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タイトル:学校で…の返信 投稿者: 高野豆腐

内心の表現だけならば、これはむしろ相当上手いのではないか、と思っています
ただ、言葉"で"表現ではなく、言葉"を"表現という主格の違いが起きるのも、以下に
書くものが原因だと考えています

既に他の方がおっしゃってますが、これは主観的な感情表現や一人称による比喩
描写ばかりで、小説作法には則れていない、というだけです
他人から見てそうだとわかるもの、三人称である地の文がほとんどないのです
そういう意味では、残念ながら読めません

「読者のために必要な情報を用意しよう」ということには注意が払われておらず、
読者が自分で表現の中から情報を探してこないといけないのです
これは確かに負担ですし、しかも”その時々の”僕のための情報ばかりで、読者が
”これだ!”と1つの結末に辿り着くための情報提示が、されていないと言えそう
なのです
(これはあるいは、"彼女"のために言葉を伏せた、その弊害でしょうか?)

全体の構成として神様視点のTRUEエンドという文を境に、同じ構成が、表現や時間を
変えて繰り返されているのは分かります
ですがこれ自体、読み解くのにタイトルの時計仕掛けと、花が散るまでと、受け入れない、と「お…(以下略)」で、主観である人物の視点が神様の方向へと逸脱して表現されてしまっているのです(しかも僕と彼女の二人分ですらあるので、判断がつかない)
内部の時間は繰り返し思い出されかける過去の時間なのに、タイトルはそのずっと先
の、おそらく回想の時間になってしまっています(未完成ということを差し置いても、作中はずっと僕が主役です。彼女は相手役のままです)
先ほど「その時々」と書いたように、どういう感情によって決着を迎えたかすら
分からないまま、宙ぶらりんに「お…以下略」を、本当に不明瞭なままの時間、状況
にしてしまっています
ここから先には、実は僕ではなく、だんだん彼女こそが目覚める、または「お…」だという確かな情報が、必要だと考えています
(構想だけはそのようですが)

なので、現時点の実際のところ、感傷を覚えるべきポイントが、既に散ってしまった
事(これは作中文章表現の時間の中にはありそうでありません。その先の時間からの回想的表現です。彼女にとっての過去完了なので。)なのか、不明瞭な事なのか、二人の関係がエンドしたことを受け入れない事なのか、読んでいて判断がつかないのです
時間の移り変わりと出来事ばかりを感情的に表現して、キャラクタ・人格を表現して
いない、とも言えます
これを、今の段階で順番通りにすると散る(彼女から見て?)→受け入れない(僕?実は彼女?)→不明瞭(僕)→これを包括して最初の時計仕掛け、となって、それぞれの主体(人格・キャラクタ)が違うというのを地の文によって表現できないので、
恐らく山場へと向かうこと、話の具体性を欠いてしまうのです
不在のはずの彼女が手を引いてしまえるので、こういう事が起きます
一行で言うと、「これでは学校でのday以外の”いつの”、”誰の”話なのですか?」と
なります

二度繰り返されたone/two/three dayは斬新な追憶の仕方だと思いますが、表現ではなく情報提示の規則、大人向けのビジネス文章であるとか、そういったものが参考になるとも思われます
ああいったものは、他人への手続き譲渡に関して、やたらと形式にうるさいからです
(ようは私のようなものです。5W1Hきっちり+サインが必要です)
読者が追いかけているものが"実は"幻想、ということなので、幻想小説に近いとは
思います

冒頭にしろTRUEエンドのところにしろ、微妙に僕とも彼女視点とも言えなくもないので、「どちらが主役である過程を辿り、そして主人公であることを示すのか」の情報
を、確かに記述(表現ではない、作中での実際の情報≒三人称表現)すると、読むこ
とが出来るようになると思います
あとはそのバランスをどうやってあなたが取り始めて、また人に見せる事を選ぶの
か、だと思っています
今は、自分で自分の両手を引き合いながら、バランスをとっている状態です

若干、音楽の歌詞のようにも見えました

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