書こうと思ってたお勧め書籍が抜けてました。
【貴志祐介著:悪の教典】
ジャンル的に好みがありそうですが、あえて。
上下巻の二冊ですが、三人称の使い分けが流石にお見事。ベテランの味です。
背表紙程度のネタバレですが、特に下巻の殺戮シーン。主人公はもちろん被害者にも視点が移動します。
視点移動時のサインとして時刻を利用しているのですが、移動してからの距離感の調整が物語に見事にはまっています。
人称でのお勧めですので当然小説で読んでいただきたいのですが、物語としても小説がお勧めです。小説を10とすると映画はオマケして6ぐらい。是非とも小説でどうぞ。