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タイトル:書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信 投稿者: サタン

>私が好きな作品は脇役が濃い作品が多かったです。
そんなら、それがマリンさんの作風ってことでしょ。
発想をかえて、脇役を立たせる主人公像にすりゃ良いと思う。
一昔前に流行ってた学園ハーレム系の主人公はたいがい無個性を売りにしてる主人公像なのだけど、学園ハーレムって現在の主人公無双なハーレムものと違って、メインがヒロインズになるので女の子の個性を前に押し出す設計になってる。
各ヒロインと主人公のカップリングが上手く噛み合うように考えると、どの女の子相手でも噛み合う「無個性」という主人公は最適解の一つで、「各ヒロインと組み合わせたとき相性のいい要素」の集合体が主人公像になっています。

ここで「相性のいい要素」とは何ぞや、となるかと思うんですが、単純に組み合わせると面白い要素のことです。
例えば「優秀な生徒会長」と「学園イチの不良」とか、相反する要素は一緒にすると反発するので、その反発する会話が物語になり楽しめます。
あるいは、「正義のために悪となる敵」と「正義のためにその悪と戦う主人公」とか、同じ方向性で過程や答えが違う同一の要素もまた相性がいい。

たぶん、挙げられたタイトルから察するにハーレムものは好みじゃない、と思うかもしれませんが、キャラ作りの考え方はジャンルを問わず変わりません。
エルフェンリートやブリュンヒルデあたりの敵やライバルあるいは仲間と主人公を比べてみると、そういう要素はたいがいあって、そしてそういう要素を起点に会話が弾んでることがわかると思う。
一回読んだだけでうろ覚えだけど、ブリュンヒルデは確か主人公が完全記憶の能力があってヒロインは力を使うたびに記憶を失うんじゃなかったけか。
これは性格面ではなく設定面だけど、キャラ二人をピックアップしてよく見比べてみると、様々なところでこうした「相性のいい組み合わせ」があります。
例えば性格面で言えば「消極的なキャラA」と「行動的なキャラB」みたいな組み合わせはよくありますよね。

で、本題ですが、主人公以外のキャラを作っていけば良いと思う。
主人公と関わりが強いキャラを優先して、それと相性のいい性格・設定・過去などを作れば、主人公が活躍することすなわち脇役のキャラが目立つこと、になり、それは同時に脇役が目立つなら主人公も一緒に目立つ、という構造になる。
「消極的なA」と「積極的なB」がいるとしたら、「Aを無理やり行動させるB」という図になるため、「積極的なキャラがいるから消極的っぽさが際立つ」わけで、一緒にキャラが立つでしょ。
こういう「相性のいい要素」以外の場所でキャラを立てようとしたらその限りではないけど、こう考えるとどんな設定の主人公でも空気になることはないし、全てのキャラと相性がいい(仲がよいとか馬が合うという意味ではない)ため、常に主人公を中心に置いておくこができる。

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