私のポリシーのほとんどはTRPG体験と実体験(おもに仕事)からきてるよ。
だから、学生さんだとピンとこないかもしれないね。
1はそのまんま、ないと物語が作れないからなのさ。シナリオ達成できない・仕事できないってことになる。もちろん情けない系の主人公もありかもしれないけれど、そんなの短編か単行本一冊分くらいしか続かないんじゃないの。
2は、自分の好きなキャラ・人が、そのままその物語・仕事に合うとは限らないってこと。だから、ひと目惚れしたキャラに無理やりお越しいただくんではなく、その物語に合う、仕事に合うとわかって、長く付き合えるとわかってから思い入れを深めようってこと。
直近の話だと、マリンさん「キュベレイ好きだけど実際出してみたら動かしにくい機体だった」って言ってたよね?そういうことなんです、好きでも合わない、それを社会では「ご縁がなかった」と言ってお別れするってことなんです。片想いなのか両想いなのか見極める。
こういうスタンスでいくと、一見特徴のない地味目の主人公キャラがなぜ主人公なのか、がわかってきたりもします。「とりあえずちゃんと敵倒してるだけで充分」「動くべきところでしっかり動いてくれるから(作者的に)好き」っていう感じ。
……それ以上の読者から見ての人気やら魅力やらの出し方もいろいろあるけれど、とりあえずここはしっかりしてなきゃ、ってところがなければ始まらない。その「ここ」が私の場合、極限まで削ぎ落とすとそうなるよって話です。そんなところで。