店員が会話を小耳にはさんで口を出すとか。そんなことをサラッと入れて居酒屋らしい雰囲気を演出する方がスマートじゃないですか。

それだけのことです。

ただし小技ではあってもこういうのをマスターしておくと、描写のセンスは磨かれて、いろいろと応用はききます。
サタンさんが仰っている叙述トリックに利用するというのも、その一つです。

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