亀レスかもしれないけど。
>実は加奈が潜入捜査官だったという設定は、どうでしょうか?
これだと、そのあとの警察が踏み込むくだりと整合しなくならない? 粉塵爆発があるまで警察はカニバショーの会場が特定できなくて踏みこめなかったんだよね。加奈が捜査官だったのなら"なんで事前に場所について情報共有してないん?"っていう疑問が出てしまう。
主人公と加奈だけではあの場を切り抜けられないわけだし、外部からの助けは必須。かつあれより早いタイミングで踏み込んでこられたら緊迫感がないまま終わってしまう。また踏み込むタイミングが単なる偶然ではご都合主義っぽさが出てしまう。演出的なチープさはともかく、なんだかんだ練られた展開ではあったと思うんだよね。加奈を捜査官ということにするとそれが崩れてしまう。まあでも加奈が花村の人命を優先する理由付けとして「捜査官としての職業倫理」っていうのは強力だし、これはこれで捨てがない。
うーん、じゃあ、加奈は"元捜査官"で、私的な感情を優先させて超法規的な潜入捜査を始めてしまったために組織と対立してしまい、いまは自身も警察に追われる身で、当然情報共有もしていない、とかどうでしょ。これなら加奈が花村を助けてあげることと、警察と加奈が連携してないことを両立できる。ラストシーンも加奈の自首で終わるのが自然なので大枠の流れも変わらない。