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タイトル:追記2 投稿者: あまくさ

参考として、プロットのまとめ方についての私なりの私案も書いてみます。

まず物語の基本的な骨格を、SF的設定と人間ドラマに分けて考えます。

SF的設定の骨格は、

イマジニアは人間の精神の影響を受けて謎生命体・怪物・エネルギーなどに変化する。究極的には世界そのものを変えることも可能。

こういうことかと思います。

次に人間ドラマ。
あくまで一例ですが、

>深月自身が心に深い闇を抱えており、影響を受けたイマジウムは怪物に変化しまう。

ここに注目してみました。
深月の心の闇とは何なのか書かれていないかったと思うんですね。幼い頃の両親との死別に関係があるのかもしれませんが、ハッキリは書かれていなかったので(読み落としていたら、すみません)。
で、どんな闇なのだろうと気になってしまったんです。
この闇は、序盤で読者に提示する深月の謎として使えると思うんですね。それは同時に主人公にとっても謎となるわけなので、時として不可解な言動を見せる深月に戸惑ったり興味をいだいたりという気持ちを読者と主人公に共有させることができます。
後は読者と主人公が一緒になって深月の闇の秘密を探っていき、しだいにそれに近づき、彼女を闇から救いたいと思うようになる。その過程と、深月の覚醒というSF的な骨格をシンクロさせるように持っていければいいんじゃないかなと。この場合、物語としての本筋は主人公が深月を心の闇から救い出す話であって、イマジニアをめぐるSF設定は背景ということになります。

まあ、こういう流れの場合、主人公を男性にして深月との恋愛がらみにするのが王道だとは思いますが。
エンタメの場合、下世話な言葉で言うとラストに主人公が手に入れる何らかの「ご褒美」がほしいんですね。恋愛の成就は安易かもしれないけれど、かなり強力な「ご褒美」になるので。
三毛さんが恋愛要素に興味がないならそれはそれでいいのですが、提示されたストーリーですとラストが主人公にとってどういう「達成感」につながるのか、いまいちハッキリしませんでした。
そこが少し気になったので、検討してみると良いかもです。(無理やり恋愛にしろという意味ではなく、他の形での何らかの達成感でもよいので)

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