私は将棋が好きなんですが、ラノベで将棋ものは無理だよなとか思っていたら『りゅうおうのおしごと!』がヒットして驚きました。かと言って今からやっったら二番煎じ。
今流行っていないということは一番手を狙えるということでもありますよ。
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ちなみに将棋を含めて「勝負事」というのは読者を惹き込む要素は秘めているはずなんです。しかし、今どき将棋はとっつきにくすぎて小説で表現するのは難しいと考えていたのですが、そこさえクリアするアイデアがあればやはりイケたんだな。
りゅうおうの雛鶴あいが読みに没頭する「こうこうこうこうこう」とか。あれは感心しました。
マフィアもの。
ゴッドファーザーは私も好きですよ。何と言っても映画版第1話、アル・パチーノの変わりっぷりがいいんですね。真面目で純真そうだった若者が、ラストでは眉一つ動かさずに対抗勢力を次々に粛清。あの落差が凄惨でした。ああいうキャラクターを描きたいって憧れたことがあります。
バナナフィッシュもアニメ・リメイクが好調みたいですし。
マフィアものの魅力ってどのへんにあると思いますか?
それを熟慮して抽出し、小説的に再現する斬新な方法を編み出せばいいのでは。ただし斬新と言っても変化球ではなく、ド真ん中・ド直球を目指した方がいいと思います。