自己投影しすぎると、作風が偏ってしまうだろう、とあまくささんがおっしゃったことを前提にして僕の経験からアドバイスさせて頂きます。
たぶん、あまくささんがおっしゃりたかった事は、「別に作風が偏る事が悪いとは言わないけれど、初心者の内はやめたほうがいいよ」ということですね。
僕の様に、最初から読者に伝えたいメッセージが決まっているなら、わざと自己投影の匙加減を多めにして尖った作品を書くのも、実はありっちゃありなのです。
ただ、完成が極端に遅れるうえ、「自分の事を作品を通して全部語り切りたいけれど、自分の半生を語るようなものだから内容が膨大で書ききれない」という壁にぶち当たります。
ですので、生きてきた人生の絶対量が少ない、若い時にこそなせる業だと思います。
(年食えば食うほど脳みそに蓄えてある記憶は断片化するからね)
また、完成が遅れて処女作や第二作に手間取るということは、多くの作品を完成させる経験を得る機会を先延ばしにするということでもありますね。
どうしても書きたいものがないならば、僕もあまくささんの意見に賛成です。
参考になれば幸いです。