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タイトル:物語の復権 投稿者: あまくさ

>これはなんていうか、ラノベ的な想像力の方向性があるんだと思います。
(中略)
>本質的に世代は関係ないけれど、二次元コンテンツへの馴染みとか資金力とかの要因が絡まって、結果的に20代がそういう人たちの分布のいちばんのヤマになっている。

ほぼ100%同意です。

で、ですね。
このラノベ的リアリティの構造は、日本流に特異な発達をしたマンガやアニメの系譜を引いているように思います。いささかガラパゴス的な様相を呈してはいますが。しかしそれは、明治~昭和前半の近代文学や、戦後の社会派ミステリなどの委縮したミイラのような小説には無い豊かな物語性にあふれています。ラノベはまだまだ未熟なところが多いですが、マンガとアニメは間違いなく日本が世界に誇れるジャンルだと思うんですね。

10代向けは空の箱か……。
そうかもしれませんね。大ボーイという方からラノベを構成する10代向けのパーツは、物語のスタイルを整えるための形式にすぎない(あまくさ流の意訳。違っていたらすみません)という意見が出されましたが、あるいはそんなものなのかもしれません。
むしろ「すべての物語の淵源には神話の法則が脈打っている」という見解の方が箱の中身に近いような気も。ブレイク・スナイダーも「映画は観客の原始的な本能を掻き立てるものでなければならない」みたいなことを書いていたし。

ま、私の理想論なのかもしれませんけどね。
戦後の日本の小説は、物語性を獲得しそこなってしまったように思うんですよ。いいところで手塚治虫という天才が出現して、マンガの方に持っていかれてしまったという見解が私の持論です。
ラノベにはそれを取り返す可能性が、ほんのわずかに見え隠れする気がするんだけどなあ。

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